高校野球のユニフォームを語るさんの映画レビュー・感想・評価

高校野球のユニフォームを語る

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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.0

初カウリマスキ作品!やられた!冒頭、マッチが作られている過程をただ見せられる。もうそこでセンスありそうな感じがした。登場人物は皆無表情で無機質だ。作品も無駄な説明もはなく、台詞も少なく、BGMもなくズ>>続きを読む

晩春(1949年製作の映画)

3.5

東京物語と同様に、この作品も家族愛がテーマだった。ノリコが結婚していく過程がストーリーの軸なんだけど、やはり東京物語同様に父親への思いが作品を通して描かれている。
そんな小津監督は晩婚で少子化の現代を
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

2.0

退屈してしまいました。綺麗なのは分かるが、テンポがよくない。

西鶴一代女(1952年製作の映画)

4.5

【2023 金】心揺さぶられる作品!
田中絹代の美しく気品のある演技!
お春は、これでもかという位に理不尽な運命に翻弄されてしまう。しかし、美しく気品があり強く逞しい。 ぐいぐい作品に引き込まれた。冷
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東京物語(1953年製作の映画)

4.2

【2023年 銀】正面斜め下からのカメラ。 妹にカメラが寄ってアップして『兄さん』 、兄さんにカメラが寄ってアップして『なんだい?』 この流れ。 そうだ!落語なのか?と思った。 非常に心地よい哀愁が漂>>続きを読む

パリのランデブー(1994年製作の映画)

3.0

ロメール作品好きだけど、この作品はいまいち刺さらなかった。 パリを散歩してる気分になれる作品です。その点は楽しめた。

春夏秋冬そして春(2003年製作の映画)

3.5

キム・ギドク監督というと嘆きのピエタが有名だが、先にこちらを鑑賞。とにかく美しい作品です。春夏秋冬と人生。 寺に向かうための『門』と『閉』という漢字を効果的に使っていた。脚本については、おいおいと言う>>続きを読む

異端の鳥(2019年製作の映画)

3.8

【2022#特別】
モノクロで作られている点も良い。
台詞は極端に少なく、ワンカットが非常に短くとてもテンポよく進んでいく。
その点は非常に好みの映画だ、無駄な説明もない。お陰で3時間近い作品だが、長
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.0

いい意味でアメリカ映画っぽくなくて良かったと思う。

活きる(1994年製作の映画)

4.0

【2022#銀】
ザ・中国人という感じ。文化大革命、共産党政権を背景に生き抜く家族を描いてる作品で、作品の世界に引き込まれた。
色々あったが、ラストシーンは『影絵道具の箱にヒヨコを入れて孫と明るい未来
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.7

河瀨直美作品の凄いところと言えば『自然に撮れている』というところだと思うけど、この作品の序盤はそういった部分を感じず、どうした?!と思った。夫役の井浦新の演技力の問題のように思う。序盤は違和感を感じて>>続きを読む

レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

4.2

【2022#金】
4つのストーリーから構成される作品だが、2つ目のストーリー『カフェのボーイ』がとても良い。
素晴らしい喜劇だと思う。

1つ目のストーリーで退屈したが、この2つ目のストーリーから、か
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女は女である(1961年製作の映画)

3.0

ゴダール作品は気狂いピエロ以来、2作品目となった。気狂いピエロは青色の使い方が印象的だったが、本作品では、アンナ・カリーナが赤を基調としたコーデ。アンナ・カリーナは凄く綺麗で可愛い。白い部屋にアンナ・>>続きを読む

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.0

大好きな狂人キューブリックが描いた夫婦倦怠期を描いた作品でした。
作品全体に何とも言えない不気味な雰囲気を演出してくれますが、ラストは子供のクリスマスプレゼントを買いに来たオモチャ屋さんで奥さんの「私
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.2

観客に対する緊張のさせ方が良かった。主役が役所広司でストーリーが出所後という点で過去に観た「うなぎ」とダブる面がかなりあったかな。最終盤のナレーションで観る者への社会的なメッセージを送ってるわけだが、>>続きを読む

さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

3.8

【2021年 金賞】
大作でした。覇王別姫のセリフの通り艱難辛苦を乗り越えた京劇というものを約3時間の作品で描いています。一つ一つのシーンが短めで構成されていてテンポが良く、作品に引き込まれました。脚
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

2.5

前回観たイラン映画「別離」が良かったので、評価の高いこの映画はどうだろうト思い鑑賞した。友達のノートを間違えて持って帰ってきたので、ちゃんと返しに行くというだけの話。 最後のカットが非常に良いのと、訳>>続きを読む

エレファント(2003年製作の映画)

3.7

撮り方にセンスありますね! 登場人物の何気ない生活を映していますが、BGMや無駄な演出を使うことなく、緊張感を漂わせて作品に引き込まれました。アメリカ映画で良作に出会えたのはパルプ・フィクション以来か>>続きを読む

飛行士の妻(1980年製作の映画)

3.0

無駄なことばかり考えて、取り越し苦労の行動をとる人がいます。フランソワがまさにそんな人。「海辺のポーリーヌ」より前に撮られた作品ですが、海辺のポーリーヌ同様、この作品も10代の女の子が年上のしようもな>>続きを読む

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.7

【2021年 特別】
いい映画だった!前から観たかったが、とうとう観たという作品。ロメール作品は3作目。他作品同様に会話だけで進むのに、これだけ魅せられるのは凄い。周りの大人の男がクズ過ぎて、ポーリー
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ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)

2.8

この監督の作品はオール・アバウト・マイマザーに続き二作目。ペネロペ・クルスがただただ美しい。だから最後まで観れた。ラテン系美人はスタイルも良くて最高だ!

別離(2011年製作の映画)

3.8

【2021年 銀】
中東の国の映画を初めて鑑賞した。最初のシーンからセンスを感じた。凄く自然に撮れてる。bgmもなくドキュメンタリードラマのようだ。ストーリーも退屈せず、テンポが良かった。 国の社会問
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2つ目の窓(2014年製作の映画)

2.8

河瀬作品が好きなので、この作品を観た。相変わらず自然な演技に撮れているし、美しい風景を綺麗に撮っているが、何か退屈してしまう映画だった。主演の女の子の演技は自然で凄く良かった。

さよなら、人類(2014年製作の映画)

1.0

言わば、ショートコントが延々続く。面白くなかった。

ニーチェの馬(2011年製作の映画)

3.0

またまたくらーい映画を観てしまった。
父と娘の貧しい営み、ルーティーンをひたすら長回しで見せられる。これは、後半の当たり前が当たり前でなくなって、絶望していくための布石なんですね。そう解釈しました。ジ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.5

初めての韓国映画。嘘、嫌がらせなど韓国ドラマらしさ前回でスリリングな展開で楽しめた。妹ギジョンの演技が特に良かったし、各演者の良さを存分に引き出せていたと思う。 2つの家族、元家政婦夫婦全員キャラが立>>続きを読む

木靴の樹(1978年製作の映画)

2.5

長い、長すぎる!分かるよ、自然光を使って牧歌的な美しさがあり、出演者も実際の住民。リアリティーの徹底でしょ?分かるけどね。 ちょっと私には抑揚もなく、長すぎた。

戦国自衛隊(1979年製作の映画)

2.7

つい観てしまった笑 千葉真一の演技が素晴らしい。 迫力のある男だ。戦国時代の戦術を再現?も良かったかな。

ブリキの太鼓(1979年製作の映画)

3.0

子供の目線で観た、ナチスに傾倒していったドイツ人及び欲にまみれた大人たちっていう風刺を利かせた映画ですかね。
戦争が終わり、成長が止まっていたオスカルがまた成長を始める。なるほど、そういうことね。。際
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地獄門(1953年製作の映画)

3.5

平安時代の色彩を美しく再現している。あの時代に、この画の美しさを出すのは相当苦労したのではないでしょうか。カット割りも所々洒落ていた。京マチ子という女優さんは溝口作品や、羅生門で拝見したことはあったが>>続きを読む

愛、アムール(2012年製作の映画)

5.0

素晴らしい! 老老介護の悲劇がドラマとしてしっかりと描かれている。プライドの高い老女が老いにより、言い方を選ばずに言えば落ちぶれていく。それを絵で表現され、bgmも使わずに淡々と描かれている。

白いリボン(2009年製作の映画)

4.5

敢えて白黒だが、絵が素晴らしく綺麗だ。淡々と人の凶器が描かれている。