いずみさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

パージ:アナーキー(2014年製作の映画)

3.6

鑑賞記録

逃げ場のない限られた空間でじりじりと迫り来る恐怖を味わいたい方は一作目を。

とにかくエキサイトしたい方はこちらを。

イーサン・ホークかフランク・グリロかで選ぶのもありです。

マスクの
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パージ(2013年製作の映画)

3.5

鑑賞記録

一年に一晩のうち、12時間だけ殺人を含むあらゆる犯罪が合法化される「パージ(浄化)法」が存在する。

パージ終了までの12時間は、警察、消防、緊急医療の機能が完全に停止される。

新しい建
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スクリーム(2022年製作の映画)

3.8

お決まりのルールを回避しても、新しいルールに打ち砕かれる。

新しいルールを打ち破るのは、“原点回帰”と“オリジナル”のみ。





何年経っても、監督が変わっても、芯がブレることなく、ファンが望む
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E.T.(1982年製作の映画)

4.3

鑑賞記録

紛うことなき名作です。

E.T.との出会いから別れまでの、エリオットを含む子役たちの感情の機微を繊細に表現するため、本来の撮影方法とは異なりストーリーの順序に沿って撮影が行われていたと知
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.6

作家になることを夢見るジョアンナ・ラコフは、老舗出版エージェンシーで編集アシスタントとして働きはじめた。

彼女の仕事は、毎日世界中から大量に届くJ.D.サリンジャー宛の熱烈なファンレターすべてに目を
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.4

2作目はやや重ためかつ複雑さゆえに理解が及ばず、まったく楽しめず。

1作目のような雰囲気を取り戻し、魔法動物もたくさん登場してくれた今作では理想の世界が描写されていました。

その点に関しては満足で
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

MCU版『死霊のはらわた』

監督がサム・ライミであること以上の魅力は特に無し。

(近年のMCU作品に比べると)心を躍らされるサプライズも無し。

モルド程度が加入出来るイルミナティには威厳なんても
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ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

3.5

鑑賞記録

なんちゅー映画だこれ笑

オチはめちゃくちゃだし(いや最初からずっとめちゃくちゃなんだが)、2秒に1回は全員が「Fu*k」って叫んでるし、そのくせガンアクションもカーアクションも超絶カッコ
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.4

鑑賞記録

サミュエルとレイノルズの掛け合いが小気味好くて、気付くと普通に笑ってるくらいライトなノリで観やすいです。

レイノルズの真顔芸はズルい。

少年探偵マックスとハチャメチャ3人組(2020年製作の映画)

3.2

鑑賞記録

主人公の少年マックスは、母親が勤める老人ホーム(通称:お城)で母親と一匹の猫と暮らしている。

ある日、その老人ホーム内で空き巣事件が発生する。

犯人の手掛かりは、事件現場に残されたトラ
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フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

3.8

鑑賞記録

「元嫁がいくら拒絶したってかまわない。絶対に私は娘の誕生日を祝うんだ。」

という確固たる決意のもと、元嫁と娘が住む家に向かう道中で、少しでも自分の意にそぐわない行動をする奴がいれば問答無
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

それっぽく編集しているだけで、毎回ほぼ同じ内容で大して中身のない“素敵な毎日”を配信し続け、家族を視聴者数とイイネ稼ぎの道具にしか思っていない母親に目が行きだが、妻が理想とする旦那になりきり、良き理解>>続きを読む

冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(2009年製作の映画)

3.6

鑑賞記録

激しい雨が降る昼下がり、愛する旦那と2人の息子を目の前で殺害されたアイリーンは、生死の境を彷徨っていた。

復讐を望む娘に代わり、単身マカオへと乗り込んだ父コステロは3人の殺し屋を雇い、娘
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.2

本作品は、2015年に日本でも公開されたフランス映画『エール!』のハリウッド版リメイク作品です。
(私は映画館で観た帰り道で知りました。)

『エール!』の方で“甲乙つけ難い”と書きましたが、強いて言
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エール!(2014年製作の映画)

4.1

鑑賞記録

『コーダ あいのうた』を観に行った帰り道で本作品がリメイク元であることを知りました。

ほんの少し設定が異なるだけで、作品全体の雰囲気や主人公の目に映る世界がこうも違って見えるものなんです
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パーフェクトマン 完全犯罪(2015年製作の映画)

3.2

鑑賞記録

嘘の上塗りで自らを追い詰めた結果、取り返しのつかない過ちを犯してしまったことで更に窮地に立たされる主人公マシューの姿に、某SNSの某映画アカウントさんのパク◯イ疑惑が重なってしまいましたが
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.3

鑑賞記録

ぶつかり合う「嘘」と「嘘」、やがて浮かび上がる予想外の「真相」─。
生き残るのは誰だ!?

との一文に心を躍らせておりましたが、意外性も裏切りも期待以上のものは得られず、消化不良で終了しま
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.6

鑑賞記録

ベン・ウィテカー(70歳)

妻には先立たれ、孤独ながらも幾度となく海外旅行に出掛けたりと、悠々自適な日々をそれなりに満喫していた。

しかし、帰宅するたびに襲われる虚しさから逃れるため、
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

2.4

鑑賞記録

パーティ会場に設置されたサングリアにLSDが混入され、そうとは知らずにそれを口にしたパリピダンサーたちが次々とバッドトリップを引き起こし、阿鼻叫喚を極める彼らを90分間(体感180分)眺め
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死海殺人事件(1988年製作の映画)

3.1

鑑賞記録

ピーター・ユスティノフが演じるエルキュール・ポアロシリーズの第3弾

満を持して鑑賞したものの、前作(『ナイル殺人事件』『地中海殺人事件』)と比べるとやや失速気味で、切れ味鋭いポアロの推理
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.3

鑑賞記録

「大地に根を張って暮らしたい。
   決して君を独りにはしない。」

一部からは「不適切」「不快」だと囁かれているようですが、孤独な二人が時間を共にする中で互いに惹かれ合うのはごく自然なこ
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モービウス(2022年製作の映画)

3.7

艶やかで憂いを含んだ奇跡の50歳、ジャレッド・レトを堪能する金曜日の夜。

当初に予定されていた公開時期を大幅に延期したことにより、後続のMCU作品にも少なからず何らかの影響を及ぼしたことや、本編と予
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.5

「“会社(ファーム)”と呼ばれる男たちがいる。
ずっと昔から商売してるんだけど、後始末が必要になると、私を送り込む。」


おクソ野郎ども、くたばりあそばせ。


真剣にふざけて本気で戦う最高にクール
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.7

前作『SING/シング』から約5年、夢の舞台で彼らの新たな挑戦(ネクストステージ)が始まりました。

仲間たちと支え合い、人生を変えるチャンスを掴んだ彼らが更なる夢を叶えるため、大奮闘の末に大騒動を巻
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.6

鑑賞記録

DVDを購入してから今日までの約5年間、もう何十回・何百回と繰り返し観ては笑顔と涙を溢すほど、大大大好きな作品です。

全員が笑顔になれる幸せな結末が約束されているファミリー映画なので、嬉
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.7

デル・トロ作品には馴染みのない私ですらギレルモ・デル・トロを強く感じる、美しさと残酷さが背中合わせに佇み、時間の経過と共に後味の悪さが濃くなっていつまでも余韻が尾を引く、衝撃の作品でした。

メビウス
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.4

人生で(ほぼ)はじめてのバットマンでした。

目に映る何もかもが新鮮だったので、シンプルに「これがバットマンなのか……」という感想です。

唯一観たことのある『バットマン オリジナル・ムービー』(19
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オーシャンズ13(2007年製作の映画)

3.8

鑑賞記録

本作品は、フランク・キャットンを演じたバーニー・マックの遺作だそうです。

彼らの絆が主軸として描かれた物語とリンクして、シリーズの最後に相応しい内容でした。

あと、ドン・チードルがすご
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オーシャンズ12(2004年製作の映画)

3.7

鑑賞記録

最近、なんだか人生がやたらと順調だと感じることありませんか?

それ、誰かが描いたシナリオですよ。


口の横幅が広い女性が大好きで、高校生の頃、密かにジュリア・ロバーツに憧れていたんです
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

3.9

鑑賞記録

各分野において随一の知識力と技術力を誇る個性豊かな11人の犯罪ドリームチームが狙うのは、ラスベガスのカジノの地下金庫に眠る総額1億6,000万ドル。





結末を知ったあと、必ずもう一
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.6

精査能力が問われる情報過多の現代を生きる、我々人類の末路を見たような気がした。

利権絡みの偉い大人たちは市民の目を真実から逸らすために虚偽報道を垂れ流し、真実を語る者にはたった一言「陰謀論乙」で片付
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アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.7

ショーン・レヴィ版『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(個人差による)

ライアン・レイノルズが演じるキャラクターは何故こうも弁が立ち、他人の言葉を途中で遮って場面転換させがちなんでしょう。(そこが
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.4

1回目┈【字幕】公開初日(2/25)
2回目┈【吹替】公開最終日(最寄りの映画館は3/10)

1回目は字幕で、2回目は吹替で、神秘に満ちた古代のエジプトまで、事件を解決しに行って参りました。

世界
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.2

鑑賞記録

トルコとフランスを結ぶ豪華寝台列車オリエント急行。

雪崩で列車が脱線し、立ち往生してしまった車内で美術商のラチェットが何者かによって殺害される。

容疑者は、目的地以外に共通点のない乗客
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