ryodanさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ryodan

ryodan

映画(1450)
ドラマ(22)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

ジェニファー8(エイト)(1992年製作の映画)

4.1

A・ガルシア主演作。
とうとうお家DVDの仲間入り。
U・サーマンの美しさと寂れた街並みと湿っぽい空気が混然一体となった作品。猟奇殺人事件を追う話としては後に「セブン」という金字塔が誕生する前の作品な
>>続きを読む

ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

4.3

ジジイ達の動きが緩慢であっても、巧みな編集でいくらでもスタイリッシュに描くことが出来る事を証明した作品。おまけに名優揃い。話が面白ければ必然的に作品は面白くなります。銀行強盗はロマンなのでやはり評価は>>続きを読む

オフィシャル・シークレット(2018年製作の映画)

4.5

骨太な作品。「ボクシング映画に駄作なし」という持論に、ここにもう一つ新たな持論を。「K・ナイトレイの不機嫌な顔ほどコワいものはない」です。今作も不機嫌な顔してました(笑)。あれをなだめるスキルは自分に>>続きを読む

ニューヨーク、愛を探して(2016年製作の映画)

3.1

S・ストーン、M・ソルヴィーノ、S・サランドンの大女優の顔を久しぶりに見ました。お年を召しても皆さんお綺麗なままで。やはりこの三人が登場すると画が引き締まりますね。妙な家族の幻想を見せつけられた感じで>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.7

何でこの作品でオスカー主演女優賞?っていうのが率直な感想。夫が亡くなり仕事がなくなり住んでいた街もなくなり、この人何かイイことあった?って思ってしまった。辛いとも言わないし楽しんでいる様にも見えない。>>続きを読む

毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

3.6

荒唐無稽な語り口。大胆過ぎる取引のくだりはイーサン・ハントの発想でしょ?!麻薬王のキレキレ演技はG・オールドマンを思い出し、粘着質なブライアン理事はA・リックマンを思い出しました。イ先生は誰だ?ってう>>続きを読む

スティーブ・ジョブズ(2013年製作の映画)

4.1

D・ボイル版の「スティーブ・ジョブズ」を丁寧に補完してくれました。両作ワンセットで見ると理解が深まります。どっちにしても一緒にいたくない人物である事は間違いなさそうです。人の心を掴むのは上手いけど掴ん>>続きを読む

スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

3.6

スティーブ・ジョブズと言う男をあまり知らない。コンピュータがパーソナルコンピュータとなり、タブレット端末になり、なおも進化を遂げようとしている。確かに人々の生活を根底から変えた人物の一人なのかも知れな>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.9

K・ナイトレイを怒らせたらなかなか機嫌直してくれなさそう(笑)。甘いロマンスにならないのがよかった。束の間の人生の小休憩って感じ。やりたいものを何のしがらみもなく純粋にやる。そうやって人生を軌道修正し>>続きを読む

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.9

もうこれはC・ヴァルツの芝居を楽しむ作品。そう思わないとイライラが募り不快指数はどんどん上昇していきます。よくもまぁここまで人を不快にさせる芝居を身に付けたものです。「イングロリアス・~」よりヒドイ(>>続きを読む

ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015年製作の映画)

3.8

主人公は束縛を嫌う人だったのかな。社会に対して家族に対してあらゆる制度に対して。「個」というものを第一に考える人なのかな。今作は暗殺の過程やその後の尋問にほとんど重きを置かず、主人公が次第に生き辛くな>>続きを読む

失われた少女(2018年製作の映画)

3.7

久々のミステリー。少し「ドラゴンタトゥー~」的な雰囲気を醸し出していました。BGMが似ていたのかも。まぁ過去作を連想してしまう当たり、それほど目新しい演出はなかったって事かな。殺される所で殺されないし>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

5.0

もう一度見たいとはあまり思わないけど素晴らしい作品でした。「喪失」というものをじっくりと描いていました。いつもそこにある日常の風景の一部がいきなり削り取られてしまう。世界貿易センタービルが突如崩落した>>続きを読む

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

5.0

1979年公開作品。物心ついて間もない頃の昭和。なんだか懐かしい。醬油の貸し借りとかホントにあったんだよね~。「復讐するは我にあり」って神の言葉だったんだ。意味を履き違えていました。復讐は神の仕事、人>>続きを読む

大統領の陰謀(1976年製作の映画)

5.0

政権の暴挙に中枢の人間が新聞社にリーク。新聞社の真相追及は時の政権を引きずり下ろす。リークするって事は本人に何らかの不都合があるからで一概に正義感だけではない。ポストだってニクソン政権とは相反する立ち>>続きを読む

ハスラー2(1986年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい作品。十代の頃から幾度となく見ているが、ここにきて再鑑賞は何十年振りだろうか。以前はヴィンセント越しの視点だったが、もう完全にエディ側(笑)。ニューマン史上これほど男の色気を放っている作品は>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.2

M・ストリープの独壇場。繊細な役を演らせたら右に出るものはいないね。不安で押し潰されそうになりながら、ポストの経営を取り仕切る主人公。女性の社会的地位がまだまだ低かった時代。男ばかりの役員の中で全ての>>続きを読む

殺人者の記憶法:新しい記憶(2017年製作の映画)

1.1

とんだ見当違いの作品。結末だけが変わっている。アイディアとしてはアリなんだろうけど、作品作りの視点から言わせてもらうと違うんじゃない?って感じてしまった。「記憶法」と「新しい記憶」はワンセットで見るは>>続きを読む

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.8

一風変わった趣向の作品。殺人鬼が殺人鬼を追う話。ローテンポで何度も記憶がなくなるからじれったい。あやふやな記憶に見ているこっちも惑わされる。愛娘に新たな殺人鬼の牙が向けられる。場違いな程異様な可愛さと>>続きを読む

オールド・ボーイ(2013年製作の映画)

3.7

S・リー監督作。
何故S・リーなのかは結局分からずじまい。オリジナルと比較しながら見ると結構楽しいです。J・ブローリンを存分に楽しめる作品。前半はもう彼の真骨頂のクズ!リメイク版のヨカッタ部分は監禁生
>>続きを読む

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.5

圧巻の作品。復讐モノは大好きで、前から気にはなっていたのですがようやくです。画作りが凝っていてすごく好きな作品でした。過剰な演出も好みです。長い監禁生活の中の絶望感が彼の復讐心を後押しして、見ている側>>続きを読む

天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

4.2

自力では辿りつかない作品シリーズ。とにかくG・クローズの演技が素晴らしかった。序盤から爽快感のない何やら不穏な様子。「口がクサイ」と妻に指摘されても歯を磨かない、どことなく傲慢に見えるダンナ。なにかと>>続きを読む

サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

3.5

作品のベースとなる話は過去にもあったな。もう一度焼き直した背景を探ればやはり「自衛隊」の問題なんだな。事実として元自衛隊員のPTSDによる自殺率の高さは指摘されている。事実として海外紛争地での自衛隊の>>続きを読む

海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

3.8

最期に言い残したい言葉がありすぎてあり過ぎて、あれもこれもと言いたくて言いたくて。。そんな作品って感じでした。分かる!分かるよっ!それもこれも分かってくれない世の中が、政治がヒド過ぎるからなんだよね。>>続きを読む

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

4.4

綾野剛という俳優の牽引力に只々感服しました。現場の叩き上げでがむしゃらに我が道を突き進む、こういう役を演じさせたらやはり綾野さんが一番の役者だと思う。タイトルから想像すると、ジャケットの役者達が日本で>>続きを読む

クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.1

ロッキーシリーズは、ドラコとの対戦依頼見てない、見てても全く憶えてない。米ソの代理戦争が如き描き方で白けてしまった。「ロッキー」の大ヒット作に続けとビッグバジェットで快進撃を続けるスタローンとロッキー>>続きを読む

町田くんの世界(2019年製作の映画)

4.2

人間が愛おしくなる作品。今の世の中、「人が好き」が何ら評価の対象にはならない。見える形で何かを残さないと、学業や仕事での成果だったり、認めてもらえない。町田くんはそんな箸にも棒にもかからない子。でも町>>続きを読む

ライリー・ノース 復讐の女神(2018年製作の映画)

3.3

母親の復讐モノもあってもいいですね。「トレーニング・デイ」辺りから続いて来た一時代を築いた悪玉ロシアンマフィア。「ボーダーライン」で頭角を見せたメキシカンマフィアが今のトレンドなのかもね。続編ありきの>>続きを読む

図書館戦争 THE LAST MISSION(2015年製作の映画)

3.4

前作の疑問点を分かり易く説明してくれて嬉しかったです。予算が増えてスケールアップ。敵方が相島さんだけではアレなんで、松坂さんが強力バックアップ。戦い方のクオリティが上がって高評価です。榮倉さんの弾薬補>>続きを読む

図書館戦争(2013年製作の映画)

3.2

なかなか世界観に馴染めず、自分の中で色々補完しながら見ました。国の機関と戦う?実戦で?図書館は誰が運営してる?出資者はブラックリストの知識人?最初に映画としての個人的難癖を連ねとくと、甘々なコンバット>>続きを読む

人生スイッチ(2014年製作の映画)

4.8

破壊力満点の作品。素晴らしい!初っ端からテンションMAX。自分の選択した人生が他人の人生と交わる事で予測不能な出来事へと発展していく。良いか悪いかと言うはよりは、もうなる様にしかならない。アドレナリン>>続きを読む

ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.4

見た後にジワジワと見た事を後悔する珍しい作品。E・ブラント、R・ファーガソン、H・ベネットの三女優、ことベネットが出演してなかったら見てないね。でもこういう役では正直ちょっと。。まぁセクシーでしたけど>>続きを読む

感染家族(2018年製作の映画)

4.1

起承転結からオチに至るまで本当によく出来たコメディでした。まさかゾンビに感情移入できる作品とは思いもよらず(笑)。感染の仕方が今までのゾンビ映画とは真逆で斬新!長男のドロップキック最高でした!往年のと>>続きを読む

ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

3.4

映画の中で一番難しいジャンルはやはりコメディなんじゃないかなと改めて思いました。下ネタ、自虐ネタ、人種ネタ、カラダを張ったギャグ等々。切れ味とタイミングで笑えるか笑えないかの両極端でバッサリ評価される>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.8

もともと法廷劇が好きで、日本の裁判制度より米国の裁判制度の方がむしろ詳しいくらい(笑)。その長年のキャリア(?)はこの作品を見るためだったのかと思うほど!さて肝心の裁判は従来の法廷劇とは全く違い、のら>>続きを読む

π(1997年製作の映画)

3.1

想像してたのと違う内容でした。もっと数学的な話が欲しかった。映像ではなく話を不安定なものにして欲しかった。モノクロの白の光が強烈。振りまくるカメラ映像との相乗効果で視神経が痛くなりました。別にこっちは>>続きを読む