Genaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ライク・サムワン・イン・ラブ(2012年製作の映画)

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新宿、関内、静岡、六本木
ひとつづきの街として撮影しているみたいだけど、そのロケーションの大部分はほぼ私の生活圏内話のようなものなので、どうにも話の筋が通っていないような気がしてしまった。
特に落ちが
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.6

ぐっと引き込まれ、まんまと騙されていたことに気が付き、話の行き先をちょっと心配してドキドキからの大どんでん返し。スッキリ!あっぱれ!めちゃくちゃ小気味よい。
パクチャヌク監督作品だから、だいぶ構えて観
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.4

この監督の前2作が凄まじいサスペンスで、そこからファンになった。今回も度肝を抜くようなサスペンスを期待して見ていたら、まさかのオカルト・ホラー色が強くておののいた。ホラー苦手なのに二列目でゾンビ見まし>>続きを読む

バンコクナイツ(2016年製作の映画)

4.0

外国で、その地に住んでる邦人に出会うことがある。学生ではなさそうな、いい年をした大人たち。街に馴染んでいるようにみえるけど、実際に何をして生計を立てているんだろうか、と勘ぐってしまう。正体不明な人々は>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.7


不機嫌な春、出会いの夏、長くて幸せな秋、節目の冬。
季節ごとに進行する、夢追う二人の物語。最後がぐっと切なくてほろりとする。
タイトルからして歌っている感じが素敵。

ジャズが好きなのでとっても楽し
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タチャ 神の手(2014年製作の映画)

2.5

サニーが大好きなので、監督の最新作という意識で選んでみました。

臓器/人身売買がありーの謎の美女とのラブシーンがありーの後半は純愛にいきーの。中途半端に血生臭くて、ラブシーンもおしゃれな感じのシーン
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僕らの青春白書(2014年製作の映画)

1.5

80年代の韓国の高校。女番長のヨンスク(迫力ゼロ)の恋の相手はナヨナヨ系のプレイボーイ(実力不足)。

はずれっぽいなと思いながら選んだけど、ここまでとは。なんでこの設定にしたんだろう〜 舞台設定も役
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スモーク(1995年製作の映画)

3.7

ブルックリンの明るい街角にある、シガーショップ。売っているのは煙草に葉巻、そしてポルノ雑誌。入れ替わり立ち代わり人がやって来てはいろいろなことを話していく。

この物語の中で語られる物語は、あっさりと
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ハイヒールの男(2014年製作の映画)

4.4

タイトルからゲテモノ的な映画を想像していたんだけど、全然ちがった。セクシャリティーを見世物にしようとしている感じがしなくて、ある種の繊細さがしっかりと織り込まれている、いい映画だった。

サイボーグと
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バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!(2012年製作の映画)

2.7

高校時代からの友人のうち、一番デブ(でまともそうな)彼女の結婚が決まった!残された三人の焦りと羨望がコカインと混ざって暴走する。

この三人、まじでサイテーの女ともだち!!高校生のノリで馬鹿騒ぎする分
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親密さ(2012年製作の映画)

5.0

ストンと胸に落ちるような、自分の気持ちをすべて代弁してもらうような不思議な親密さを覚えた。

演出家と脚本家のカップルが挑む新しい舞台。そこに至るまでの稽古と、踊ることに実際の舞台もまるまる映画の中に
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孤島の王(2010年製作の映画)

3.4

実際に70年代までノルウェーにあった、少年の矯正施設を舞台とした映画。
従順だった少年たちに新たなメンバーが加わることで波風が立つ。


最初はややゆるく感じたが、暴動から最後にかけては一気に激しさを
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団地(2015年製作の映画)

2.6

大好きなんです、団地の映画が。
あの生活感、同じものがたくさん並んでいる感じ。たまらん。

開始直後から違和感はあるものの。息子を亡くした夫婦の日常に引き込まれていく。

違和感の正体は徐々に明らかに
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自由が丘で(2014年製作の映画)

2.7

この春から、東横線ユーザーになりました。毎朝自由が丘を通るたびに、そんなタイトルの映画があったなと思い出します。

酩酊映画とも呼べそうな感じ。時間も記憶も行ったり来たり。
やっぱりホンサンスの魅力が
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ウエイト 呪われし存在の重さ(2012年製作の映画)

4.5

知人にすすめられて恐る恐る手にとった。韓国映画は大好きなんだけど、実はこの手のグロいのはあまり好みではない。
でも正直なところ、とても面白かった。とても吸引力があって、食い入るように魅入ってしまった。
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ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

4.2

これがほんとの 多 様 性 だっ !!

変人しかいないんじゃないかという大学に入学したベッカ。
そのなかでも極めつけの集団、アカペラサークルに所属することになる。

時間の流れの曖昧さや、説明が雑す
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

4.5

お手伝いさんとしてもらわれてきた幼い女の子。彼女の幼少期と成人期が切り取られた物語。

柔らかい口調、蒸し暑い雰囲気、たんたんとした日常生活のリズム、均整の取れた構図。

とても心が落ち着いて、自分の
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ウィズネイルと僕(1988年製作の映画)

3.2

画面に不潔感が満ちている。。
ロンドンの小汚くてネズミの出るアパートで売れない役者2人がルームシェア。
小柄で気が小さいIと、きちがい地味てて見た目も吸血鬼みたいなウィズネイル。

特にスピード感が
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ラスト・タンゴ(2015年製作の映画)

4.5

史上最高のタンゴダンサーと言われたマリア・ニエベスの人生を追いかけたドキュメンタリー。


ドキュメンタリーなのに空撮があったり、若き日の回想のシーンでは現役のダンサーが台詞なしで再現していたりして、
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ザ・トライブ(2014年製作の映画)

2.7

序盤に、この映画の言語は手話であるから、字幕は一切ない。という断りがあったけど、う~ん、やっぱり必要だったんじゃないでしょうか。

十分に理解できないから、奇をてらったような映画という印象を受けた。
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毛皮のヴィーナス(2013年製作の映画)

3.8

左右対称な並木道のど真ん中を、カメラはすーっと進む。雷が鳴り響き、雨がしとしと降っている。
美しい不穏さ。しょっぱなのシーンから映画に引き込まれた。

次の芝居に向けてキャスティング中の演出家トマと、
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桜の樹の下(2015年製作の映画)

3.5

山形ドキュメンタリー映画祭で鑑賞した作品が、ポレポレ東中野で公開されていたので行ってきました。

しみじみとした味わいの映画。
高度経済成長期に労働力として故郷を捨てて都市にやってきた人々は、現在では
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ソウル・キッチン(2009年製作の映画)

2.8

なんだか地味な映画。少し退屈したけど、思わず微笑んでしまう話だった。

主人公は、ダイナーを経営するちょっとパッとしない男の人。

彼に次々と(地味な)困難がのしかかる。

仮出所中の兄、店を狙う旧友
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私の少女(2014年製作の映画)

2.0

ある田舎に、ソウルから飛ばされてきた女性巡査がやってくる。そこで彼女が出会ったのは、虐待といじめを受ける少女。 その子を保護することから、二人の人間関係がはじまる。


ストーリーがなんだか軽薄な感じ
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

2.8

ノリノリ、くすっと笑えて後味さっぱりな映画。
たまにはこういう気軽な映画も見たくなる。チーズスナック的な映画。

主役のシュフのキャラクターがどうにも憎めない!息子との関係にはじんわり来る。

さんざ
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死ぬまでにしたい10のこと(2003年製作の映画)

4.0

主人公がたったの24歳なんて知らなかった。わたしの1歳上だ。Huluにあったからなんとなく見始めた映画だけど、ぐっと親近感を覚えた。
24歳で2人の子供のお母さん。旦那さんとはラブラブで、でもお金はな
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SHIFT 恋よりも強いミカタ(2013年製作の映画)

4.5

個人的には共感度120%!!同世代の世界観の映画だなと強く感じた。とてもとても面白かった!!

主人公はレッドヘアの気が強い女の子。可愛げとか媚びなどとは無縁な感じ。そんな男勝りな彼女が、どうにもなら
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共犯(2013年製作の映画)

3.4

台湾の映画って、割とほのぼのしている印象が強かったけれど、これに写っているのは薄暗くてリアルな台湾の社会だった。型にはまらない面白さ!

女子高生の飛び降り現場と見られる場所に、たまたま居合わせた3人
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

3.5

だっっさくて、絶妙にgeeky!! 大いに笑いました。

ドキュメンタリーのカメラを通して話が進む。取材対象は4人のヴァンパイアの共同生活場所。ある日そこへ、新米が転がり込んでくる。4+1人の、そして
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サンシャイン・クリーニング(2008年製作の映画)

2.8

可愛いのに、パッとしない人生をアメリカの田舎で送る姉妹が、成行きで起業!
事故現場をお片づけする特殊なクリーニング屋さん!(儲かりそう。)

地味だし、あまり華やかさはない。アメリカの片田舎、ロードサ
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愛されるために、ここにいる(2005年製作の映画)

3.4

地味なフランス恋愛映画。
仕事人間のつまらない老いた男と、婚約者のある女。二人はアルゼンチンタンゴのクラスで出会う。

アルゼンチンタンゴの映画がとても好きで、探しては見ているけど、1つ気がついたこと
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ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償(2015年製作の映画)

3.6

卒論のテーマにしようと思っているので、鑑賞。

洋服の値段は、ここ数十年下がり続けているらしい。その現象を大きく進めているのが、H&MやZARAといったファストファッションと呼ばれる産業だ。安さの裏側
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.0

ドラマ化でも有名な今作。
どうして原作者の角田光代は、こんなに苦しい苦しい物語を書いたんだろう。こんな事件、現実には起こってほしくないと切に願う。どこまでも人間臭い。人が心を持った生き物だってことが、
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悪い男(2001年製作の映画)

4.3

日常がもやもやするとき、むしゃくしゃしてるとき、私が見たくなるのはやっぱりキムギドクの映画。

いまいちほかの映画にはのめりこめる気分じゃなくても、彼のぶっこわれた世界観には目が釘付けになる。


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ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

3.8

激アツなbrotherhoodを目の当たりにしました!

ラップもラッパーもあんまり詳しくないので、みんな血気盛んなのかと思いきや、意外と冷静で楽しい人たちだった。冗談にも応じるし、決して喧嘩っ早いわ
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.2

未熟な私は、一度見た時は、ストーリーを追うだけで気が付かなかったけど、二度三度見るうちに別のテーマに気がつくことがある。

同性愛だとか、フランス人だとかそういう色眼鏡を取っ払ってみると、とても身近な
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