0i7さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.7

原作シリーズ未読、映画は順番通りでないものの1〜4と6を鑑賞済み
原作を一切読んでおらず、映画も本作以前の作品全てと続く6作目は観ているものの、順番もばらばらなのでTV放映時冒頭でこれまでのあらすじを
>>続きを読む

猫たちのアパートメント(2022年製作の映画)

3.8

カメラの性能もカメラマンの腕もめちゃくちゃ良くて猫たちが綺麗に映っていて可愛さに癒やされました
野良猫とは思えない程毛並みが良く人懐っこい猫も多く、事故のリスクもあるとはいえ、飼い猫として引き取っても
>>続きを読む

スタンドマイヒーローズ WARMTH OF MEMORIES(2023年製作の映画)

3.6

TVアニメ鑑賞済み
ゲームをやっておらず個人的にアニメを観てから時間が経っていることもあり、どのキャラクターを誰が演じているかほとんど憶えていませんでしたが、江口さんが演じる冷たい口調のキャラクターと
>>続きを読む

無法の愛(2022年製作の映画)

3.6

鈴木竜也監督は『MAHOROBA』と『yoidore』鑑賞済みですが、本作合わせ3作とも主観と客観の断絶が顕著で、本作だと2人の世界は無法なのかもしれないけど周り(世間)から見れば違法で、
分かり合う
>>続きを読む

兵馬俑の城(2021年製作の映画)

4.0

兵馬俑を作った話でも兵馬俑が作られる前の秦の繁栄を描いた話でもなく、地下にある兵馬俑達の街(城)を舞台にして、登場人物の多くが俑(=陶器でできている)の物語だったことに先ず驚きましたが、ストーリー展開>>続きを読む

ハーフ(2013年製作の映画)

3.8

"ハーフ"と一言で言っても実際には一括りにできないような様々なバックグラウンドがそれぞれあって、これまでスポットがあまり当てられて来なかった"ハーフ"の人達の苦悩や葛藤が描かれていて、とても新鮮で興味>>続きを読む

エネミー・オブ・アメリカ(1998年製作の映画)

3.7

『伊坂幸太郎×斉藤和義 絆のはなし』で伊坂幸太郎さんが挙げていたので観たいと思っていた作品
映画製作時より更に技術が進歩した現代では映画で描かれている以上に容易に監視できるだろうからこそ、尚更この作品
>>続きを読む

リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

3.7

子供の頃読んだのではないかとは思うのですが、全く憶えておらず、こんな話だったんだと思いながら観ていましたが、
短めの尺でテンポよく進むのが良かったです
アリエルもエリックもトリトンもみんな間違うけれど
>>続きを読む

夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

4.0

原作未読
語彙力失うタイプの良い映画でした
水族館の魚の影や足元の影の描写や、2人で過去をなぞるシーン等、好きだと思う演出がたくさんありました
遠野くんとあんずのそれぞれの覚悟も、お互いをリスペクトす
>>続きを読む

20歳のソウル(2022年製作の映画)

4.0

原作未読
本作の番宣で神尾楓珠さんが『A-Studio+』に出演された時からずっと気になっていた作品だったのですが、
ノンフィクションであるからこその謙虚さや作り手の誠実さが感じられて好感が持てました
>>続きを読む

yoidore(2021年製作の映画)

3.5

反復されたイメージや浮遊の表現等トランス感が面白いなと思いました
『MAHOROBA』から間を空けずに観たこともあり、『MAHOROBA』と本作の主観と客観の描き方の相似性も興味深かったです

MAHOROBA(2021年製作の映画)

3.5

音楽が良かったです
MAHOROBAという言葉と表記が作品にマッチしていると思いました

生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事(2021年製作の映画)

4.0

島田叡さんのことは全く存じ上げず、佐々木蔵之介さんの朗読目当てに鑑賞したのですが、島田叡さんのお人柄と、結果的に半年にも満たない短い着任期間となった沖縄県知事としての振る舞いに尊敬の念を抱きました
>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.0

原作未読
映画として2時間にまとめるための、原作の設定やストーリーを取捨選択して再構成した手腕が見事だったんだろうなと、原作を読んでいない私ですら思う程テンポ感が良かったです
避けようのない理不尽な悲
>>続きを読む

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.8

原作未読、TVドラマシリーズやスペシャルドラマはまばらに鑑賞、映画は過去作2作品共鑑賞済み
ミステリーとしてはトリックもストーリー展開も面白かったですが、フィクションでなければ到底耐えられないような救
>>続きを読む

Viewers:1(2021年製作の映画)

4.0

たった140秒の作品でこのカタルシスは凄いなと思いました
個人的には、YouTubeで本編見る→コメントを読んで共感する→タイトルに戻ってきた時がカタルシスのピークで鳥肌が立ちました

ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

原作未読
観たいと思って何回も上映時間を調べたもののなかなかタイミングが合わないまま上映終了日を迎えたのですが、ダメ元で調べたら上映が1週間延びていて間に合いました
心の凝りに対して直接もみほぐすとい
>>続きを読む

ピーターラビット2/バーナバスの誘惑(2020年製作の映画)

3.7

前作鑑賞済み
小憎らしさは前作から変わらず健在ですが、トーマスとピーターの関係性が(たぶん)少し前進する展開が良かったです
トーマスは少し残念な人だと思っているのですが、その残念なシーンを始め吹き替え
>>続きを読む

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.7

プーさん達のサイズ感と質感が最高でした
プーさんやピグレット、ティガー、イーヨーといった一人一人、そういえばこんな性格だったなと思いながらも、みんながみんな我を貫くあまり、想像以上に協調性がなくて、各
>>続きを読む

僕が愛したすべての君へ(2022年製作の映画)

3.5

原作未読、『君を愛したひとりの僕へ』鑑賞済み
どちらから観たとしても後で観る方は答え合わせになることもあり、重複するシーンがあること自体に違和感はなかったのですが、同一のアニメーションではなく同じシー
>>続きを読む

君を愛したひとりの僕へ(2022年製作の映画)

3.7

原作未読
しんどいのは嫌だなと思って君愛→僕愛の順番で観たのですが、個人的には本作の余韻の方が好きでした
"虚質"という設定でパラレルワールドを成立させているのが面白かったです
栞(CV:蒔田彩珠さん
>>続きを読む

血煙高田馬場(1928年製作の映画)

3.7

個人的に大河内傳次郎さんといえば黒澤明監督『虎の尾を踏む男達』の弁慶役のイメージが強いのですが、無声映画ならではのコミカルで大仰なお芝居も面白いなと思いました
『浅草お茶の間寄席』坂本頼光先生の活弁で
>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.4

劇場公開時から好評価が多いなとは思っていたのですが、想像以上に面白かったです
ループする1週間から抜け出そうとする、というそれだけなのに、これほどループの中にバリエーションがあるんだという面白さと、展
>>続きを読む

サマーゴースト(2021年製作の映画)

3.8

原作未読
嘘っぽいハッピーエンドではないストーリー展開が良かったです
小林千晃さんはちょっと冷めていて内省的なよくある主人公像によく似合う声だなと思いました
島崎信長さんはキャラクターの見た目や性格か
>>続きを読む

ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

3.3

原作未読
設定がいまいちよくわからないままストーリーが進んでいったので、視覚的に楽しむ側面の強い映画なのかなと思いました
柴咲コウさんの妖艶なビジュアルが美しかったです
松村北斗さんと神木隆之介さんは
>>続きを読む

今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

4.1

原作未読
劇場公開時から好評価が多いことは知っていたのですが、主演のお2人もストーリーも透徹とした美しさで、好評価も納得の作品でした
三木孝浩監督は本当に恋愛映画の名手だなと改めて思いました
道枝さん
>>続きを読む

平野と鍵浦(2023年製作の映画)

3.8

原作未読、TVアニメ『佐々木と宮野』鑑賞済み
TVアニメではほとんど鍵くんが出てこないので、満を持して感がありました
松岡禎丞さんと島崎信長さんのお2人が演じていらっしゃるというのも最高だなと思いまし
>>続きを読む

映画 佐々木と宮野 卒業編(2023年製作の映画)

4.0

原作未読、TVアニメ鑑賞済み
TVアニメはきらきらしていましたが、映画は心が温かくなりました
校内を廻るシーンの、思い出の描き方(タッチ)が綺麗だなと思いました
普段は可愛い画や色彩だからこそ、モノク
>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.1

原作未読
王道といえば王道だけれど、ベタや二番(n番)煎じではない迫力とかっこよさがありました
友情・努力・勝利感がありますが、スポーツ物に比べるとメインとなる登場人物が少ない分、それぞれのジャズにか
>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.2

原作未読
そもそも愛はエゴだと思っているので、「愛は身勝手」という文字が映し出される予告に得心していたのですが、愛はあげる側の方がよほど楽で受け取る側の方が覚悟がいるなと思いました
鈴木亮平さんも宮沢
>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

3.8

築き上げた黄金時代があっという間に遺跡になってしまう様が虚しくて、乱痴気騒ぎのパーティも凋落に足掻く様も、内実を知らなければ華やかに見えても心の内は空虚で徒花のようでした
ブラッド・ピットは『ブレット
>>続きを読む

ミス・ポター(2006年製作の映画)

3.6

ピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポターの伝記的映画ですが、
女性が結婚しないという選択をすること、絵本の出版を掛け合う女性が男性と比べて軽んじられること、身分違いの恋が認められないこと等、それら
>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.2

原作未読
アニメ製作という、始まりはたった1人の情熱だったとしても、1人では決して成し遂げられない仕事を、色々な役割(専門分野)の人たちが集まって、チームで成し遂げる熱さが描かれていて、とても良い映画
>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.2

原作未読
好きなものを推すことの楽しさ(主観)と、推すことによって推す側がきらきらする様(客観)が描かれていて、心が温かくなる映画でした
私自身がそうなのですが、うらら(演:芦田愛菜さん)に共感しなが
>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.3

原作未読
尺に腰が引けていたのですが、いざ観ると3時間という尺に無駄がなくて、脚本も芝居もショットも素晴らしく、観て良かったと思いました
セリフも削ぎ落とされて洗練されていますが、だからこそ数か所の長
>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

4.0

わかってほしいとは思っていないし放っておいてくれるだけで良くて、ただ好きに生きたいだけなのに、それすら許されずに干渉してくる生きづらさに共感しました
三浦透子さんは『素敵なダイナマイトスキャンダル』鑑
>>続きを読む