プロフェッサーMMさんの映画レビュー・感想・評価

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REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者(2024年製作の映画)

3.6

アクション映画の定番ばかりの展開で、パート1ほどは楽しめなかった。ザック・スナイダー監督ならではのビジュアルやスローモーションを駆使したファイトシーンは健在で、映像としては見ごたえはあったと思う。しか>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

109シネマズ大阪エキスポシティ IMAXレーザー/GTテクノロジーにて鑑賞。
「序の序」で終えた前作から一変、その静寂さを大切にしつつも、物語にドラマチックな変化があったのがよかった。きちんと盛り上
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フォロウィング(1998年製作の映画)

3.6

オチはなかなか面白かったが、白黒な上、劇的な展開が最後までないのでやや冗長に感じ、上映時間がより長いと疲れてくるかもしれない。
相変わらずノーラン監督らしい時系列の入れ替えが行われており、デビュー作か
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インソムニア(2002年製作の映画)

3.5

クリストファー・ノーラン監督×アル・パチーノ×ロビン・ウィリアムズという新鮮さだが、内容は彼の作品では珍しく良くも悪くも普通の刑事ドラマという印象。
同名ノルウェー映画のリメイクらしいのでどれほど脚色
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.7

ん~そこそこ評価が高かったのものの、わりと普通の人間ドラマ映画と言ったところ。かなり期待値が高くなってしまっていた。しかしながら、ランチョーの考え方は見習いたいし、学長が更正したりと良いと思うシーンも>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.9

いや~こういうタイプの映画大好きだ。まさに“相手をナメてたら、実は殺人マシンでした”映画 in 1944。本作は主人公の爺さんがタイトルの通り“不死身”。その不死身さには笑ってしまうが、このジャンルは>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

2.7

ひどい…。脚本は破綻してるしアクションもまるで見ごたえがない。ダコタ・ジョンソンの演技はやる気がないし、宣伝文句の“ミステリー・サスペンス”要素は皆無。期待はしていなかったがこれほどのものとは…。この>>続きを読む

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.7

面白かった。
一般的なSF映画かと思いきや、人生や時間の大切さを教えてくれるテーマ性もあり、期待以上だった。
並行世界の設定は13年前の映画ということもあり、やや雑ではある気がしたが総じて楽しめる。約
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300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

3.6

さすがザック・スナイダー監督。本作も彼のセンスや好みが表れすぎている。
ペルシア戦争のテルモピュライの戦いを描いたということで史実に忠実なのかと思えばそうでもなく、スナイダー監督らしいファンタジーさも
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.8

ドイツによるポーランド侵攻を描いた映画ということでかなりシリアスかつ社会派の作品。尺は2時間半、エンタメ要素が低いため観る人を選ぶが、教科書でも習うことの少ない第二次世界大戦中のワルシャワ(ポーランド>>続きを読む

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

3.5

うーん。微妙だ。ストーリーは王道で前半に関してはかなり評価できるのだが、なんせ後半の演出が要らないものばかりのように感じてしまった。劇場版だからこその豪華さとも言えるが、正直なところテレビシリーズくら>>続きを読む

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.7

面白かった。ストーリーは複雑なものではないが、現代のホラー/サスペンス映画に多大な影響を与えていることがわかる作品。徐々に精神を病んでいく主人公 ローズマリーをミア・ファローが熱演。視聴者を魅了する後>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.4

めちゃくちゃ不思議な映画。2時間半あったけど徐々に日常が終末へと変わっていく様が面白い。
ジュリア・ロバーツ、イーサン・ホーク、マハーシャラ・アリら豪華俳優陣ならではの演技を楽しめるのも見どころの一つ
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エンジェル ウォーズ(2011年製作の映画)

3.7

今作もスナイダー節が炸裂。ストーリーはほぼなく、歴代のロックナンバーが続くためミュージック・ビデオ状態に。
ただし圧倒的ビジュアルで魅せるスナイダー監督ならではの作風で、彼の空想がそのまま実写化された
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REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白かった。
確かに設定やストーリーはどこか見たことある“ありきたり”なものかもしれない。しかしさすがザック・スナイダー監督、彼らしいビジュアルやトーンなどの駆使し、そのありきたり感を完全
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.8

いい意味でめちゃくちゃ狂ってるB級映画なんだが、面白さはA級。
主人公の女の子、ミミにカリスマ性がありすぎて、サイコ・ゴアマンと接触して以降の2人の会話がほぼギャグになってたのめちゃくちゃ笑った。ミミ
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.8

面白かった。
前作に引き続き、映像も綺麗でアクションも満足できるものだったと思う。アクアマンというキャラクターの良さを失わずに、楽しく魅せる映画としては十分だった。
しかしながら脚本に関してはやや雑な
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.7

面白かった。傑作とまではいかないけど、空いている時間で楽しむには十分なファンタジー映画。キャストの持ち味を上手く引き立たせる演出や、魔法を駆使したアクションがかなり見ごたえがあった。おそらく続編も作ら>>続きを読む

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.7

特殊な性癖を持つ者の生きづらさや葛藤などが上手く描かれていると思うし、牧歌的な雰囲気や人や風景を撮ることに徹したシネマトグラフィーも印象的。
そしてティモシー・シャラメは本当にこういう役が似合う。彼の
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スクリーム6(2023年製作の映画)

3.7

ついにNetflixに来たということで鑑賞。シリーズ1作目~5作目までのネタがふんだんに盛り込まれており、ファンは楽しめる作品に。
しかしながら、『5』ほどの新鮮さや衝撃もなく、キャストの豪華さや犯人
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

2023年11月26日
輸入盤4K UHD Blu-rayにて鑑賞。
文句無しの大傑作。過去鑑賞作品初の満点を与えたい作品。
「善か、悪か」ではなく、物事の複雑さや二面性が細かく描かれており、物語が単
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.4

飽きずに観れる楽しい105分ではあったが、あまり面白くはなかった。とにかく展開が雑で、非現実的になりすぎている。『シークレット・インベージョン』で起こった話についても特に言及はなし、もはやニック・フュ>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

確かに人間ドラマがウェットで、明らかにカットしたり順序を変えたりしてもいい部分があった。ここに関しては邦画の悪い癖が出ている気もするが、ゴジラによる都市破壊描写やSF要素、そして今回は“戦後”というテ>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

3.5

上映時間90分ほどでどんでん返しが楽しめるSFサスペンス。
展開は早く複雑だが、ボーッと観ていてもギリギリ頭が追いつくくらいの難解さが塩梅だった。
90分という尺の短さは観やすいものの、ストーリーがち
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.4

デヴィッド・フィンチャー節炸裂。
アクションは派手ではないが、終始死んだ顔のマイケル・ファスベンダー、独特な雰囲気で緊迫感を醸し出すトレント・レズナー&アッティカス・ロスの劇伴、そして暗い画作りと、フ
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.7

SF映画として押さえるべきところはきちんと押さえていて、面白かった。SFではあるが、自然やアジアの宗教感も入り交じっており、その映像は使用したカメラの特徴もあって味があった。予算は潤沢ではなかったよう>>続きを読む

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.6

冒頭からWikipediaの引用、カップルの名前がエルサとオラフなどとんでもないふざけっぷり。本作の目玉であるコカインベアの扱い方も非常に上手かったと思うし、とにかく人の命が軽すぎる点も笑うしかない。>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.6

悪くはなかったが、これが最後のシリーズ作品と思うと残念。オープニングを観る限り、もっと描くべきところあっただろうと思えてしまう。敵が弱いのか、前2作よりもアクションも控えめな印象。もちろんゴア描写は過>>続きを読む

愛のむきだし(2008年製作の映画)

3.8

前半はしょうもなさすぎて面白くなかったが、なんなんだこの印象に残るラストは…。これほど観ている途中に感情が変わる映画はなかなかない。途中までつまらないと思った映画でも最後まで観てみる必要性を今一度感じ>>続きを読む

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.3

いや~わからない。わからなさすぎるので面白いか面白くないのかも判断できないが、デヴィッド・リンチ監督の頭の中が一般人と違う点はよくわかる。
解説を読めばなんとかわからないでもないのだが、リンチ監督、せ
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.7

本作はシリーズらしからぬかなりホラーテイストな仕上がりに。劇伴も不穏な雰囲気でジャンプスケアも多用しているため、ワンシーンだけ切り取ればまさにホラー映画。
そのためホラー耐性が低い人にはあまりおすすめ
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.8

前作からパワーアップし完全なるバカ映画と化したアクションパニック映画続編。
予想を上回るステイサムの人知を超えた強さ、ウー・ジンのフラグ破壊率、メグの情け容赦ない捕食、そしてアンゼたかしさんの和訳の上
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.7

いや~難解。さすがデヴィッド・リンチと言うべきか…。
もはやストーリーを理解させるつもりのないこの作りは刺さる人には刺さるが恐らく多くの人には意味不明な映画という印象を与えるだろう。
この雰囲気、自分
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.4

宗教による教えでも抑えつけることができない人間の欲望をよく描いた作品だと思うが、面白かったかと言われれば微妙だし、もっとストーリー性が欲しかった。

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.3

なんなんだこの異様な雰囲気と後味の残る映画は…。
原爆に取り憑かれおかしくなっていく城戸誠の様を哀愁漂う演技で魅せた沢田研二さんの演技も素晴らしいし、当時の東京の街が美しく写るカットの数々も本当にいい
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