望んで望んで望み続けて手に入れたもの。
自分は本当はお金持ちの家に生まれたお嬢様なの!
子供の頃、夢見た女の人もいたと思うけど、
それを溢れんばかりの想像力と文才で実現した女性の話。
エリザベス・テ>>続きを読む
まさに危険なプロット。
文学を愛する教師と才能あふれる若者が
他の家庭を覗き込み観察し物語を作っていく話。
刺激的な内容や衝撃のラストを望んでいるのは作者ではなく観客。
徐々にのめり込みキスシーン>>続きを読む
「生きてるのはいいもんだよ、とても面白い」
夢を見た、といいながら、
環境破壊や原発についてなど自身の思想をがっつり入れ込んでくるから
揺り起こされるような気持ちになる。
少し鬱陶しいなと思いながら>>続きを読む
紅い花散る、色気ある男の死に様。
舞台はバブル崩壊後の混沌とした東京新宿。
男達が暴力団から後先考えずに金を奪ってずたぼろに報復される話。
借金まみれのディスコオーナー佐藤浩市
男娼の本木雅弘
元>>続きを読む
もしも恋人が、自分以外の誰かから花束を贈られて微笑んでいたら。
差出人は不明。男だろうか、女だろうか。
相手はどんな気持ちで贈ったのだろう。
花束はただ美しくそこにあるだけなのに、
人はその花に様々>>続きを読む
金の豚よりも勝る!
少女ミジャが大切な怪獣オクジャを企業から守ろうとする冒険譚。
オクジャと共に育った無知な田舎の少女。
オクジャを奪おうとする企業。
オクジャを守ろうとする動物愛護団体。
大人>>続きを読む
象は低周波で遠くの仲間とも疎通できる。
自分の感情を伝えることが苦手な少年が、
タイに留学し象使いを目指す話。
実話に基づく。
人も動物ものびやかに演じていて、
優しい気持ちになれる。
柳楽優弥の存>>続きを読む
ゾンビも人もたいした違いはねぇ。
仕事場とパブの往復、
悪友とゲームしておならして寝るみたいなうだつの上がらない主人公が
ある日ゾンビまみれになる話。
なかなかゾンビに気が付かないのが一番愉快だった>>続きを読む
1977年にイギリス・ロンドンのエンフィールドで
史上最長期間続いたポルターガイスト現象を元にしたホラー。
録音、写真、目撃、
1500くらい怪奇現象がおこり記録に残っている。
事実がどうであれ、>>続きを読む
悪、趣味な部屋。
序盤最高だった。
ジョン・キューザックとサミュエル・L・ジャクソン渋くて最高だったのに!
狂いを自制しながら究明しようとする姿に本当にわくわくした。
完全に主人公の味方だったので、>>続きを読む
実在したタイのラナート奏者の物語。
ただ民族楽器の音色が聴きたいと思って軽く観はじめたら、
ライバルとの演奏バトル、
手首に鉄の鎖を巻き付けて鍛えるみたいなシーンもあって、おおっとなった。
コミカル>>続きを読む
記憶の中のベトナム、1951年のサイゴン。
部屋からのぞく青いパパイヤの木、
ダン・グエットの音色、虫の声、生茂る緑、滴る汗、頬に張り付く黒髪。
路上で眠る人も、裸足で土を踏み歩いても、どこか清潔感>>続きを読む
スパイができ婚するかね!?
スペインの父と息子のスパイアクションコメディ。
冴えないのは息子(スパイ映画おたく)、
親父(エリートスパイ)は細身のロマンスグレーでジャケ通りめちゃかっこよい!
スーツ>>続きを読む
ようやっと家族の映画の源流に辿りついた気分。
正直、やっぱりカメラ目線で話す演技に最初は戸惑った。
私にはまだ無理かもしれないと思ったんだけど、
すぐに全く気にならなくなった、
寧ろ、お父さんがこち>>続きを読む
北海道増毛郡、陸の孤島のような場所から
東北、宮城までを
じいさんと孫が居場所を求めて旅するロードムービー。
順撮りとのこと。
杖を放り投げて歩くじいさんと
それに追いすがるようについていく孫の春が>>続きを読む
仕立て屋兼カニバリストの日常。
スペイン南部グラナダ。
終始、静かで美しい、直接的な描写はなし。
オープニングのスタンドの構図が綺麗、
世界にすっと入り込めた。
上等な男物のスーツみたいな深い色合い>>続きを読む
俺たちの戦いは続く!
ホラーが苦手だった、
どれだけ友人に勧められても触手が動かなかった。
どうして映画でわざわざ怖がらなきゃいけないんだとずっと思ってた。それをこの監督がさらっと壁を飛び越えさせて>>続きを読む
8月のオクラホマ州ポーフスカ、
熱帯の鳥でさえも死んでしまうほど
暑い荒野が広がる田舎に集った家族の物語。
トレイシー・レッツの戯曲映画化。
メリル・ストリープとジュリア・ロバーツが
親子だというの>>続きを読む
誰にも迎合しない孤高の白鳥。
マリインスキーバレエ団のプリンシパルダンサー、
ウリヤーナ・ロパートキナのドキュメンタリー。
彼女の瀕死の白鳥を見ると
邪さが洗い流されていつも清らかな気持ちになる、>>続きを読む
キスやハグをこんなにもおねだりする人形ってエルモ以外にいるだろうか。
エルモが人から愛されるのは、エルモが人を必要とし愛しているから。
どんな有名人にも、赤子にもエルモはいつも同じ。
「君はだあれ?エ>>続きを読む
「うるさい、ぼくの人生は安物のドラマじゃない!」
そうだね、バナナもコインランドリーも人のトラウマには、
その人の切実な人生の物語がつまっている。
笑ってごめんね、と涙しながらも、
私、今までこん>>続きを読む
かわいそうな15年監禁おじさん。
主人公、チェ・ミンシクの魅力!
情けない泣き笑いのような表情が最高、思わず頬に手を添えて抱きしめたくなるおじさん。
リメイク版からぶっ続けで観れたのはこの人の演技力>>続きを読む
20年監禁おじさん。
まさかNetflixにリメイクと本家が仲良く並んでいたとは知らずに鑑賞。
また誰も仕掛けていないリメイク商法に勝手に引っかかった模様。
本家を観た後ではリメイクは躊躇したと思う>>続きを読む
絶世の美女がいる!
シュリデヴィシュリデヴィシュリデヴィ呪文のように覚えました。この人がサリーを着て泣いたり笑ったりしているだけで満たされる。美味しそうなラドゥまで作ってくれる。
他にはもう何もいらな>>続きを読む
おべんとうにつられた。
愛情たっぷりのカレーと合間に飲まれる煮だしたチャイが本当に美味しそう。
最高のおべんとうを毎日食べていても冷え切っている夫婦間。
その会話の噛み合わなさに震える。
観だしてか>>続きを読む
世界中の2010年7月24日。
途中で飽きてしまうだろうと思ったのに、
いつの間にか撮影者が倒れるタイミングで一緒に吐きそうになって、
働く小さな男の子の背中を押したくなったり、
愛する人におはよう>>続きを読む
否定をすればするほど大きくなる。
自分の内なる暗闇と戦うホラー。
息子をもつシングルマザーのアメリア
ある時、見覚えのない『ババドック』という不気味な絵本を見つける、
そこから徐々に追い詰められてい>>続きを読む
ロンドン。劇作家のジェームス・バリがデイヴィズ家のシルヴィアと4人の息子達と交流しピーター・パンを完成させるまでの物語。
劇中何度も訪れるケンジントン・ガーデンズ
目が覚めるようなグリーンが限りなく>>続きを読む
モノクロの夜の夢。
時間の概念がない呪われた町、スワンバレー。
7つの文字盤が全てちがう時を指す時計台、
停止した星空、霧がかかる湖、
透けるように白い肌とドレスの少女に導かれ夢遊病のように彷徨う森>>続きを読む
「西洋は頂上に立つことが重要とされるが、私達の理想は自我を捨てること」
第二次世界大戦、オーストリアの登山家が
逃亡先のチベット、首都ラサでダライ・ラマ14世と邂逅する。自伝の映画化。
日本が失い>>続きを読む
潜っていくたびに
もうやめて悲しいよと泣いていた私と違って、
戻ってきたおじいさんは幸せそうにワインを傾けていて、
自分の人生を肯定して積み重ねてきた人の強さを感じた。
日本のアニメーションだという>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
マーティが最後まで生きていて良かった大好きー!
絶対に最後まで知恵で生き残りそうなタイプだと思ったのに何故…どうして?と思った時には嵌められていたんだなと。楽しく裏切られるのは最高。
ホラーヒーロ>>続きを読む
スペインにあった世界一予約のとれない三つ星レストラン
エル・ブリのドキュメンタリー。
シェフはフェラン・アドリア。
料理人の立ち姿や、料理の色彩の美しさを観たくて
食のドキュメンタリーをいつも探して>>続きを読む
クーキーに一目惚れ!
へにょへにょよれよれでぺたぺた歩くよ。
お腹の詰め物がこぼれてたピンキーなテディベア。
おやすみのキスして一緒に寝てくれなきゃだめな甘えん坊の大冒険。
ナメクジをぺろりと平らげ>>続きを読む
トキワ荘 昭和27年から57年にかけて存在した木造アパート。
共同台所、便所付き、四畳半の全十室。
若き漫画家たちが過ごした場所。
この映画は動より静。
才能あふれた人たちの熱弁よりも、慟哭よりも、>>続きを読む
「ポルターガイストあって洒落ならんから、パラなんとかみたいに撮っとんのや」
いわくつき新居に越してきたくーちゃんが意味不明のネタ作りをしたり、謎の現象に襲われたりする様子を覗き見れる映画。くーちゃ>>続きを読む