ネットさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

心の指紋(1996年製作の映画)

3.7

良い。沁みる。けどそれ以上の感想が出ないのがめちゃ悔しい。適当に映画を見過ぎ。
インターセプターみたいな車でカッコいい。あと、クレジットタイトルが『L.A.大捜査線』とほぼ同じ。まさかのアン・バンクロ
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ブッチャー・ボーイ(1997年製作の映画)

3.5

意外とあんまり見たことないアイルランド映画。訛り具合でトレスポを思い出すけど、イギリス田舎映画と呼ぶとアイルランドの人に怒られるな。
前半はそんなに面白くないけど、後半になると好き。自分が見たい男映画
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カルメンという名の女(1983年製作の映画)

3.5

構成は案外わかりやすかった。ゴダールって海好きだよなーと。

Tメン(1947年製作の映画)

4.0

仲間が撃たれるのを見るデニス・オキーフの顔のクローズアップがすごい。この時代のハリウッド映画っぽくないというか。物語の経済性から外れて俳優の演技が前面に出る感じが。
妻と遭遇してしまうシーンも超好き。
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ハンナだけど、生きていく!/ハンナはいつも、アイされたい(2007年製作の映画)

3.5

もうあんまり覚えてない。面白かった記憶もあるけど。ラストのガーウィグの告白(というか懺悔?)がなんか良かった覚えがある。
『イルマ・ヴェップ』に感動してこれは微妙というのがどういう意味を持つのか。カメ
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戦慄の絆(1988年製作の映画)

2.5

面白くない。こんな面白そうなのになんで視聴困難映画なんだ?とずっと思っていたけど、単に面白くないからか……
産婦人科器具は最高。

生き残るヤツ(1971年製作の映画)

3.5

ちゃんとアメリカンニューシネマっぽい鬱々しさがあるのだけど、クスリからの逃げ出せなさがスラップスティックなコメディに直結してくるのが面白い。パッサーは『クリエイター』をちょろっとだけ見たけど、今作とい>>続きを読む

最前線(1957年製作の映画)

4.0

超面白い。じっとりとした戦争描写、ロージー『銃殺』を思い出す。知らん間に兵士が死んでいくことに慣れてしまっているのだけど、確実に減っていく。

イルマ・ヴェップ(1996年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白い。俳優の表情がとにかくいい。マギー・チャンの顔が動く動く。ナタリー・リシャールがレズビアンだということをビュル・オジェが明かしたときのマギー・チャンの反応。このシーンは粗い長回し主体>>続きを読む

ゼロ・モティベーション(2014年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白い。舞台がイスラエルの基地なだけで、ほとんどスーパーバッドみたいなアメリカ学園コメディ。
なのに、劇重女性の事件で一気にシリアスになったりとテンションの上下がすごい。

ラザレスク氏の最期(2005年製作の映画)

4.0

キツい。胃がキリキリする。個人の尊厳が全くない。
序盤は地味なのだけど、救急車で搬送が始まってから面白くなる。面白いというか辛くなる。
病院に運ばれる間ひたすら看護師に話しかけたくなる感じわかる。
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脱獄の掟(1948年製作の映画)

3.7

U-NEXTで2Kレストア版。撮影はジョン・オルトン。最初の面会シーンでのマーシャ・ハントへのキャッチライトの当て方とか半端ない。やりすぎというくらい。さすがである。
ラストの取っ組み合いも良い。炎と
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カップルズ(1996年製作の映画)

3.0

リトルプレスリーからリトルブッダに大昇格。
人の動かし方がバタ臭いなと感じること多し。イギリス人男性のイライラした動きのつけ方とかかなりダサいと思うのだが……

リスボン物語(1995年製作の映画)

3.7

好き。マドレデウスの音楽に一耳惚れ。
映画マッドサイエンティストというか意図が理解できない映像現代アーティストのような男性によるプロジェクトに対して、グダグダ言ってないで映画撮れやと一蹴する主人公が良
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バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

3.5

面白かった。
舞台初日終了後にバックダンサーたちがホテルの一室で集まって飲んでいるシーンが好き。準主役のはずのシド・チャリシーが画面の奥で無名の誰かと踊っているというのがとても良い。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.5

しみじみと良い映画。帽子の継承とか三浦友和を真似る岸井ゆきのとかは予想を超えないから「ですよねー」しか言えないけど、良いもんは良い。
序盤のコンビネーションのシーンが良すぎて笑ってしまう。あとボックス
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

原作で感動したのは、「あいつ……大人になったな」「いや…そうじゃねえ……バスケット選手になっちまったのさ…」とか「もう俺にはリングしか見えねえ」などに代表されるような、ほぼ「作品の面白さ=試合の面白さ>>続きを読む

メルビンとハワード(1980年製作の映画)

4.5

鑑賞困難映画だからとか関係なくめちゃくちゃ良かった!『愛されちゃってマフィア』にそこまでハマらなかったので少し心配してたが杞憂だった。『愛され……』は微妙にグダグダしたテンポが軽妙なロマコメにしてはト>>続きを読む

おかしな求婚(1971年製作の映画)

3.3

この前見た『イシュタール』も合わせて、エレイン・メイ映画はテンポが悪いしグダグダしてるなーという印象はある。服の着方がおかしいんじゃないの?のくだりの妙な冗長さとかに顕著。けどまあまあ面白かった。
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

4.0

めちゃ面白い!ドクター・フェイトが超かっこいい。
しみったれたドラマがないから良いという言い方はあまり好きじゃないのだけど、でも実際そうなってしまっている。ドラマがないわけではないのだけど、無駄に時間
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.5

ドルビーシネマで見た。前作より面白かった。たぶん人間関係が前作より多少複雑になったからだと思うし、なにより海&産業用施設ということでキャメロンも生き生きしてたのは大きい。『タイタニック』まであるし。>>続きを読む

イシュタール(1987年製作の映画)

3.0

撮影がストラーロとは思えない。
映画館の席についた途端にどっと疲労がやってきたせいで前半はほぼ爆睡。知らん間に中東へ行ってた。でも面白い映画は途中から見ても面白いものなので特に心配はしてなかったが、結
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アバター(2009年製作の映画)

3.0

再見。そういえば最初に見た時もそんなに面白いと思わなかったことを思い出した。物語が薄味。単純とかそういうことでもない。T2もそんなにハマらなかったし、もしかしたらキャメロンが苦手なのかも。気合い入れて>>続きを読む

にわのすなば GARDEN SANDBOX(2022年製作の映画)

3.3

カワシママリノのとろんとした目がなんとも言えず不思議で、ぼんやりとしたこの映画を体現しているようでもある。それに対するように村上由規乃の確かな存在感が良い。
工場フェスの音楽がドープで好きなんだけど、
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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

3.5

戦闘の指揮もしつつ、ダメ執政の問題解決もしなくちゃいけないガンダルフの負担がやばい。エオウィン美しい!
なんとはなしに『旅の仲間』を見ていたら、母親がこれはちゃんと見なきゃいけないやつだ!と言い始めて
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ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

3.5

兵士ではないのに男性というだけで戦闘に駆り出される人々の様子を見てウクライナ侵攻を想起してしまう。今年は映画の戦闘シーンを見るたびにウクライナを考えてしまう年だったように思う。
全体的にダレるけど、ラ
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.0

三部作の中ではちゃんと旅してる方なので面白いし、これが一番好きかも。小規模だし。
『グリーンナイト』がいかに2010年代的な映画だったことが相対的にわかる。2010年代的というのは、画面が過度に技巧的
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レディ・イヴ(1941年製作の映画)

3.5

スクリュボールコメディというのは自分にとってなぜか興味深いジャンルで、カヴェル「幸福の追求」で今作が取り上げられているそうなので見る。
結構面白かったけど、特に何かを書くほど印象に残ってない。要再見。
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.5

思ってたよりポップ。照明もゴテゴテだし、人物の影を小道具に託したりとしっかりアメリカ映画してる。しかもクリスマス映画。いまだに映画の中でクリスマスという単語が聞こえるだけでワクワクしてしまう。ラストが>>続きを読む

大殺陣(1964年製作の映画)

3.0

OPクレジットが泥臭くてめちゃかっこいい。が、それ以降は話があんまりよくわからなかった。ラストの乱闘もあんまり大したことないなー……ずっとカメラ引いてるし。

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.5

前作より面白く見れた。ブラックパンサースーツは今作が一番かっこいい。
チャドウィック・ボーズマンの死という理由のない喪失に関する物語だと思ったらそうではなかった。因果律の塊であるMCUがどうやって因果
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放浪記(1962年製作の映画)

3.5

見ててとてもつらい。本当につらい。ずっとお金がないという話しかしていない。久しぶりに映画見たからなのかもしれないが、とても長く感じられたものの、貧乏地獄が延々と続く感じもあってよかったのかもしれない。>>続きを読む

アルプス(2011年製作の映画)

3.5

ランティモスなので期待値が低かったせいか、わりあい楽しめた。演技行為が変なものとして提示されてるのはハマリューよりすんなり受け入れられる。
序盤、病院のベッドに臥している大怪我したテニス選手の女の子に
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復讐 THE REVENGE 運命の訪問者(1997年製作の映画)

4.0

弱さとはリアリズムの問題なのかもしれない、ということを無敵の哀川翔を見ながら思う。銃弾が飛び交う中で平然とリロードをする姿はあまりにもかっこいい。心を殺して(殺されて?)亡霊的に動き、復讐を淡々と成し>>続きを読む

エネミー・オブ・アメリカ(1998年製作の映画)

4.0

2022.10.20 4.0
久々に見るとかなり面白かった。『カンバセーション』のオマージュである盗聴シーン。二人が口論する中で立ったり座ったりひたすら移動を続ける様子と、その音声・映像を捉えるべく複
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遊び(1971年製作の映画)

3.0

あまりノれず。ヤクザ描写が胸糞すぎて見るのしんどかった。