たにぐちたかおさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

4.0

邪悪怨念妖美、日本特有な”ジャパニーズホラー”の怖さもありジャンルの垣根を軽々と超える荒木飛呂彦ワールドを映画館の空間で堪能出来たので大満足だ。が、もちろん良い意味でだけれど、自分家の居間で見ている気>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.8

ゼロからイチを生み出す韓国のバイタリティ溢れる映画業界は凄い、と感じさせてはくれるが、イチをヒャクにブラッシュアップさせている脚色素晴らしい日本Ver.は逆輸入(余談、『リトルフォレスト』が思い浮かん>>続きを読む

セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.8

昔に先輩から聞いたことのある
「股開かせるよりも心開かせる方がある意味難しい」も一理あるな、と思いだした。
師からは学び導かれその弟子には母性と癒しを得る2人の女性の成長譚と魂の解放への物語。として受
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

あまり数多くアクション映画を観ていないのとアクション場面に重きを置いて鑑賞していなかったのもあって印象に残っている作品は数えるほどしかないが、キングスマン(教会での殺戮 アジョシ(ラスト付近の救出 で>>続きを読む

宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

3.9

とても繊細なバランスで成立しているSF(少し不思議な ホームコメディ。
その立役者であり実質の主演は間違いなくバナナマンの日村勇紀さんだ。
あーキャスティングの勝利だなぁー、朝から泣かせんなよぉ〜笑
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最後まで行く(2023年製作の映画)

5.0

興奮してる、めっちゃ興奮してる、綾野剛is BACK!!!!!!!!!🎉


【追記】
屋台骨は良く練られている脚本のクライムサスペンスにも関わらず、ベタに慌てふためき口を手でお覆い指を震わせ「あわわ
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まなみ100%(2023年製作の映画)

4.0

あーこれが映画を観る喜びなんだよなぁ、と
映像×演技×音楽、が合わさり瞬時にはじける相乗効果な”映画”ならではの醍醐味を思いおこし、失礼ながらも期待以上で
タイトルの意味を理解し、
まなみへの思いがこ
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

4.3

【日記】
陳腐な例えかもしれんが、
最後の最後、ある登場人物の思いと行動に
一瞬にしてオセロの黒が全て白に変えられたように肌が粟立ちぞわっ、とした。
これは決して悪い意味ではなくて、一気に霧が晴れ代わ
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.9

この作品ほど
鑑賞中、直後、考察、感想を交換する。で大嫌い→愛おしいに変わるのも珍しい。
鑑賞中に奥歯かち割れそうにギリギリと噛み締めたほど大嫌いなアイツは自分だったんだ。
クズに自分を重ねすぎて苦し
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大阪古着日和(2023年製作の映画)

4.0

フィクションドキュメント、グルメにお散歩やフーテン寅さん風などさらばの森田さんの芸風みたく多岐にわたるジャンルでなかなか掴みどころが見えない、面白さ。
しかも、この作品の肝にもなっているであろうコント
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余りある(2021年製作の映画)

5.0

【日記】
黒木華さん出演『もはやしずか』ソワレを観劇した次の日。
(その2日後にマチネでも観る、というコロナ禍で先行き不安な毎日を悔いなく過ごす、という精神状態がチケットを2枚取らせた笑
お昼に新大久
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

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【メモ】めちゃくちゃ好き。めっちゃ良かった。買い時を探してたApple Watchめちゃめちゃ欲しくなる。実は裏ではAppleから脚本に組み込むよう指示があったのでは?と勘繰ってしまった笑無機質で冷た>>続きを読む

GOEMON(2008年製作の映画)

3.7

公開当時に鑑賞。
パンフレットを購入した記憶があるので多分、かなり気に入った作品だったと思う。
1作目の『CASSHERN』よりは物語もまだ頭に入ってきたし、なにより、もの珍しくもあり世界観にしっかり
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.2

Amazon studiosの制作だと知った時は
あー完全にスルーだわ、と。
好きな監督作品だとしてもなんか軽い。
例えるならネトフリオリジナルの詰めが甘い脚本作のようなイマイチ感強めな作品が多いと感
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世界の終わりから(2023年製作の映画)

3.9

【追記】
21年8月頃、『The little star(仮)』大阪府で撮影してたのかぁー、残念。
最近「最後の長編監督作品」と書かれたネット記事を読んだ。
嘘だろ?これから名作を産み出してくれるであ
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サイド バイ サイド 隣にいる人(2023年製作の映画)

5.0

【追記】
サイドバイサイド 小説読了。
WOWOWあたりがSPドラマ化してくれないだろうか。
未山くんに、俺も会いたいよ。


美しく。そして、とてもとても、とても残酷な物語だった……。


余談。
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

3.7

緻密に計算されたサスペンス作品として期待してるなら後半以降は肩透かしを喰らってるかもしれない……喰らってしまった。

キングメーカー 大統領を作った男(2021年製作の映画)

4.1

ピョンソンヒョン監督作品にハズレなしだなぁー。
これでさらに『キル・ボクスン』への期待値は上がり、鑑賞するのが楽しみになった。
史実や政治に興味や関心無くとも大丈夫。
最高の心理戦ゲーム作品として大い
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.9

ネタバレやまとめる事などめんどくさいから無し個人的な忘れない為の感想殴り書き。




めちゃめちゃ面白いなぁ。
阪元作品を見ているとキャラクター設定がいかに大切かを思い知らされる、というよりいかに寄
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死体の人(2022年製作の映画)

3.8

初!アップリンク京都さん、での鑑賞。
座席少ないながらも段差アリでよほど座高高い人が来ない限りお客さんの頭が邪魔になる心配もないカラフルな内装座席、そして硬めのソファーは座り心地良し。音響もいい。
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.7

【追記】
最近、気に入った作品はおかわり鑑賞してしまってたんだけれど、(『Winny』『フェイブルマンズ』『エゴイスト』など
本作は失敗したなぁ〜
特に、NHKでのドキュメンタリー視聴後にはほんと観る
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零落(2023年製作の映画)

3.8

もっと冷酷に描くことも出来ただろう、に。と鑑賞直後よりも考察すると印象が変わってくる。
それはやはり監督である竹中さんのお人柄なんだろうか、という思いが原作未読な今の時点では強い