せんきちさんの映画レビュー・感想・評価

せんきち

せんきち

映画ばかり観てる暇人。時々日記代わりにレビュー書いてます(mixiで書いてたやつの再録多し)。プロフ写真は愛しの『ズーランダー』よりベン・スティラーとオーウェン・ウィルソン。最強の二人。

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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.6


面白かった。思ってたのと全然違う映画だった。


てっきりニール・アームストロングの伝記映画だと思ったがさにあらず。夫婦がテーマだった。



NASA関係の知識には疎いので相当詳しくやってるんだろ
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金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

4.0

渋谷イメージフォーラムにて。これは面白い。素晴らしい「反日」映画でありラブストーリー。


大正時代に生きたアナーキスト朴烈と金子文子の物語。


「犬ころ」という朴烈の詩に惹かれ同士かつ恋人になる金
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

3.8

映画の日なので『シュガー・ラッシュ オンライン』

観てびっくり。ディズニーが20年近くかけて描いてきたフェミニズムを自分で再定義、評価。その上で更に新しい事をしてる。

それが親友に自分と相容れない
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.1


世評に違わずまあ怖いのである。傑作ホラー。

祖母の死をきっかけにある家庭が遭遇する恐怖。

ネタバレ禁止の映画なので、この程度しか書けない。恐ろしさの肝は霊とか死とかそういうことじゃなくて、この映
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.4

シネマート新宿にて

下記はカナザワ映画祭2014で観た時のもの。



超有名な同名映画のリメイク。オリジナル版は未見だが、これはど傑作!

衝撃を受けると大爆発する大量のニトログリセリンを積んたト
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華氏 119(2018年製作の映画)

3.6

マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー。『華氏911』ではとことんブッシュ政権の暗部を追求し批判したが、本作は違う。もちろんトランプ政権は批判する。しかし、それ以上にトランプ政権を産んでしまったリベラ>>続きを読む

恐怖女子高校 暴行リンチ教室(1973年製作の映画)

3.8


東映JUNKフィルムにて。


鈴木則文監督による恐怖女子高校シリーズ第二弾。なんじゃそれと言うなかれ、娯楽の塊、ド傑作。


いきなり不良女子高生のリンチから始まる。相手の胸をさらしカッターで傷つ
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新宿泥棒日記(1969年製作の映画)

2.4

千葉市美術館の特集にて。


大島渚による実験映画。それも大失敗。

1968年、新宿紀伊國屋書店。岡ノ上鳥男 と名のる青年(横尾忠則)は書店員鈴木ウメ子 と呼ばれる女(横山リエ)に万引きを捕らえられ
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オペレーション:レッド・シー(2018年製作の映画)

3.9


凄え!壮絶!観て超疲れる。


中東でテロ組織に拉致された中国邦人救出のため海軍精鋭部隊蛟龍突撃隊が派遣される。

粗筋はスカイハンターと全く同じなのに何故こんなに違うのか。戦時描写が異常な程濃厚な
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スカイハンター空天猎(2017年製作の映画)

3.0


中国空軍全面協力。


中東でテロにあった中国邦人救出のため空軍の精鋭部隊スカイハンターが出動する。


実際の最新鋭機種がどかどか出ており中国の景気良さを実感する。ミリオタではないので兵器に関して
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.5


超巨大な古代サメとステイサムが戦うというプロットでバカ映画確定なのだが、筋立てが意外に真面目。


海底の底は底ではなく水温躍層によって更なる海底があるという説を立証するため海底探査をする研究班
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沖縄スパイ戦史(2018年製作の映画)

3.8

ポレポレ東中野にて。大変面白いドキュメンタリー。


沖縄戦と言えば岡本喜八監督の『激動の昭和史 沖縄決戦』が有名だ。滅茶苦茶面白い戦争映画でこれで沖縄戦の概略は理解できる程密度が濃い。が、本作『沖縄
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.7

面白い...が人を選ぶ作品。


都内で発生した殺人事件。担当するのはエリート検事最上(木村拓哉)と駆け出し検事沖野(二宮和也)。最上は松倉(酒向芳)という男を容疑者として絞り沖野に尋問させていく。松
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.2

4DX吹替にて。どうかしてる!


傑作ローグ・ネイションの続編。製作中にシナリオ作ってたらしく筋は滅茶苦茶。意味のないスカイダイビング、素手で触れるプルトニウム、無茶苦茶な爆弾解除条件等々おかしな点
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八つ墓村(1977年製作の映画)

3.4

Netflixで観る。今更ながら初見。ミステリの皮をかぶった怪談もの。渥美清の金田一は事件のトリックも物証もろくに証明せず延々と事件の因縁を語るのである。警官が「物証は?」と聞くと「そんな事より因縁が>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.5


凄い。傑作としか言いようがない。是枝作品の中では一番いい。


東京の片隅でひっそり暮らす血縁関係のない6人の疑似家族の物語。



家族全員が何かしらの軽犯罪をしながら、つつましく、幸せに生活する
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0


凄え面白い!


40代以上なら皆さんご存知ナンシー・ケリガン襲撃事件の顛末とトーニャ・ハーディングの人生を描く映画。


当時稀代の悪役として名を馳せたトーニャ・ハーディング。彼女の生い立ちは知ら
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.3


スウェーデンのリューベン・オストルンド監督作品。


面白い映画だと思うが好きではない。


優れた映画は開始5分でこの映画がどういう映画なのか説明する。

例えば、『ロッキー』はうだつの上がらない
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

4.0

GWの大作に挟まれ非常に地味ではあるが傑作。


怪我でバレリーナの夢を断たれたドミニカ(ジェニファー・ローレンス)。病気の母を養うため彼女はKGBに務める叔父にスカウトされスパイ養成機関に入所する。
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.8

チョン・ビョンギル監督。超ド級のアクション映画。


一言でいうなら殺人マシーンスクヒが超殺人マシーンになるまでの話。


冒頭から凄い。敵対組織のやくざ数十名VSスクヒのFPS視点による長回しアクシ
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マンハント(2018年製作の映画)

2.6


『君よ憤怒の河を渉れ』のジョン・ウー監督によるリメイク。日本より中国で大ヒットしたという。オリジナルは未見。


殺人の罪を着せられた弁護士(チャン・ハンユー)と彼を追う刑事(福山雅治)。お互いに対
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0

傑作。予想外の面白さだった。


ミズーリ州で娘をレイプし殺害された母が3枚の立て看で捜査に動かない地元警察署長を批判する広告を始める。


ここまでの事前情報しか知らないで観たのが幸いした。従って、
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.9

世評が高いので観てみた。面白い!二部作の後編なのだが、前編観ないでも理解できる。前説で親切な解説入るからな!


古代インドを舞台に「快男児バーフバリが父の仇である愚王を倒す!」という極めてシンプルな
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ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!(2017年製作の映画)

3.0

ジャスト3点(5点満点)映画。本当にちょうどいい感じの娯楽作。


OPでノルマンディー上陸作戦のライブフィルムが流れ、ヨーロッパコープの映画の癖に真面目なの?と思う。しかし、直後の出鱈目にもほどがあ
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呪われし家に咲く一輪の花(2016年製作の映画)

4.0

Netflixオリジナル映画。とんだ拾いもの。凄え怖いし美しい。


介護士リリーはホラー小説家アイリス・ブラムの家で住み込みで働くことになった。2人しかいない家。ボケたブラムはリリーをポリーと呼ぶ。
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.2

ジョン・マッデン監督作品。今年ベストクラスの傑作。


エリザベス・スローン(ジェシカ・チャステイン)は凄腕のロビイスト。銃擁護派の団体から銃規制法案撤廃のため仕事の依頼が来る。スローンはこれを拒絶。
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ビリー・リンの永遠の一日(2016年製作の映画)

3.5

Amazonビデオミニシアターにて。


イラク戦争帰還兵もの。イラク戦争で偶然撮影された戦闘で英雄になったビリーとその仲間達がアメリカで英雄として迎えられる。その長い1日を描く。

あなた達は英雄と
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ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

3.7

ヘタレ少年が美人ベビーシッターのカルト儀式に巻き込まれる。スラッシャー版ホーム・アローンなのだが、カルト集団が少年の成長を促してる側面もあり、ラストは「さよならドラえもん」の様な感動が待っている。>>続きを読む

ニッポン国 vs 泉南石綿村(2017年製作の映画)

4.0

山形国際ドキュメンタリー映画祭2017の目玉の一つ。原一男の新作である。

アスベストを肺に吸い込むと長期の潜伏期間を経て肺線維症、肺がん等を引き起こす。2005年にクボタの工場周辺住民にアスベスト疾
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カット(2016年製作の映画)

3.3

2016年製作。インドネシア映画『空を飛ぶ盲目の豚』の検閲の顛末を描く。

本作のプロデューサーは『空を飛ぶ盲目の豚』のプロデューサーでもある。『空を飛ぶ盲目の豚』は性的、人種的マイノリティを作中に登
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映画のない映画祭(2015年製作の映画)

3.3

2015年製作。2014年、北京のインデペンデント映画祭が当局により強制的に中止された背景を描く。


北京でインデペンデント映画祭がある事自体初めて知ったが、その映画祭が超手作りなのに驚く。映画祭
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つぶれかかった右眼のために(1968年製作の映画)

4.0

13分の短編だが超凄い。何が凄いって1つのスクリーンに向かって3種のフィルムを3台の映写機で写してるのだ。従って1つのスクリーンに3種の映像が重なってトラックも重なってるの。DVDで観ても全く意味のな>>続きを読む

銀輪(1959年製作の映画)

3.2

1955年製作。日本自転車工業会によるPR映画。少年が自転車の絵本を読んで夢の世界で自転車に乗る内容。全編合成を使いまくった幻想的な作品。まるで円谷プロのアバンタイトルで使ってそうな映像がガンガンでる>>続きを読む

西陣(1961年製作の映画)

2.2

1961年製作。京都の西陣を舞台に当時の西陣織の現場を描く。西陣織工場の貧困と納入先の会社との貧富の差がえぐい。当時の日本の工場ってあんな凄い環境だったのかと。記録映像として面白いがやや退屈。

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.8


原題は『Anthropoid』。実際の作戦名「類人猿作戦」から。これが邦題になるとVシネというか物凄いDVDスルー感。原題そのままでいかない理由は分かるけども。


1941年、ナチ統治下のチェコ。
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サーミの血(2016年製作の映画)

3.7

千葉劇場にて。面白い。


1930年代、スウェーデン北部のラップランドで暮らす先住民族サーミ人は差別的な扱いを受けていた。主人公エレ・マリャは妹と共にサーミ語を禁じられた寄宿学校に通う。差別的日常と
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