映画館を出て、不思議な気持ちになった。
どこかうらさびしいような、きつねにつままれたような…。
ふたりの出会いは飾りっ気なく魂が出会うようで観ていてドキドキした。
共通点の多いふたりが意気投合す>>続きを読む
身につまされる、自分のことを見ているようで。
笑ってしまう、自分のことを見ているようで。
うらやましくなってしまう、主人公の若さが。自分はずいぶん時間と手間がかかってしまった。
悲しくなってしま>>続きを読む
まるで自分だった。
主人公のように若くはない。そして自分は男だ。なのに、等身大の自分を観ているようだった。
彼女よりも自分は前に進んでるよな、と思うところもその逆もあった。
「おひとりさま」はや>>続きを読む
寅さん、満男も泉ちゃんもあなたに肩を並べました。
今年の一本目はこれに決めていた。
もう戻れない懐かしい昭和の正月を過ごしてみたくて…。
上映が終わった。映画館を出ると令和の時が流れている。>>続きを読む
泣けて泣けて泣きつかれる。
津川雅彦と勝新太郎を足して2で割ったような香港の俳優さんのちょっとしたしぐさ、台詞がしみる。
誰しも抱える現実は重い。
やさしくされたぬくもりの記憶と人の苦しさを想像>>続きを読む
衝撃…。韓国映画の佳作は昔から衝撃がでかい(笑)
久々に頭が真っ白、そしてその後はあれこれとシンキングタイムが我ながら長い。
笑って、恋して、怖くって、切なくて、怒りが湧いて…。まさしくすさまじい>>続きを読む
ラストの「わからない」感じが、絶望を抱えた人に「届かない」切なさを上手に表現していると思う。
映画の冒険、再開。
コロナ自粛明けに思ったこと、元気でいるなら俺はきっと一生映画館に通い続ける。
悲>>続きを読む
傑作。少女が世界を気にし始める。
すげえな…。
いつまでも物語に寄り添っていたい、と思いながら最後は観ていた。
少女が大人の世界を気にし始める。唾棄すべき大人の身勝手さがおかしいと思い始める。>>続きを読む
話題の浜辺美波を観に行こうと思ったんだが、なんかいいじゃんこの映画!だった。
いわゆる「ボーイミーツガール劇」。
青い恋が少年を、少女を成長させる。
まさしくそんな物語。
その主人公たちが複雑>>続きを読む
中野量太と二宮和也。
見ないわけにはいかない、とロードショー初日に。
そしてやはり凄すぎた。
ファインダーをのぞく眼に涙がたまっていくシーン。この数年の作品のマイベストシーン。
中野量太の作品>>続きを読む
なんとも素晴らしい作品だった。
胸いっぱい。そして切なくて、やりきれなくて、あたたかくて、ほっこりもする。
おっちょこちょいな妹のヨコシマなようにも見える純真な手紙から始まるストーリー。
少女時>>続きを読む
面白かった!!
若手政治家の20年という時間を追ったドキュメンタリーなんだが、なかなかに見応えがあった。
ひとりの若者が政治の世界で挫折に挫折を重ねて、いろんな思案に翻弄され、一見とことん疲れてい>>続きを読む
力ある作品。
石井裕也という人は、相変わらず軽々と重量級を作る。
見終わった若い観客たちが火照りを秋の風で冷ますかのように、映画館前に何人も立ち尽くしている。
こんな光景は自分ははじめて見る気が>>続きを読む
ひとり者の等身大を。
雨の土曜日。
苦しいほどに暑かった夏が急にいなくなった。
秋は秋で楽しめばいいのに、もうその先のクリスマスやら正月やらがなんだかこわい。
さっき観た映画のせいだ。
さ>>続きを読む
横浜流星、いいじゃん✨
人を好きになる、人を愛するようになる。
相手と自分のこれまでとこれからを大切にできるかが問われるようになる。
愛とは、と問われた健さん、高倉健はこのようなことを答えようだ>>続きを読む
怖かった。
全編を通じて。
ヒロインが生命を絶つんじゃないかと気が気じゃなかった。
安心できない、安定しない作品のトーン。
これがヒロインの心の風景なんだと思う。
夫が妙に冷たくみえる時があ>>続きを読む
愛のかたちと独身を貫くということ。
なぜ自分はいまだに独身なのか。
なぜ独身女性に迫られると逃げるのか。
すこしでもいいなと思った人を誘わないのか。
ずっと、自分には勇気がないだけと思ってい>>続きを読む
美しい台南の、偉大なる庶民のファミリーヒストリー。大傑作。
作品を観て、すぐに地下鉄に乗った。
家路を急いだ。
あまりの感動をすこしも漏れ出させたくなかった。
昨今流行りのヘビーな喪失の物語>>続きを読む
予想以上にディープな映画体験。
正直、ハマらないだろうなと思っていた。
現代アニメーションの画そのものに苦手意識があったからだ。
目が複数ある、黒目が小さい、身体がスライム状etc.書いてみると>>続きを読む
実は『大人の信頼』を問う素晴らしい物語。
疲れきった土曜日。
職場は師走の迷走。頭がなかなか切り替わらない。
やっぱり映画館だ。
映画があってほんとによかった。
そうだ、洋画がいい。華やかな>>続きを読む
結果として、3回映画館に足を運んだ。
3回観てもまだこの作品が好きになる。こんなことははじめてだ。
静謐な暁の海のダンスシーン。
生きづらさを背負って、つかのまの生きるよろこびを謳うサラに、なにもし>>続きを読む