gucciさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.6

観ているウチに実話ベースかも?と思い当たる実在の人物らしき存在とテレビ番組。主人公を演じる主演俳優は凡そ主演をやるタイプでもなく、配役に華を感じないかというと、そうでもなく、菅田将暉と仲野太賀、松本穂>>続きを読む

みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.2

昔、日本テレビでやっていたワイドショーの1コーナー、あなたの知らない世界は不可解過ぎて怖い番組だった(視聴者からの手紙の再現フィルムという体で、田舎の旧家のお婆さんが座敷に座ってて振り向くとお歯黒で目>>続きを読む

VESPER/ヴェスパー(2022年製作の映画)

3.3

今や、よくある設定のデストピア世界。パッと見、ナウシカ。植物の表現とかビル一つ残らないひたすら荒れた大地や森。ただ、腐海の森は無いので毒は無し。表現が難しいのかな?思った程、退屈せず見れた。低予算は否>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

ウイリアム・デフォーの怪物顔からフランケンシュタイン的物語かと思いきや、ベースはそうなんだけど、ピノコと逆パターンの立て付けで、エマ・ストーンが好奇心旺盛な子供の動きから成長し必要以上に魅せる裸体まで>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.5

漫画原作全巻読了済み。キャストの似せ方が絶妙で、楽しみにしていた作品。特に白石はかなり良かった。双子も尾形もおばあちゃんもソックリ。もちろんメインキャストも。アシリパちゃんだけ大人バージョンだけど。そ>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.4

組長主催のカラオケ大会でビリにならない為に中学合唱部部長の美少年に教えを乞うヤクザ。設定が面白いので鑑賞。綾野剛もすっかりヤクザ役が板についてきた。でも、サングラスが無いと普通のサラリーマンに見えなく>>続きを読む

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.3

アクアマン、海のバトルが決着が付かずまぁまぁ飽きる。これは一作目の感想。でもモモアが良いのとDCファンなので当然2作目も観る。ブルービートルも公開されないまま、このユニバースのラスト作品?なの?前作で>>続きを読む

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

3.4

冒頭の歴史認識の齟齬は兎も角、北朝鮮における人民の人権ゼロ、いやマイナスの中、逃げ出す人多数、助ける人、ブローカー、そんな現状をリアル脱出ドキュメンタリーで描く映画。次々入る捕まったという連絡や過酷な>>続きを読む

ニューヨーク・オールド・アパートメント(2020年製作の映画)

3.3

ペルーから不法入国をした母と息子2人。よりによって世界一物価の高い街、ニューヨークに。物語の時間軸は入り混じり、貧しいながらも健気に生きる親子の本軸と不穏な出来事の前後がインサートされている。最初はな>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.0

途中まで猛烈に面白かった。秘密が分かった後も更なる秘密とか、知ってしまえばなんて事ない中に当たり前と思っていたことが、そうじゃない人が居る事実。最近ずっと気に入っている俳優、若葉竜也(たつやだとずっと>>続きを読む

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.7

こんな折だが、大災害のその後を描く映画を鑑賞。昨年から楽しみにしていたイ・ビョンホンとパク・ソジュン共演のデザスタームービー。街の崩壊が地震かミサイルか怪獣か何もハッキリしない中、一棟だけ残ったアパー>>続きを読む

シャクラ(2023年製作の映画)

3.4

ドニー兄、強すぎでしょ。ワイヤーアクション全開で飛び回り敵(元仲間)を薙ぎ倒す長いストーリーの切り抜き的な物語。初っ端、赤ん坊から始まり、幼年期、少年期を足早に描き、青年期あたりで、あれ?この人がドニ>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.7

新年1本目。日本人キャストでロケ地も日本で描く名匠ヴィム・ヴェンダースの淡々とした物語。ジム・ジャームッシュの「パターソン」を思い出した。パターソンはちょっと眠くなるシーンがあったが、本作はまるで眠く>>続きを読む

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

3.6

株主優待券駆け込み割引券消費で鑑賞。予想通りかなり面白かった。宝くじをめぐる南北の奔走をずっと笑いで表現。主演の身体の大きい人がかなりイイ。物語の弾着点も中々。年の瀬に思っ切り笑わせて頂きました。

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.0

世界観は確かにスターウォーズ的で、ストーリーは七人の侍風宇宙の7人。主人公の女の子の秘密が分かるまで、長く感じ、更に思ったほどの秘密てもなく、魔女のサプライズ感が欲しかったが、パート2に期待するしかな>>続きを読む

ファミリー・ディナー(2022年製作の映画)

3.0

不穏なBGMと空気感。主人公の女子がお世話にもスマートとはいえない愚鈍なタイプ。
叔母家族の大切なイースターの食事会にある目的から頼み込んで入り込む。美味しそうは料理と不穏のミスマッチ。期待が高まる。
>>続きを読む

アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

3.8

22年の時を挟み久しぶりに劇場で「アメリ」を鑑賞。あれからもう22年なのか、、、しかも13年前にBDが出た時に購入し、見ないままだった。しかし、この作品、まったく色褪せていない。パリという街の色褪せな>>続きを読む

PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

3.6

見逃してしまっていた為、慌てた結果、シネマートの上。流石に空いてたが、気になったのは人の隣に座らずとも見れる環境化で気にしない、いわゆるトナラーが何人か居た、、さて、本作、ほとんど日本語劇。韓国併合中>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.6

劇場で見逃し、NETFILXで。いやぁ、これは劇場で観たかった。スタイリッシュでスマート、取り揃えている予備グッズがジョンウイックの世界観。ティルダ・スウィントンの出演も嬉しい。殺し屋としての躊躇や感>>続きを読む

毒戦 BELIEVER 2(2023年製作の映画)

3.4

前作、えらく複雑だったけど、完結してなかったけ?と軽く混乱が起きる。見始めると前作のラストから。やはり製作側も危惧してたのか?見始めてすぐに更なる疑問が。もう1人の主役ともいえるヨンナク役の顔が、違う>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.4

北野監督作品だけに只の本能寺の変じゃないだろうな?と思ったら残酷シーンの誇張だけじゃなく、ギャグをおり混ぜたり、男色描いたりと、凡そ大河ドラマではやらない様な演出で、見応えあった。ただ、信長より秀吉が>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

ナポレオンといえばお酒かマジシャンか?という位、詳しくないが、教科書に出て来たコルシカ島やらワーテルローの闘いなどの単語はうっすら記憶にあった。あと水曜日のカンパネラがナポレオンの唄、歌ってたな。そこ>>続きを読む

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.7

初見から20年。光陰矢の如し。確か最初は飛行機で見た記憶。しかも英語字幕のみ。ただ、半分日本語なのでスルスルのめり込み最後まであっという間だった気がする。帰国して上映が始まり改めて鑑賞。ちょっと勘違い>>続きを読む

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

3.2

ポスタービジュアルのカッコ良さと予告編から鑑賞。主役の子がコムアイ的な顔をしてて僕の姪にも似てる。精神病院のシーン、今までも恐らく何度となくあったシチュエーションで何故、今、能力を使ったのか?ちょっと>>続きを読む

クイーンピンズ(2021年製作の映画)

3.2

キノフェスで鑑賞。ベン・スティラー製作総指揮という煽りに釣られて。主演の2人があまり魅力的な感じでも無いのだが、実話を元に着想した作品だけに、中々面白いアイデアなので、つい見入ってしまった。途中中弛み>>続きを読む

マーベルズ(2023年製作の映画)

3.0

期待しないようにしてたものの、久しぶりのマーベル映画、しかも最強キャプテンマーベルの続編だし、TVシリーズも全て見ているので、愛嬌のあるポチャミズにも慣れているし、キャプテンランボーも知っている。更に>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.7

シンゴジラ以降、ゴジラの新作があるとは思わなかった。噂では聞いていたが、中々の内容で見応えあった。神木隆之介の秀逸な演技と浜辺美波、朝ドラコンビで物語上での問題も無く、ゴジラの演出、理屈も受け入れ易い>>続きを読む

シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.3

主人公が冒頭ある事件に遭遇し、皆、厄介ごとには介入せず見てるだけと、民衆の無関心を批判する。この流れからいわゆる承認欲求なのか?自己顕示欲なのか?おかしな方向へと転げ落ちていくのだが、もう病的な自分勝>>続きを読む

サタデー・フィクション(2019年製作の映画)

3.5

前半、オダギリジョーと中島歩が出てきて一瞬来た眠気が吹っ飛ぶものの、すぐにまた眠気がやって来た。1941年の上海を表すモノクロームな映像のせいか?会話中心だからか?先が気になりワクワクしているにも関わ>>続きを読む

私がやりました(2023年製作の映画)

3.3

冒頭、家賃の支払いの件で大家とモメるくだり、どう考えても主人公サイドに感情移入出来ない。ここは悪態をつく前に平謝りで誤魔化してたら、この後、舟を漕ぐことは無かったんだけどなぁ、、、自分勝手な彼女達があ>>続きを読む

唄う六人の女(2023年製作の映画)

2.9

過去の名作「黒い十人の女」的なイメージと「ミザリー」みたいに捕まえられてえらい目に遭うイメージで本作を鑑賞。好きな俳優竹野内豊と山田孝之、文句無い演技。特に山田孝之はプロデューサーでもあるから悪い奴を>>続きを読む

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.6

石井監督の作品、この前、「月」観たばかりだけど、立て続けに公開なのね。コロナ禍でのタイミングズレもあるのかしら?さて、本作は予告編を観て豪華な配役(映画ファンにお馴染みの主役張る新進気鋭のTVじゃない>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

2.9

周りの前評判が芳しくないので躊躇したが株主優待のポイントを消費する為に鑑賞。うーむ、やはり微妙なストーリーで、SF感とか日本語多様とかこの手のアニメや漫画なんかは日本発が多いせいか、良いのだが、アトム>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

2.4

ドミノ?ナニソレ?マタ?日本の配給会社のセンスの無さ。Hypnoticでいいんじゃない?ヒプノティックで。ま、それはさておき、本作、眠かったなぁ、、、出だし悪くなかったんだけど、となりの人は最初から最>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

マーティン・スコセッシ監督最新作。盟友デ・ニーロも主役級で参加の歴史大作。どうやら実話。ディカプリオ、長らく好きじゃなかったのだが、タランティーノ作品出演以降割りかし観る。本作でも見事なヒモ夫をオドオ>>続きを読む

極限境界線 救出までの18日間(2020年製作の映画)

3.4

2007年に起きたタリバンによる韓国人宣教師23人の誘拐事件。その事実をベースに劇映画化。誘拐された事実と結末以外の事象は国家機密なので表に出る事は無いから、その間の出来事を創作。かなり手に汗握る物語>>続きを読む