もはや古典ともいえるジェームズ・ワン&リー・ワネルの金字塔ホラー!
謎の人物が転がっているのを見て、勘のいいホラーファンならすぐにでも気づいてしまいますが、しかし映画的にブンブン振りまわした結果、ネタ>>続きを読む
最新作までアマプラ見放題ということで、"観たんだか観てないんだか映画シリーズ"のコンプリートを目指して鑑賞。
カラフルなスポーツ・コンパクトカーや途切れることないノリノリ音楽に時代を感じつつ、人種や>>続きを読む
『アベンジャーズ』のフランク・グリロ&カラン・マルヴェイ!
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『ザ・レイド』のイコ・ウワイス&ヤヤン・ルヒアン!
B級アクション+B級SFだけど、予算は前作の倍だぜ!!!
共感シアターのウォッチ>>続きを読む
ベイっぽい、エメリッヒっぽい、キャメロンっぽい……と観せたいもの・やりたいことがよく分かり、その意欲は買いたい映画。
落ち着きのないハンディカム撮影には'00年代の最後っ屁ぽさがあり、いろんなもののエ>>続きを読む
あの名作の楽屋エピソードから、映画史における音響効果の変遷や、映像表現における音声・効果音・音楽というものの本質的な意義まで、ためにしかならないドキュメンタリーです。
紹介される映画は当たり前なほど有>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
『ピノキオ』に注目しすぎてこちらは「『怪物團(フリークス)』っぽい話?」程度の認識だったのですが……しかし。
『クリムゾン・ピーク』『シェイプ・オブ・ウォーター』を凌ぎ、『パンズ・ラビリンス』にも比肩>>続きを読む
「中年の危機」などなんのその。愛する家族を守るため、殴れ、撃て、燃え上がれ!
マイケル・アイアンサイドにクリストファー・ロイド、奥さんはコニー・ニールセンという豪華脇役陣のなか"誰でもない"ダメ親父を>>続きを読む
いろんな映画のパロディがうれしい、大人のユーモアを感じさせるなかなかの秀作。
キャラクター描写からストーリーラインの起伏までオトナの鑑賞に耐えうるものになっており、なおかつ描き方・落としどころの子供向>>続きを読む
セレヴィを愛でてスイクンに惚れる映画。
前三作の壮大で深長で特別な映画としてのポケモン感は薄まったものの、これまでと同じような「生命倫理」や「環境問題」「人間のエゴ」などのテーマを身近なスケールに収め>>続きを読む
やっぱりポケモンのタイトル・ロゴはいつ観てもテンション上がりますね。
生物や自然環境に関する社会問題というモチーフから、高慢で不遜な人間描写に、日本特有の「南海への理想視」や、音楽のエッセンスまで、ど>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
バットマンとは、"復讐"なのか"ノブレス・オブリージュ"なのか、あるいはそれとも――。
「映画館で観るべき"黒さ"」「まさにフィルムノワール」「ジェームズ・エルロイっぽい」「Qアノン以降の時代性」と、>>続きを読む
羊の群れとそれを見据える狼、静けさを破るハンターの銃声。そのショッキングで含意ある冒頭から心掴まれます。
この町での生活を抜け出すためには軍か大学か"天国"みたいな刑務所しかないという、険しい雪山のよ>>続きを読む
'00年代も中頃になると、MCUに通じる雰囲気がにわかに濃くなりますね。"ヒーローの所業が不幸なかたちで社会に暴かれる"というあるあるも、シリーズが続けばできること。
ライアン・レイノルズの軽薄さは>>続きを読む
『ブレイド』&デヴィッド・S・ゴイヤー×ギレルモ・デル・トロ!
信頼のドニー・イェンに食えないロン・パールマン、そしてかわいいノーマン・リーダスという布陣で、もうお腹いっぱい。
原作ありきの仕事とはい>>続きを読む
あまりにも不条理で凄惨で狂気的な山尾悠子『遠近法』、といった感じ。きらびやかな料理からエグいグロ描写まで秀逸ですし、そこに象徴されている深遠さも重要。
シンプルかつシンボリックな上下階層や、そこで結>>続きを読む
リドリー・スコット監督を語るうえで欠かせない「男たちの決闘」というモチーフが、少年漫画的ストーリーテリングで顕現した作品。
リドスコお得意のスモーク芸は、朝靄・煙・雪・砂塵・カーテンと縦横無尽に展開さ>>続きを読む
お酒をのみたい高校生となぜか手伝ってくれるおばさん……というシチュエーションを拡大しながら一本通すのには難しさがないではありませんが、しかし色々な恐怖(とくに田舎コミュニティとそのコンプレックスの恐怖>>続きを読む
Chapter1っていう27年分の"前振り"が効いているから、ジャンプスケアの天丼ギャグからビル×ベバリー×ベンの色恋沙汰に、各個人の過去に絡んだトラウマやビルが少年を救おうとする悲壮感まで、泣き笑い>>続きを読む
スティーブン・キング映画のニュークラシック!
"子供をひどい目に遭わせる恐怖映画"二大巨頭とは、今ホットなジョン・ワッツと本作監督アンディ・ムスキエティ。『MAMA』の衝撃と感動は鮮烈で、今回は大物">>続きを読む
アヴァンタイトルの一悶着とオープニング・クレジットのバトルシーンがかなりしっかりめで、かっこいいタイトルロゴが出るころにはテンションMAX! ファンサ的寄り道はなく、本編はキレもテンポも快いです。
目>>続きを読む
"11日の水曜日"にホッケーマスクっぽい仮面、ノリノリ登場でオモシロ殺人に『Freaky』……もうニッコニコでワンシーンに一回は噴飯。
ヴィンス・ヴォーンの中身がJKっていうだけでもう面白いし、サイコ>>続きを読む
しょっぱなから車がブーン! 銃をバーン! 爆炎ドーン! 西日がビカーで鳩がフワ~……。マイケル・ベイのおもちゃ箱をのぞき観たかんじ。
彼のフィルモグラフィーにおいて、超娯楽大作『トランスフォーマー』シ>>続きを読む
「ループもの」って一年に一本は見かけるし、だいたい玉石混淆だけど、これはビビッドでポップな毒入りカップケーキ。
ループあるあるな説明・描写・展開諸々の"お約束"も、殺し方・殺され方のレパートリーも軽い>>続きを読む
「世界のクロサワ」が"アキラ"から"キヨシ"となった、監督本人にとっても日本映画史にとっても、とても重要な一作。
不条理な世界(=社会・生活・歴史)と自身の存在とが絡み合い自己喪失へ結実するものの、>>続きを読む
諸星大二郎×塚本晋也×沢田研二!
「みろ このみにくい姿を! これも禁断の場所をおかした報いだ!」の衝撃はあまりにも有名。原作が'70sオカルトブームの立役者なら、本作は'90s心霊ブームのパイオニア>>続きを読む
つづきもの仕事という意外性や、'00sらしい(ちょっとダルい)編集など「らしくない」という先入観とは裏腹に、しっかりとした観応えのある「リドスコ作品」です。
バッファロー・ビル×レクター博士という、2>>続きを読む
闇の世界に跋扈する怪物たちを倒すため、ヴァン・ヘルシングが夜を駆ける!
1931年版『フランケンシュタイン』を思わせるオープニング、ノートルダムのハイド氏や雪山の狼男、最高に冒涜的な宗教組織に、テスラ>>続きを読む
アル・カポネのギャング映画といえば「追う側」にしても「追われる側」にしても全盛期メインになりがちですが、この映画は病気と狂気におかされたその晩年にスポットを当てる異色作であり意欲作。
彼の凋落を、悪夢>>続きを読む
会話劇の演出から物語の進行まで、何もかもが鈍重で煩雑。
プロットも平々凡々で想像通りの展開・構図からはみ出ることなく、サプライズもサスペンスもミスリードも残念クオリティ。
お話が広がる前から散らかって>>続きを読む
兄や姉にならなければいけない……。
その残酷な現実は経験しなければ理解し得ないものです。
やはりノイズになるのは「視点」でしょうか。
くんちゃん目線の幼児性へ寄り添うには、物語がロジカルでフレキシ>>続きを読む
若きニコラス・ウィンディング・レフンの、粗削りな美的センスが満載の手作り映画!
どうしようもない男達がどうしようもない事態にズルズル沼ってゆく、その悲哀をスタイリッシュに描き出しています。
白眉はや>>続きを読む
内容によらず吸血鬼というだけで、評価が三割り増しになるのは悪い癖。ネオンぎらぎらロサンゼルスの夜に、クールなニーチャンネーチャンがヴァンパイア・バトルを繰り広げる、イメージ勝負な吸血鬼映画です。
パ>>続きを読む
「え、こんなんで世界おわるの……!?!?!?」と"今ここにある危機"を見事に活写した、笑えるけど笑えない痛快ブラック・コメディ。
流されてばっかりなミンディ博士に角を立てまくるケイト、まったく当事>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
巷でもしばしば聞かれるように、MCU版スパイダーマンへの個人的ムズムズポイントは「ベンおじさん死んでない問題」でした。
「大いなる力には大いなる責任が伴う」……この有名なフレーズは、彼の取り返しのつか>>続きを読む
『アメスパ1』で提示された、そしてスパイダーマンというお話にまとわりつく「スパイダーマンとしての自分か、ピーター・パーカーとしての自分か」問題に、グウェンとの恋路をからめ一つのあり方を示した良作。
ピ>>続きを読む
かのブルック・シールズのデビュー作でもある、’70年代スラッシャーの隠れた名作。
キリスト教、家族の不和、精神病、不気味な仮面に人形、そして鮮血!
アパートや路地など不安を煽る狭小なロケーション、微>>続きを読む