逃避、欲望、孤独、高さ
作り手は細部までこだわり、鑑賞者は作り手の誘導により感情を生み出す。
監督はチャーミングで通訳の方はめちゃめちゃ優秀だった。
好きな作品だった。
心優しき少年少女が何かに立ち向かう姿を見ると泣いてしまう。歳?
パリの街が美しい。
昔はいつでも輝いてみえるけど、
今を目一杯生きていく。
撮り方が上手い。
想像力を掻き立てられる。
恋に狂い恋に踊らされる。
いつの時代も変わらない。
コロナ禍の香港で生きる親子を描く。
マスクが品薄でなかなか買うことができない、マスクを洗って再利用する、仕事がなくなっていく。コロナによって人々が追い込まれていく。
香港の人間味溢れる風景が綺麗だ>>続きを読む
日焼け止めを塗る時のあの質感が記憶を呼び起こすきっかけになる。そのセンスが絶妙。
そして、セピア色に染まった記憶は、経験していない自分たちまでもが懐かしいと感じてしまう。
特にポラロイドカメラのシーン>>続きを読む
「救済」とは何か。
それは人それぞれ全く異なるもの。
勘違いでもいい。本人が「それ」によって救済されるならば。
チャーリーにとっては、それがエッセイであり、娘だった。
罪の意識に苛まれ、自らに罰を下>>続きを読む
観賞後、エアジョーダンを買いたくなるが、これもNIKEの戦略なのでは?と思い葛藤する。
画面が狭いゆえに我々が観ることができるもの、認識できるものが少ない。
だからこそ想像力を掻き立てられる。
彼女が何を観ているのか、それを観て何を感じているのか。
理解が一瞬、遅れることにより彼女と同>>続きを読む
鉄郎が幸運だったのは、周囲の人間に恵まれていたこと。
そうした人を惹きつけるには、不退転の決意と後先考えない行動力が必要だと感じさせる。
自分ですら、懐かしいと感じる音楽で誰もが若かりし頃抱えていた>>続きを読む
広大な自然と都市開発による工事現場が併存する中国の郊外。その中で成長していく子ども達を描く。
正直よく分からなかった。
自分が楽しむにはまだ早かったのか。
誕生日の火に照らされた主人公の影が印象的>>続きを読む
これぞアートだ。と感じる作品。
よく分からないけど圧倒された。
頭ではなく感覚で楽しめた。
思わず見入ってしまう。
火、煙、波、風、音みたいな安定しているようで不安定、不安定であるようで安定してい>>続きを読む
余韻が延々と残る作品。
由希にとっての生きた証が真希であり、
最後の全てが救済されたかのようなラストショットが圧巻だった。
登場人物の会話する向きに意図を感じた。
正対して相手と向き合った時に、彼>>続きを読む
理由は分からないけどすごく好きな作品だと感じた。
流れるもの落ちていくものの描写が印象的。
落石のように、どんどんと物事が連鎖していく。表層的な平和がどんどん剥がれていく感じ。
「やまぶき」がこち>>続きを読む
カメラを盗まれた後、明るい駅から深い森に進んでいく描写
共にタバコを吸う時の見るより見られるもの、語るより語られるものを写すショット
などなど、とにかく好みの映画だった。
下車して迎えてくれたおば>>続きを読む
中国映画を(恐らく)初めて観たが最高だった。
まず冒頭の鏡越しのヨウティエとロバに寄り添うクイインを映すショット。これから彼ら2人の物語が始まることを暗示していて、作品を通して一番好きなショットだった>>続きを読む
最高だった。
不動から動、動から不動
対称に見えて非対称な構図
それらを最後まで一貫することで、映像に緊張感が生まれる。
奥さんが涙するシーンは思わず鳥肌立つほど、見応えがあった。
セリフはほ>>続きを読む
映像を観ているだけでゆきさんの人柄が分かる。
ゆきさんと川
たい焼きとコーヒー
色んな対比が盛り込まれていて、家でコーヒーを飲むシーンを観た時、思わず涙が込み上げた。
4月から8月
春から夏
満開の桜道から山の中の林道
1回目と2回目の赤い靴
彼女の心境の変化が映像の対比によって伝わる。
主人公の女優さんの声が素敵だった。