Marikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

3.7

遠からず来るであろうその時をどう迎えるかを考える愛し合う二人、という普遍的なテーマを限りなく美しく描いた作品。
その二人が男同士であることは、エッセンス程度であって、これが男女であってもなんなら親子や
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

思ってたのとはかなり違ったんだけど、面白くなかったかというとそんなことは全くなくて特に終盤の満足度は凄く高かったし、脚本がよく出来てることには間違いないんだけど、もっと最初っから最後まで満喫できるもの>>続きを読む

最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

-

序盤は、コレ私の好きなヤツじゃない? って引き込まれた。
ユーゴスラビアの巨大モニュメントは何かえも言われぬ魅力があり、サウンドはヨハン・ヨハンソンなので言わずもがな、そこにナレーションがティルダ・ス
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.5

30余年を経た続編としてこんなによくできてるのも珍しい。
電話番ひとりwwwで保ってた前作とは大違い。
ので、最初のゴーストバスターズのファンだったら4.5とかつけちゃう勢いだろうけど、当時全然ハマら
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アオラレ(2020年製作の映画)

-

怖過ぎた。もうこれ完全ホラー。私苦手なのに😭
いや、まあそういうの好きな人が観てそう思うかどうかはわからないけど、私には完璧にホラーだった。それでも途中で観るのをやめられなかった(それがホラー?)とい
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フラッド(1998年製作の映画)

2.9

現金輸送車ドライバー役のクリスチャン・スレイター、2ヶ月前まで建設資材屋って言ってるけど、いやオマエ元SWATだろう?くらいの活躍しちゃうB級クライム×ディザスタームービー。

脚本と演出は月並みだし
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無法の王者ジェシイ・ジェイムス(1957年製作の映画)

3.3

ジェシイ・ジェイムズもの結構観てるけど、これは初めて観た。

何故ジェシイ・ジェイムズが銀行強盗になったのか、から仲間に殺される最期までが回想シーンを挟みながらコンパクトに、しかも淡々と描かれているの
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

4.2

はいはい、よくある女スパイものね。しかも謳い文句がエロティック・サスペンスとかなってるし、、って長らくスルーしててごめんなさい!

めちゃめちゃおもしろかった。
数ある女スパイものでも私の中ではかなり
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

4.3

こんなに私が好きそうな内容なのに、何故今までスルーしてたのか...
でもおかげで予告すら観てなかったので、まっさらな状態で観られてとてもよかった。

新人弁護士が初めて担当することになった殺人犯の国選
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彼は秘密の女ともだち(2014年製作の映画)

4.0

おもしろかった。
しかしこちら、最近よくある「ポップなジャケットに騙されてはいけない」ヤツ。

序盤、この悲しいオープニングからそれを乗り越えるのにこういうベクトルに持って行けるの凄い!と感心しつつ、
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.4

こういうのは勢いが大事なので『スペクター』に続いて鑑賞。

そもそも007って緻密な脚本だったりしたことは長い歴史の中でも全然ないわけで、そう思えばまあ順当なんだけど、それにしても脚本が雑過ぎないか?
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.9

今いちダニエル・ボンドにハマってない、と言い続けてかれこれ15年?、気付いたら結構観てる。のに、最初の2作は殆ど覚えてない💦
『スカイフォール』は、なんだかんだ凄く面白くて夢中になって2回続けて観たの
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マイ ビューティフル ガーデン(2016年製作の映画)

3.5

イギリスのバックヤード付きのおうち、図書館、カモ、機械仕掛けの鳥に絵本。良い要素しかないし、いい話なんだけど、こういうストーリーにしては人の描き方が全体的にうっすいんだよなあ。

でも、アンドリュー・
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

4.2

フランスのエスプリにあふれたカルトな一作、みたいな触れ込みは長年知りつつ初めて鑑賞。

WWI末期、ドイツ軍がフランスのとある町に仕掛けた爆弾を解体するためにスコットランドの兵士が送り込まれるが、軍に
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エンジェル、見えない恋人(2016年製作の映画)

3.3

ファンタジーは嫌いじゃない、というよりかなり好きなんだけど、現実離れしてるからこそ筋を通すところは通して欲しい。
透明人間と盲目の少女の恋。このプロットはいいぞと思ったし、鏡を見た時に自分の目に映る姿
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モーリス(1987年製作の映画)

3.6

昔観た時にその良さがわからなかったのだけど、CMBYNに感動して以来そのうち再鑑賞しようと思っていたこちら。

冒頭から場面場面が語ること、その比類なき美しさに以前とは格段に違う納得のしかたをしたもの
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ニンゲン合格(1999年製作の映画)

-

よく知らずになんとなく観たら、中身は14歳の青年24歳という物凄く複雑なキャラクターの、ふわふわゆらゆらとした存在を西島秀俊(当時おそらく28歳)が見事に体現してた。あらゆる立ち居振る舞いに、その失わ>>続きを読む

マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

4.2

人魚ルラが登場してまもなく、これってマーメイドじゃなくてセイレーンじゃん、ていうか拾ってきたあそこ川だしローレライか?フランス語でローレライってなんていうんだろ、、とかいろいろ思ってたけど、そもそも原>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

4.2

公開当時からずっと観たかったのに今頃観るというこの体たらく…
しかし、面白かった!どうしても直視できず目を背けたとある場面以外はかなり釘付けだった。

当時何が話題だったって、ジャン・ポール・ゲティを
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しとやかな獣(1962年製作の映画)

4.5

『裏窓』(ヒッチコック)みたいだな〜というアングルで始まるブラック・シットコム。

いろんな方が密かに絶賛してるので観てみたけど、納得の凄さ。
カメラが団地内からほぼ出ず、しかも盗撮魔か?みたいな妙な
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馬を放つ(2017年製作の映画)

3.0

伝説を信じて、ある男が村の馬を野に放つというストーリーとジャケットに惹かれて観たのだけど、ちょっと思ってたのと違った。

キルギスの自然はとても美しく素晴らしいけれど、(これ、カザフスタンの映画を観た
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

4.0

細かいことは置いといて『夏休み娯楽大作』として最高、エンタテインメント上等!
ファンサービス・過去作オマージュ多過ぎじゃない? と思わないわけではなかったけど、もう、まんまと(笑)そのサービスを楽しま
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.5

映画創世記からある「映画たるもの、こうあるべき」という像に非常に近いお手本のような作品。
対象や表現はいろいろ現代に即して作られてはいるけれど、こういう王道的仕立ての作品が昨今こんなにも支持されるとい
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デッドプール2(2018年製作の映画)

3.5

1よりは楽しめたけど、やっぱりこのノリが合わないんだな。
完全に好みの問題。

小ネタが満載過ぎて、最初の方はそこそこ楽しめてた(チャールズの学園?でハンクの青い顔が見えたらチャールズはじめみんないた
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デッドプール(2016年製作の映画)

3.3

劇場でこそ観なかったけど、当時大評判だったのでレンタル開始してすぐ観た。
かなりお下品(笑)だしグロいけど、ただのお下品映画では全くなく、なんていうかめちゃめちゃ考えられて作り込まれてることはよくわか
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犬部!(2021年製作の映画)

3.8

動物保護活動を扱うには切り離せない殺処分や残酷な現実の語り方としてはかなりマイルドではありながらも、私はどちらかというとその周りの人間の物語として観ていたので結構おもしろかった。

志を同じくするふた
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キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)

3.6

WWII後、奇跡のような運命の巡り合わせでイングランドの名キーパーとなったドイツ人バート・トラウトマンを描いた物語。

ランカシャーの捕虜収容所に始まり、この物凄いドラマは結構淡々と進み案外映画として
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.1

『ラグナロク』大好きで、その後『ジョジョラビット』『マンダロリアン』を経てタイカ・ワイティティの大ファンになってたので、今作の監督続投を聞いた時Yeeeeeeeees!!! と(さながらサカールのスタ>>続きを読む

燃えよ剣(2021年製作の映画)

-

「可もなく不可もなく、普通」っていう表現がよくあるけれど、「可もあり不可もあり、全然普通じゃない」だった。
原作は子供の頃に初めて読んで以来数回読み直してるし、そもそも新選組かなり好き。

…的なファ
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

4.0

IMAX字幕一択案件。
双手をあげて絶賛、では全然ないのだけどかなりグッときた。



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(以下、若干のネタバレ的要素アリ)


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プルートで朝食を(2005年製作の映画)

4.3

性同一性障害を持つ男を追うストーリーを細かい章立てにして描いているので、まあ癖がないと言ったらウソになる。けれど、気づいたらその主人公を応援している、のはキリアン・マーフィーだからというのも大きいかも>>続きを読む

FRANK ーフランクー(2014年製作の映画)

4.5

コメディタッチなのかと思いきや、才能って何、ポピュラリティって何、普通って何、人間って何 という物凄いところをえぐってくるやつ。

音楽映画の体を借りてはいるけれど、たまたまバンドという形で表現してい
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.6

ちょ、これ本当に『ウルヴァリンーSAMURAI』と同じ監督?!しかも『フォードvsフェラーリ』も、となるとサムライが何かの間違いか気の迷いだったんだろう(汗)としか思えないんだけど。そのくらいの素晴ら>>続きを読む

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

3.1

冒頭から、歴史改変して、政府と仲良しになって民衆からはアイドル視されて「世界のウルトラ警備隊」(笑)みたいになったX-MEN見てるだけでかなりトーンダウン。

とにかく、観てるあいだじゅう「あれ?これ
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X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.5

'アポカリプス'が凄いんだかそうでもないんだか、なんか仰々しいっぽい笑んだけど今ひとつよくわからなかったことで全体が釈然としない感はちょっとあったなー。
で、そのアポカリプスがオスカー・アイザックだっ
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X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

3.9

これも前に観てたけど、その時はシリーズのおさらいとか全然しないで観たので何がなんだかよくわからなかった、のに比べると集中復習してる今回はいろいろ腑に落ちて、まるで別の作品を観たかのような充実ぶり!>>続きを読む