ガイ・リッチーをはじめから。UK版タランティーノといわんばかりの群像クライムで、気品があってオシャレ。
良すぎて痺れた。if世界に折り合いをつけていく姿がとても感傷的で共感する、、Shabier Kirchnerの撮影も相まって儚く神秘的な瞬間が何度かあった。10年くらいしたらまた観たい。
NYワシントンハイツ。ラテン系移民の群像。
ハイツとGWブリッジの雰囲気が素敵だった。
静寂に響くミット音のグルーヴが心地よい。三宅監督のフィルム映像はどこを撮っても画になるし、ずっとみてられる。
遅ればせながら見た。ノーラン映画としても歴史映画としても完成度高すぎる。特にルドウィグ・ゴランソンの音楽。3時間の長尺を劇伴とカットで強度を保っていた。
最近多い取ってつけたような感動系メロドラマには辟易してたのでそうじゃなくてよかった。現代の社会人にとってリアルな障害のテーマを、異物ではなくフラットに描いてるのがよかった。
70年代メキシコのローマ地区。イタリアだと思ってた。モノクロで撮られた画は繊細で、死生観を節々に感じる。
モラトリアムなニューヨークの青年。消費文化に背きアートに向き合う姿は羨ましくも感じる。同監督"Gifted"然り、才能を肯定しアイデンティティを得る過程は、マークウェブ自身の投影とも見える。
デイミアンチャゼルのファンなら好きだと思う。ハリウッド全体を映した試みは良くも悪くも野心的だけど、PTAの"リコリスピザ"やタランティーノの"ワンス・アポン〜"と比べるとどうしても早熟に見えてしまう。
招かれざる客から始まる現代アメリカの恐怖は、オカルトながらも的確に起こりうる未来を描いているようで面白かった。
ムルマンスク行きコンパートメント。冒頭に自らが発した"どこへではなく何から逃げているのか"を見つめ直すロードムービーは、物憂げながらも時折見せる風景とともに希望を感じた。