爪楊枝さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

主人公にイマイチ共感出来ないところもあったけど.......面白かった!開始数分で「あ、やっちまったか?」と思うくらい絶対受け付けないタイプの映画かと思いきや、しっかり過去と現在を交互に描く系のパルプ>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

本当の意味での人の強さ、弱さが大きなポイント。極寒の地、マジの陸の孤島で起こった事件。俺らはこうやって娯楽が溢れてるけど本当にこの映画のような場所では孤独や絶望が計り知れないと思う。捻りがない脚本とコ>>続きを読む

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.0

前半、上級パリピ民族の下品なトークが長くて大丈夫か?と思いつつも圧巻のダンスシーンで心掴まれました。そして「あ、ここから始まるんだ」というシーンからの地獄絵図!爆音テクノとイカれたカメラワーク、暗い中>>続きを読む

PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR(2020年製作の映画)

4.0

シリーズで一番面白かったかも知れん。人物の配置とかが上手くて、そこが交わることで展開させていく感じ。音楽は言わずもがな、使い方が上手い〜。作画が酷いところが所々あるのはTV版からで、まぁ忙しいんだな〜>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

5.0

社会や人に問いかける、これこそまさに映画という感じ。ちゃんと税金納めてきたのにルールに縛られた職員たちにたらい回しにされる日々。(本当に助けになろうとしてくれる職員もいたのが救いだった)日々消耗してい>>続きを読む

東のエデン 劇場版 II Paradise Lost(2009年製作の映画)

2.5

わざわざ映画にするほど画的に面白い所が無かったし会話劇ばっかで正直オチも個人的に腑に落ちなかったので微妙でした。伝えたいメッセージとかは分かるんだけど、うーん........ほんとに何も言えない作品だ>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

4.0

映画として面白いか面白くないかで言ったら全然面白くないと感じるんだけど、音楽の「音」を「楽」しむっていう、ほんとに根っこまで追求したある意味哲学的な何かを感じる笑自分がたくさん音楽を聴く中で忘れていっ>>続きを読む

東のエデン 劇場版 I The King of Eden(2009年製作の映画)

3.0

話の割には進みが遅くてなんか大丈夫か?てすごく焦ってしまう。話に関わってこない奴多くてイマイチ危機感とかピンとこないのがマイナスだけど(映画撮るやつとかぶっちゃけ省いても良かったと思うし)、相変わらず>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

堅苦しい硬派な映画やと思ってたんですが、俺のようなアホでも楽しめるような、割とキャッチーなエンタメ。大企業に勝つための試行錯誤、情報戦が面白かった。主人公、確実に上司にいたらうぜぇタイプだけど、その突>>続きを読む

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

3.5

評判以上のものが自分には分からなかったけど、これだけは言えるがアニメーション技術はすこぶる高い。ジブリっぽい絵だなぁとか少女漫画な展開が個人的にはハマらなかったとこはあるけど、トラウマと向き合う話はな>>続きを読む

哀しき獣(2010年製作の映画)

4.5

意外とすんなり終わるかと思いきやめちゃくちゃ地獄絵図になってしまった件。割と四面楚歌の中強引に突破したり、懐から銃みたく包丁とか斧をおもむろに取り出すところとかはめちゃめちゃ笑ってしまうんだけど、中盤>>続きを読む

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.0

さすが吉田監督、面白かった。愛とは?幸せとは?親とは?子とは?さまざまなテーマをしっかり掘り下げ、下品なジョークを挟みつつも重厚なドラマになってた。異常なほどに過保護な家庭だけど、物語が進むに連れて悲>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.5

軽快でユーモラス、エンタメとしてはすごく良くて笑いあり緊張感ありで楽しかった。でも最後の映像がやはり衝撃的で、何も変わってない現実に悲壮感を覚える。差別なんかは固定観念みたいな物を捨てて、1人の人とし>>続きを読む

ザ・ファイター(2010年製作の映画)

4.0

どん底の人生、誰もが自分の人生のマイナスな面を抱えていて、それと戦う姿がとても美しかった。家族や恋人との愛で臨む最後の試合の熱さはブチ上がります

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.5

やっぱ音楽って最高!音楽を通して人と繋がり、変わっていく子供達が最高でした

四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.0

田舎の生活のリアルさが心地よい。俺が生まれた頃辺りの空気が漂ってきて良かったです。主役のキャラが上品であんな人と付き合いたいな〜思った、めっちゃ素敵。手紙、着物、花火、風鈴、手拭い、和が詰まってます。

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.5

復讐モノ。全く先の読めない展開や、血生臭い暴力描写、あと有名な横スクロールワンカットアクション。もう、あまりにも救いがない展開でかなり気が滅入る。復讐に取り憑かれる事は容易いけど、絶対にやめといたほう>>続きを読む

ダム・キーパー(2013年製作の映画)

4.0

可愛いタッチからは考えられない、いじめや人種差別を扱っててなかなかハードだった、「暗闇」から街を毎日守っているっていう重要な仕事につく人間を軽蔑するってなんか実際世の中に、もちろん職種は違えど似たとこ>>続きを読む

ジュディット・ホテル(2018年製作の映画)

3.5

狂気的なビジュアルばかりで不安になる。終盤の曲がとても好きで印象的でした。

友だちのパパが好き(2015年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ気持ちが悪いカットしかなくてゲロ吐きそうなくらい変態チックな純愛映画。絶妙な間や引きのカメラが上手い。まったくもって応援したくもない恋愛だけど、観てる分にはクソ面白かったので自分は悪い人間>>続きを読む

ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

4.0

正直ラスト観るまでは評価3.5くらいのレベルだった。けれど終盤、怒濤の展開で涙腺が音速で破裂して深夜にマジ泣きしてしまった。伏線が絶妙で誰でもお勧めできる良作。

ブラフマン(2015年製作の映画)

4.0

ハードコア・パンクは貫いてるけど最近のBRAHMANはどこか優しさを感じる。間違いなくメンバー全員の心境の変化や経験があるわけで、それをインタビュー形式で撮った映画。もっとライブの映像とか観たかったけ>>続きを読む

(2017年製作の映画)

3.5

30分くらいの短編ながら石川監督のセンスが存分に楽しめる作品だった。話は短編なのでさほどって感じだけど美術の面で言えばかなり好み。会話シーンのぎこちなさ、役者の違和感なく演じれる技量がすごい。鏡で表情>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

4.5

トムクルーズの代表作。マーベリック前に予習。めちゃくちゃ記憶が曖昧なので数シーンしか覚えてなかったものの、改めて今観ると面白かった。軍モノファッションに最近熱が入ってるんでその面でも。ストーリーはある>>続きを読む

INSTRUMENT フガジ:インストゥルメント(2003年製作の映画)

4.0

徹底的にアンチであること、しかしながら平和主義を貫くFUGAZIのカッコよさがビンビンに伝わるドキュメンタリーでした。

アップグレード(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

未来を描くには少し違和感があるビジュアルが多くてそこ辺はB級臭漂う出来。肉体に銃を埋め込んだアホくささもめちゃめちゃ良いし、呼吸で人をぶっ殺せるっていうくだりが全くもってその後使われない辺りの適当さ、>>続きを読む

劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

4.0

あんまりこの手のアニメは好きではないけど「この作画でR15!?」てなってアニメ全部観て今作も。ユル〜い感じのキャラで相当バイオレンスやシリアスが詰まっているのでその落差が一つの見どころ。ストーリーがな>>続きを読む

グロリア(1980年製作の映画)

3.5

モロにレオンの元になった映画。悪役がイマイチだったのでそこ辺はレオンの方が好きかな。主役のオバハンのタバコの吸い方がカッコいいし銃をすぐぶっ放す辺り、目玉焼きすらまともに作れないポンコツっぷりが最高。>>続きを読む

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

4.0

登場キャラがやたら多く、アクションも序盤と終盤しかない。中盤は「殺さないで〜」「バン」みたいなんが何回かあって少し飽きそうになった。けどその多いキャラを最後にはしっかりと使い切ってて上手いし、岡田准一>>続きを読む

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.0

映像が良いとか音楽が良いとか褒めるとこはたくさんあるけど、正直このユージュアルサスペクツと似た系統の最後の最後に騙す系、序盤中盤特別面白いわけではないので観た後感動も驚きも特に感じなくて微妙な感覚にな>>続きを読む

ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

3.5

誰が観ても間違いなく理解が追いつかない映像表現の数々。同じシーンなのにカットが変わると場所変わってたり印象的な気味の悪さみたいなものがたくさんありました。ストーリーがよく分かんなかったんで好きではない>>続きを読む

スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.0

ポンジュノならではのエンタメ。序盤中盤は設定に無理あれどなかなかコメディつっこんだり話サクサク進んだりで楽しめたんだけど終盤の展開や話の長さには少しゲンナリ。布石の置き方、使い方はやっぱり上手い。ティ>>続きを読む

COWBOY BEBOP 天国の扉(2001年製作の映画)

4.5

最近TVアニメ版を観て、それが本当に俺が映像作品に求めてるカッコ良さやセンスが詰まったアニメだったので、流れで。もういつものビバップ号のメンツが楽しめる上に劇場版ならではの作画の枚数なんで間違いなく面>>続きを読む

初恋(2020年製作の映画)

4.5

三池監督の持ち味、悪趣味バイオレンスとコメディが最初から最後までずーっと楽しめる大傑作!役者がもうみんな良くて、死に方までも最高!特に内野聖陽がもうめちゃくちゃにカッコいいので憧れる。

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

小説で良くね?と中盤までは思ってたけど、主演役者の表情が中盤以降は作品の大きな見どころになってました。主要となるドラマに加えてサブの設定が終盤で昇華されていて良かった。僕も主人公と同じで少し感情的にな>>続きを読む

ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

1.5

開始10分で劇場入ったの後悔するくらいには間延びしててつまらなかった。ミュージカルシーンが明かにマイナスでしかない。僕自身も相当オタクだと思ってたけどガチのオタクの会話ってマジあんな感じ?盛ってない?