鉄塔、テレビ、ラジオ体操、フラフープ……
無言によって親に反抗する子供の背景に現代化を感じられる。
おひつ盗んで土手で食うところがやはり印象的
函館という舞台と有限性の強調しかされないキャラクターの間の違和感が深すぎて今ひとつノれない。
サボタージュを境に言葉を失うシドニーが怖くて良い。テーブルナイフで!?とは思うけど。
引いた画と幅のないストーリー、俗的でかつ沈静的なキャラクターがやるせなさを煽る。
書いて思ったけど昔のPTAっぽいのかもしれない
電気の光の登場と女性の二面性の発見がひたすら魔法的に描かれる。その演出のためのオマージュや明示的な演技が結構クドいんだけど、開き直った懐古趣味の映画として見れば見られなくはない。
グレゴリーペックが眼鏡外すとこ超カッコいい!!!
62年とは思えないほどクラシックな映像とやけにスマートな音楽のギャップが洒落感ある
『勝手にしやがれ』でもあり『傷だらけの挽歌』っぽくもある、でも青臭くてカッコ悪い、シムカスは天使、最高
「フォークナー知ってる?好きな作家なの。『野生の棕櫚』読んだ?」
「知らない。脱げよ」
ひでー話……
フェレールたちの死に際を連連と見せられてとてもつらい
再結成後あきらかに丸くなっても怒りを絶やすことのなかったテッサのトークが終わった後でのtypical girl は相当アツい
フォークナー「納屋は燃える」と春樹「納屋を焼く」のふたつのオマージュが入れ子に配置されていて、暴力の不可視性と当事者性が生々しい肌触りで描かれている。幼少期のジョンスが炎の前に立ち尽くすシーンが象徴的>>続きを読む
ウブで実直なゲイリークーパーの拳と清く貧しい群衆の声でストーリーが押し進められる。壮快感はあるけど結構強引。
階段のエコーのレッスンは何だったんだろう?
「抑制と確信」、まさにエリオットグールドのための言葉じゃないだろうか。訳がわからんくらいカッコ良い
唯一脱がない第4話の二人がすごく良い。
音楽はヴァンモリソン(歌なし)とU2+イーノで超豪華
車内の気まずさの摩擦と無抵抗な女、そして破壊
枠の外から現れるヤバい隣人の道化加減が凄まじい。
東京感しかないけど微妙に違う駅とロータリー、どこなんだろうと思ったら静岡駅らしい。大学のキャンパスは神>>続きを読む
ハプニングが起きたホテルをカメラが水平移動した先のバルコニーでこちらを見ながら煙草をふかすハーバートマーシャル、完璧な導入すぎる
無目的な移動やセックス、突発的な切断・接続やその途上のキャラクター達の孤独が原作の空気に近いまま再現されていると思ったけど、最後に引用した小説本文の達観的な凄みが、それらの要素が表層的ななぞり書きにし>>続きを読む
南原宏司と高倉健のコンビが良かった。
網走監獄訪問前に鑑賞したら案外予習になって面白かった。風呂とか懲罰房とか舎房の呼び札とか…
1939年のコロンビア大の教材にフォークナー使ってるの嘘だと思う。
ケヴィンスペイシーは良かった
ケルアックの路上に引用されてたからスラップスティックなロードムービーが続くのかと思ったらアツいコメディ賛歌だった。
セリフにもあったけど、コーヒーとドーナツとか裁判所とか随所にキャプラ愛を感じる。
カ>>続きを読む
IKEAデートからマセた幼女、「ナンセンスだ」「ハプニングよ」という最後のやりとりまで凄くスクリューボールコメディなんだけれど、ヒロインがその不穏さに対して自ら決着をつけるストーリーにとても生々しい清>>続きを読む
Sugar daddyが良い。
クィアをベルリンの壁で寓話的に表すのは正直わかりづらいというか誤読を誘う気がする……
ヒッピーカルチャー(の源流)的な意識の拡大と一体化の体験が、モノクロの画面で白人・有色人のアマゾン河(=アナコンダ)の彷徨に現れていて、ポリコレ的な文脈を抜きにしてもその点で普遍的なアメリカ文学的な映>>続きを読む
競売ナンバーのオマージュなのはわかるんだけど、こう一方向的だとクサい印象しか残らない
教訓めいたプロット含めドラえもんの刷りこみたまごみたいな話だった。
抱っこして椅子でクルクル回るシーン良かった。ゾーイ超かわいい
2つのベッド上のクロスカッティング、今まで観たベストラブシーンかもしれない。
早回しや猫や押し売りのコミカルさが道化的な方向に向かわずに物語と両立している。そして水中……。
窓ガラス越しの長回しが象徴するように、画面が許す印象に凄く拡張性があって、それがアルトマン映画の豊かなキャラクター性を生み出しているのだと感じる。
内田樹が言うように「羊をめぐる冒険」が「長いお別れ」>>続きを読む
アメリカを体現した司会者の傀儡っぷりが良い。
「競争と殺りくはアメリカの文化だろ!!」