sahalactoseさんの映画レビュー・感想・評価

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サスペリア(2018年製作の映画)

4.0

ダリオ版観てないんで、とりあえずトムが手がけたスコアのPV感覚で観に行ったら、普通に楽しめた。
2時間半の長さも一切感じられなかった。

全編に渡って緊張感が漂う割に、随所にシリアスな笑いがあるし、メ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.1

疲れた心身にスーっと入り込み…
思わずラストのドンスピナウにやっとキターーーって涙ぐむという失態。オリジナルの破壊力よ。

現代の技術とカメラワークそして、そっくりさん達によってライブエイドを完全再現
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

5.0

好きなシークエンスなんて挙げきれないですが、ここ数年特に気に入ってるものとしたら、結婚式でテシオと女の子が楽しげに踊るカット…もう、本当に切ない……んでpart2テシオもまたイい〜味出してる…

複製された男(2013年製作の映画)

3.7

ドゥニヴィルヌーヴの映画って作品ごとに印象が違うけど、乾いてるのか湿ってるのか分からない、でも何かが飽和してるかのようなじわじわした感触は一貫してる気がします。

2回観ないと理解できなかった今作は、
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.5

ホラー映画かと思って観に行ったらパニック映画でした。

突っ込みどころも多かったけど、エンタメ作品なんだし気になる程ではなかったです。ただ、人間を襲う「何か」に関してはもっと焦らしても良かったかも…あ
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

4.5

スコア4.5にしたけどただの自分の好みってだけで、3.7くらいが妥当かも。

スクリュードライバー飲みながら観る映画。そんなに美味しく思わないけど。サミュエルジャクソンがスクリュードライバー飲んでる絵
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3-4x10月(1990年製作の映画)

3.9

たけしの脳内おもちゃ箱をぶん投げて壊したかのようなこの作品は、観賞の仕方というか、視聴側が映画に何を求めているかを問いているように感じられる。

なんにせよ、自分は印象的で心地よい映像体験が得られれば
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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

3.0

ファイナルウォーズ(笑)で幕を閉じたゴジラの歴史が再び!って感じで当時は期待感があり過ぎて、冷静に観れなかった作品。
2回目視聴。

アメリカ合衆国の色とゴジラ1作目への敬意と潤沢な資金がフュージョン
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.1

冒険活劇ものとしても、魔法使いものとしても、どう捉えても中途半端。明日には全て忘れてしまいそうなほど印象が薄い。

マロさんは好き勝手にマーニー路線突き進んだ方が持ち味出る気がします。それじゃ売れない
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交渉人(1998年製作の映画)

3.9

個人的な思い出補正なのか…なんか過小評価されてる気がするこの映画。
W主人公の教科書のような作品だと…思ってるのは思い出補正のせいなのか…

お粗末な部分や、ラストなんか強引に言いくるめられた感は、ま
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ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

3.3

なんとまぁ酷い邦題笑
ぶっちゃけミニクーパー好きじゃないのだが、シャーリーズセロン様が乗るとミニも良い…ってなる不思議。ヤングアダルト観て懐かしくなっちゃったから久しぶりに観ただけ。

わけーなみな
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ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

4.2

クソ女がただ暴れまくる下らない映画、という風には思えなかった。まぁ、基本的には笑える映画なんだけど。

不器用で、人を平気で傷つけ、皆に蔑まれる人間の人生にだって、多少の豊かさはある筈。そう信じていた
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酔拳2(1994年製作の映画)

4.1

今の少年たちはジャッキー映画を観ているのかな?別にアメコミ観てても楽しいけど、アナログ編集でべらぼうにカッコいいジャッキー映画を観て大きくなってほしい!(老害)

今作は、とりあえず撮りたいアクション
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

軽々しく”伏線”という言葉が使われる今日において、軽々しく”伏線”という言葉を使ってもいい気になってしまう、そんな気にさせてしまう映画。

これだけ持ち上げられて、期待して、実際観てみるとこれだけ面白
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14の夜(2016年製作の映画)

3.7

時代に関係なく、かつて少年だったなら誰でもノスタルジらせること請け合いのこの映画。
ただ、田舎の中学生にしてはこいつら腐りすぎなんじゃないか?とは思った。中学生にとっておっぱいが全て、という描写はリア
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人狼 JIN-ROH(1999年製作の映画)

4.4

これ程まで陰鬱で、一定のトーンであるにもかかわらず、中弛みしないのは、画面にメリハリがあるからなのか。変態級の作画クオリティのおかげなのか。

少なくとも、押井作品で共通している微睡み(大好き)が、三
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ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

2.2

アンハサウェイは確かにキレイだけど、だからといってこの役が魅力的だというわけではない(男の方は言わずもがな)。
加えて2人の掛け合いも微妙。
あの展開も必要性あるとは思えない。

随分と自分には合わな
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ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀(1986年製作の映画)

3.4

ハワードザダックやグレムリン、スモールソルジャーズにミュータントタートルズ…

みんな小さい頃は何度も観てたはずなんですけどね、今観るとこのアヒルは…とんでもねぇビジュアル……笑
てかこんな汚い作品、
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.6

のっけからのクリストフヴァルツの存在感はそのまま全体を通して圧巻で、完全に主役のブラピを喰ってるし、メラニーロランの幸薄美女な色気はムンムンだし、クリームのったシュトゥルーデルってやつ旨そうだし、酒場>>続きを読む

リング(1998年製作の映画)

3.5

川井憲次の偉大さを身を震わせて感じることができる映画だと思う。
彼のスコアがなかったらどうなっていたかわからないが、ビデオ映像の不気味さが絶妙にカッコ良いので、単純なミステリーとして描写しても面白かっ
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美少女戦士セーラームーンR(1993年製作の映画)

4.1

ガキの時分でセーラームーンなんて今や何も憶えておらず…それでも問題なしだったのは笑えたし驚きました。

さすが社会現象にもなったアニメ、こりゃ小さい子どもからお父さんお母さんまでドハマりしますわ…キャ
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ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.4

ヴァルツの役と対になる、“魔法にかけられて”エイミーアダムスの弱々しい演技も良い味出してるが、締めくくりとなる裁判ではヴァルツがきっちり魅せてくれる。

ファンタジー作家として、ひとつひとつの画面を非
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スナッチ(2000年製作の映画)

3.9

軽快に、テンポよく話が運ぶ群像劇。贅沢な俳優陣を、ガイリッチーがムダなく動かす。
演出やカメラワーク、音楽もガイリッチーらしさがあり、基本笑える(ポンポン死ぬけどグロはない)のに、チャチい印象もなくク
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.6

ぶっちゃけ故郷の話とか、ヒロインの存在とか要らねえとか感じたけど、チューイとの出会いや、タイファイターとのメイルストロムチェイスに痺れました。
あと、最後にあのキャラ見れたりとか(同一スタントマンさん
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.8

主人公のポジティブさと有能さにめちゃくちゃ笑えてくる映画。
いわゆるハリウッド的な演出を極力拝したような、淡々とドキュメンタリーのようにストーリーが進んでいく。(イイっすね)

まぁそうしないと、状況
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

発想・設定の勝利であることは間違いない。それだけではなかった。


たとえ賞がなくても、是枝作品、そして予告の時点で多くの人々は惹きつけられたはず。ただ、それだけで終わらないのはさすが。陳腐なお涙頂戴
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.3

これでもか
これでもか
これでもかといわんばかりに極彩色が散りばめられた作品。
ミュージカル調になると解る、フランス語の音の響きが艶めかしい。

少数派かもですがカトリーヌドヌーブはおばさんになってか
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.5

超弩級ファッキン陰キャ女子譚!!!!

松岡茉優可愛い…好きになっちゃうじゃんよ!

今作の主人公並みに歪んだ方が友人にいまして、その人と観たのが功を奏したのもあって、めちゃくちゃ盛り上がりましたね。
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.4

何年か前に視聴済。2回目の鑑賞。

SF作品だが、テーマが非常にわかりやすく、ストーリーも親切に運ばれていく。

管理社会、遺伝子;才能、”努力”、愛情…ここらへんの設定バランスの曖昧さと、無味乾燥な
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フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

4.7

ニーノロータの美しい旋律と、醜いゴロツキ共による、このフェリーニ半自伝では、人間という生き物の面白さが目一杯炸裂している。

今作は、我々の日常と同様だ。決して劇的なものではないし、辛いこと、やりきれ
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.1

金ロー録画にて、初視聴。

非常に練られた、社会派なファミリーアニメでした。社会派の中でも、こういったディープな人種差別というのは、アメリカだからこそ作られるのでしょう。この作品におけるそこら辺のこと
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日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.3

「8月15日が、大日本帝国の葬式となる」
「あと2千万、日本人男子の半分を特攻に出せばこの戦争に必ず勝てます」

右左関係なく、いち日本人として鑑賞をしたい。

半藤一利による昭和史や阿南大臣の描写、
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立喰師列伝(2006年製作の映画)

3.4

押井節が爆発する、更にそれを求める好事家が観る映画。
立喰師なる架空の阿呆共とその歴史を、業界人を交えながら大真面目に描いた、ふざけまくりの作品。

川井憲次のスコアはやはり別格。

エデンの東(1954年製作の映画)

4.0

人に薦められてようやく観た名作だが…
時代ってのはやはり関係ないですね、月並みな表現ですけど感情移入してしまう。

繊細で歪んでいる主人公を見事に演じているジェームズディーン、彼こそスターだ。

摩天楼を夢みて(1992年製作の映画)

3.9

オールスター映画、世代だった人には堪らなかったのでは?

これだけの名優を束ねて、しっかり魅力的な演技を引き出す監督が見事。

しっかし観ててきつい…これこそ鬱映画ですわ、ホントに。

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