Yさんの映画レビュー・感想・評価

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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.6

男の子の甥っ子感がかわいい。頼むから、いとこのお姉ちゃん、いけないことに巻き込まないで。

選択的な白黒映画だからか、白黒の調子がよく、きれいな白黒写真のコマ送りを見てるみたい。

カトリックとプロテ
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ライアンの娘(1970年製作の映画)

3.6

パラソル舞うモハーの断崖、やたらと青い海、泥炭地とヒースが茂る丘、ディングル半島から遠景に臨むスケリッグ・マイケル。

絶対見に行っちゃいけない嵐の海岸、神父による強化、いつでもそこにマイケル。

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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.4

わからなそうでわかるから面白い。
異文化交流映画。
未知との遭遇を果たしたときに、どのように意思疎通を取り、状況を把握し、目的を果たすのか勉強になった笑

キン・ザ・ザ星雲のプリュク人たちが崇める変態
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

4.6

始まりは、なかなか出てこない日の出のようで、ポツリポツリとセリフが出てくると、たまに人の声が微かに入る音楽みたいに静かに流れ、しずかで薄雲った画面が続くからこそ、たまにそこに鮮やかな色が落とされると際>>続きを読む

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

2.7

どうしても主題歌を聴くと、トトロのまっくろくろすけが夜空に昇っていくシーンが頭に浮かんでくる。

何でこのキャストの取り合わせにしたかったのか。

ストーリーから感じ取れたことはあまりなく、感じ入るこ
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.8

設定がもう秀逸なので、冒頭から何がどう転んでも号泣展開ではないか、と、先にあれこれストーリー展開を想像しては勝手に泣けてきた。

外見より中身重視って話で、最後2人はいろいろ乗り越えてその結論に至るわ
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

4.1

監督をトラン・アン・ユンと勘違いしてたけど、美術監修をしているらしい。

この映画、5年越しで撮られているのか。

生と死と性が変わるがわる襲ってきて、チャンアンの湿気をたっぷりと含んだ青ざめた風景だ
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怪物(2023年製作の映画)

4.5

予告からして、これは面白そうだと観ると決めていた。

多視点ものは脚本が命であるし、人物による視点や感じ方の違いが見せ場なので、よく作り込まれているものが多いと思う。

各視点における怪物の描き方はも
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.7

デヴィッド・フィンチャーらしい、立体感のある作品。
しかし資料読むときは部屋を明るくした方がいい。
目の縁取りは控えめだけど、眉を落とし、頰がこけてると、しっかりパンク。よく変わる髪型と服装が楽しかっ
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.0

てっきり上流階級の人々のお話かと。

ただただオードリー・ヘップバーンがかわいい。
彼女がデビューしたとき、痩せ型でエラが張り、太眉の顔は、「ファニーフェイス」と言われ、そこで美の概念が変わったと言わ
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

2.6

斎藤工監督作品なので鑑賞。
原作にどのくらい忠実かわからないけど、人がばんばん死んでいく。
鬱っぽくなる愛人や、怪しい住宅展示場の男など、演出と演技がくさすぎるきらいがある。
蓮佛美沙子や奈緒のような
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ドミノ(2023年製作の映画)

2.6

幻視かけたくもかけられたくもないけど、かかってる人を見てみたい。

ウィリアム・フィクナー大好き❤

悪役なんだけど、たまにちょっと想定通りにいかず、地団駄踏むような役が多い気が。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.2

戦後復興中の日本に追い討ちをかけるゴジラ襲来により、日本はゼロからマイナスへ。ひどい。
そしてマイナスでなく、ハイフンかと思ってた。

佐々木蔵之介が、コテコテの昭和おじさん丸出しのセリフを、ややもす
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.9

見慣れた平凡な東京の街並みを美しいと再発見させてくれたことに感謝。

日本のトイレ建築すばらしい。

なんとなく聴いたことがある音楽たちを、映画を通してじっくり向き合うことになるの好き

後輩が仕事を
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ぼけますから、よろしくお願いします。(2018年製作の映画)

3.2

おばあさんがシクシク泣いているのを見るのは辛い。
働き者ほど、今までできていたことができなくなるやりきれなさを強く感じるのは仕方ない。
老老介護には限界があるが、95歳過ぎたおじいさんが一念発起して、
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箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

3.0

前半、情報が少なすぎて、登場人物たちの置かれた状況がわからず、居酒屋で中座してしまったがために話についていけない人状態だったが、話の核心から逆算すると隠さざるを得なかったのかも。

姉妹は顔にメスが入
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ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(1975年製作の映画)

3.1

ジョニーは高校生くらいかと思ったよ…ほぼ三十路か。体型は置いておいても、振る舞いがティーンすぎる。ティーンの役なのか?

奥さんに、スクリーンの中でこれでもかと性的なことをさせるのは、園子温も一緒。一
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.3

複雑なつくりの映画。
心の置き場所が最後まで分からなかった。

はじめは下らない会話の掛け合い中心のコメディ調なのかと思いきや、共感性羞恥心を呼び起こすような失態でリアルさにフォーカスを置きつつ、幻視
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グッドライアー 偽りのゲーム(2019年製作の映画)

2.7

まあ、そんなに驚きもなく。騙されたあ!!というほどでもなかったが、70や80を超えてセリフ暗記して芝居ができることに感服。
できれば、旅には若く健康なときに行きたいものです。ビーチでシャンパンは特に憧
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

2.6

家事手伝いましょうか?と言いたくなる。
そして息子、お母さんを大事にしろ。
置物の埃を払うような時間を、体を売るのではなく、他の仕事するなりしたらいいのではと思ってしまうし、日常を退屈にしているのはこ
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.2

モノクロの静止画の連続。
地下実験には想像力のある捕虜の方が、時間旅行に耐えられるとされている。
写真のザラ付き、コントラストの強さ、遠近とボケを味わいながら、想像を膨らませながら鑑賞する我々も、ある
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.6

過去鑑賞

幼少期によく観た
取り巻きの特殊メイクの手作り感

RRR(2022年製作の映画)

5.0

人口密度の低い国では到底生まれない映画。
大真面目なのか笑い込みなのかわからないけど、どんな展開も、ものすごいカロリーで演出すれば、全てヒロイックに成立するし、チョーカッコいい。したり顔もすべらずキマ
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

2.4

ナタリー・ポートマンじゃないと成立しないかも。

ヒューゴ・ウィーヴィングは一度も顔を出さずに、声と動作で雰囲気たっぷりにVを演じていた。

Vの怪物加減は、殺陣の身のこなしとか剣さばきなんだろうか?
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

背中合わせで好きな子と歌うシーン。
背中越しに伝わる体温と振動が観てて伝わってきて青春の追体験…

ヤングケアラーの葛藤がありながらも寝る間を惜しんで、合唱部での活動や好きな歌のレッスン、恋愛をして自
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ダンケルク(2017年製作の映画)

2.9

主役級の英国軍のセリフや内面描写がほとんどない。助け助けられの連続だけど、お礼を言わないんだろうか。
戦場は選択と判断の連続で一歩間違えれば、一瞬にして命を落とす。自分は運良く生き抜けられるだろか…
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オールド(2021年製作の映画)

3.3

設定はおもしろい。
それぞれ、ご一行のヒューマンドラマが薄いけど、こんなもんかな。
オチは、たしかにどう作用するか時間かっ飛ばして見たい気持ちはわかるが、倫理観ゼロ。
お母さん役が千原ジュニアに似てる
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グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

演技がもう、うますぎて…偉大な俳優たち。
頭脳派おぼっちゃんと肉体派おにいが、旅をしながらお互いを補完し、視野を広げていくストーリー。大人になっても、まだまだ学びや気付き、そして救いがある。
お金持ち
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天気の子(2019年製作の映画)

4.0

インドの少年が署名活動をして、インドで初めて一般公開された日本のオリジナルアニメ映画。

天気は天の気分。

今日はたまたま神津島のことを調べてたから奇遇。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.0

ジェシー・ワシントンリンチ事件は知らなかった。

全体的におとなしいつくり。

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

1.3

沢尻エリカの自伝映画?
寺島しのぶがんばるねえ
物語に深みがない。繰り返しのシーンが多く、無駄に間が長い。
赤が疲れる。音響のバランスが悪い?
ああ手付かずだった目ん玉も。

ヴィジット(2015年製作の映画)

4.3

怖いというより家族や老いにまつわる悲哀に焦点を当てた物語なのかなと思っていたら、終盤しっかり怖いやないかい。。
でも、祖父母が列車の駅にお迎えに来たシーンで、なんとなくオチはわかってしまった。
地方で
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大地と白い雲(2019年製作の映画)

1.4

話は永遠に行ったり来たり。セリフもあんまり…
ホーミーがうっすら背景に流れていて、モンゴルの草原と都市の生活を垣間見ることができた点は良かった。
都会に出ないと視野が狭くなると言うけれど、文明的にはた
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第三の男(1949年製作の映画)

2.4

お上品にみんな怪しい。
エビスビールっぽいBGMが始終鳴ってると思ったら、こちらが原曲!
もっとハラハラするような曲じゃなくて、ハワイアンのようなお気楽な選曲はなんなんだろう。
オーソン・ウェルズの登
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.1

ドリフ。ストーリーはあらあらだけど、随所に大物が突如現れ、サラリと歌い上げては去っていくのがよい。
カーチェイスはトミカなのかな?と思うほどに破壊の限りを尽くす。道路や縁石傷付けたら、原状回復している
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

3.8

会えなくなったら寂しく感じる人がいるのはいいな。

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