教会の依頼で制作された老人問題をテーマとする教育映画。……しかしロメロ監督が一筋縄でいくはずもなく……!
現代社会の縮図のような摩訶不思議のアミューズメントパークで振り回される老人の姿に、70年代当>>続きを読む
物質主義の愚昧や資本主義の虚栄が頂点に達した、1980年代アメリカ社会を痛烈に諷刺する秀作SFホラー。
ロディ&キースの主人公バディ感は愛嬌があり、カーペンター作品らしい手作りな特殊効果もフェティッシ>>続きを読む
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ジョン・ウィック最新作は最終作!?
亡き妻との愛のために世界を敵に回したキアヌ最後の復讐劇。
『神曲』の名台詞を詠唱するフィッシュバーン。
コンシェルジュの弓使いリナ・サワヤマ。
巨漢の武闘派スコット>>続きを読む
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アニメ第6期のスピンオフ的劇場版にして、水木しげる生誕100周年記念作品。
日本の敗戦から約10年。
血液銀行に勤める“水木”は、お得意様である龍賀製薬社長の跡目相続への挨拶のため、山奥の哭倉村を訪>>続きを読む
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奇才アラスター・グレイ原作!
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鬼才ヨルゴス・ランティモス監督!
若い医学生は知遇を得た天才外科医からひとつの仕事を頼まれる。それはある女性の成長経過を観察することだった。言動があまりに幼稚で突>>続きを読む
最新作『哀れなるものたち』公開記念!
個人的ヨルゴス・ランティモス祭り第四弾。
時はスペイン継承戦争。アン女王の寵愛のもと後宮から政治を牛耳っていたのはマールバラ公夫人サラであった。
あるとき、没落>>続きを読む
最新作『哀れなるものたち』公開記念!
個人的ヨルゴス・ランティモス祭り第三弾。
心臓外科医の主人公は、美しく賢い家族に恵まれ何不自由ない生活を過ごしていた。
彼の気がかりはたった一つ。酩酊したまま執>>続きを読む
最新作『哀れなるものたち』公開記念!
個人的ヨルゴス・ランティモス祭り第二弾。
結婚が義務化され独身者は罰則により動物に変えられてしまう世界。
離婚した主人公はお見合いホテルに移送されてしまう。ここ>>続きを読む
最新作『哀れなるものたち』公開記念!
個人的ヨルゴス・ランティモス祭り第一弾。
ある裕福な男は妻とともに高い塀で囲まれた広い庭付きの邸宅に住んでいるが、その子供たちは外界とまったく交流せずに敷地内で>>続きを読む
シリーズ五作目は30周年リブート作品。
マイケル・ベイ主導の古典スラッシャー映画リメイク企画の一作でもありますね。
脳天ぶち抜き銃創ワンショットとか荒野の一軒家一枚絵とか、意欲的だったり好感触だった>>続きを読む
あるプロムの夜。芋JKが幼馴染と他人の車でチルってたところ、運転手カップルが痴話喧嘩をしながら乱入。そのまま流れで誰もが不本意なダブルデート・ドライブに。
森で事故った四人が助けを求めたのは、みなさん>>続きを読む
監督ジョー・ダンテ!
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主演トム・ハンクス!
郊外住宅街に引っ越してきたお隣さんは、洗車も芝刈りもご近所づきあいもしない変わり者。
ある日、近くに住むウォルターさんが行方不明に。主人公レイは能天>>続きを読む
シリーズ第4弾、ティファニー・バレンタイン登場!!!
チャッキー&ティファニーの夫婦漫才珍道中と、主人公ジェシー&ジェイドの甘酸っぱい駆け落ち逃避行が、テーマ的にもコメディ的にもパラレルな構図になっ>>続きを読む
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ボール・バーホーベン監督最新作は、ほんとにあった修道尼伝記映画。
原作はフィレンツェの経済史・女性史を専門とする歴史学者J・C・ブラウンによる『ルネサンス修道女物語』。ベネデッタの観たヴィジョンの詳細>>続きを読む
新しい時代2024年に向けて!
仮想現実というSFモチーフをノワールスリラーで味付けした小品。昨今のVR・メタバースの浸透により本作も再注目されました。
SF要素もミステリ要素もラブコメ要素も平々凡>>続きを読む
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ランプの魔人と出逢った人間に、もしも叶えたい願いがなかったら?
願いを叶えたい魔人は叶えたい願いのない文学者に3000年の「物語」を話しはじめる……。
ジョージ・ミラー監督は作家性として、いわゆる>>続きを読む
『ハウリング』と双璧をなす狼男映画中興の祖。
注目すべきはやっぱりリック・ベイカーの特殊メイク!
伸びる四肢! 伸びる体毛!
その凄まじい素晴らしさは、改めて語る必要がないほど。百聞は一見にしかず!>>続きを読む
レザーフェイス
vs
ゾンビ映画の英雄ケン・フォリー
vs
初々しいヴィゴ・モーテンセン!
いちおう3と銘打っているものの、母親・妹が追加され家族構成は別物に。
2で極致をみせたジャンル映画的な>>続きを読む
もうちょっとメリークリスマス!
元ネタは有名な都市伝説「ベビーシッターと二階の男」で、リメイク元の1974年の『暗闇にベルがなる』は今や古典。そんな系譜にある物語を現代的な問題提起で再構築したホラー映>>続きを読む
まだまだメリークリスマス!
悪魔のサンタクロース弟編!
前作のあと、優しい養父母や可愛い恋人に恵まれた弟であったが、仮装した牧師や殺人鬼となった兄などを眼前で銃殺されたトラウマはいまだ胸に巣食っていた>>続きを読む
まだメリークリスマス!
ホリデームービーはホラーも豊富。
サンタクロースの格好をした強盗犯に両親を殺され、児童養護施設の厳格な院長に虐げられ、……18歳の聖夜に彼のトラウマは爆発する!
薄利多売・>>続きを読む
メリークリスマス!
今年のクリスマス映画は、飲んだくれ金庫破りのビリー・ボブ・ソーントンが、ドン臭いボンボンおデブちゃんと心通わせるハートフルなホリデームービー。
「山の探検」とか「妖精」とか“バッド>>続きを読む
19世紀アメリカ上流階級の社交界。ニューヨークの二大名家の若者ニューランドとメイは結婚目前だったが、そこへ幼馴染のエレンが帰郷する。主人公は自由主義で先進的な彼女へ恋い焦がれるが、しかし純朴で奥ゆかし>>続きを読む
方向性はかなり変わったけど、エキサイトするホッパーとかヒステリックなヒロインとか、これはこれで楽しい続編。
メインヴィランであるレザーフェイスは、『キングコング』以来の伝統に則り“悲しきモンスター”>>続きを読む
トリアー映画の転換点といえる作品。
躍動感あるドグマ95風撮影もあれば、カッチリとした風景画よろしい各章の扉絵もあり、北欧らしい葛藤と犠牲のキリスト教的な命題に則りつつ、女性の視点から閉鎖的な父権共>>続きを読む
ゼロ年代オタクは、ガレージバンドと任天堂が世界のすべて。
時にゲームみたいな、時にシットコムみたいな、時にマンガみたいな表現は、エドガー・ライト監督のポップカルチャー愛がオフビートに炸裂していて、映画>>続きを読む
監督デイビッド・フィンチャー。
主演マイケル・ダグラス。
助演ショーン・ペン。
この座組だけで、なんかもう満足ですね。
内容としては、星新一のショート・ショートのような、フィリップ・K・ディックの>>続きを読む
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ナポレオン戦争の時代って歴史のお勉強で習ったっきりだけど、フランス語のカッコよかったりオシャレだったりする用語名だけは耳に残ってるんですよね……。
そんな近世フランス史を、リドリー・スコットと振り返っ>>続きを読む
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北野武監督最新作は、ブラックユーモアありラブロマンスありアクロバットアクションありの超エンターテイメント時代劇!
ポスト織田政権をめぐる明智派・羽柴派・徳川派の陰謀劇に、抜け忍一味の珍道中が群像劇>>続きを読む
監督デヴィッド・フィンチャー。
主演マイケル・ファスベンダー。
天才ではないが熟練を誇る暗殺者は、思わぬ失敗から恋人を危険へ晒してしまった。事態の真相を追う男の復讐劇が、いま始まる。
フィンチャー>>続きを読む
ラース・フォン・トリアー監督、ウィレム・デフォー&シャルロット・ゲンズブール主演。
大傑作にして大問題作。
情事に耽っていたため幼児を転落死させてしまった夫婦。悲しみから立ち直るため、山小屋でセラピー>>続きを読む
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令和ゴジラはまさかの“昭和ゴジラ”!
メガホンをとったのは「古き良き日本」を描き続けてきた山崎貴監督。近年の“昭和レトロ”ブームのパイオニアの一人と言えるでしょう。
しかしフィルモグラフィを彩る懐古趣>>続きを読む
主演のリンダ・ブレアはそのままに、監督にジョン・ブアマン、助演にリチャード・バートンを迎えたシリーズ第2作。
タスキン博士(精神分析)とラモント神父(悪魔祓い)との表裏一体の相剋はもちろんのこと、エチ>>続きを読む
🐈⬛ハッピー・ハロウィン!
今年の映画は『キャットウーマン』。
ノリノリミュージックでノリノリドラマにノリノリアクション……という時代感を反映した2000年代らしいアメコミ作品ですが、とはいえしか>>続きを読む
いまこそ再評価すべきスーパーマン映画。
確かにドラマが湿っぽくてアクションも爽やかではなく、アメコミ映画ブームの新時代が花ひらいた00‘s当時においては見劣りがしないでもないですが、しかしどのスーパー>>続きを読む
仮面ライダー三部作や『牙狼』などで有名な雨宮慶太監督の劇場映画デビュー作品。
ストップモーションや光学合成という古き良き特撮・特効と、デジタル時代を予感させるCGとが同居する、ファンタスティック映画の>>続きを読む