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ヤクザ物映画。乱暴だが根は優しい朝比奈と新興ヤクザ相良の抗争を描く。文豪三島由紀夫が主演を務めているが、その大根役者ぶりを酷評される結果となり、一般的には(フィルマークでの点数を見れば分かると思うが>>続きを読む
大阪のミナミで「夜叉」と呼ばれるほどの大物ヤクザだった修治。現在は福井の港町で漁師として生活している。ある日村に螢子という娘がやってきて居酒屋を開く。別嬪な娘さんに大盛り上がりの男たちだったが、彼女>>続きを読む
『JUNK HEAD』待望の続編。前作の話の続き…というわけではなく、その百年以上前の話。
勿論、今作もストップモーションのアニメ。前作の成功で資金が潤ったのか、スタッフの数がメチャクチャ増えてた>>続きを読む
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ストップモーションのアニメーション映画。地下世界に生息する「マリガン」なる生物たちと体を失い機械になった主人公との珍道中。
まず初めに、この作品をほとんど一人で作り上げた監督に限りない拍手を送りた>>続きを読む
ポーランドの巨匠アンジェイ・ズラウスキーがドストエフスキーの『白痴』にインスパイアされて作成された映画。
ズラウスキー監督の作風を知っている人なら分かると思うが、「原作の何をどう解釈したらこうなる>>続きを読む
原作は村上龍の小説。高い指環を買うために援助交際を行う女子高生を描いた作品。つい最近原作を読んだので。
監督があの「エヴァ」で有名な庵野秀明ということもあって、非常に独特な作品に仕上がっている。ホ>>続きを読む
『ハイパーボリア人』上映前にやってた短編映画。わけわかんねーとか思って見てたけどどうやらピノチェト独裁政権時代に死んだ人を偲ぶ作品のようで、死ぬほどシリアスな作品だった。
『オオカミの家』でそこそこ有名になったクリストーバル・レオンとホアキン・コシーニャ監督の新作。今回はストップモーションのアニメ部分は少なめ。
前作『オオカミの家』は非常に不気味かつ難解な作風で話題>>続きを読む
「使い捨て人間」ことミッキー。死んでも記憶そのままで「リプリント」されるため、人体実験まがいの過酷な扱いに辟易する日々。ある日崖から転落し、「18回目の死」になるかと思いきや、その星の見た目はキモい>>続きを読む
ベトナム産の映画。サイゴンを舞台に、奉公人であるムイの恋やら何やらを描く。
芸術100%みたいな映画で、絵は本当に美しい。パパイヤ切ったら中に種いっぱい詰まってて(パパイヤの中身ってこんな風になっ>>続きを読む
暴力100%。ギャング同士の血で血を洗う抗争を描いたブラジル産映画。
なんといっても、その熱量の凄さ。陽気なラテン音楽に乗せて鶏を追いかけるギャングを高速のカット割りで映すオープニングからしてテン>>続きを読む
なかなかお目にかかることのできないイラン産映画。友達の家にノートを返しに行く、というストーリーだけ見れば極めて単純な作品。
主人公のアハマッドの純朴さと対比するように、出てくる大人が皆性格が悪く、>>続きを読む
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粗野なイタリア人用心棒×教養深い黒人ピアニスト。性格が真反対の凸凹コンビが黒人差別の根強いアメリカ南部へ演奏旅行しに行く話。今更ながら鑑賞。
いやー、この組み合わせで面白くないわけないでしょう!粗>>続きを読む
娘のためにメチャクチャデカい「宮殿」を建て続けるおじさんの話。実話がベースになっている。
主人公のシュヴァルは郵便配達員。かなり内気な性格をしており人と喋りたがらない。内向的ではあるが実直な性格を>>続きを読む
アニメの方を見たので。
当たり前の話だが、2時間という時間の制約のためにかなり削られたエピソードが多く、こちらではペコとスマイルの友情一点に焦点を当てている。孔や風間の心理的葛藤はあまり描写されず>>続きを読む
『ゴースト・イン・ザ・シェル』の続編。愛玩用のロボット(正確にはラブドール)が持ち主を惨殺する事件が発生、公安第9課のバトーとトグサが調査に乗り出す話。前作主人公であった草薙素子少佐が失踪した数年後>>続きを読む
押井守の代表作にしてSF映画の金字塔感のある作品。原作未読のうえロクに設定なんかも調べてないので、映画から得られる情報だけでしか語れないことをご容赦願いたい。
(おそらく)近未来の、今よりかなりテ>>続きを読む
•ラビリンス*ラビリントス
「ねこぢる草」みたいな感じの幻想的なアニメーション。意味はあんま無いと思う。他二つはこの作品内で上映された映画、という設定か。他二つが終わるとこの作品に再度戻ってくる。>>続きを読む
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「哀れなるものたち」や「女王陛下のお気に入り」で有名なヨルゴス・ランティモス監督の作品。
独身者がホテルに集められ期間内にパートナーを見つけないと動物に変えられるという奇想天外な発想の映画で、ここ>>続きを読む
「エヴァンゲリオン」で有名なスタジオカラー製作のガンダム。庵野秀明氏も関わっているらしい。初代ガンダムの世界観を下敷きにそれとは全く違ったストーリーが展開される。
冒頭は、初代ガンダムと全く同じと>>続きを読む
600万人ものユダヤ人を虐殺した悪名高いホロコースト、その「始まり」であるヴァンゼー会議を題材にした作品。
映画の大部分が「ユダヤ人を如何にして殺すか」を議題とした会議の様子で占められている。時系>>続きを読む
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なかなかお目にかかることのできないフィリピン産の映画。ごく限られた映画館で上映してたっぽいが、私の住む地域ではやっていなかったため視聴は叶わなかった。つい最近アマプラに追加されたので早速視聴。
か>>続きを読む
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古城を再利用した精神病院。そこに一人の医者が赴任してきた。彼の名はヴィンセント・カーン。優秀で聡明な医者である彼だったが、実はある重大な秘密が隠されているのだった…。
最初に言っておくと、U-NE>>続きを読む
同名の小説が原作のフランス映画。戦争で顔面が崩壊したエドゥアールと戦争で仕事も恋人も失ったアルベールが「記念碑詐欺」を企てるストーリー。
ジャンルはコメディとなっているが、あらすじを見て分かる通り>>続きを読む
芸術とエロに極振りした変態映画。映画全体の1/3くらいおっぱい映ってるからビビる。
恋人(女)との変態プレイの最中誤ってハサミで刺し殺してしまったアリス。収監された修道院では修道女が罪人に地下室牢>>続きを読む
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全世界を熱狂させた「ジョーカー」。その待望の続編であり、激しい賛否両論を起こしている作品。
カートゥーン調のアニメーションで開始するという、ジョーカーらしい(?)始まり方。内容は「ジョーカーの影が>>続きを読む
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安部公房「箱男」、まさかの映画化。安部公房の中でも特に難解な長編小説。原作を読んだのが随分前であんまり覚えてないため確かなことは言えないが、ストーリーは原作にかなり脚色を加えている(というか、原作に>>続きを読む
「ポゼッション」や「シルバーグローブ」などの実験的な内容の映画で一部では有名なアンジェイ・ズラウスキーの遺作ということで。
彼の作品は何作品か視聴済みで、最初から内容なんか分かるわけないと思って鑑>>続きを読む
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「麻薬の取引現場(決裂した後撃ち合いが始まり、その場にいる全員が死亡)で大金拾った!ラッキー、盗んじゃえ!でもヤバい刺客があたしを追ってきた!どうなっちゃうの〜⁉️」な映画。勿論こんなノリの映画では>>続きを読む
第二次世界大戦中のポーランド(正確には自由都市ダンツィヒ)を舞台に、3歳で成長が止めた少年が出会う、戦争だったりセックスだったりを描く。
主人公のオスカルは、大人の醜さを知り、大人になりたくないが>>続きを読む
ドイツのノイズミュージックバンド、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのドキュメンタリー映画。ドキュメンタリーといってもメンバーに対するインタビューなどはなく、どちらかというとPVに近い感じ。途中>>続きを読む
あまり見かけることのない「切り絵アニメーション」(切った紙や布などを使ったアニメーション作品)の映画。「仏像と融合して最強の生命体になることを目論む僧侶との戦い」という設定の時点でかなりぶっ飛んでる>>続きを読む
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韓国産のマフィア物。犯罪組織に潜入した警察官、ジャソンの葛藤と苦悩を描く。
最初から最後まで緊張感満点、夢中で鑑賞することのできる映画で中弛みというものがない。特にジャソンの正体が「ボス」であるチ>>続きを読む
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黒澤明普及の名作である「生きる」のリメイク。舞台を戦後のロンドンに移し、余命幾許もない市役所の課長が真に「生きる」ことを探し求める。
原作視聴済、さらにその映画で死ぬほど感動した身としては、どのよ>>続きを読む
映画冒頭、「私たちはチリの大自然でコロニーを形成し、近隣の方々とも仲良くやってます」という胡散臭いナレーションと、そのコロニーの様子と思われる映像が流れる。「オオカミの家」はそのコロニーで昔作られた>>続きを読む
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どうやら啓蒙・教育目的で作られた映画らしく冒頭で主役のおじいさんがこの映画が意図していることやキャストのことなんかを丁寧に説明してくれる。老人が被る不運を「遊園地のアトラクション」に例える映画とのこ>>続きを読む