さいごんさんの映画レビュー・感想・評価

さいごん

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万引き家族(2018年製作の映画)

4.7

ヤフーニュースの何かの是枝監督の記事でふと目にした「ドキュメンタリー出身だけあって社会問題を描く監督だから云々」というコメントがやけに記憶に残っている。
確かに現実かと思うほどナチュラルに描く人ではあ
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.6

唐突に僕が影響を与えられた映画の話をしますが、1番最初に映画に興味を持つきっかけになったのは岩井俊二(スワロウテイルかラブレター?)。
洋画も面白いと心から初めて思えて洋画を見始めるきっかけになったの
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.9

お仕事で疲れた夜に鑑賞。
一度鑑賞はしていたのでオチは分かってはいた。
そうすると「ん?じゃあここはこうしといた方がよくね?」と引っかかる部分は多少なりとも気になった。

まぁ藤原竜也主演の映画にそん
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.5

この映画で扱われる人物や関係性というのは放っておけば観客が勝手にストレオタイプなものに当てはめてしまいそうなものなんだけど、本当にちょっとした言い回しとか仕草とか演出一つでそれを易々と回避しているとこ>>続きを読む

架空OL日記(2020年製作の映画)

3.8

バカリズムはライブDVD10本くらいとドラマ「住住」「殺意の道程」を鑑賞しているのでファンとまでは言わないけど手軽に見られる範囲は割と追っかけている。
本作も面白かったし、やっぱり意地悪な視点は好き。
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

4.3

ドライブ・マイ・カーを見た後に実は濱口監督作品を見た事がなかった事に気付き鑑賞。
うん、確かに面白い。
5時間超えですが、映画の作りとしては全然奇をてらったような作りではなくむしろ王道的な三幕構成。
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

まず、第一にこの映画は「映画でしか表現出来ないこと」を丁寧に描いた名作だと思います。
確か他のレビューでも映画というのは言語化出来るものの隙間を表現出来るから素晴らしいものだという主旨の事を書いた気が
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

3.9

んー、良かったと言ってる人もいるけど自分はイマイチ。
特に直近でブックスマートを見たからというのもあるけどLGBTQの描き方...というよりはそこを取り巻く環境の描き方に違和感。

例えば「ホモは出て
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.3

以前からずっと引っかかっている事があって、差別をなくそうだの多様化だの言うくせに障害を持っている人や所謂マイノリティ側の人はメディアの中ではいつも特別扱いをされる。
理解を示そうとしているのは分かるけ
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天気の子(2019年製作の映画)

4.6

新海さんの映画の話をする時に俺はよく「気持ち悪い」という言葉を使う。
同じようにRADWIMPSの話になった時も「気持ち悪い」という言葉を使う。
誤解してほしくないのは新海さんとRADWIMPS も割
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HOMESTAY(2022年製作の映画)

3.5

日本初のアマゾンオリジナル映画。
森絵都の小説「カラフル」を元に4度目の映像化。
その中で恐らく一番有名なのは原恵一監督のアニメ版。
ただ、他の方のレビューで知りましたが、この映画の1番の元となってい
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.2

ほとんどウルトラマンの知識はなかったけれどそれなりには楽しめた。
でも個人的にはシン・ゴジラの方が好き。

多分これは元の作品の違いによるところが大きいと思うんだけど、シン・ゴジラは人間の話だったのに
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カラフル(2010年製作の映画)

4.3

瀬田監督が実写化したという事でそれを見る前に先にこちらを10年弱ぶりくらいに鑑賞。

この歳になってやっと分かった事があって、子供って結構色んな事を分かっているんだよね。
というのも1番印象的だったの
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人数の町(2020年製作の映画)

3.2

この映画には皮肉はあっても本当に描きたいものはないのではと感じました。

最近異常に長いレビューばかり書いていたので今回は短く。
というか貶す方向にも褒める方向にも熱量が全く湧かないのですよ。
ある意
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

4.5

評判が良さそうなのでユメミーワールド以来かな?の視聴。
なるほど、こりゃちょっと凄い領域行ってるなってのが素直な感想。

とりあえず中盤はしっかりとミステリー仕立てになっていて大人でもそれなりに楽しめ
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星の子(2020年製作の映画)

4.4

この物語は一貫して主人公のちひろ目線で語られる。
本当に心が締め付けられるようなを痛さを感じる場面がいくつかある。

でもちょっと冷静になって考えてみると、恐らくこの映画で描かれていない裏ではお金の問
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.9

松居監督の実体験が基になっていると聞いて納得。
悪く言えば自己満足、良く言えば私信なんだろうな。

客観的に見るとぶっ飛んでいる箇所が沢山あってそこで振り落とされる人の方が多いのは分かる。

監督自身
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街の上で(2019年製作の映画)

4.7

個人的な見解ですが映画ってのは「大きいもの」を描くものだと思うんです。
何故なら大きいスクリーンで見るものだから。

分かりやすいのは大きい爆破とかが起きるアクションとかですよね。
でも大きいものって
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

3.8

「何者」が刺さった人には刺さると噂のこの映画。
でも自分には刺さらなかった。

その理由について考察をすっごく長文を書いてみたけど消した。
刺さったという人を否定したい訳ではないし、そういう人が出てく
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.5

ちょっと思い出しただけ。
もうこのタイトル勝ちですよ。

時期的にも話的にも近かった「花束みたいな〜」と比較されがちなんだけど、あちらが2人の物語だとしたらこちらは表現が難しいけど2つ分の1人の物語と
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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

-

視聴前に元になった騒動の客観的な経緯や現在の論調などを確認した上で視聴。
ちなみに星をつけていない理由は後述。

なるほど、この作品の伝えたい事は分かるよ。
分かるんだけどなんだかスッキリもしない。
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.8

最初の30分くらいまでの
「?」→「!?」→「?」→「???」→「!!!」
が面白かった。
(見た人だけが分かればいい書き方)

というかアレだよね。
陰謀論が笑えないレベルの問題になっている時にこん
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

正直あんまりレビューに書きたいような事もなかったので書かないつもりだったけど、他の映画のレビューとの対比で書きたい事が出てきたので書いておこうかと。

他の映画のレビューに「左脳で論理的に考えると気に
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EXIT(2019年製作の映画)

4.3

いやー、これは面白かった。
絶妙な軽さが本当にちょうど良い。

ハリウッド型の所謂「よく出来た映画」みたいなものにどうしても拭い去れない苦手意識がある自分としては、これくらいの舐めたバランス感が娯楽映
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.5

これは大傑作と言っていいんじゃないでしょうか。
本編を見た直後に元になった高校演劇の方を見て、その後にもう一度本編を見てしまった。

簡潔に言ってしまえば「どう生きるべきか」の話。
そういう面で桐島を
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.0

主演が伊藤万理華だからくらいの理由で見たんだけどなかなか良かった。
全然内容は違うけれど特にラストシーンで「天気の子」で感じたものを思い出した。
左脳で論理的に考えるとアレもコレもと気になる部分はめち
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STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

1.3

見ていないのに「どうせ駄作でしょ?」と決めつけるのは好きじゃないので、嫌いな作品かどうかの確認のために一応見た。やっぱり嫌いな作品だった。
でもそういうスタンスで見た作品に対して文句を並べるのはレビュ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.8

こんなにも色々と語りたくなる話は久しぶりな気がする。
1つの場面についてだけ書くだけでもレビュー欄を埋め尽くす自信がある。
こうなったらしょうがないから箇条書きだ。

・この映画の主題について
マイナ
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.4

ポスターに「佐々木、青春に似た男」とあるようにまさに佐々木という男が青春の象徴のような男だった。
馬鹿をやって、好きなものを追いかけて、でも実は何かに傷ついていて、負けず嫌いで、不器用で、欲しいものに
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お米とおっぱい。(2011年製作の映画)

3.2

カメラを止めるなの上田監督の最初の長編映画...のはず。
作りとしては三谷幸喜脚本の「12人の優しい日本人」のパロディもしくはオマージュ映画で、お米とおっぱいのどちらかが世界から無くなるならどちらを残
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空白(2021年製作の映画)

4.6

吉田恵輔監督作品は常に現実世界に対しての繋がりを大事にしているように思う。
デフォルメしたキャラクターやストーリーを描いていても最終的には僕らの生きる現実へのお土産をしっかりと渡してくれる。
そしてそ
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「結末は想像にお任せします」の映画は数多くあるけれど、何が実際に起きた事なのかどうかすらここまで見る側に放り投げる作品も珍しい。
色々な人の考察を見るのも面白いけれども、最後にどこでこの映画との区切り
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.3

先日たまたまつけたテレビで「映画で描かれなかったフレディマーキュリー」というような特集をやっていた。
最後の方しか見なかったので定かではないが、ラテ欄の情報から察するに要は史実に基づいたフレディの生涯
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イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

4.3

分かりやすく、面白く、そして意地悪。

バンクシーのドキュメンタリーかと思いきや、バンクシーを撮影しようとした男のドキュメンタリー。
しかしこの映画で描かれるものはどこまでもバンクシー的。

それが何
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.8

うん、悪くはなかった。
悪くはないんだけど良いとも言えないという気持ち。
簡潔に言えば美化しすぎているんじゃないかな。

これが単なるフィクションならばもう少し違う感覚だったのかなと思う。
でも実話が
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

3.7

特別輝かしいわけではない人生を輝かしい演出で切り取ってくれる。
こういう映画がなんでもない日常を認めてる気がする。

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