ryodanさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.4

90年代のTVシリーズを経ての劇場版、あの頃はビデオーテープでした。それを見て以来の今作。20年以上社会現象であり続けたアニメの完結。すっかりイイ大人の自分とは裏腹に未だ中学生の主人公。久しぶりに見て>>続きを読む

ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

4.4

「ドゥ・ザ・ライト・シング」から始まった自分とブラックカルチャーとの接点。その長き道のりの集大成が今作ですね。ユニットグループのサクセスストーリーの王道を突っ走り、詰め込むだけ詰め込んでもなお余りある>>続きを読む

監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影(2020年製作の映画)

4.6

自分にとっては見るに値する作品でした。今の世の中を別の角度から見るとこうなりますって感じ。SNSを積極的に使っていない自分にとって、分からない事だらけだったのが、この作品で何となくおぼろげに理解したつ>>続きを読む

楽園(2019年製作の映画)

3.6

楽園って何だろう?って考えてみたら、当事者が新天地で抱く勝手な思い込みなんだなって思いました。作品を通して描かれているのは徹底した「弱い者いじめ」。これって人間本来持っている習性なんだな。日本だけじゃ>>続きを読む

レッド・オクトーバーを追え!(1990年製作の映画)

5.0

娯楽作として言うことなしの作品。公開当時、映画少年は潜水艦映画がこれが初めて。潜水艦って目が見えないんだって初めて知りました。そういう客をしっかりとすくい取るハリウッド大作の御丁寧な説明の心地良さ!学>>続きを読む

ヘイター(2020年製作の映画)

4.6

現代的ですごく興味深い作品。語り口も独創的で好きでした。ただもうちょっとシンプルにまとめて欲しくもあったけど、複雑に絡み合うのがネットだからね、今を象徴している気もする。SNS等の誹謗中傷って、その人>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

5.0

Netflixすげぇーな!商業主義のハリウッドの大手スタジオだったら絶対にGOサインが出ない作品。作家主義を念頭に置いた配給を考えているというのが明確に伝わってくるね。高額ギャラを大物俳優に払い、全世>>続きを読む

PMC ザ・バンカー(2018年製作の映画)

4.5

意外性ばかりのアクション映画で、すごく楽しめました。傭兵のステレオタイプのイメージとしては冷酷非道なマッチョって感じだけど。よくよく考えれば正規の軍隊からドロップアウトした連中だから、必ずしもスキルが>>続きを読む

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映像表現が素晴らしかった。何十年も前に見たけどほとんど覚えていなかったな。映像から2000年代前半の空気が出ていてなんだか懐かしかった。当時G・キャリー株は急上昇中でした。今では主演なんて考えられない>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

V・モーテンセンが太っちょに。彼は痩せてる方がイイな。太ってもちょっとイケメンが残っているんだよね。真正面から人種差別をテーマにしている様には感じなかった。車の中と外で起こっている「差別」は同じようで>>続きを読む

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

4.0

見応えのある作品。職業としての音楽を諦めることを決心する主人公。主人公がこのステージで歌い始めたのが始まりとするならば、作品は彼が終止符を打つまでを描いている。いつもの日常に少しだけヤマ場があったとし>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.7

単純に娯楽作として面白かった。菅田さん&柄本さんのバディ振りがとてもヨカッタ。特に柄本さん、昭和感出てました。菅田さんは平成感出まくり(笑)。あるあるな設定で天才〇〇者の説明って、素人が考え付く様な身>>続きを読む

霧の中の少女(2017年製作の映画)

3.5

期待値が高いだけに期待値を越えてくれないモヤモヤが残る作品。これはハリウッドでリメイクしてくれた方がイイ感じになるかも。主人公の傲慢な操作方法の説明が全くないし、かつての冤罪の経緯ももう少し欲しい。主>>続きを読む

スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

5.0

素晴らしい!あの作品この作品のスタントは彼女達が演じていたんだ!その感動が半端なかった。俳優本人がスタントをこなすアクション映画が主流だけど全てを俳優が出来る訳じゃない。作品のシリーズ化が決まれば大幅>>続きを読む

影裏(2020年製作の映画)

3.6

ここまでの長尺ながら見応えあったのは、他ならぬ二人の演技によるものが大きかった。二人の独特の距離感や自然の描写は何となく文学的だったかも知れない。ただ意味深な台詞が多かった割に展開はあっさりで、帳尻合>>続きを読む

聖女/Mad Sister(2018年製作の映画)

3.8

復讐モノとしては素晴らしい話。なんだけど、どうにも非情なほど説得力があり過ぎて。こんなにえげつないバックグラウンド求めてない(笑)。もうちょっとおとぎ話チックでイイのに。手法はハリウッドだけど、えげつ>>続きを読む

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

4.1

出世と保身を18年間もせっせとせっせと励んだ挙句、親分にそっぽを向かれた哀れな話。「国民のため」と大統領に嚙みついたけど、本当に国民のために働いていたのでしょうか?国民を18年間スケープゴートにしてた>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.4

とうとうタランティーノ作品制覇。時代の寵児が大御所映像作家にまで変貌を遂げて。彼の脚本が映画オタクだけのものにならなかったのは多分C・ヴァルツのおかげなんじゃないかと思う。「イングロリアス・~」も彼の>>続きを読む

灼熱/灼熱の太陽(2015年製作の映画)

4.3

民族というものを考えされられる作品でした。今まで平和に暮らしていた社会に突如線を引く事で起こる軋轢。今まで何でもなかったのに降って湧いたように、自分達との「違い」をのべつ幕なし生活の中に並べ立てる。や>>続きを読む

パリの家族たち(2018年製作の映画)

3.5

家族愛と言うものにどうも懐疑的な自分にはチト合わなかった。ただ母親像というものにこだわった作品でしたね。つくづく仏映画はズレてるなーと思う。ベッドから普通に全裸で起き上がるし、レストランでペロンだし。>>続きを読む

ザ・ネゴシエーション(2018年製作の映画)

3.5

ヒョンビンはイケメンですね~。金城武以来のイケメンでは?さて人質交渉モノなんですが交渉自体に緊迫感はあまりなく、事件の全容が次第に明るみになって巨悪が炙り出されていく。韓国娯楽作品にはよくある設定で、>>続きを読む

報復の街をあとに~ペドロ12歳の旅立ち~(2017年製作の映画)

3.7

見応えのある作品。息子を守ろうとする父親の姿にちょっと感動。父親は子供を一切咎めなかったし終始喋らない。それどころかどんな仕事にも手を出して逃走資金を作ろうとする。なりふり構わず子供だけを守ろうとする>>続きを読む

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.7

よくこのキャスト陣集めたなー。主演の柳楽さんは完全にソシオパス。そこに更にソシオパスな菅田さんが現れ。。確かに「ファイトクラブ」を連想してしまうが、あちらは殴る理由がしっかりあっての作品でしたから、似>>続きを読む

花と雨(2019年製作の映画)

3.4

一つ一つのシーンは画的にもキレイで編集のテンポも今風のリズムでオシャレさを感じました。が、長~いPVみたいでどこか伝わってこなかった。「WALIKING~」の方は切れ味はないけど映画の話法としては断然>>続きを読む

WALKING MAN(2019年製作の映画)

3.4

作品のクオリティ云々より作品に対する想いを汲む熱い作品でした。最近日本のラップを色々聴いてます。日本のラップ、イイですね!どういう経緯でラップが誕生し、どういう思いで言葉を紡いでいくのかをじっくりと見>>続きを読む

トールガール(2019年製作の映画)

3.7

恋愛モノ初心者にはわかりやすい内容でした。キレイな三角関係でした。ティーンの恋愛なんて「恋しくて」以来なのでは?まさか自力でクリックするとは。クリックの手軽さで普段なら見ない様なやつまで見てますね、ハ>>続きを読む

アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

5.0

未だ持論は崩れず。素晴らしかった。前編はかなりスローテンポで主人公がずーっとグダグダしててイライラした。まぁ、後編の後半までエンジンがかからないんだけどさ。前編の勝地涼さんがキーマンでしたね。イタさが>>続きを読む

i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

3.9

スガの不機嫌な顔が憎らしい。露骨にムッとする顔をひっぱたいてやりたくなる。アソーの高飛車な態度の傲慢チキなこと。いつから記者会見で政治家が露骨な私的感情を挟むようになったのか?コイツ等の態度を見てると>>続きを読む

天国にちがいない(2019年製作の映画)

4.0

不思議な作品。画に力がありますね。R・アンダーソン的手法をロケでやってる感じ。タイトルの「天国にちがいない」はどこに行ってもそこは天国ってとれるし、巡り巡ってパレスチナがやっぱり天国だなともとれる。パ>>続きを読む

家族の波紋(2010年製作の映画)

3.2

単調な画面の中に独特の緊張感。バラバラに壊れそうな家族。言わなきゃイイ事も家族だから言ってしまう。結構姉がトラブルメーカー的存在に描かれている。家族の中の調和を乱してまでも自分の我を通す。それに呼応す>>続きを読む

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

4.7

ちと視点を変えて。この前科者の若者、聖職者に憧れています。型破りな説教で彼なりの言葉で信仰を説く。もちろんそれは彼の偽りなき言葉であって、それは彼の境遇に起因しているのは明らか。罪の加害者であり社会の>>続きを読む

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.4

「インデペンデンス・デイ」の流れを汲む作品。人類滅亡の最期の最期まで悪あがきをするカウボーイ米国人に呆れるを通り越して失笑。コロナ禍で色んな映画と出会えるからこそ、こういう作品も見てしまう(笑)。お家>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.2

この作品は小さな子を持つ親御さんに向けた応援歌というか慰みというか、その家族愛、イイね!的な要素がふんだん過ぎて自分にはちょっと??だった。理解できないからその家族愛を批判はしないけど、この家族を見渡>>続きを読む

ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる(2019年製作の映画)

3.7

どうしても譲れないものがある人ってのは潔いなと思いました。揺るがないから怒りも湧かない。まぁ、揺るがないが絶望の同義語にも感じたけどね。自分達の社会の仕組みが変わると、どれほど人間の心にまで影響を及ぼ>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.5

韓国映画だから一定のクオリティを満たしています。邦画だったらよく出来ていると評価してこの点数より上をいったと思います。が、この作品メッセージ性が何もない。わざと排除して使ったのかとも思ってしまった。た>>続きを読む