スタンダードさんの映画レビュー・感想・評価

スタンダード

スタンダード

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

5.0

【ランチの女王】


アニメ化の予告編を見た際に
『面白そうだなぁ』と思い、
実写版を鑑賞してみることにしました。


映画の存在自体は10年以上前から
知っていました。
『王様のブランチ』
で特集し
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アイ,ロボット(2004年製作の映画)

4.0

【機械損失】


『機械に仕事を奪われる』
時代がやってくるとよく耳にしますが、
機械に取って代わられる仕事は
既に数多存在しているはずです。


それでも未だ環境によっては
アナログな状況下の中、
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

5.0

【恥ずかしい理由】


結局のところ自分に自信がないと、自己の体験談を語るのが怖くなります。


相手がドン引きするのではないか?馬鹿にされるのではないか?笑ってすらくれないのではないか?


そんな
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

【聖闘士星矢 The Beginning】


構図としては、
『THE FIRST SLAM DUNK』
によく似ていると思います。


三作目となるため、
どう物語を展開させていくのか?


よく
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

【ワカンダの映画】


アンディ・フグが亡くなった時、
彼を本人役で登場させていた漫画が、
追悼の回を掲載していました。


現実での出来事が、
架空の物語にも影響を与えてしまう。
今のMCUは特に色
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HUSTLE ハッスル(2022年製作の映画)

5.0

【冷静と情熱の間】


僕なんかはしょっちゅう、
スプラトゥーンでキレている訳ですが、
彼は大したもんです。


嫌っているやつがもし、
自分の愛する人に好かれたら、
そりゃ殴るだけではすまないはず。
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

【炎上】


映画の公開まで、
なされてきたことは全て悪手であり、
炎上してもそれはまぁ仕方のないこと。


声優の交代は悪手であったし、
発表のタイミングもまた悪手でした。


でも本作は、
間違い
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.0

【     THOR WILL RETURN】


【MIGHTY THOR WILL RETURN】


↑みたいな感じに
"MIGHTY"が浮かび上がってくれば、
評価を上げていたかもしれません。
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

5.0

【夢の中で逢いましょう】


どこか遠くで誰かが不幸になっていたとしても、『自分の世界の話ではなくて良かったな』で片付けてしまう。


僕は彼らがどのような人生を歩んできて、何作の続編が製作されて、誰
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

【誰だよこいつ呼んだの】


飲み会に来てほしくない奴が来た。


そんな嫌われ者が人気者になる話。


ゴッサムに潔癖な人間はごく一部。


父親を崇拝してゴッサムを見下す。


父親を人間として夜
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ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

4.0

【四人目の適格者】


ウィンストン必要ですかね?
必要ですよねすいません。


3人での行動が多いので、
ウィンストンが浮いてしまう。


KICK THE CANCREWの、
DJ SHUHOみた
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

5.0

【ビル・マーレイを呼ぶ】


ビル・マーレイの演技が、
この映画の質を高めています。


彼の演技には常に、
ふざけていながら知性がある。


リック・モラニスの演技が、
典型的だからこそ余計目立つ。
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【手柄】


予期せぬ形で宗教の勧誘を受けたため、
感じたことを率直に言います。


その人は幸運が全て神様のおかげだと、
信仰の対象に感謝していました。


つまり自分の努力で報われたとしても、
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ファーザー(2020年製作の映画)

5.0

【認知】


幼い頃はある日自分が突然、
全く違う環境に置かれた気持ち
になることが多々ありました。


それは僕の知らぬところ、
大人の事情で変わる環境もあれば、
僕自身の能力が起因することも。
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

5.0

【大衆受け】


本をたくさん売るためには、
大衆の支持を得なければならない。


上司の指示を受けながら、
自分の気持を犠牲にしなければ。


ただ、たった一つの愛が、
大衆の心に響くことだってある
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

5.0

【縄張り】


125分ですか、
正直90分ぐらいに感じました。


それぐらい、
余計な描写が削ぎ取られています。


あっさりと、
それでいて後々に考えてしまう。


人間というのは、
何気ない行
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家なき子 希望の歌声(2018年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

【サプライズ】


サプライズを意識し過ぎて、
『唐突に登場した感』
は否めないのが本音ではあります。


彼らが迷い込んだ際に、
まずはどこへ赴き、
どこで状況を理解してきたのか?


その過程が曖
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

【De La Soul】


TMは流石に老けましたが、
瞳や声は昔のままでしたね。


悪へ勇敢に立ち向かい、
ヒーローとしての在り方を説く。


それは過去の積み重ねであり、
成長した今だからこそ
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

【エアガン】


生殺与奪の権は、
後任の監督に委ねられている。


その中でガンは、
ハーレイと大佐を選んでいる。


彼らの生死も、
司令官の手の中に握られている。


生殺与奪の権を、
奪還する
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クライム・ゲーム(2021年製作の映画)

5.0

【分け前】


なんかの漫画で、
少年ジャンプを半分に破って、
相方に渡していました。


二分された少年ジャンプは、
一体どちらに価値があるのか?


縦に破ると価値は二分され、
横に破ると価値は半
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

-

【青と赤】


今使っているシャンプーが青色、
コンディショナーが赤色のポンプです。


もし最初に赤を使用していた場合、
ネオの人生はどうなってしまうのか?


シャンプーとコンディショナー
の順序
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.0

【エタクラ】


90歳まで生きれば大往生ですけど、
数千年生き続けたはずの彼らに、
なぜか悔いが残り続けている。


寿命ではなく、戦場でしか
死に場所を見出せない彼らの姿は、
全く生きているように
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

5.0

【FIRE IN THE SKY】


『ヤンヤン 夏の想い出』
の中で台湾人と日本人が、
英語を用いて会話をしていました。


シャン・チーもまた、
中国から米国へと渡り、
異次元への扉を開いたので
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ガン・ホー(1986年製作の映画)

3.0

【海外の反応】


最近はYouTubeで、
日本の音楽やお笑いに対する
海外の人達の反応を視聴しています。


Mステで海外の大物が出演して、
ひな壇席で自順を待つ間、
彼らは日本の音楽をどう感じる
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リトル・チルドレン(2006年製作の映画)

4.0

【こどおじ】


僕は元来より受け身体質であり、
他人の成長に期待し続けていました。


他人が僕の見方を改めてくれるのは、
僕自身の変化ゆえの見直しではなく、
その人自身の成長から来るものです。
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ジングル・オール・ザ・ウェイ(1996年製作の映画)

3.0

【他が為に鐘は鳴る】


子どものためならば、
たとえ経済的に貧しくても、
クリスマスには玩具を贈る。


この考えには共感できます。
子どもが喜ぶ姿を見たい、
親ならば当然の心理でしょう。


でも
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PERSONA3 THE MOVIE #2 Midsummer Knight's Dream(2014年製作の映画)

5.0

【影時間】


いつからかアニメを見ると、
キャラの背後にペルソナのような、
声優の影がチラつくようになりました。


アニメにおける声の存在が、
昔とはまた違う意味を持つようになり、
純粋にアニメを
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PERSONA3 THE MOVIE #1 Spring of Birth(2013年製作の映画)

4.0

【インスピレーション】


現金な話ですけど、
絵柄や音楽が好みでなければ、
おそらく本作は見ないでしょう。


よく耳にするのは、
あれはあれのパクリという言葉。


たしかに姿形だけを
単純に模倣
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.0

【万引き家族】


自分の今の生き方が、
他の人の人生と繋がっている。


そう考える機会は、
滅多に訪れないと思います。


アイドルを見た後で、
紛争地域を目の当たりにして、
それが現実だと思える
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

4.0

【良心の呵責】


俺はこうしたくない。
でも社会がそうさせる。


言われた通りにして、
素直にそれを実行する。


でなければ、
居場所を奪われ孤立する。


生きるためにとしたことが、
なぜか死
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

5.0

【誰】


誰のための裁判なのか?


誰が流した血なのか?


誰による暴動なのか?


誰のための政府なのか?


誰が起こした奇跡なのか?

キャプテン・ハメリカ(2011年製作の映画)

-

【正義より慈悲】


最終回はなんか、
『ワイスピ』みたいなノリ
でしたね。


風呂敷を無理矢理畳んだ
ような展開ばかりでした。


でも丸く収まって、
なんだかホッとしてます。


ジョンとかいう
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キャプテン(2007年製作の映画)

-

【ジョ(ン・ウォ)ーカー】


結局のところ、
ジョン・ウォーカーという存在は、
自分の写鏡なんだと思います。


ヒーロー映画に憧れて、
僕も彼らのようになりたいと願う。


でも実際は違う。
様々
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キャプテン・アメリカ(1971年製作の映画)

-

【キャプテン・アメリカになれなかったよ】


一つの宗教が多数の宗派
に分かれていくように、
スティーヴの意思も
多数の思惑に振り回されていく。


サムのように
次代のキャップを否定して、
キャップ
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タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

5.0

【必要なもの】


タリーとは一体なんだったのか?


励ましの言葉や、
一時しのぎの快楽だろうか?


そうではなくて、
余裕や安心ではないだろうか?


時間を与えてくれる存在
安心を与えてくれる
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ワイルドガン(2015年製作の映画)

5.0

【退屈】


この歳になると、
激しい銃撃戦よりも、
静かな感覚に身を置きたくなる。


敵側に魅力的な人物
がいたとするならば、
その男には生きていてほしい。


例えそれが、
呆気ない結末であって
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