REDksk89さんの映画レビュー・感想・評価

REDksk89

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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.5

ウェスアンダーソン監督が描くシュールな日本。そこそこに楽しめた。もっと没入すれば日本リスペクトやオマージュに感動できたかもしれない。

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.5

3篇のストーリー。
さすが濱口竜介監督、歪な男女関係の描写がうますぎて気持ち悪い(褒めてる)。

シュールで些細な笑わせポイントが上手に散りばめられている。

大学の研究室にて留学生たちと鑑賞したが、
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アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)

3.0

何度も見た作品。ゾンビ系を見たくなり再鑑賞。
いっぬが感染してしまうシーンが起伏のピークかな...
登場人物の圧倒的な少なさ、ゾンビ情報の薄さ、CG映像の安っぽさ、など目立つ粗が多いように感じる。特に
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

4.0

何度も見た作品。ゾンビ映画の傑作。
致死感染病をカモフラに使い、透明な存在となる設定があり得そうで好き。
結局根本的な解決策にまでは至らず、「戦いが始まった」という含みを持たせたエンディングには賛否が
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真夏の方程式(2013年製作の映画)

4.5

何年振りかの再鑑賞。この玻璃の海の青さ、夏を感じるにはうってつけ。湯川先生のように子供と海で自由研究したいな...

自分の娘ではないと分かっていながら、それでも最後まで愛する父。「可愛いのは当たり前
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

噂通りの難解さに終劇後しばらく席を立てず、後ろ髪を引かれつつシアターを抜けた。理解できないと一蹴するのも勿体無く、宮崎駿の自己満足と片付けるのも気が乗らない。

人間たちの醜い争いが絶えず、崩壊寸前の
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

5.0

タイトルの「デッドレコニング」とは「推測航法」という意味で、航行した経路や進んだ距離などから過去や現在の位置を推定して行う航法のことらしい。ストーリーのキーとなるロシア潜水艦のことなのかもしれないし、>>続きを読む

E.T.(1982年製作の映画)

4.0

およそ20年ぶりの鑑賞。子供の時大好きだったな。ユニバのアトラクションも大好きだった。

とにかく壮大なあのテーマソングと共に自転車が浮かぶシーンが感動的。
ETとは「Extra-Terrestria
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

4.0

イタリアから帰国する飛行機の中で鑑賞。
この物語の全てがたった1日の出来事。ついその事実を忘れてしまうほどかなり濃密。

必要悪のアロンゾ、正義感のジェイク。
アロンゾはDV男のやり方って感じ。たまに
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ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

3.0

前作の内容忘れてしまった...これは自分が悪い。ちゃんと後日復習します。
シュワちゃん、おじいちゃんになったな...

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

5.0

バーゼルのトラムの中で、クレイマー、クレイマーを観終わった。ボロ泣きした。父と子の絆の物語、こんなん泣いちゃう。

ヴィヴァルディのマンドリン協奏曲ハ長調第一楽章の軽やかなテンポに相まって、会話が少な
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ラスト サムライ(2003年製作の映画)

4.0

エドワード・ズウィック監督。レジェンドオブフォールの時のように、ゆったりと時間が流れるこの感じ。妙に落ち着く。

彼がサムライをあまりにも美しく捉えていることが伝わってくる。近代化の過渡期はこんなに美
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.5

クライマックスで一気に幼稚っぽくなる点、未亡人の妻の恋路が曖昧な点、など気になる点は多いが脳死なら楽しめる映画。もっとぼやかして、アンニュイに大人っぽくすればいいのに。
宇多田ヒカルの美声に全て持って
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.0

軽い気持ちで見始めてグロさに気分が悪くなった。間違えても食事中に見てはいけない。
いっぬを刺したシーンが1番嫌。

羅生門(1950年製作の映画)

4.5

嘘も裏切りも殺しも盗みも不信も、なにもかも人間のクズな部分が凝縮されている。

証言が食い違う、というよくある形式に思えるが、藪の中だけでここまで豊かな表情ややりとりを見せるのだからすごい。見ていられ
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ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ(2015年製作の映画)

4.0

悲劇のデザイナー、アイリーングレイ。
欧州留学300日目を記念してカップマルタンに旅をすることを決め、旅の前日にこの映画を見ている。

唯一、邦題が気になった。コルビュジエを先頭にすべきではない。あま
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クラウド アトラス(2012年製作の映画)

3.5

6つの時代、6つのストーリー、6人の主人公が並行しながら、バラバラでいてそれでもどこか繋がっているような、そんな難しい作りになっている。

ヒューマンドラマ、黒人奴隷問題、伝記、LGBTQ、ラブストー
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.0

ヴィクトル・ユーゴーの原作を元にしたオペラ的映画。厚みのある歌声や感情表現に圧倒され、リアルな舞台に入り込める。とかくあらゆるメディアをファスト化し、消費的欲求に浸りがちな現代人が忘れかけている、体験>>続きを読む

幸せのレシピ(2007年製作の映画)

3.5

大きい展開はないけれど、たまにこういうハートフル映画が見たくなる。美男美女。
親を亡くしたばかりの幼女ゾーイの適応能力が高すぎて若干違和感。もっと拗れてる方がリアル、でも気にしない。

三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.0

是枝裕和監督作品。
多くは語らず判断をこちらに委ねる含みの持たせ方は彼らしいんだけど、今作は特に解釈の余地が大きく難解だった。
結局誰が正しいのか。
誰も本当のことを話さない。
誰を信じていいのか。
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.0

是枝裕和監督作品。
今回もまた家族がテーマであり、離婚した夫婦を扱っている。
失ってからその大切さに気づく未練たらたらな男と、新しい人生に向けて上書きし始めている女の対比。

探偵になり、コソコソと響
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そして父になる(2013年製作の映画)

5.0

是枝裕和作品にして、カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作。
赤ちゃん取り替え事件を扱う。すごく重たいテーマだが、家族の大事な問題として観ておくべきだと思う。

育ちの良さと悪さの対比が分かりやすく描かれてい
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.5

是枝監督作品。
リアルな家族の雰囲気を楽しめる。一見すると仲良しな家族だが、関係性の一部を切り抜けばギスギスしていたり、ちょっと毒を吐いたり、小さなことを根に持ったり、くだらないことに固執したり。
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.0

正直予想していた通りの展開だった。
薬の取り違えなんて起きていなくて実は誰かが仕組んだんだろうなーとか、証拠現場の火災が都合良すぎるしアイツなんだろうなーとか。分かりやすいけど楽しめる作品。

誰も知らない(2004年製作の映画)

5.0

是枝監督らしい映像の切り取り方。
芝居を漂白したような、素の反応やアンニュイな表情を好む。
普通ならカットしても問題ないような、なんでもない日常の場面をあえて長回しにする。
その場に2人しかいないのに
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GANTZ: PERFECT ANSWER(2011年製作の映画)

3.5

こちらも懐かしい。
同年放映だったっけ、忘れていた。
展開がある分こっちの方が好き。

GANTZ(2010年製作の映画)

3.0

懐かしい。
ネギ星人、田中星人、あばれんぼう星人・おこりんぼう星人、千手観音。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

文化的な恋ってやっぱり憧れる。
ガスタンクに魅せられるのも、地味そうな展覧会を観に行くのも、くだらないテーマで延々と語り合うのも、すっごいわかる。
こんなに文学作品や映像作品に明るくなれたらいいなぁ、
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万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

実際に起きた衝撃的な事件から着想を得た是枝裕和監督が10年かけて構想を練り製作した映画。
社会的弱者に目を向けることが主題であり、いい意味で綺麗すぎず、むしろダーティさが漂う映像に惹かれてしまう。
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ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

4.5

シリーズ7作目。
懐かしい、高校2年生の時に学校行事の大阪遠足でこの映画を観たな〜
名前の通り空飛びすぎ。お金のかかりまくった贅沢作品。
とことん都合のいい復讐劇だがそんなことは気にせず楽しめる。
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ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

4.5

シリーズ6作目。かなり面白い。
レティの真実と復帰。記憶を失い敵に利用されながら生きていたとは中々に胸クソな展開だが、ドミニクファミリー全員の仲間想いがアツい。
ライリーがスパイだとはアッと驚かされた
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.5

高校生の頃に英語の原作を読んだが、当時はよく理解できていなかった。今作も旧作も原作に忠実な流れであることから、やっと映像で情報を肉付けできた。
ニックがギャッツビーに最後に送った賛辞「皆クズばかりだ、
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.5

ある程度予想できたとはいえとにかく難解な展開。ラストで急に明らかになる真実には、半分納得で半分驚き。
今まで見ていたのは病院ぐるみの大掛かりなロールプレイゲームだったのか。

そして何より、『Shut
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.5

格差社会をコメディにして表現しつつ、大きく舵を切ったエンディング。展開は確かに面白いんだけど、パク家族が地下の存在に鈍感すぎる場面が多々ある。まぁコメディの一部と割り切ったら楽しめたかな?
期待値が高
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