AbeCinemaTVさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

4.2

初めて見たんだけど、イメージ通りのことが起こると思ってもらっていいんじゃないかな。厳密にはブラピは主演じゃないんだね。でも完全にブラピが持ってっちゃいます。若造って感じのブラピ。無邪気なブラピ。調子に>>続きを読む

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

4.3

これはね本当に寝過ごしていっぱい歩いて帰らなきゃいけないだけの話w
主人公が本当に不器用で、うまくいかないことの方が多い。パリ13区とか小説家の世界とかもまだ何か起こってた方なんだなって思わせるくらい
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Here(2023年製作の映画)

4.2

これって主人公って鬱なの?何か見逃してる気がしてならない。すごい評価が高いが、個人的にはゴーストトロピックの方がまだわかりやすかった。本作も悪くはないんだけど全てのシーンにものすごい余白の時間がある。>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.3

ロブスターとは打って変わってとにかく気の強いレイチェル・ワイズ。最後はわかりやすいことにはなってくるが、途中まではとにかく目の前のことを着実にこなしていくエマストーン、そして幼稚さと重圧と年季が入った>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.2

試写会で拝見。さりげない振り方がたまらない。ナレーションがくどい感は否めないが、いわゆるお涙頂動にならない余韻の残る一作。
一番印象に残った・共感した山添孝俊(松村北斗)のシーンはやっぱり髪を切られる
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千年女優(2001年製作の映画)

-

個人的にはパーフェクトブルーの方が好きだけど、今作も素晴らしい。魅力的な人物像、多重に展開するドラマが、アニメーションならではの表現を目一杯に使ってされている。結構戦争の話なんだよね。女優を追うという>>続きを読む

サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

-

まあウディアレンだねえ。このご時世彼の作品を推したり広めたりするのもどうかと悩みながら。安定のウディアレン。流石に本人では年をとりすぎていたからウォーレスショーンになっているだけで実質ウディアレン。め>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

-

エロ、芸術、エンターテイメント全てが過剰。どこからこんなアイディアの滝が湧いてくるんだろう。マークラファロはハルクとかより変なやつの方が輝くんじゃない??すげえ嫌なやつだけど、どんどん彼女に心を支配さ>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

-


#ゴールデンカムイ みてきました!日露戦争のシーンから始まるんだけどここの迫力がすごい!これは日本映画だけど、ハリウッドのそこそこ大作をみに来た感じ!いいぞ!と思っていましたが、やはりというべきかそ
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

4.1

これもう10年前なんだね。2012年ってバリバリ現役な、今と地続きな時代なつもりだったんだけど、あまりにもギャルがギャルしてたり、メイクの雰囲気しかりだいぶTHE平成というか、大昔に感じる。斎藤工さん>>続きを読む

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

4.3

ナン・ゴールディンがとにかくオピオイド危機、サックラー家へのいい意味で執着がすごく、見応えがある。ラストの審理中の被害者家族の供述などはもう見てられないくらい辛い。彼女の引き起こすドラマがすごい。私は>>続きを読む

KAMIKAZE TAXI(1995年製作の映画)

4.2

この時期の役所さんは本当にすごい映画ばっかり出てるなあ、今もだけど。死を目前にした人物がずーっと余裕で喋っているのが本作の特徴です。面白いよねえ。原田監督の映画って基本「〇け」の美学だから、ラストは正>>続きを読む

シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

4.3

王道ですがまあよくできてますよね改めて見ると。真面目にやっているからこそ笑える。カラオケ行こ!もそうだったんだけど、そんなバカなというところから気づいたらみんなをめっちゃ応援している。竹中直人さんのラ>>続きを読む

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.2

素朴なニューシネマのような。明日に向かって撃てのような二人。そんな悪党たちではないが、アメリカンドリームを掴もうとして地味だが危険な手段をとってしまった二人の話。来るべきことが本当に来る話。シンプルに>>続きを読む

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.4

これは新年早々すごかったなあ。とことんボケのことしか頭にない、という才能だけで、登っていったりいかなかったりする人を主人公にしている。共感できないこと、あちゃーと思うことも多々あるが、あまりにも再現度>>続きを読む

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

4.3

これね僕好きですよ。なんか歪みあってた二人がなんか仲良くなっちゃう感じ好きなんすよね。ソーとロキが先やってるってのはあるけど。でかい虫がいるところとか、映画館で見ると楽しいよー。アクアマンがほんといい>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.2

冒頭こそ何だこの嘘くさい設定は!と思うが、どんどん二人のこのドラマがどうなっていくのか気になる。それでも出会いの唐突さだけが気になるが、その後のドラマは普遍的だが申し分なし。綾野剛さんが最初からそんな>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.3

これもまた面白かったなあ。最初っから何だかすごい魔法が使えて、すごいチョコが作れるので、話がめちゃくちゃ早い。とにかく敵たちとの攻防のテンポが早いのと、歌の勢いでディズニーランドのアトラクションのよう>>続きを読む

ウィッシュ(2023年製作の映画)

4.3

ディズニーという大手がまだまだ若者よ立ち上がれスピリット溢れる映画を作ることにまず感動。ラーヤに引き続き、王子様、恋愛要素はもう完全にゼロ。PERFECT DAYSもいい映画なんだけど、人生まだまだ先>>続きを読む

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

4.3

これ面白いぞ!SPY✖️FAMILY実はほぼ見たことなかったけど全然楽しめます!賀来賢人さんと中村倫也さんは全然わからなかったw スパイものが好きな私は、本家007で登場が減りつつあるいかにもなスパイ>>続きを読む

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.4

これ見逃さなくてよかった!ストーリー、キャラクター、アニメーションの表現、どれをとっても素晴らしい。徹子さんのナレーションがまずちょっとだけどいいじゃない。自分自身もどちらかといえば、問題児扱いされて>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

じわじわくるタイプの作品であることは間違いない。ずっと後になって、この映画のことを思い出すかもしれない。思い出して泣くかもしれない。今というよりも、どこかこの先人生を振り返るタイミングで見たら、もっと>>続きを読む

親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

4.3

あの人はパラサイトの家政婦さんかな?ソンガンホもどうでもいい役で出演してて笑った。僕はお嬢さん、さらにそれを超える勢いで、別れる決心が好きなんだけど、それらに通じる強烈なショットが幾重にも折り重なって>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

4.4

面白いじゃん!英雄か、悪魔か、は違う気がするなあ。とにかく情けないというか。もうここ最近ずーっとこの監督の作品は、男はバカ、家父長制に縛られてる、情けない。女性は強いが、被害者。本作でもその構図徹底し>>続きを読む

Daughter (ドーター)(2023年製作の映画)

1.0

ひっでえ映画だった。演技がみんな酷い。登壇があったのだが、登壇者がいきなりおばあちゃんの話思い出して泣き出したところがクライマックスだった。竹中直人さんをあんなに下手に見せるとはどうしたらできるんだろ>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

4.2

砂の器を思い出す重厚感。正欲のガッキーといい、華のある女優さんたちが限りなくその華を押し殺しつつ、その人たるコアの部分の魅力を残したままのキャラを体現していてすごい。ちょっと浅はかな言い方だけど、その>>続きを読む

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

4.1


#Netflix の新作『REBEL MOON ― パート1: 炎の子』ジャパンプレミア試写会に行ってきました!

レッドカーペットありまして。 #ソフィアブテラ さん (I LOVE YOU って
>>続きを読む

女優は泣かない(2023年製作の映画)

4.2

蓮佛美沙子さんがいいですね!!ただ意外と泣かせてきたのはあいつのシーン。主人公とちょうど年齢も近く、共感しやすかった。あまり関係性が良くないと思っていた人が実は。。。みたいな展開は他にもどこかで見たこ>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.2

リバイバル好きだなあ俺。初めて見ました。ソーラバーチの話だねこれは。あっちいってもこっちいってもダメ。僕の大好きなビッグリボウスキにも通ずる、まあダメはダメのままでもいいんじゃない?っていうマインドが>>続きを読む

ほかげ(2023年製作の映画)

4.3

これもすごい映画。限りなくロケーションも限られているんだけど、最低限の描写で鬱屈したどうしようもない心と体の貧しさが描かれている。もう正しい人なんて誰もいない。貧しい人とより貧しい人が支え合ったり支え>>続きを読む

欲望の翼 4Kレストア版(1990年製作の映画)

4.3

四者四様の恋愛模様。やっぱりダメなやつにはダメな結果が待っていてそこは安心するが、レスリーチャンの女性の扱いがあまりにもあまりに持って感じなので、ちょっと引いてしまった。こんな男のどこがいいの?と途中>>続きを読む

いますぐ抱きしめたい 4Kレストア版(1988年製作の映画)

4.4

ウォンカーウァイで一番好きかもしれない。デビュー作だからか一番ストーリーがシンプルでわかりやすく、ストレートに感情移入できる。一方でウォンカーウァイの味たっぷりのショットは健在なので、これはこれで見ら>>続きを読む

007/ リビング・デイライツ 4Kレストア(1987年製作の映画)

4.9

本当に素晴らしかったの一言。13歳の時、中一の冬、本作をテレビで見たことがきっかけで最終的に映画の仕事をするに至らしめた人生の大きな転換期となった本作。それを17年越しに大画面で見られたことがただただ>>続きを読む

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

3.9

首尾よくまとまっていたと思いますが、複雑です。戦争の扱いってのは難しいですね。なんか平和ボケしてるようにも見えました。一方で戦争を風化させない、という思いもわかるから...ライトに戦争を扱う必要もある>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.3

これはよかったですね。プロダクションノートに書いてあったけど、ウクライナ(奇しくも今はイスラエルも)の状況を受けて、結局一人一人の奥底にある、原始的な愛情こそが、このような現状に対抗できる手段なのでは>>続きを読む

ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

4.3

リジーとジョーの関係性がとても面白い。リジー目線で見ていると、ジョーが面白くないし、ジョー目線で見るとリジーがつれない。監督とのトークセッション付きの試写会だったんだけど、監督が自分の作品には何のメッ>>続きを読む