ラウぺさんの映画レビュー・感想・評価

ラウぺ

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CURED キュアード(2017年製作の映画)

4.2

人間を狂暴化させるメイズ・ウィルスの蔓延後、治療法の発見によって感染者の75%は元に戻った。治療効果の見られない25%は隔離施設に収容され、治癒した者は「回復者」として証明書を渡され社会に戻った。しか>>続きを読む

ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

4.0

動物カメラマンのジョンと料理ブロガーのモリ―は愛犬トッドと一緒に暮らすためにロサンゼルスのアパートを出て寂れた農場に移り住む。オーガニックで伝統的な農法で農場を再生するための努力を追ったドキュメンタリ>>続きを読む

テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

3.8

パレスチナのラマラ(劇中ではラマッラーの表記)にあるTV局で人気番組「テルアビブ・オン・ファイア」のヘブライ語の監修をしているパレスチナ人のサラムは、自宅のあるエルサレムから毎日検問所を通って出勤しな>>続きを読む

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.0

2012年、シリアのアレッポでジャーナリストに憧れるワアドはデモに参加したことからスマホで撮影を始める。デモは次第に反政府運動へと拡大していき、そこで救護にあたるハムザと出会う。やがて二人は結婚し、娘>>続きを読む

シェイクスピアの庭(2018年製作の映画)

4.1

1613年、「ヘンリー8世」の上演中にグローブ座が炎上崩落、シェイクスピアは故郷のストラトフォード・アポン・エイヴォンに戻った。20年ぶりに帰宅したシェイクスピアに妻や娘たちは冷ややかな態度だったが、>>続きを読む

ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

4.0

緊急事態宣言の全国への拡大で、劇場で映画を観るのも本作で一旦打ち止め。(泣

途中から3Dに切り替わるということで話題のこの映画、どういう物語なのか説明するのは非常に難しい作品。
残念ながら2D版での
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シンデレラ(2015年製作の映画)

4.3

ディズニー総力を挙げての全方位隙無しの万人向け実写版。

みんなが知ってる「シンデレラ」のストーリーに大人っぽいドラマ要素を少し濃くした味付け。
子供時代から両親を亡くし、継母に育てられてコキ使われる
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.0

ヴィクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」ゆかりのパリ郊外モンフェルメイユ。地方から犯罪防止班に転属してきた警官は初日に先任の警官とともにパトロールに出る。移民と低所得者の街となったモンフェルメイユではさ>>続きを読む

名もなき生涯(2019年製作の映画)

4.3

第二次大戦前夜の1938年3月、ドイツはオーストリアを併合。「ドイツ兵」として召集された兵士はヒトラーへの忠誠を誓わされた。ドイツのバイエルン州に隣接する小村ザンクト・ラーデグント(Sankt Rad>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.3

安田講堂事件の約4ヶ月後の1969年5月13日に行われた三島由紀夫と東大全共闘の討論会の模様を巡るドキュメンタリー。

安保闘争やベトナム戦争の反動による世界規模での反戦運動の潮流を受けた全共闘と皇国
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.5

観たくて観たわけではない、本作は職業上の必要から鑑賞。

1970年代ハンブルクに実在した殺人鬼フリッツ・ホンカの物語。
映画はいきなり一人目の死体を部屋の物置に隠す場面から始まります。
ホンカは短気
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母との約束、250通の手紙(2017年製作の映画)

3.8

破天荒でちょっと山師的なところのある母ニーナはワルシャワからニースに移り住み、ホテルの支配人をしながら女手ひとつで息子のロマンを育ててきた。ロマンには「おまえは将来作家となり、外交官となって勲章を貰う>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.8

世界的ベストセラー「デダリュス」の最終巻が完成し、世界同時発売に向け9人の翻訳家が集められる。洋館の地下室に閉じ込められ外界との接触を一切断つことで流出を防ぐためだったが、出版社の社長の元に「最初の1>>続きを読む

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

4.0

英国の帝国戦争博物館(Imperial War Museum)に保管されている第一次大戦中に撮影されたモノクロフィルムをピーター・ジャクソンがレストア、当時の兵士のインタビュー音声と新たな吹き込みをナ>>続きを読む

地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.2

1979年の劇場公開版(153分)、特別完全版(202分)に続き、今回のファイナル・カット(182分)がプレミア上映版を除くと3つ目のバージョン。
最初の劇場公開のあと特別完全版を観て、2016年に劇
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淪落の人/みじめな人(2018年製作の映画)

4.0

不慮の事故により下半身麻痺となった主人公の男は妻と別れ、子供もアメリカに留学して一人暮らし。身の回りの世話に外国人家政婦を雇っていたが、新たにフィリピン人の家政婦を雇うことにした。彼女はフィリピンでの>>続きを読む

オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

3.9

フィンランドで現在までただ一人欧州選手権で優勝した“コッコラのパン屋”オリ・マキはプロに転向し、1962年8月17日、アメリカのフェザー級チャンピオン、デビー・ムーアと対戦することとなった。コーチのエ>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.2

トラック運転手のフランク・シーランは運転中にエンジンの不調に見舞われ、立ち寄ったスタンドでマフィアのボス、ラッセル・バッファリーノに出会う。バッファリーノは全米トラック運転手組合“チームスターズ”のジ>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

第一次大戦中の西部戦線。翌朝に予定されている味方の総攻撃を中止させるべく、2名の伝令が敵陣を越えて派遣されることになった・・・

全編ワンカットの映像が話題を呼んでいますが、それだけではない濃密な映像
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.2

2012年、アルゼンチンのベルゴリオ枢機卿(ジョナサン・プライス)は、カトリック教会の現状に不満を抱く立場からローマ教皇のベネディクト16世(アンソニー・ホプキンス)に辞意を申し入れるため教皇の別荘で>>続きを読む

テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.8

映画の冒頭に“25年の映画人生の末についに完成した”というキャプションが入ります。
「映画史上最も呪われた企画」として9回の挫折の末にようやく日の目を見た作品ですが、万人にお勧め、というわけにはいきま
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

世界的ミステリー作家の誕生パーティの翌朝、作家が死んでいるのが見つかった。集まった家族全員が怪しい・・・

最近あまり見かけなくなったアガサ・クリスティー風の混じりっ気無しの本格ミステリー。
豪邸で夜
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アラビアのロレンス/完全版(1988年製作の映画)

4.5

今更説明不要な、名画の中の名画。
これを観たことで人生が変わりました。
私の中東に対する興味の原点でもあり、卒論にイスラエル問題を選ぶことになるきっかけとなった映画でもありました。

元の映画は196
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.9

※下に追記あり

1996年のアトランタオリンピック開催中に爆弾テロ事件が発生。不審なバッグを発見し、群衆を避難させた警備員は、逆に容疑者としてあたかも犯人であるかのようにマスコミに採り上げられ、FB
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

4.2

2017年に放映されたTVアニメ『メイドインアビス』の続編。
当初は第2期のアニメ放映とのことでしたが、劇場公開に変更。劇場版はPG12からR15+に引き上げ。
内容の過酷さ故に、TV放送を諦めての劇
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.9

演劇の演出家と女優の夫婦。僅かなすれ違いから別居状態となり、離婚に向けて協議を始めることになるが、それは二人が考えていたより遥かに過酷なものだった・・・

端的に言って、結婚より離婚がどれほど大変か思
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

根は優しいジョジョはイマジナリーフレンドのアドルフ・ヒトラーの力を借りてヒトラーユーゲントの教練に参加していたが、勇気を示すために兎を殺すことを強要されたのを拒んだことで“ジョジョ・ラビット”とあだ名>>続きを読む

再会の夏(2018年製作の映画)

3.9

第一次大戦終了後のフランス。フランス最高位の勲章であるレジオンドヌール勲章を授与された英雄が、帰還の式典で犬に勲章を授けたことで国家への侮辱の罪で投獄された。軍法会議に掛けるべきか判断するため、引退間>>続きを読む

国家が破産する日(2018年製作の映画)

3.4

1997年の韓国の通貨危機に際して対策に奔走する韓国銀行の通貨政策チーム長、危機に乗じて一山当てようとする金融コンサルタント、百貨店の大口注文を手形決済したことで苦境に陥る食器工場の社長を主人公とする>>続きを読む

スノーピアサー(2013年製作の映画)

4.0

化学薬品によって温暖化を食い止めようとした人類はその反動で地球が酷寒の世界と化し、人々は走り続ける列車の中だけで生き延びていた・・・

豪華なキャストと奇想天外な設定が興味を引きましたが、あまりに突飛
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.2

企業文化が180度異なるフォードとフェラーリ。フェラーリの買収に失敗し、エンツォ・フェラーリからコケにされたヘンリー・フォード2世はル・マン24時間耐久レースで優勝してフェラーリの鼻を開かすべく、キャ>>続きを読む

セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

3.9

地元の映画館で上映がなかった?ようで、公開時にはノーマークでしたが、これはなかなかの傑作。

近未来の世界、食糧難を解決すべく遺伝子組み換え作物で食料の増産を試みるも、その副作用として多胎妊娠が激増。
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

全員失業中の半地下で暮らす一家。あるとき長男が友人から裕福な一家の家庭教師を替わってくれと頼まれたことから一家の寄生活動が始まった・・・

物凄く大雑把に言って、全体の印象は『サバービコン 仮面を被っ
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.7

本作は人生を終えるまでに一回は観ておかなければならない映画の、おそらく筆頭に挙がる作品。
今回は「午前十時の映画祭」で、劇場で観るのは初回の上映以来これが2回目。

今更ながら非常に魅力的なところの多
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.8

引退を撤回して製作された『私は、ダニエル・ブレイク』の監督ケン・ローチの最新作。

マイホームを手に入れるため、個人事業の宅配契約を結んだ男の悪戦苦闘を描くこの作品は、『私は、ダニエル・ブレイク』同様
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ウォッチメン アルティメット・カット版(2009年製作の映画)

4.6

2009年公開の『ウォッチメン』(劇場公開版163分)には日本未発売のディレクターズカット版(本編186分)があって、今回215分のアルティメットカット版が発売になりました。
アルティメットカット版は
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