いずみさんの映画レビュー・感想・評価

いずみ

いずみ

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.1

幼い頃に両親から置き去りにされ、一部を除いた町民たちから「湿地の娘」と蔑称されながら、大自然の中で孤独と共に生きるカイアにとって、自然界の掟が人生の道標になるのは当然のこと。

「自然に善悪は存在しな
>>続きを読む

アムステルダム(2022年製作の映画)

3.6

小難しいことはよくわかりませんでしたが、ラミ・マレックの妻アニャ・テイラー=ジョイと、ラミ・マレックの妹マーゴット・ロビーの執拗な小競り合いが痛快で、その贅沢なシーンが観られただけでも、劇場に足を運ぶ>>続きを読む

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.4

晴天の空の下、強い日差しが降り注げば、フローレンス・ピュー受難劇が幕を開ける。

まるで『ミッドサマー』の続編のよう。

彼女とハリー・スタイルズの共通点、まさに「Story of My Life」の
>>続きを読む

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.8

誇張なく、今年映画館で観た作品で、一番笑いました。

圧倒的メロン肩でアスペクト比を爆狂いさせる“人間IMAX”ことマブリーの鉄拳が、勝ち確BGMを轟かせながら再び猛威を振るう。

バス内アクションを
>>続きを読む

犯罪都市(2017年製作の映画)

4.1

鑑賞記録

疲労回復の3代要素をご存知でしょうか。

【休養】【栄養】【マブリー】です。

まるで生ハムの原木のような御腕が5分に一回のペースで炸裂する「豪傑マブリー・チャンス」が、全身を細胞レベルか
>>続きを読む

バッドガイズ(2022年製作の映画)

-

これは薄い本が量産されそうだ。

随所で「エモい」が溢れて、仰げば尊死。

いろんな映画のオマージュが盛り込まれていましたね。

私の生涯ベスト映画『ベイビー・ドライバー』もそれの一つだったので、なん
>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

-

【上申制度】や【プレゼンテーション】といった、会社という設定を活かした細かい質感が面白いなと感じました。

また、本来の目的達成の為に試行錯誤を繰り返す段階で自然と業務の精度が高まったり、「明日いきな
>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.5

ティ・チャラが遺した“ブラックパンサーの意志と気高さ”を、ワカンダの「伝統」に多角的な「革新」を融合させて継承することにより、多様性が強く謳われる昨今の世相に違和感なく寄り添い、また、フェーズ4を締め>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.9

【追記】
3回目(10/28)
4回目(10/29)IMAX
5回目(11/06)IMAX


公開2日目にして、早くも2杯目をいただいちゃいました。


▼1回目(10/21)

「友情」と「使命」
>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

4.8

鑑賞記録

これほどまでに、己の表現力(語彙力)と俯瞰力の無さを恨んだ事はありません。

『バーフバリ』は 概念 です。

彼らの魂は、これからも永遠に私の中で生き続けます。

他人が綴ったどんな言葉
>>続きを読む

バーフバリ 伝説誕生<完全版>(2015年製作の映画)

4.7

鑑賞記録

尺は長いですが、物語は至ってシンプルで分かりやすいため、気が付いたら終わっているくらい一瞬で時間が過ぎます。

前半の“これぞインド映画”から一変、後半は完全に『アベンジャーズ/インフィニ
>>続きを読む

アテナ(2022年製作の映画)

3.7

鑑賞記録

緻密に計算されたカメラワークが生む驚愕のワンカット映像によって、圧倒的な没入感を味わえるタイトルロゴまでの冒頭11分は、瞬き厳禁です。

シームレスな視点誘導は現状把握がしやすいため一切の
>>続きを読む

ダウントン・アビー/新たなる時代へ(2022年製作の映画)

4.2

『ダウントン・アビー』とは知り合って間もない私をも温かく迎え入れてくださる慈愛に満ちたクローリー家と、個性に富んだ愛くるしい使用人たちが織りなす肉厚で濃厚な人間模様に、溢れる涙を抑えることが出来なかっ>>続きを読む

ダウントン・アビー(2019年製作の映画)

4.1

鑑賞記録

英国の大邸宅ダウントン・アビーを舞台に、社会情勢や歴史的出来事を盛り込みつつ、貴族グランサム伯爵一家と使用人たちの人間模様を描く。




個性豊かなダウントンの使用人と、高飛車な王室の使
>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.3

A24とは相性があまり良くないため、心得るのにやや難航しております。

恐らく、聖書や神話に詳しい方はすんなりと咽元を通るのでしょうが、不慣れな私には小骨が多く感じられ、嗜むまでには至りませんでした。
>>続きを読む

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

-

深い悲しみと憤りで澱んだ余韻が「ヒトツボシ」で少しずつ浄化されていくこの感じ。
本編にリンクした歌詞が真っ直ぐ心に突き刺さる。

本編と主題歌、このふたつが揃ってはじめて一つの作品として完結するのが『
>>続きを読む

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

-

歪んだ正義感に取り憑かれ、闇堕ちした元警官の兼高が警視庁の命により、関東最大の暴力団・東鞘会に潜入する。

東鞘会一と目される残虐性を持つ室岡と“狂犬コンビ”として組織を上り詰める兼高だが、不都合な真
>>続きを読む

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.6

鑑賞記録

ニコケイ版『Five Nights at Freddy's』

故障した車の修理代金を支払う代わりに、廃墟と化した娯楽施設で一夜限りの清掃員となったニコケイが、殺人カルト集団の魂が宿るアニ
>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム THE MORE FUN STUFF VERSION(2022年製作の映画)

4.9

本編前の某映像の“2人からのアンサー”で涙腺が崩壊しました。

ピーターの覚悟と決断に、ようやく折り合いをつけたこのタイミングで、あのポクスレ映像を差し込んで来る公式が憎い……憎いけど、嫌いになれない
>>続きを読む

ビースト(2022年製作の映画)

3.5

シンプルに野生動物は怖い。
肉食獣は特に。

もしそこがホームセンターだったなら、私にも数パーセントの勝ち筋が見える。
だがしかし、そこは無法地帯、しかも孤立無縁のサバンナ、それは無理だ。

個人的に
>>続きを読む

ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV(2021年製作の映画)

3.9

「世間から忘れ去られる前に、もう一度リングに立ちたい。」

本作で初めて知るのは、ドラゴとの戦いに強くこだわった、アポロの苦悩と葛藤。
愛する家族と仲間の思い、亡き親友アポロの魂、そして、己の人生と命
>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

-

ミー坊の中に芽生えた、純真で直向きな“好き”を周りの人々が認め、支え、そして、全肯定してくれる。

ミー坊自身がその“好き”を否定することも疑うこともせず、一途であり続けた結果、唯一無二の才能が認めら
>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

素敵なご縁に恵まれ、先日、京都で行われたレッドカーペットへの参加が叶いました。

ブラット・ピット、アーロン・テイラー=ジョンソン、真田広之さんからサインを頂き、写真まで撮らせいただいたのですが、未だ
>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.9

※IMAX推奨作品

点在する二つのプロットがどのように繋がり、そして、どのような結末を迎えるのか。

考察の隙を与えない「あおり」と「俯瞰」から成る、両極端の性質を活かした視点誘導が、絶妙なバランス
>>続きを読む

グリーンバレット(2022年製作の映画)

3.6

※初日舞台挨拶付き。

この作品を観たあと、あなたは必ず『エクスペンダブルズ』と『トリプルX:再起動』が観たくなる。(はず)

阪元監督ご自身がバイオレンス・アクション映画好きのため、前作の『最強殺し
>>続きを読む

最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.7

鑑賞記録

京都最強との呼び声が高い、フリーランスの殺し屋、国岡昌幸の日常を綴った密着ドキュメンタリー。

「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」

と、某キャッチコピーと並んでも違和感のない
>>続きを読む

黄龍の村(2021年製作の映画)

3.8

鑑賞記録

騒がしくて鬱陶しくて、他人をイライラさせることに長けている陽キャ大学生グループが、ただひたすらに青春を謳歌する、夏休み映画です。

村の決まりなら、仕方ないよね。

デイ・シフト(2022年製作の映画)

4.2

鑑賞記録

次々に登場するアクロバティックなバンパイアを、トリッキーかつ斬新に容赦なく殺戮するシーンは、何度も繰り返し観てしまうほど圧巻で、脳汁とロマンティックが止まりません。

飲めや歌えの血みどろ
>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

3.7

聴き慣れない言語で執り行われる奇奇怪怪な儀式は、それだけで充分過ぎる程の存在感を放つため、満足感はありました。

ゴア描写も申し分なかったのですが、求めていた“恐怖”とは少々異なっていたのが残念でした
>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.4

15歳と25歳(たぶん本当は28歳)が互いを想い合う気持ちを素直に認められず、付かず離れずの関係をひた繰り返す。

そんなもどかしい2人の様子に、思わず私の心の牧瀬里穂が

「ヒューヒューだよ!」
>>続きを読む

C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

3.5

個性に富んだ4人の兄弟と共に、保守的な家庭に生まれ育ったザック。

12月25日生まれのザックは“特別な子”として育てられるが、徐々に芽生える同性に対する友情を越えた感情と、父親が望む価値観の間でもが
>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.6

いくつも選択肢がある自由な人生こそ複雑で、何を選べば、誰を選べば、私は私でいられるのか……

何者にもなれない自分と器用な他人を比べて、時には焦ったり、時には嫉妬したり。

また、そんな自分を嫌悪した
>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

-

皆さんが想像するワンピースは、ここには存在しません。

マクロスとプリキュアをモチーフに作られた、AdoのMVです。

ワンピースの映画は『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』を劇
>>続きを読む

ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.2

鑑賞記録

良くも悪くも二十数年前と変わらない製法で作られた、エメ味成分がギュッと凝縮された超濃厚ディザスタームービー。

求める要素はただ一つ。

ド派手に地球をぶっ壊せ!!

整合性を求めるのはナ
>>続きを読む

ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

-

好き勝手に暴れ散らかしながらも互いに手を取り合い、グルーとの絆を深めていくミニオンたちが、いつにも増して愛らしくてたまらなかった。

『ミニオンズ』のカメオ出演時よりも更に若い、青年時代のネファリオ博
>>続きを読む

>|