大人たちが真剣に”ウルトラマン”について話しているのを客観的にみたらこうなるよっていう映画なのかもしれない。
私はウルトラマンが好き。でも、みえないところでオタクたちとウルトラマンの話をしたい。だって>>続きを読む
思うところがあるとかなりめんどうくさい映画。よかった。
強調された虚構が色鮮やかであればあるほど、現実ってどうしようもなくモノクロ的でつまらないってのがわかるので、世界はフィクションでいいんじゃないか>>続きを読む
“考察型”恐怖体験ホラー映画らしいけど、それで言ったら何一ついいところはない。
考察がどーのこーの言わなきゃ別に悪い映画ではない。
強制されてるって感じるわけではなく、単純に楽しみ方を減らしてるだけ>>続きを読む
狭い世界の中にも透明なものや白黒なことはあるけれど、それに色を付ける前に、映像的に真っ暗にすることで全てをリセットして、そこに色がつくように真実がはっきりする構造が面白かった。
恐怖とか退屈さではなく>>続きを読む
エンタメ的な視点では満点だと思う。謎がありつつ刺激的な映像で緊張感を繋いでくれるし、ラストまでこの作品である必要がちゃんとあって、単純に娯楽としての満足度が高い。
楽しむためにノイズになるものがないか>>続きを読む
まどマギ的なのかは知らないけれど、美樹さやかを殴る映画っぽい感じでよかったよ。
結末とかはわりとどうでもいいんだけど、90分以上あるのは普通に性格悪いなと思った。
説明を求めている人を最後まで不快に>>続きを読む
冒涜映画で悪趣味なんだけど、救済的なのはさすがに冒涜を徹底しすぎで、そこまでやるならいい映画じゃんって思った。
狂気の演出に目新しさがないというのが微妙ではあったが、そう思う時点で分かりやすく演出で>>続きを読む
善悪を可変的な知や情で判断するんだったら、過程じゃなく結果で判断したらいいよ。でも、そしたら悪が善に変わったりするんだろうね。
”人間が嫌いだから人間を殺す”っていうのに対しても、そういう適当な判断で>>続きを読む
過去は意識してつくるものではないが、意識することでやっと存在するようなものだと思う。しかし、ゆるキャン△において過去って実はないんじゃないかな。
昔話をしているときはそのころに戻っていて、止まってた時>>続きを読む
思い出って振り返るためにあるものじゃなくて、振り返った時にあるものなので、それって虚像でいいし、装飾されていい。
大切なのは振り返ることができる”あの頃”がある人間が、これから”あの頃”をつくる人間に>>続きを読む
”少女性”って永遠がないからいい。
これはわざと安っぽい演出にしたのか、これが限界なのかは分からないが、挑戦的な作品ではある。
意味とか、映像とかどうでもよくて、ひたすらにつまらない。
青春にはいつか蓋をするように、コンテンツそのものの永遠性と「響け!ユーフォニアム」の永遠性は少し違う。
スクリーンの真ん中に黄前ちゃんがいる割合が非常に高くて違和感があった。
まるで黄前ちゃんのため>>続きを読む
セカイをハイセンスに可視化したらこうなるんじゃないかな。
退屈ながらにお手本のようなカタルシス。
マリオの世界をあえて説明しないことでなんでもありにしつつ、許容範囲内で最大限に世界を破ってストーリーが展開されるのはお見事だった。
強引にマリオ的な要素を入れるわけではなく、ここぞというところに配置さ>>続きを読む
倫理観に訴える作品じゃなくて、身体より精神の方が人間にとってくだらないよね、という身体と精神における話をコンパクトに、それでいてストーリー性をもたせる構成がかなりよくできていて純粋に「面白い」と言って>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
前半はとんでもなく倫理観のない映画だが、ポップにしたらなんとなくエンタメとして成立していて、中盤、終盤はそれをひっくり返して、倫理観のみで物語を成立させたバケモノ的つくりの作品。
主に童話を、知って>>続きを読む
私の中で、コンテンツとしてのゼロ年代はもう冷たくなってしまったのかもな。
”虚構”として一生屋上にいて、そこから飛び降りることはなかった。
これって感情的には飛び降りる作品だから、そこで気持ちよくな>>続きを読む
人間関係というのはジーンがもらったボロボロの自転車のように、走るけどそれ以上はない。タイヤはさびている。しかしセルマは認識できないにもかかわらず、それに乗ったジーンに対して嬉しそうって思うんだよね。>>続きを読む
我妻という男は、本来〈自分〉であるために必要な他者を全く必要とせず、自己表現の際、そこにたまたま対象がいた(ある)だけだった。我妻には”理想像”がない。人間としてありたかったか?という質問には首を傾げ>>続きを読む
<身体>は出入りしても<精神>はその場の箱である学校に閉じ込められていて、精神が出るために選んだのは、理想と現実の分裂に耐えきってjointし、信じていた『リズと青い鳥』を混沌とし〈わたしたち〉もそこ>>続きを読む
多世界解釈を映像化しただけの簡単な話。
適当なことを言うと、人は海を娯楽化したけど、そこから出さないよ。生息地であれっていうメタファーみがあった。
女性の方が圧倒的に力を持っていて、微細的関係性とかに>>続きを読む
人間って愛とか友情とか言いながら運命により死んでいくじゃん。
だから何者でもなくて、何者かになりたいんだろうな。
非現実的な映像でセリフにも演出にもリアリティがない。
どこまでもアニメ的に人間のダサ>>続きを読む
前日譚としても最高。
『エスター』自体よく出来た映画ではあったため、蛇足だと思ったけれど観たらとてもよかった。
常識から判断し、少しでも危険な方にズレている行動を、演出により大袈裟にみせてサイコス>>続きを読む
アイドルって別におとぎ話ではなく、アイドルというカルチャーが終わったら、語り継がれることはないと思う。リアルタイムに〈アイドル〉が存在しなければ、そこに偶像としても栄光としても存在しない。
しかし、語>>続きを読む
総集編という存在から分かるのは〈切り捨てられた【物語≒感情】〉があるという事だが、別にいいと思う。取捨選択されるものでしょ、感情って。
動的で波もあるし、なにかあるとブレちゃうような一貫しないものは、>>続きを読む
人間はエンタメ化出来ない。というのを分かりやすく描いてる。
人間にエンタメ性ってないんですか?
……まあ、人間観察は無料ですよ。
映画としてなにひとつ面白くないが、映画に罪があるというより人間自体>>続きを読む
自分を犠牲にしてでも相手に幸せになってほしい利他主義とか、少しでも相手に認められることで(行動における"見返り”を求めて)自分に価値をつけていくとか。人生に価値を求めるというのは当たり前とも言えるんで>>続きを読む
アニメキャラの利他的行動。
行動における結果に求めるものは幸福で、対象がアニメキャラで、感情が語られなくても、与えられたもので”この行動は幸福を求めている”というのを前提に、その対象の行動の結果”なに>>続きを読む
結局負けるのは弱い者です。ただ、勝ったのは本当に強さか。面白い角度の映画でした。
”強さ”といっても一言で表せないですが、暴力、精神力が簡単に思いつきます。
誤解がないように言いたいのですが、精神>>続きを読む
日常をバサバサ切り取った途中で止まるセリフと、スキューバダイビングの、いわゆる海という少し現実離れした世界との組み合わせが、日常と車椅子と一緒に降ってくる女の子との組み合わせがとにかく素晴らしい。
気>>続きを読む
ドカッと沈んだ気持ちで映画館から出てきた。こういう展開はあまりどうも思わないことが多いけれど、ストーリーが~ストーリーが~と言われていたので、どうせ…みたいな気持ちで観てたからなんでしょうね。
個人的>>続きを読む
一週間を「たった」と表現しているのに、心配、寂しさなどがその「たった」を消してしまい、一週間分のいや多分体感だともっと長く子供がいないという事実が生んだシーンが最初にあることは例え物語に意味を持たせな>>続きを読む