ネットさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ネット

ネット

5.0 最高すぎる
4.5〜 5.0つけたくないけど大好き
4.0〜 凄く良い
3.5〜 普通に面白かった
3.0〜 微妙/何も感じない
3.0未満は嫌いにならないとつけないと思う

映画(849)
ドラマ(1)

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

4.0

東京の父と台北の娘、それぞれの夜が時空を越えて交錯するシークエンス!過去がリフレインする、回想と現在が混濁する。エドワード・ヤンはショットだけの人間じゃない。
痛みを抱えて戻ってくる家族。切り返されな
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ザ・ファン(1996年製作の映画)

3.5

テンポがいい。
序盤のデニーロの不器用さよ…絶対に関わりたくないタイプの人種だけど、父親としての優しさが見える分ツラい。ベットでのピザとかもうね…
デニーロの興奮と息子の不安が高まる試合シーンも良い。
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マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

3.5

MV的カメラワークがいつもの3倍増し。やり過ぎ。トリップ感はあるけど。
トニスコの絶望的な空間把握力では魅力が減退してしまうシーンも多い。バードが帰ってくるくだりとか。
金髪ショートヘアの奥さんが美人
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ALI アリ(2001年製作の映画)

3.3

ハマらず。このタイプのカメラワークって、長い上映時間&長い物語内時間には不向きなのではないかと思った。冗長に映っているように見えた。
人生のダイジェストとしての伝記映画。

アメリカン・ハニー(2016年製作の映画)

4.0

長すぎじゃないか?とも思いつつも嫌いではない。「フィッシュ・タンク」も見直すかぁ。
日本にはセンシティブな少女礼賛映画は多数存在するが、こういうパワフル&ワイルドを前面に出すタイプはあまり知らない。
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サブウェイ123 激突(2009年製作の映画)

4.5

好き。よく考えたらお話は意味不明なのだが、そんなことは気にならない。
都市、電車、濡れたガラス、モニター、青緑の光。大好物すぎる。
終盤にはフレンチコネクションのカーチェイスと、フレンチコネクション2
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ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2016年製作の映画)

3.7

寝すぎた
画面の顔面占有率が以上に高かったことだけは覚えてる

3/11 レンタル
過去の輝きを歴史に刻みつけるために物語化すること。ノスタルジー賛歌ではなく、ホワイトハウスには物語があったと、とりわ
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聖杯たちの騎士(2015年製作の映画)

2.5

つまらない映画であることは見る前からわかってるので、それを踏まえた上で何が見えるか。
細かく断片化された映像、時系列もへったくりもない映像の集まりから物語を見出そうとする語りは、新しい映画の指針として
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闇動画12(2015年製作の映画)

3.5

「椅子のおじさん」
まあまあ。赤外線カメラで廃屋巡りはこのジャンルの安パイ。オートフォーカスがずっと合わないシーンがあって、そこだけすごく不安になる。

「黒い人」
映像日記ホラー編、とはいうものの怖
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

面白かった。
スパイダーマンという物語(コミックも映画も)は既に多数存在していること、それら物語を認知しつつ私たちは新たな物語を語るだろうし、物語の一部になるであろうということ。
尚且つ、自分たちが関
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アンダーカヴァー(2007年製作の映画)

4.0

空間が死滅した中(豪雨、草むら、霧)での混沌としたアクションを、これほどまでに恐怖と緊張感を維持したまま映せるとは。あのカーチェイスはヤバすぎる。草むらもロケーション勝ち。
暖色をベースにした照明もリ
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ジュリー&ジュリア(2009年製作の映画)

3.5

「ペンタゴン・ペーパーズ」で初めて知ったノーラ・エフロンの映画。他のエフロン映画でも描かれている(らしい)、時空を超えた向こうにいる見えぬ誰かへの思い。今作がハンクス×ライアンの二作とは違う(らしい)>>続きを読む

オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

3.5

カサヴェテスが内幕モノをやると、舞台が映画ではなくて演劇になる。
"I’m not me, but I used to be me."とか響くけど、若造の自分には理解できません。でも、カサヴェテス映画
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ドラッグ・ウォー 毒戦(2012年製作の映画)

3.5

警察のお仕事映画。かっこいい。もっと情に熱くてしっとりしてるのかと思ってたが、めちゃくちゃ乾いてた。
最後の銃撃戦は何がどうなってるのやら、大変なことになっていたが、それよりも工場での聾唖兄弟の銃撃戦
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グロリア(1980年製作の映画)

4.0

序盤の撮り方を見ていると、カサヴェテスも丸くなったなあと思うのだが、ジャンル映画から一瞬でも離れると急にカサヴェテス節が炸裂する。
ラストのロングショット!泣く。
劇伴の主張が強すぎる。

アクアマン(2018年製作の映画)

3.3

面白かった。娯楽大作映画のジャンルてんこもり。ファンタジー、権力闘争、アドベンチャー、戦争、怪獣、ホラー。グラディエーターからジュラシックパークまで。
アクションの見やすさ。最後のタイマンバトル(MG
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

1.0

蓮實重彦の言葉を借りるなら「かりにこれが2010年代の邦画だというのなら、邦画など一刻も早く人類の視界から姿を消せと祈るばかりだ」オールタイムワースト。
憎み倒そうかとも思ったが、これも社会が生んだ怪
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ゲスト(2010年製作の映画)

3.5

酒飲みは天国に行けないと叫ぶ男の後ろで、必死で反論するも聞き入れられないおじさん。寝転びながら「タイタニック」のことを話すイマドキな女の子。足の悪い男性の過去、文学者風情の数々の引用。
やりたいことが
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.3

冒頭が「宇宙の怪人(原題:FIRST MAN INTO SPACE)」とほぼ一緒で笑ってしまった。
ワイズマンを意識したというカメラワークだが、カット割りとか劇伴とかがめっちゃ劇映画してて、なんだか気
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ミレニアム・マンボ(2001年製作の映画)

3.5

初ホウシャオシェンがこれでええのかってのはあるが、エドワード・ヤンとは全然違った。良い意味で思ってたのと違う。
カーウァイから忙しなさを抜き取ったみたい。雰囲気が良い。ダラっとまったりした感じは好きに
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.0

そんなにボコられる理由も分からない。撮影と演技に頼りすぎな感はあるが、見応えがあって好き。
好きな映画を見た感覚とかではない、ただ見応えがあった。圧倒的な予算と技術による力。
寄りで見せる肉弾戦とか、
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無言日記2018(2019年製作の映画)

3.5

映画とは何か。それは、ふるいにかけるための厳格な問いではなく、可能性を広げるための素朴な疑問である。それも「ワイルドツアー」の中学生たちが、植物を採取する時の眼と同じ眼で問われるような疑問。

こわれゆく女(1974年製作の映画)

4.5

ちょっと過激なだけの愛のかたち。「I love you.」が連発されるが、そのどれもが切実な響きを持っている。
終盤の子供のセリフにマジ泣きする。
画面上で無軌道に動く人間の魅力というものが、ここまで
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ワイルドツアー(2018年製作の映画)

4.0

前半のシナリオ・映像的な無軌道さは大好き。キャノンのカメラもiPhoneのカメラも同じカメラならば、それらによる映像で映画はできる。
恋というフィクショナルな要素が入ると、物語の輪郭が立ち上がる。俳優
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やくたたず(2010年製作の映画)

4.5

とりあえず好きであるとだけ。
主演三人の動きが全部サイコー。走って車に飛び乗るなんて、そんなもん良いに決まってらぁ。

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

3.3

バカなので分かりませんでした。面白いけど。メタファー祭り。

最後に一瞬、エカテリーナ・ゴルベワ(多分)の写真が挟まるの泣ける。

ひかりの歌(2017年製作の映画)

4.5

大好き。アメリカにライヒャルトの「ライフ・ゴーズ・オン」があるように、日本には杉田協士の「ひかりの歌」がある。
言葉で定義できない曖昧な人間関係、世界(人、出来事、場所)の分からなさ、人々のゆったりと
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

4.5

感情抉ってくるねぇ。久々に良い映画を見た。
キャバクラでの告白、素晴らしすぎないか? 音楽も言葉も何もかも安いが、それが感動的。
指輪のくだりも泣ける、割れるガラスも良し、ショットも丁寧、サントラも好
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チチカット・フォーリーズ(1967年製作の映画)

3.3

冒頭見るだけで、ラストショットが分かるっていう。見え透いた悪意、皮肉。
高橋氏は今作に批判的で、そんなに面白くないと仰っていた。それを聞いて少しホッとする自分は、割と重度の権威主義者であると自覚してい
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座頭市あばれ凧(1964年製作の映画)

3.5

「フェノミナ」にはテントウムシの主観ショットがあったが、今作にはハエの主観ショットがあった。
コメディ色強めで楽しい。水中殺法も面白いけど、華麗さゼロなのが笑える。

野性爆弾のくっきーに似てる気がす
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千年女優(2001年製作の映画)

3.5

面白いが、そこまでハマらず。
宮崎駿は「決闘高田馬場」終盤の韋駄天走りに関して、これはアニメでは描けないと書いたらしい。なんかそれを思い出しながら見てた。

メタ構造はいいけど、いちいちツッコミが入る
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ナッシュビル(1975年製作の映画)

3.7

世界の中に人がいるのではなく、人がいるから世界がある。ラストは一つの時代が終わったような感覚があった。
見たいものが見れた。フーパーとはまた別種の「等質であること」。

誰も見ないような映画を見て苦し
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ヘウォンの恋愛日記(2013年製作の映画)

3.3

火があったら油を注いでいくタイプの店員が面白い。イ・ソンギュンのどうしようもなさが、成瀬映画の上原謙みたいだった。
シークエンスを、寝てるショットでサンドイッチすることによる「実は夢でした」演出が連発
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ミーン・ガールズ(2004年製作の映画)

3.5

学園ガールズムービーを装った、かなりキッチリとした潜入捜査モノ。回想の形で物語が進んだり、暴力がトビー・フーパーばりに理不尽であったり。
シナリオ上の主人公の状況をファッションに反映させたりとか、なか
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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

3.5

ダニー・ボイルみたい。走って叫んでPVっぽさで装飾。90年代サブカルお洒落感。エネルギッシュでいて良い。面白いことやろうとしてるから好き。
しかし、人が全部記号的なのは酷くない?松居大悟のミサンドリー
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.3

今回のシャマランは厳しい。シャマランは徹底して「虚構/物語を信じること」を描いてるわけだけど、今作はその姿勢が狂信者レベル。信仰を揺さぶりまくって「これでも信じるか、お前は?」と問いかけてくる。本当の>>続きを読む