きりさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

きり

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沈黙、愛(2017年製作の映画)

3.4

終盤になってはじめて、作品名の意味を考えました。

殺人事件の容疑者は、被害者の婚約関係にあった富豪の娘。娘の判決を巡って父親の金と策略とが静かに行き交う公判もの。

分かりやすく散りばめられたいくつ
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーは比較的単純だけれど、とても凝った映画で演出が素敵な作品。どのシーンも綺麗で見応えがありました。

うまくいっていた日々と、噛み合わない日々を行ったり来たりする構成と、それに合わせたカメラワ
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さよなら、ぼくのモンスター(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

それまで青春映画というと苦々しくも綺麗なものであるという印象だったので、パッケージに記載の「美しさ」と「グロテスク」の言葉に首を傾げつつ観ることを決めました。

実際に観た印象としては、心象を可視化し
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.6

再び観る時のために何か残しておく点があるとすれば、簡単なあらすじを把握してから観るか、二度続けてみること。
それから物語に集中しがちだけれど、構成も素晴らしいので着眼すること。

悲しい話だけれど、同
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愚行録(2017年製作の映画)

3.8

「悲惨」の一言に尽きる、もしまったくの他人事としてこの映画を観られるなら。

扱っているテーマこそ重いものですが、サスペンスなど後半で急降下する筋立てが好きな人であれば、面白く観られるのではないでしょ
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7号室(2017年製作の映画)

3.6

ユーモアと緊迫感は満載な、観る人の想像力を働かせる作品だと思います。
ユーモアと言っても、深刻さに喘ぐキャラクターの姿が時折そう感じさせるのであって、コメディとして観ると物足りないかもしれません。
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