きょんちゃみさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

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⑴【シミュラクラ現象】

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/シミュラクラ現象


⑵【人は意味を見出さずにはいられない問題】


27クラブ(The 27 Club)
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スター・トレック BEYOND(2016年製作の映画)

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【スタートレックにおけるTrinity】

①カーク:実行力
②スポック:論理
③マッコイ:感情

ローリング・サンダー(1977年製作の映画)

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マーティン・スコセッシ監督の『タクシードライバー』と同じ脚本家ポール・シュレイダーの作品で、非常によく似ている。

ソルジャー・ボーイ(1972年製作の映画)

5.0

トラウトマン大佐がいない『ランボー』。『ランボー』に影響を与えまくっている。ヘリコプターを落とすところまで同じ。

ドクトル・マブゼ(1922年製作の映画)

5.0

すごくかっこいい映画。『スカーフェイス』と『ダークナイト』の原型はこのフリッツ・ラング監督の『ドクトル・マブゼ』という作品である。映画の歴史上、屈指の名悪役を挙げろと言われたらドクトル・マブゼだろう。

パララックス・ビュー(1974年製作の映画)

5.0

「巨大な陰謀を暴くところまでが巨大な陰謀計画の一部だった」という話。素晴らしい。

影なき狙撃者(1962年製作の映画)

5.0

MKウルトラ計画の話。オープニングの映像だけでも見るべき。

ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

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15歳以下は鑑賞できないという制限がついているのに下品だとか言ってる人々は何がしたいのか全くわからない。(あと、ちゃんと見れば分かるけど、言うほど下品ではないと思う。)

こんな映画を観ていたらバカに
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.2


しばらく忙しくしており、無限列車に乗り遅れていたことが判明したので映画館に駆け込み乗車をしてきた。


嘴平伊之助(はしびら・いのすけ)は最初、無限列車を生物と勘違いしていたが、実際生物という想定は
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オイディプスの刃(1986年製作の映画)

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アナグノーリシス(発見的な再認)と、ペリペテイア(運命の激変)というのが、アリストテレスが描いた『オイディプス王』という作品の本質的二特徴の緊密な連携である。

17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン/キオスク(2018年製作の映画)

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フロイトが自分自身を観察するのに、フリースという耳鼻咽喉科の医師を必要としたように、ユングも、自分自身を観察するのにトニー・ヴォルフという女性を必要とした。

フラガール(2006年製作の映画)

5.0

【フラガールとプラトニズム】


フラガールはプラトンの「洞窟の比喩」と構造が非常によく似ていると私の恩師が言っていた。ちなみにこの話のモデルは福島県のいわき市であり、モデルが福島県に実在する。この映
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ユリシーズ(1954年製作の映画)

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【イリアスとオデュッセイアの基礎知識】


【ホメロス問題】
フリードリヒ・アウグスト・ヴォルフが提起したのが「ホメロス問題」である。「素晴らし過ぎる『イリアス』の15693行全24巻とか『オデュッ
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

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「遠くから音やイメージを伝える、その着想は意外と古い。たとえば13世紀、病に伏したアッシジの修道女キアラの部屋の壁には、彼女が行きたくても行けなかったクリスマス・イブのミサの様子が、大画面映像よろしく>>続きを読む

SR サイタマノラッパー2 〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜(2010年製作の映画)

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【ヒップホップの起源は黒人の少女である】

「『議会図書館フィールド録音の宝庫(A Treasury of Library of Congress Field Recordings』(Rounders
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

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ビートルズがなければ「シガレット」も「コカコーラ」も「オアシス」も存在しなかったという映画。



【andの微妙なニュアンスを使った絶妙な詞】
I give her all my love
tha
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探偵物語(1983年製作の映画)

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【松本隆と想像力について】

私は松本隆の作詞が好きだ。なぜなら、松本隆という人物のあらゆる作詞に必ずや発揮されている彼の想像力にはいつも本当に感嘆させられるからだ。

彼女を海に連れて行った「春色の
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緋文字(1934年製作の映画)

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ナサニエル・ホーソーン

緋文字

19世紀のエマソンの超絶主義の影響。
緊張感に富んだ面白い小説。
サミュエル・リチャードソンの『パメラ』は、イギリス小説の典型であり、「いかに上手に結婚するか」を描
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

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【映画とは空間の動態化である】
The unique and specific possibilities of the cinema can be defined as dynamization o
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

4.5

【森毅といじめ】

 「ぼくは子どものころ、弱虫だったので、どちらかというと、いじめられる側だった。それでも、ぼくよりもっといじけた子にたいして、いじめなかったかというと、そうも言いきれない。いま考え
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図書館戦争(2013年製作の映画)

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【経験論の名著一覧を時系列で見る】

【1562年】
セクストス・エンペイリコス(2-3世紀頃)『ピュロン主義哲学の概要」(ラテン語訳)
【1620年】
ベイコン(1561-1626)『ノヴム・オルガ
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ザ・ライト -エクソシストの真実-(2011年製作の映画)

5.0

【この映画はとても良い映画】

この映画は、かなり多くの人がお馬鹿ホラー映画だと思っているかもしれないのだが、私は個人的には極めて好きである。ものすごく良い映画だと思っている。

これは仕方のないこと
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アス(2019年製作の映画)

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How it must have been to grow up with the sky. To feel the sun, the wind, the trees. But your people>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

5.0

【最高の映画!!!!】

2020年に公開された映画の中で一番良い映画を、俺がひとつだけ選ぶとしたらこの『透明人間』という映画です。ネタバレも予告もなにも見ないで、ただ映画館に飛び込んで見てみてほしい
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遠野物語(1982年製作の映画)

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チャラい柳田國男「この話は、ぜんぶ、岩手の佐々木から聞いたんだけどな、佐々木がめっちゃ夜に訪ねてきたから、おれクッソ書き取ったんだわ。佐々木はあんま話すのはうまくねぇんだけど、クソ良いやつ。多分やけど>>続きを読む

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

5.0

【『ヘドウィグ・アンド・ザ・アングリーインチ』について】

 私が学部時代に学問の基礎を叩き込んでくださった教授が、授業中に唯一、私に直接見るのを勧めてきた映画が、この映画だった。だから、ずっと見たか
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メランコリア(2011年製作の映画)

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この映画は、地球に巨大な隕石が落ちてくる映画である。地球に巨大な隕石が落ちてきてみんな死ぬかもしれん。というか、地球にもう既に巨大な隕石が落ちてきていることができた。このことには、人間を倫理的にする力>>続きを読む

サンバ(2014年製作の映画)

3.6

この映画のラストシーンは、パリのサン=ルイ島からシュリー橋を渡ったところにある、フランス共和国親衛隊本部(Garde républicain Célestins)のレストランで移民「ジョナス」として雇>>続きを読む

パリ、ジュテーム(2006年製作の映画)

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【映画に出てくる場所と位置のメモ】

1.モンマルトルMontmartre(18区)
2.セーヌ河岸Quais de Seine(5区)
3.マレ地区Le Marais(4区)
4.チュイルリーTui
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

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この映画はいま、Amazonプライムで見ることができる。

この映画の最後には、以下の二つの偉人の言葉の引用、すなわち⑴と⑵が監督によって掲示される。

ただ、そのとき、このふたつの文章が実はすこし矛
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アトミック・カフェ(1982年製作の映画)

5.0

https://youtu.be/7aLiT3wXko0
↑このドイツ語を日本語に翻訳してみました。

あ、ところでこの映画はマジで最高ですよね。クッソ好きな映画のうちのひとつですわ。


Hast
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スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

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スティーブの実の父親は、シリアからの留学生。つまり父はムスリム。母の家がムスリムを嫌って、結婚を認めてくれなかったらしくスティーブはジョブズ夫妻の家に養子に出される。スティーブ・ジョブズは、13歳のと>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

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インディー・ジョーンズのモデルは、ペルーのマチュピチュを発見したハイラム・ビンガム3世という人。ペルーには、ハイラム・ビンガム号という名前の列車がある。

生けるパスカル(1924年製作の映画)

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私はこのことをしばしば言ってきたんだが、およそ人間の不幸というものは、ひとつのことに由来している。それはなにかというと、人間が自分の部屋でゆっくりとくつろいで、じっとしてなどいられないということ、この>>続きを読む

パッチギ!(2004年製作の映画)

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「パッチギ」は朝鮮語です。

一般公開されているハルミ・ベフの論文「「日本」という概念、日本文化と日本人」の日本語訳が出ていなかったので、その一部を翻訳して載せておきます。ケンブリッジ大学のホームペー
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

4.4



Je suis allé au marché aux oiseaux
Et j'ai acheté des oiseaux
Pour toi
Mon amour

Je suis allé au
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