Primrosehillさんの映画レビュー・感想・評価

Primrosehill

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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.6

アイスランドの美しい風景の中、台詞少なく、登場人物少なく、静かで穏やかな空気感がよい。
表面的なストーリーを追ってるだけでは物足りない映画だが、きっと意味があると鑑賞後すぐに考察を読んだところ、やはり
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.7

告発したスノーデンの勇気も素晴らしいが、映画化にもリスクがあったと思う。
誰かが公表しなければ権力の名のもと、隠され続ける特権。
一番に手を挙げる覚悟は偉大だが、勇気をもって報道したマスコミ、逃亡の協
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.2

前作を復習せずに観てしまったこと、4dx での鑑賞に序盤は少し集中力を欠いてしまった。
4dxは臨場感溢れるというよりは普通に遊園地のアトラクション。これで3時間超は無理だと思ったが、いつの間にか慣れ
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アンビュランス(2022年製作の映画)

2.9

ジェイク・ギレンホール映画にハズレなしと思っていたが、こ、これは!
あまりに大味なストーリーにご都合主義丸出し。
事前チェックしていなかったがエンドクレジットで、あ〜、マイケル ベイでしたかと納得。
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(2020年製作の映画)

3.6

平成を駆け抜けた、赤い糸で結ばれた恋愛。
豪華キャストにして名曲をテーマとした、北海道から沖縄、シンガポールまでも舞台とした壮大な恋愛映画。
平成のニュース、事件も盛り込みこの時代を生きた誰もが寄り添
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閉ざされた森(2003年製作の映画)

3.7

パナマ基地のレンジャー部隊の過酷な訓練中に起きた事件。
少しずつ明かされていく謎がどんでん返しの繰り返し。
ダイ・ハードの監督作品だけあってどんどん変わる展開のストーリーは面白いのだが、登場人物の名前
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.8

ジュデイ・ガーランドのことは知らなかったが、コメディー映画の印象が強いレニー・ゼルウィガーが、もはや本人の面影がないくらい役になりきったことは容易に想像がつく熱演だった。
気分で周りを振り回すジュデイ
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西の魔女が死んだ(2008年製作の映画)

3.5

森の中の家に住むイギリス人のおばあちゃんとの数ヶ月の生活。
森の中の暮らしが現代のデジタルでの生活からかけ離れ、生きることの基本、大切なことを思い出させてくれる。
少女の視点で見た森での生活がとてもフ
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.6

随分前に視聴したため、内容もすっかり忘れていた。
危ないNYの夜の街に、サックスの音色、眼光鋭いデニーロ、映画全体が心の奥の闇を表現しているようだ。
現社会への対応の難しさなど、悩みを抱えたベトナム帰
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.7

ルーニー・マーラーのドラゴンタトゥーの女は以前鑑賞済みだが、興味深いリスベットの過去から始まり、最初から無駄なく掴まれる。
内容はちょうどよいテンポで進み、目が離せない。
最初のシーンと似たようなシー
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昼下りの情事(1957年製作の映画)

3.8

オードリー・ヘップバーンの魅力満載のロマンティックコメディー。
好奇心旺盛で純粋で、でもそれを悟られまいと背伸びする一途な若い女性役はハマり役。
ラストシーンの強がりにはキュンとくる。
娘を思う父の気
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

3.8

難しく考える必要なく、気軽に観れて心温まるよい映画だった。
お互い好きなことを言い合ってるのに相手のことを大切に思ってることが伝わり、自分の気持ちも相手のことも大事に考えてる理想的な関係。
他人の勢い
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ストレイ・ドッグ(2018年製作の映画)

3.6

ニコール・キッドマンに見えない老けメイクでこの役に体当たりで挑んだ気迫が感じられる。
過去の復讐に取り憑かれたやさぐれ感もちょうどよい。
過去の挟み方がほどよく、徐々に明かされる出来事にミステリーの要
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.0

過去視聴だったがあまり得意でなかった記憶しかなく再視聴。
これはテーマがテーマだけに感じ方が分かれる映画に違いない。
二人の絡みシーンはなんとも‥
二人の妻の立場になれば夫の行為は許されないものには
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.8

こちらも好きな監督の一人。ギャングものといったらマーティン・スコセッシ。
昔観た記憶があったが全く覚えていなかった。こちらは実話ベースとあって驚き。これがギャングのリアルなのか。
いつ命を落とすかわか
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プレステージ(2006年製作の映画)

4.0

クリストファー・ノーラン作品の中でもわかりやすく、ほどほどに奥深く、どんでん返しもあり、楽しめる。
やはりノーラン作品は好みです。
最初にマジックの基本をマイケル・ケーンが伝え(彼が出ると映画が引き締
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.7

2023年最初の一本。
昨年話題になってからずっと観なくてはと思っていた作品。
村上春樹原作とあり、独特の世界観を感じる。
言語を超え、表現方法を超え、人間の感情の奥深さと浅さは複雑に絡んでおり、人そ
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ドリームランド(2019年製作の映画)

3.5

荒凉とした土地で生まれ育ち、厳しい義父に育てられた少年が、美しい逃亡犯に翻弄され匿うことになる。
彼女からしてみれば、まだピュアな少年を味方につけることは容易いことだったろう。
目の前には砂埃が舞い、
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.6

クリスチャン・ベイルがこの作品のための役作りを語っている映像を観て、また豪華な出演者に期待しハードルを上げ過ぎたのだろうか。
実話ベースのストーリーも面白いのに、なぜかもう一歩足りない気がしてしまった
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.0

観なくてはいけない一本と思っていたが、なかなかに強烈すぎてトラウマレベルの一本となった。もう観ることはないだろう。
映像がファッショナブルで過激描写と共に色彩など強く印象に残る。
前半が過激過ぎて後半
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

4.0

最初から引き込まれる。難解ものとは知っていたのでこちらも集中を余儀なくさせられる。思春期の反抗期を中心に観せながら飛行機の墜落、銀色のウサギの出現や、その怪しげな囁き、タイムトラベルなどが未知の不穏な>>続きを読む

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

4.1

こんな良作をいままで観てなかったなんて!
実話ベースの青春ストーリー。
主人公の憧れやそれを実現する行動力、自分とは無縁だった新しい大人の世界に入り込んでも自分を失うことなく、自分の好きに向かって突き
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.8

なんといっても主演が文句なしに美しく魅力的。
美しくこの上なくピュアでそして強い!
女性だけの未知の世界に迷い込んだ人間の男性はどことなく人魚姫の現代版を感じるところも。
神だからこその超人的な忖度な
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.6

題名と主題歌は誰もが知っている名作を初めて観た。
オープニングタイトルから流れる有名主題歌がエモくて期待が高まる。
内容は、というと、正直あ、これだけの話しなのね、感がありました。
ヒロインの気持ちに
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プライベート・ウォー(2018年製作の映画)

3.9

実在した女性戦場記者の話し。
自らの身の危険を犯してまで、彼女を駆り立てるものは。
戦場の現実、それを伝える使命に駆られる勇気ある記者に熱い気持ちになった。
強い女性だが、実は自分自身叶えられなかった
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カラヴァッジオ(1986年製作の映画)

3.4

カラヴァッジョの生涯が気になって観たが、思っていたのよりも一本古い映画だった。現在から過去に遡り、話が進行するが舞台のほとんどが暗い室内で、カビや埃の匂いがしてきそうな画面だった。
若い時のティルダ・
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パディントン(2014年製作の映画)

3.8

パディントンが可愛くて、ブラウン一家が温かくてほっこり気分になれる映画。
パディントンがタクシーの車窓からロンドンの景色を眺めるところ、自分が初めてロンドンに行った時に車窓から見た景色と被って懐かしく
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

アメリカはもともと移民による開拓の国。
なのでこのような韓国移民による農地開拓の話は受け入れやすいのではないだろうか。
アメリカの広大な田舎でゆっくり時間が流れている様子が映像美から伺える。
一方、家
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.7

認知症側から描いた斬新な作品。
介護側からの視点でも描いているので両方の思いがわかり、残酷な現実を突きつけられる。
介護の経験のある人は辛いことだろう。
最初はなかなかわからずミステリーなのかと思った
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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008年製作の映画)

3.6

タイタニック以来の二人の共演とあってそれだけでも見どころのある作品。
ドラマチックな出会いはほんの一瞬で。
目標なく、ただ現実からの逃避行でパリに行ったところで、きっとうまくいかなかったことだろう。 
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.4

お利口さん映画を観たあとは、毒っ気のある映画が観たくなりこちらを。
ジャケットが興味をそそった上、好みのエル・ファニング主演。
音楽を含めオープニングから気分にピタリ!
怪しいネオンやメイク、セリフ少
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ウォーク・トゥ・リメンバー(2002年製作の映画)

3.5

もうすぐ見放題終了と知って観た作品。
ニコラス・スパークス原作とあってなんとなく想像していたストーリーが全てそのまますぎて、何の捻りもなかったかな。
若い時に観たらハマるのかもしれないが、映画経験も人
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グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

3.6

ジャケットのブルーの美しさに惹かれ、前から夏に観ようと決めていた。
なのに始まるとしばらく白黒画面に焦り、右往左往してしまった。
個人的には完全版は少し長すぎた気がする。
遥か昔、ギリシアの島で過ごし
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進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)

3.2

「ジャックと天空の巨人」を観たあと、巨人繋がりで。
原作を読んでないので映画デビュー。
なんとなくストーリーは聞いていたので想像通りではあったが巨人の不気味さ、グロさは想像以上。
軍艦島での撮影と聞い
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ジャックと天空の巨人(2013年製作の映画)

3.5

誰もが知っているお話をエンターテイメントに仕上げたらこうなるのか!
いい人悪い人が分かりやすく、迫力あり、恋愛ありで楽しい。
ただ、冒険好きな姫にはもう少し活躍の場を持たせてあげたかった。
戦いには見
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インセプション(2010年製作の映画)

4.2

随分前に観てよく理解できていなかった本作。二度目の視聴。複雑で上質な超大作。
完璧に理解はできてないが、ノーラン監督構想20年と聞けば、2時間半で理解できないのは仕方ないと割り切ろう。
アイデアが素晴
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