SatoruAsaiさんの映画レビュー・感想・評価

SatoruAsai

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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.4

音の聞こえない漫画も良かったが、実際の音が聴こえてくるアニメもまた良かった。最初の10巻をうまいこと端折ってあるので、総集編的な早送り感もなく楽しめる。

原作ファンだからこその4.4点だけど、アニメ
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.0

小さな蝶の羽ばたきが大きな流れや渦を作る。と言ってもバタフライエフェクトの話ではなくて。

たったひとつの些細な思いつきが、とんでもないモノを作り出すことだってあるって話。

人類の思考思索の荒野には
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いぬやしき(2018年製作の映画)

3.4

漫画の実写化は改悪でしかないってわかってるけど、キングダム見ちゃったからね。
ついつい何かを期待して鑑賞。

そもそもの原作が無茶な展開のオンパレードですごいとこに着地してるわけで。
なのに繊細なバラ
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.4

これはいい!

主人公が15歳なもんで、家族そして友人との関わり合いがクローズアップされてていい。今までのヒーローが抱いてきた葛藤より感情移入しやすいもんな。おしゃべりデブなパートナー、最高です。
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.8

どこまで人を怖がらせたら気がすむねん!
て怒りながら半ベソかく映画。

この前見た「ゲットアウト」とテイストが似てる。

ファンタジー寄りのホラーは嫌いでも、サスペンス寄りのホラーは好物らしいね、ぼく
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.1

あんだけヘリ飛ばしといて、MEGが大ジャンプしてバクン!てやらなかったのなんで?

あの女の子、もっと活躍させてもよかったんとちがう?

海底に高温層があってその中にほら、って発想は良かったのに、そこ
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

4.3

同じ画面の中にマイケル・ダグラス、ミシェル・ファイファー、ローレンス・フィッシュバーンがいる贅沢さ。

スーツを筆頭に、サイズの拡大縮小から生まれるガジェットの数々に胸ときめく作品。一作目よりも時間が
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

『「ゾンビ映画を撮ってるヤツら」が巻き込まれるゾンビ映画』を撮ってるヤツらの話。

「違和感」を絶妙に料理したところがこの作品の30%で、「熱意」をダイレクトに届けたところがこの作品の70%だと思う。
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

3.9

これはどーなんやろね。
全編に渡って作品に射す影はこのシリーズの行く末まで暗示しているようで胸が苦しくなる。

とは言ってもこのオールスターが同じ画面に会するのを観ているだけで心躍るのも確か。

動く
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不都合な真実2:放置された地球(2017年製作の映画)

3.8

COP21の最大の功労者はゴアかな。
ここまで観たあとには、トランプのパリ議定書離脱宣言もそんなに怖くなかったりする。

And many more are rising up.

大丈夫。
人類は気
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不都合な真実(2006年製作の映画)

3.8

観なければ、という思いに反して今日まで観なかったことを反省。

ただこの作品にはまだ理論と事実のみが示されている。

次作の世界各国の動きに比べるとちょっと静的ではある。

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.1

伏線回収やどんでん返しに関しては、さほどではなく期待しすぎた感あり。

そこよりはジェシカ・チャスティンの凛とした存在感に惹かれまくり。
ルカ14章10節の場面はもうすでに惚れてまうやーつ。
何事もお
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.9

あらまーこれは開けてびっくり観てびっくりでしたわ。拾い物とはこーゆーのを言うんです、はい。

そりゃね、SFだからね、ツッコミどころは言い出したらキリがないのよ。
そこさえ目をつぷれば、あら不思議、ア
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.2

続編の作り方を間違えたらこうなる、って典型。

熱さも濃さも面白さも、まるっとまとめて全体的にうすーくうすーく薄めてみたらできあがりました的な作品。

そりゃこんだけ金かけてるんだから、映像的な見どこ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

うんうん、コレは拾い物(^^)

彼女の実家の親戚一同、使用人も含めてのあの変な感じ、アレの理由がわかった瞬間の「あーあーなるほど感」が良かった。

あの写真の束を見つけたときからの雪崩式ジェットコー
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.6

停電かと思ったらちょっと違って、電気が消滅していて。
東京近郊かと思ったら全然違って、全世界規模だったりして。

この「電気消滅」は現実的・科学的にはありえないものだけれど、要はシチュエーションコメデ
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.9

ツッコミどころが多いのもサービスとするならば、サービス満点のこの映画、好きです笑

ダイアナさえ出てたらだいたい高得点!
アクアマンの股間に真実の縄w
アクアマンなのに水辺での戦闘皆無!
サイボーグく
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.7

『アバター』が切り拓いた新しい地平の続きを突き抜けたところに生まれた映画。

超ド級の情報量が洪水のように押し寄せてきて、脳が危険信号出してたわ。

こーゆー素材って、一歩間違えば『サロゲート』みたい
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亜人(2017年製作の映画)

2.9

綾野剛の佐藤さん、キャラが飄々キャラだからあれが上手いか下手かと言われたらわからん。
それでもインパクトは抜けてたね。
キャラ勝ち。

よくある「この配役だと原作キャラのイメージが壊れてあーだこーだ」
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泥棒役者(2017年製作の映画)

3.4

丸山くんはアリ。
関ジャニって芸達者多い。

シチュエーションのアイディアは良いので、面白くなる伸びしろもう少しあったんじゃないかなー、と。

緩慢な脚本を役者で持ちこたえてる感が強くて、んー(*´Д
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ミックス。(2017年製作の映画)

3.5

邦画コメディの王道。
ラブコメあり、群像劇あり、スポ根あり。

ガッキーと瑛太、ふたりの言動と行動に何ひとつ感じ入るものがないのが最大にして唯一の欠点かな。
結末ありきで道中を作ってるのが丸わかりで、
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.5

何度か観ようとして最初のシーンでやめちゃってた。悪ノリが過ぎて笑えなかったんだろな。

観終わってみて、気に入らないのはあの冒頭だけだったと知る。

出会うということ。
人を思いやること。
相手を信じ
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セッション(2014年製作の映画)

3.9

あの熱量に圧倒されて、結局最後まで目が離せなかった自分に少しイライラ。

だって、あのハゲに関しては何ひとつ感じ入るものがないんだもの。

音楽と狂気ー。
理解はできるが共感はできないこの二者の関係を
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プレデター(1987年製作の映画)

3.5

昔の作品ってなんだかんだ美化されてるので、見直すと少〜し点数下がるなぁ。

そこを最小限にとどめた「プレデター」はやっぱすごいと思います。

音楽はアラン・シルヴェストリ。
監督はジョン・マクティアナ
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.4

第1作は王道をゴリゴリに積み重ねた面白さがあって、この作品もやはり2作目の難しさにぶち当たった感アリ。

それを月並みな続編にしてしまわないところがさすがマシュー・ヴォーン。ストーリーはしっかりしてる
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.8

もうね、ホント、コレを超える映画は存在しないと思うのね。

スタント見てるだけでもお腹いっぱいではち切れそうになる。
古くさい撮り方ながらもとんでもなく新しいガジェットをこれでもかと盛り込んでこられて
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.2

静寂、閉塞、孤独。

平穏、再誕、奈落。

諦観、受容、抵抗。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

4.3

これは拾い物の一作。

ストーリーもいいけど、何より主役の4人がゲーム内で別キャラになるのが最高。
見た目と中身のミスマッチが楽しすぎて楽しすぎて。ジャック・ブラックの名人芸をずっと見ていたくなる。
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

3.5

ワクワクしながら何度もテレビで観たのは小学生のころ。
それ以来だから30年は経ってる。

ルークの育ての親の顔まで記憶に残ってて、あ、この人懐かしい!とか思うんだからやっぱすごい。

でもなー。
古臭
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ライフ(2017年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

使い古されたネタはこの際許してやろう。
でもあの造形だけはもうやめれってば。
小学生でもできるクリーチャーデザインで、味も素っ気もないわ。クリオネ感もイカタコ感も、食傷気味ざんす。

どうせパケの裏見
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.5

そういう時代だった、と言えばそれまでだけどね。
その変化の瞬間を捉えた傑作。

主役の黒人女性3人みんな、カッコいいのよ。
一言一言にユーモアやインテリジェンスが、強靭な意志が、詰まってる。

キャサ
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

4.0

脚本って大切。
そう思わされる作品。

エンターテイメントとしては重すぎるし、社会派にしては現実離れしすぎてる。

わかりやすい伏線と邦画特有のキャスティングのせいで真相は丸わかりなんだけど、それもま
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東京喰種 トーキョーグール(2017年製作の映画)

2.5

「東京喰種 トーキョーグール」、やっと完結したらしい。
たぶん5巻ぐらいまでしか読んでないので、さっさと最後まで読まないとね。

ってなわけで、実写版観てみました。

主演の窪田くん、ヘタレキャラ
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忍びの国(2017年製作の映画)

3.2

結局は、人でなしが人になる話、なのか?

ありがちな「少数精鋭で多勢無勢に立ち向かう」的なのを想像してたけど、どんどんそこからズレていくのね。

なんか原作小説からエピソード抜き出して2時間にまとめま
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