Ryusukeさんの映画レビュー・感想・評価

Ryusuke

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凪待ち(2019年製作の映画)

3.9

内容が重く、色々と考えさせられたが、出演者の演技は皆素晴らしく、脚本も良かった。辛い時に人に手を差しのべられても、その気持ちに応えようと空回りしてしまい、考えられない行動に出てしまう。その人間らしさを>>続きを読む

超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.5

コメディ時代劇にアクションの要素が加わってなかなか面白い作品。
佐々木蔵之介、深田恭子、西村雅彦などの主要キャストの演技が良かった。
特に深みはないですが、ライトに楽しめる作品です。

殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

3.9

期待してなかったせいもあるが、面白かった。ストーリー展開、豪華な出演陣で満足感の高い作品。
阿部サダヲが出ているので、勝手にコメディと思っていたが、宿場町の窮状を救うために立ち上がった農民達の実話がベ
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.2

久しぶりにメチャクチャ面白い邦画でした。特にアクションや戦闘シーンがある訳でもないのに目が離せないストーリー展開。
菅田将暉と柄本佑のコンビネーションはバディものとしても面白く、後半の会議で敵陣の造船
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マクマホン・ファイル(2020年製作の映画)

2.8

期待外れ。
政治サスペンスっぽいが、内容が難しい上に細かく分かりにくい。
日本人には1980年代の中南米事情は明るくないからかもしれないが、もう少しストーリーを分かりやすくして欲しい。
アン・ハサウェ
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.4

実話が基になっており、楽しみにしていだが、登場人物が次々に現れて展開を整理するのが難しかった。
ニコール・キッドマン、シャーリーズ・セロン、マーゴット・ロビーの演技は風格を感じさせお見事でした。
現代
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.9

遅ればせながら鑑賞。
全編ワンカットで作品への没入感がハンパなく、あっという間に時間が過ぎた。
そしてカメラワークが素晴らしく本当に戦場にいるような臨場感が味わえた。

ストーリーとしては期待が高過ぎ
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母なる証明(2009年製作の映画)

3.5

ポン・ジュノ作品の1つとして鑑賞。観た後に何とも言えない複雑な感情になるが、パラサイトに通じる部分も多い内容に思えた。
ポン・ジュノ作品ならではの表現描写や伏線を貼っている箇所が多いのだが、その意味が
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男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995年製作の映画)

4.0

渥美清の遺作。
本作では寅さんの出番は大幅に少なくなっており、渥美清の体調がかなり悪かったことが窺われる。演者も皆、これが最後かもしれないという覚悟をしているように思えてしまう作品だった。
いつ何回見
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男はつらいよ ぼくの伯父さん(1989年製作の映画)

3.9

寅さんシリーズの中で最も好きな作品。
本作以降、渥美清の体調を考慮して、年2回の上映から1回となり、吉岡秀隆演じる寅さんの甥の満男が中心となる展開に。

大学受験に失敗し、浪人生活を送る満男に高校時代
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あん(2015年製作の映画)

3.9

樹木希林の名演技が光る作品。永瀬正敏や市原悦子らの演技力も素晴らしく、これぞ日本映画と言える内容だった。
ハンセン病に限らず、知識のなさから偏見やヘイトが生まれる訳だが、それらを受け止める人達の心情が
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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

3.3

2度目の観賞。
イギリス首相を務めたマーガレット・サッチャーの伝記的な作品だが、彼女の晩年を中心に描いている。
「鉄の女」と呼ばれた強いイメージが持たれているが、女性として、妻として、母としての彼女に
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.2

DVDで観賞。
1980年代の韓国の光州事件を題材にした作品。前半はちょっとしたコメディのような展開から軍事独裁政権の恐怖を感じさせ、最後は感動的な人間ドラマの構成になっている。
ソン・ガンホが演じる
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.8

第二次世界大戦末期のドイツ降伏までを描いた戦争映画。ヒトラーとその側近、妻となるエヴァ・ブラウンが地下防空壕でソ連軍の砲撃を耐えている描写はリアリティがあった。ヒトラーが自殺をしたのは周知の事実で結末>>続きを読む

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.7

アイリッシュマンの後にスコセッシの世界観を堪能したくて観賞。
ギャング世界の濃厚な人間関係を描いており、アイリッシュマンと重なってしまう。でも観る時期を問わず、いつ見ても俳優陣の重厚な演技は楽しめる秀
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

3.9

韓国の良作なスパイ映画。単なる善悪ではなく、カウンターパートである北朝鮮高官とに芽生えた友情が最大の見所になっている。
主人公が平壌に行くシーンはどのように撮影したのかなどメイキングがあれば是非見てみ
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新聞記者(2019年製作の映画)

2.7

DVDで観賞。
期待が高かったせいもあるが、全体的にはイマイチでした。
記者役のシム・ウンギョンは日本人という設定なのか不明だが、日本語のセリフがたどたどしく、聞きづらい。
松坂桃李や他の日本人俳優の
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.6

レンタルDVDで観賞。
ジョーカー誕生に至る経緯をまとめてたが、期待してなかった分楽しめました。
リアルと妄想が入り乱れていて、どこまでが本当なのか?特に最後のカウンセリングのシーンで実は全て妄想だっ
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.8

1979年に起こったイラン米国大使館人質事件のストーリー。
実際にあった話で、アメリカとイランが国交断絶するキッカケになった事件とは知っていたものの、カナダ大使館に隠れていたアメリカ人を偽映画の撮影と
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.5

観賞するためにNETFLIXに加入。
ただただ長かった。。。
マーティン・スコセッシ作品らしいマフィアの人間関係を中心にストーリーが展開される。
中盤まではもう少しテンポ良く進めて欲しかったが、中盤以
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.7

公開時に観ることができなかったのでブルーレイで観賞。
実はタランティーノ作品を初めて観たので、こんな感じなのかと思い知らされた。面白かったけど、シャロンテート事件を予習してたので、結末に何とも言えぬ感
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.8

アカデミー賞にノミネートされていたのでNETFLIXで観賞。
NYに住む子供あり夫婦の離婚調停の物語。夫を演じるアダム・ドライバーと妻のスカート・ヨハンソンの演技が見事だった。あんなに激烈な夫婦喧嘩を
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

3.9

アカデミー賞にノミネートされていたのでNETFLIXで観賞。
二人の主演の会話のやりとりが主な構成で大きな盛り上がりはないが、現在の教皇がどのようにして選ばれたのか、何故前教皇は終身まで務めることが慣
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.7

友人の勧めで観賞。今のところ今年で一番面白い作品。
登場人物全員のキャラクター設定が明確でストーリーも秀逸。
韓国の格差社会を描き、裕福なIT社長一家に入り込む様子や不条理な社会システムが諸悪の根源な
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

クリスチャン・ベイルが気になり、映画館で観賞。モータースポーツを知らなくても楽しめる作品。
企業内でよくある現場サイドと経営陣の考え方のズレを真剣に時には面白く描写していたし、クリスチャン・ベイルが演
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.7

クリント・イーストウッドらしい骨太な作品。主演のポール・ウォルター・ハウザー演じるリチャード・ジュエルの純粋だけど、社会に適用できない不器用さにFBIとメディアが突け込んでいく姿に恐怖を感じた。
人が
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.6

中盤から後半にかけて狂気を感じながらも引き込まれてしまう恐ろしい作品。
ただ、見ている間は妻の周到かつ緻密な策略に思えるのだが、見終わって暫くすると、意外に穴はいっぱいあるんじゃないの?警察も気付くだ
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テッド(2012年製作の映画)

3.5

公開時に観たが、再度レンタルで観賞。普通に笑える。
可愛いテディベアが毒と下ネタを吐き出すと何故か笑ってしまう。
ラストの展開はもうちょっと工夫できたなかったかな。
でも何も考えずに楽しめます。

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.5

良い意味で色々と予想が裏切られた良作。マーティン・スコセッシ監督といえども海外の監督が日本を舞台にする作品は得てして誤解や違和感が出てくるものと思っていたが、全く突っ込みどころがなく自然と受け入れられ>>続きを読む

ある少年の告白(2018年製作の映画)

4.0

重いテーマだが、家族への愛と信念を考えさせてくれる作品。
ルーカス・ヘッジスの好青年ながらも内面の葛藤に悩む演技は素晴らしい。
「ベンイズバック」にも出ていたが、ナイーブな青年を演じさせたら、右に出る
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LBJ ケネディの意志を継いだ男(2016年製作の映画)

3.8

ケネディ大統領暗殺により、急遽大統領となったリンドン・ジョンソン大統領の半生を描いた作品。
ケネディ暗殺の黒幕説も出たジョンソンの視点で描かれたものはこれまでなかったので、新鮮な切り口だった。

人気
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.9

ビートルズ好きにはたまらない作品。音楽、恋愛、コメディの要素がバランス良く盛り込まれて気分良く観られる。
ストーリーに特段のサプライズはないが、ビートルズファンとしては満足できたかな。できれば劇場で見
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.8

大泉洋の凄さを改めて実感。
彼以外にこの役が出来る人が思い浮かばない。重いテーマでもあるのに、笑えて泣ける作品。
最後のお母さんへの手紙が泣けました。

家へ帰ろう(2017年製作の映画)

3.9

タイトルがイマイチと思ったが、最後に意味が分かった。アルゼンチンに住む88歳のユダヤ老人がポーランドまで旅をする過程で、過去を精算して行くストーリーなのだが、コミカルなシーンとシリアスな場面が重なりあ>>続きを読む

いぬやしき(2018年製作の映画)

3.5

期待をせずに観たが、木梨憲武の演技が良かった。ストーリーも分かりやすく、正義と悪がきっちり描かかれているので、何も考えずに楽しめる作品。
映像の迫力満点なので、映画館で観た方が楽しめたかも。

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.8

ずっと緊張しながら見ないといけない映画。ほっこりするシーンは殆んどなく、実話なのが余計に辛い。
残酷なシーンは多いが、ホテルの宿泊客、従業員、人質の家族、テロリストの心理描写が丁寧に描かれている。
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