sakanakomajinさんの映画レビュー・感想・評価

sakanakomajin

sakanakomajin

「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ(2024年製作の映画)

4.0

TV放映の方の、刀鍛冶の里編アニメをまだ全部観ていなかったかな
今回の主役は絶対的に禰󠄀豆子ちゃん、妹を守りたい、が剣士として里の人も救わなければという義務感から迷う炭治郎を突き放す
利他的でなければ
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

いい映画に出会ったときは、しばらくなんとコメントしたらいいのか、ー自分の中でその内容を消化するまでの時間がどうしても必要となるので、わからなくなる。
主人公は淡々と、規則正しく、勤勉な日常生活を送って
>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

5.0

魂を揺さぶられる。
ちょうど100年前の日本で実際にあった事件をベースにしているとの新聞記事を読んで観てきました。

大正の関東大震災が起きて、多くの被災者、犠牲者が出る混乱のなか日韓併合後のその時代
>>続きを読む

バイオハザード:ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

3.5

人の亡くなりかたや身体の切断は、強烈にグロかったけれども自分に耐性がついてきたのか?
このシーンならばこうなるのでは、という予測が一部できるようになり、苦手なシーンもなんとかやり過ごせるように。
けど
>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

絵と生き物など全ての動きがとてもリアルというのか、しなやかで映像がとても美しいと思いました。
青サギのキャラクターが面白いですね。何故か手塚治虫さんの火の鳥に出てくる猿田彦を連想してしまったのはあの鼻
>>続きを読む

バイオハザードV リトリビューション(2012年製作の映画)

3.0

アリスは無敵…
全体的なビジュアルは最高かもしれませんが、浅い気がするのは何故でしょうか?
アリスはお母さんにだってなれますね。なんだか複雑だったのでストーリーについていけたのだろうか?

バイオハザード III(2007年製作の映画)

3.0

4と繋がった!
なるほどクローン・アリス…
登場人物に愛着を持つと、次々に死んでしまうので、要注意です。
しかしアンブレラ社は恐ろしい企業ですね。

バイオハザード IV アフターライフ(2010年製作の映画)

3.0

シリーズの中2つ飛ばしで観たらいまいち分からなかったなぁ…
渋谷が・・・
いつも冷静沈着で涙なんて流さない、感情に揺さぶられていないように見える強い強い主人公が好き!

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

DVの父親、家族はバラバラになり、湿地にひとり住む少女はどのようにして生きて、大変な時期を乗り越えていったのか。
孤独な彼女を支えた善意の人々がとてもとても素敵。懐深い恵みの湿地帯も。
個々に人は皆、
>>続きを読む

食べる女(2018年製作の映画)

4.5

比較的幅広い年齢層のカッコいい女優さんたちの共演で、日々の食べることと恋愛をテーマに、人の三大欲求をキチンと描いている。

社会通念上正しいとされている関係性が、結婚かな、上手くいかないし、そもそもそ
>>続きを読む

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

4.0

銀行内部の事情がとてもリアルにえがかれていたように思います。
お金は生活するのに欠かせないものではあるけれど、多すぎても少なすぎても人を狂わせる要素が大きいね。
人間というものの本質をよくえがいていて
>>続きを読む

「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ(2023年製作の映画)

3.5

上弦の鬼との死闘、物語は新しい局面に。2時間映画だけれどあとでテレビ放送するためかな?ストーリーを最初から短い時間で区切って、出だしの話しを重複して作っているので気になったのは私だけかなあ…?
ストー
>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

5.0

3時間以上の映画ということですが、とても面白く長過ぎるとは感じません。
ジェームズ・キャメロン監督は海洋生物学に造詣が深く、この作品には哲学的な生と死、家族と愛、環境や他の生物を脅かす人間と、それに寄
>>続きを読む

アバター(2009年製作の映画)

4.0

これまで中途半端な見方をしてしまっていたので、新作を見る前の復習?も兼ねてみました。
ジェームズ・キャメロンは悲恋ものが得意なんだと思っていたけれど、いろいろありますね。
パンドラ星で神秘的なネイティ
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

地震という人間の力ではどうにもできない天災と、2011年3月11日の東北東日本大震災のその後がテーマで、神話のような物語が出現する。
常世(とこよ)=来世の景色はとても美しく現世(うつしよ)と主人公た
>>続きを読む

殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

4.0

夜逃げや破産、金貸しなどいっけん深刻な部分も持ち合わせたストーリーかもしれないのに、それぞれに登場人物が魅力的で軽快、奇想天外な思いつきからお百姓と町人がお殿様にお金を貸すという真面目なお話。
何十年
>>続きを読む

Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

3.5

始終スタイリッシュでカッコよくてハイセンスな2人です。
心理カウンセラーに通う、普通の夫婦と見せかけて、ただ全然普通じゃない。実は夫婦円満の秘訣が隠れているようにも。
後半から一気にストーリーが進んで
>>続きを読む

娼年(2018年製作の映画)

4.0

石田衣良さんの小説を読んでいたのですが、細かいところはほとんど忘れていました。
俳優さんたちの目がよかった。
カメラワークもきれいだった。
性もまた人それぞれ多様なものだということ。あまりオープンに語
>>続きを読む

LOVE LIFE(2022年製作の映画)

4.5

始まりは、どこにでもいるような明るい若い家族の話にみえた。
主人公も息子も快活で明るくて元気いっぱい。

でも家族のほころびはあって。
いろいろな思いを抱えている。
小さい子供は家の中で事故に遭う事が
>>続きを読む

嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.5

この夏に何年かぶりに7回目くらいかな、の瀬戸内海を散策しました。この映画のロケ地も瀬戸内海だったので、そのときの情景と大昔の記憶がオーバーラップしました。

タイトルから想像した作品とは違っていたけれ
>>続きを読む

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.5

死んでもそのあとずっと誰かの中で生き続けることができるとするならば、生はその長短ではなく、その濃淡ということにならないでしょうか。
会話のひとつひとつ、人と人が仲良くなる過程が微笑ましく思えた。共病文
>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.0

オダギリジョーさんのダメ亭主っぷりに対して、宮沢りえさんの複雑な家族みんなを励まし見守る強い母親の愛情がとても健気で美しく輝いていました。
子役の花ちゃんも蒼ちゃんも、めちゃくちゃ上手でした。
生みの
>>続きを読む

スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

4.0

主人公とその恋人との恋愛を縦軸に、どこかで常軌を逸してしまったけれどITに精通した、ストーカー気質の人間を横軸としたクライム・サスペンスといったところでしょうか。
内容を全く知らずに観たのですが、SN
>>続きを読む

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.5

誘拐殺人事件の15年の時効が残り僅かとなって、犯人逮捕への執念を持ち続けた被害者遺族、元刑事、そして犯人に動きが現れる。
警察内部の隠蔽、自己の保身だけを考える人物や中央からの締め付け、組織に従順では
>>続きを読む

64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

3.5

小さな女の子が犠牲になってしまう事件なので、始終とても重苦しいストーリー展開です。
刑事も警察も人間なので失態や未解決事件はとても苦しい。
記者クラブとの対立や組織の中の軋轢、被害者遺族との関係など胃
>>続きを読む

本能寺ホテル(2017年製作の映画)

3.0

レトロなホテルと戦国時代の繋がり。織田信長を好きな人がきっと書いたんだろうな。とても魅力的な人物だったね。
現代と過去を行き来できるという設定は面白かったな。
現代パートのフィアンセが婚約を解消したく
>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

4.5

原題の『火星人』じゃなくて『オデッセイ』の邦題にしたのはなんででしょうね。
その方が直接的に分かりやすいからかな。
マット・デイモンのマーク・ワトニー、植物の学者さんという設定です。宇宙飛行士なのでと
>>続きを読む

3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

3.5

零くんは孤高の天才。
努力し続けることができる人を人は天才と呼ぶのかな…
三人姉妹のあかりさんもひなたちゃんも性格がよすぎて美形すぎる〜!!!理想的ではあるけれど。
そこがいいのかな。
羽生さんがモデ
>>続きを読む

3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

3.5

原作漫画はほぼ読んでいません。
壮絶な少年時代をおくった桐山零。
中学生プロ棋士。
実際の地名と架空が混じっているのかな。三日月町は月島あたりと感じました。
ロケ地はまだそんなに大きく変わってはいない
>>続きを読む

後妻業の女(2016年製作の映画)

4.0

登場人物たちが揃いも揃って曲者すぎる。前半の流れとしては少し重苦しくて、大竹しのぶさんのすれっからしな悪女ぶりが際立っています。
永瀬正敏さん演じる興信所の探偵さんが登場してからの展開でどんどんコメデ
>>続きを読む

ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

4.0

心優しい青年たちが、恐らく独特な日本的会社文化や失われた30年なのか厳しい競争の負の側面としか言いようがないブラックな企業に押し潰されないように、との祈りが込められているかのようでした。

希望を失わ
>>続きを読む

パラダイス・キス(2011年製作の映画)

4.0

全ての女の子と(元女の子)への応援メッセージ。
不思議なオーラを放つ向井さんのセリフ、
「何でも人のせいか?」
「自分の足でしっかり歩いてこい」
「いい女になれ」
矢沢あいさんの漫画が原作ということで
>>続きを読む

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

5.0

映画を見終わったとき、英語の副題の意味が分かりました。
GNHブータン王国の中でも中心から遠く離れたルナナ村。若者たちの悩みは世界共通なのかな。
着物を着ていたり、顔がよく似ていたり日本人のルーツとも
>>続きを読む

映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

4.0

ドラマもまだ見たことがなかったです。
カードゲームでのギャンブルは、いや、ダメだよと思いつつ、
引きこまれるものがありました。
漫画の原作が面白そうですね。

ひとよ(2019年製作の映画)

5.0

15年という歳月はティーンエイジャーから大人になる過程からすると、とても長い時間に思える。
中年に差しかかった大人の女性にとって、こうするしかなかったとして、法に則って罪を償う期間としてはどういう時間
>>続きを読む

ダーク・シャドウ(2012年製作の映画)

4.0

ティム・バートンとジョニー・デップのダークファンタジー。
理解できたのかな。
呪い、ヴァンパイア、魔女、催眠術、狼人間。
主人公の話す二世紀前の言葉の可笑しさと現代語との応酬が原語でわかると…もっと楽
>>続きを読む

>|