SIPHONさんの映画レビュー・感想・評価

SIPHON

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ホーム・アローン(1990年製作の映画)

4.0

久々にちゃんと鑑賞。
願いが叶った!と1人を満喫する、ママが帰ってきて嬉しいのにすぐに飛びつかない、兄ちゃんが留守番ご苦労としか言わない、泥棒の件を言わずに済ます、などが大人になってから観た方が面白い
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.5

アデルの髪ボサボサで雑で食べ方貪り系なのに何故か魅力的に見えてしまうとこが本当にすごい。エマも素敵だけど「想い続ける」とか呪いかける芸術家気性。アデルの浮気がなくても遠からず静かに壊れてお別れする定め>>続きを読む

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.5

時々笑える良作。先輩の吉井がウザいけど他人を褒めることができるグットパーソンで良き。岩本を推すところ1番泣けた。
料理ができない人でも温かい気持ちを伝えられるお茶漬けと不器用な人でも誰かと繋がれるオン
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.5

不気味・不可解・不穏を弱火でじっくりコトコト煮込みました。
登場人物みんな話し方が感情希薄で怖い。バリー・コーガン演じるマーティンは飛び抜けて異様。「父帰る」や「隠された記憶」と似た感触。

死霊館(2013年製作の映画)

5.0

再鑑賞3回目、でも怖い。そしてホラーなのに家族愛で泣ける。
緩急の付け方が狡いほど上手い。一旦平穏を入れることでの恐怖倍増感。ウォーレン夫妻の理屈で対応開始からスイッチが切替り飽きない。不可解なものに
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アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.0

アナベル1より全体的にホラー感があり、死に方も凄惨でした。子どもは好奇心から恐ろしい選択を平気で取りに行くので恐怖感が増し増しできる寸法。ウォーレン夫妻を召喚してほしくて堪らない気持ち。

アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

3.0

アナベル人形を欲しがる人がいる…その点が最大のホラー。美男美女夫婦なのに美的センスどうかなさってる。地味にミシンが怖い。エレベーター動かないのが覚めない悪夢的で良かった。あと娘ちゃんが可愛い。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

1日当たりの「紅」摂取量が過去最大。

原作を読んでいて狂児に綾野剛??とはなった…が、綾野剛の役者力でねじ伏せられましたね。恐ろしく体幹がある歩き方なのに確実にカタギではないと感じる。獰猛さを隠した
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.5

[リバイバル上映にて再鑑賞]スクリーンで観られて満足。ずっと初々しい美に溢れていて時間を感じない。2人が会話しているだけなのに。
列車を降りてから名乗り合う所が今回印象に残った。相手を知るために名前が
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.0

画が美しい。最初と最後の印象強め。
内容は冒頭のブレイクの詩に尽きる。
噛みしめないと味が迷子になるそれこそミルクを使ってないパン的な映画。テンションによっては睡眠導入作。

IT/イット(1990年製作の映画)

3.5

CG無しなので表現のちゃちさは半端ない!が、この1990版の方がカタルシスが伝わってくる。恐れに向き合えぬまま大人になるのは生きながら死んでいるのと同義だとでもいうような。スティーブンキングは映画より>>続きを読む

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

4.0

犯人が逮捕されてからが主題なので犯行が雑なのはフラグ。娼婦は人間以下で、一人歩きする女性はみな娼婦扱い…そんな聖地に蔓延る蜘蛛の巣とは誰が張ったものなのか。
やり場のない怒りと悲しさがジワジワ滲みるラ
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.5

1作目ほどではないかと思ったそばから沼。着ぐるみ格闘シーンでつい笑う。
ラストでうっかり悲しくなってしまった。
4人でずっとくだらない話できる世界線ならよかったのにと思ってしまったからもう沼。

THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.0

全体的には好き。魔女2号ちゃん可愛い。

工作員ヒョンと部下のケンカ漫才が随所で微妙に長いおかげでテンポが弛む。どうせなら可愛い魔女2号ちゃんがギョンヒ+弟と過ごす時間に焦点を当ててほしかった。超人間
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

2.0

おもちゃ箱ひっくり返して元通り仕舞えず無理やり押し込んで終わる。
ルーザーズのメンバーみんな子どもいないのは何故かな。ペニーワイズの呪い?後半の画面ずっとチカチカしてて見づらかった。

小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.5

雨の中で2人が泣きながら笑うシーンが幸せに満ちていて素晴らしい。観ている間じゃなく思い返す時に真価がある作品。

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.0

冒頭がピーク。排水溝の中のペニーワイズがシュールで逆にホラー。黄色レインコートのジョージーの可愛さ圧勝。ベバリーの沼らせる女子力もそこそこ見所。

パシフィック・リム(2013年製作の映画)

2.5

カイジュ!を巨大ロボのシンクロエアロビ凄技で倒す話。
香港戦の色味華やかで目に楽しい。カイジュ!のベビーが1番キモ怖かった。菊地凛子がわざとカタコトなの凄い。常にBGMだけ盛り上がってたのは逆に冷めた
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クラッシュ(1996年製作の映画)

3.5

Don't think. Feel!な変態映画。心が鈍麻して身体も感じなくなった人間の姿が哀れかつ不気味。テーマ曲印象的。構図がカッコよくてもはや写真集。

少女の髪どめ(2001年製作の映画)

4.0

再鑑賞。改めて観たら、彼女を男だと思ってた時のラティフの仕打ちが酷かった。赤シャツ着るのは勝手だが、一旦そこんとこ謝ってからにした方がよい。
しかし冒頭と終わりではラティフの顔つきには違いがあるように
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フェイク(1997年製作の映画)

4.0

再鑑賞。
成し遂げたはずなのに虚しさしか残らない気がするのは何故なのか。
朱に染まれば赤くなるけれど、相手を知れば殺せない/相手を知っていても殺せる、この違いが何よりも大きい隔たりかもしれない。レフテ
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.5

グロ描写がんばってた。ヤハ族がハイになってニコニコしてるところ面白かった。彼らは獲物を食べてるだけなので…勝手に入って行って被害者ぶるのは偽善の範疇。

アレハンドロがサイコパス過ぎて胸くそ悪いし、最
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

前半の絶妙に気持ち悪い違和感が回収されるスッキリ感で完成されてる。すべて理解した…からのクリスの決断力が迷いなく強強。
単純な差別より憧れ、賞賛、受容してる風に見せかけてモノ扱いな点がムカつく思想なう
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素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

キノコにょきにょきで途中まではよかった。門番シロアリの自死はどうやって発見したのだろう。

幻覚キノコの治験(べつに何のデータ取りもしてなさげな体験談)のくだりから一気にヘタクソな通販番組に。シロシビ
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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.0

設定が良い。忘れてしまう悲しさと恐ろしさのカオス。

想定が甘過ぎるとツッコミ入れたくなる部分もあり、殺人鬼2人もう少し巧妙でずる賢い感じが欲しかった。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.5

全体的に好き嫌いの分かれる緩急、リズム。後半アクションでだんだん動き速くなるまひろがとても良かった。

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

2.5

ジョン・ウィックの「正しい本の使い方」と「正しい馬の扱い方」が披露されました。あと必殺仕事人は愛犬家が多いです。


仄めかす敬意じゃないミーハー系ファンがグイグイくるからスン…となり、カタコトのにん
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.0

松坂慶子の可愛らしさと松嶋菜々子の安定感がものすごすぎた。
一族もので長編であること以外に
「子どもの心は乾ききる前のセメント」「あなたは何を落とされたのだろう」
「伝えたから加害者になり、伝えなかっ
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

2.5

キレイめB級感。物理で来すぎて飽きる。
後半は悪魔がマリリンマンソンにしか見えなくなり全然怖くない。
実際に現れたら嫌ではある。

ウィークエンド・チャンピオン 〜モンテカルロ 1971〜(2012年製作の映画)

4.0

近年どんな酷いクラッシュでもドライバー生きて歩いて出てくるからすごいなと思ってたけど、五月蝿いほど声をあげて改革させる先達がいてくれたおかげか。それにしても40年前の話ができる友人居て素敵だな。

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.0

「未練じゃない。諦めずに足掻いて前に進もうとするならそれは執着っていうんだ。そういう言い回しの方がいいだろ。」
…たしかに。執着を捨てるのが良いとよく聞くけど、捨てるとは、受け入れると同義かもしれない
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

恐怖のドールハウス劇場。
“人間きもちわるい”を描くのお上手アリ・アスター監督作品ですが、単にきもちわるいだけじゃなくエンドロールの最後まで神妙な面持ちで画面を見つめてしまう求心力がある。好み云々とか
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