このレビューはネタバレを含みます
清く生きたくても清くは生きられないことを悟って死のうとする。
告げ口をし合い、仕事を奪い合う切った張ったの世界で生きる道として、受容する他者の存在が提示されて映画は終わる。
ロゼッタを受容すべき母親が>>続きを読む
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人間としての幸福を噛み締めていられるうちに死のうという。
リンチにしては捻りがないって実際にあった話なんだからそうか。
白黒なのは、特殊メイクのアラを隠すためか。
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ネタバレまでが面白くて、バレてしまうと何てことはないというか、もう驚きようがないのであとははあそうですかとなってしまいますわね。
家族や白人の客人たちにいやいやしい態度で接せられるところは、隠しきれな>>続きを読む
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黒人のヴァンパイアが黒い戦闘服に身を包んでショットガンと剣を振り回す姿がかっこいい。
これは名言だと思った。
自分を半ヴァンパイアの体にしたヴァンパイアに復讐するブレイドに「忘れなさい」という女にた>>続きを読む
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1933年当時にどれだけ特撮が撮られていたか知らないが、NYで暴れる怪獣を撮るというのはどれだけ挑戦的な試みだっただろう。最初にジャングルで暴れることで、ニューヨークの劇場や街で暴れるのが余計に映える>>続きを読む
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けじめの物語。母親、署長、その部下が自分の人生にたいしてどうけじめをつけるかの問題。だから娘の事件の真相究明は実はどうでもいい。
娘の事件とは無関係のレイプ犯を殺すことでけじめをつけようとする形で映画>>続きを読む
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窮屈でヒイヒイなりながら見てた。
モーテルでの尋問では、前方には壁があり、後方には銃を向けた警官がいて逃れられない。部屋に連れていかれては銃を突きつけられる。手持ちカメラのアップが多く、画面はほとんど>>続きを読む
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次次ほころびだす不始末をより大きな悪でねじ伏せる展開はスリリングでおもしろい。
最後まで良心の呵責の感じかたのおかしい夫がよいではないか。
兄弟の父が交通事故死したのは飲酒運転が原因じゃなくて借金>>続きを読む
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感動した。
死に直面して以降、日常生活を送れなくなった3人が日常生活を取り戻す話。
終盤、時間の感覚が分からなくなる。
マーカスもキャスターも突然一年後になっている。キャスターがブックフェアに行く身>>続きを読む
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父の仮装が娘を裸にさせるとか、裸会が爆笑とかはそうなんだけど。
娘の内面の変化の描き方が丁寧だと思う。
娘が改心する転換点がはっきりとしているわけではない。
望んでいた上海勤務が「ルーマニアの案件が>>続きを読む
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とにもかくにもアパッチ襲撃シーン。大興奮、大感動した。
いかに見せ所でテンションを最高潮に持っていくか、というのは難しいところだと思うけど、最高だった。
終盤のアパッチ襲撃シーンまで、駅馬車が疾走>>続きを読む
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・アクションのときのカメラがかっこいい。スタントマンがカメラ持ってるんじゃないかってくらいカメラもアクションしてる。ごちゃごちゃ動きながらも見せ所はズームアップするので何が起きているか分かりやすい。狭>>続きを読む
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スリリングな時代劇。
塀の一つ向こうに敵の本陣がある状況、心理戦、おとり捜査。
それでいて殺陣は用心棒より多い。
三十郎も室戸も同じ刀を抜かずにはいられない人間。
お人好しだからこそ人を斬ることから>>続きを読む
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これだけ迫力とエンタメ性のある作品が半世紀前か。
三十郎は、自身の善意と、彼に助けられた家族の善意により、徳右衛門の女を逃がしたことがバレて捕まり酷い目に遭う。悪意だらけの町で善意は命取りになるとい>>続きを読む
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これが身勝手で強気でそのくせ不安定で自信がなくて大人に認められたい若者の心情なんだろうか、ピンと来なかったのは自分が若者じゃないからか。
ものごとを慣習や世間の常識の枠に収めようとする大人に反抗する若>>続きを読む
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パニック映画の金字塔。
怖いのはホオジロサメよりむしろ人間、というのはパニック映画の真髄。
(1)市長は島の稼ぎ時を理由に海岸を閉鎖しない。
(2)島の企業経営者はサメに賞金をかけることで、大勢の賞>>続きを読む
死にゆく男のスピリチュアルな話だけど難解すぎる。
テーマにはパラレルワールドもあるだろうけど、理解するにはタイの文化や歴史、宗教を知らないと難しいのかもしれない。
だけどパルムドールだから、どんな審議>>続きを読む
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最初にサーッと心が離れていってしまった...。
華麗な強盗劇を見せる場面、素手で触った車を平気で乗り捨てる。降りるときもみんなルーフを素手でべったりと。おいおい。
何より、音楽が好きでずっと聴いている>>続きを読む
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青春群像の富裕層版であり堕落版。
結局、男は文学にもジャーナリズムにも進まず、宣伝マンとして堕落した生活を続ける。
最初、ヘリコプターが巨大なキリスト像を吊るして運ぶのを、ゴシップ記者としてヘリ>>続きを読む
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公民権運動が盛んだった頃の作品とはいえ、ここまで白人が悪者に描かれた映画ってあるんだろうか。
ブーを法廷に出さないことは、公正な法の手続きに反する。しかし、世間の耳目からブーを守るには事件をうやむや>>続きを読む
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これでもかってくらいVFXとカタルシスを詰め込んでいて楽しい。
善と悪、正と誤がグルグル往き来していて、カタルシスが多い。
最初、命令を無視して特攻したポーが、最後は部下に引き返しを命じたり。
提>>続きを読む
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お洒落で幻惑的な映像がとにかくカッコよくて、不安や狂気を駆り立てる。
序盤、メイクがモデルに言う「リップはレッドラム?」は、キューブリックのシャイニングを思い起こさせ、この映画の狂気を予告しているよ>>続きを読む