上海十月さんの映画レビュー・感想・評価

上海十月

上海十月

映画(1280)
ドラマ(54)

あゝ声なき友(1972年製作の映画)

3.0

渥美清がプロダクションまで作って製作した映画。チョット偶然が多すぎな感じ。小川真由美のエピソードは、渥美清が性的な事ありで新鮮。倍賞千恵子の米兵の死体処理と言うか今で言うところのエンバーミングは、社会>>続きを読む

みな殺しの霊歌(1968年製作の映画)

3.8

この作品は、かなりの問題作。今作ってもいいくらいの予見に満ちた映画だ。女性による未成年男性レイプと同性愛思考と差別と複雑だ。共同脚本に指名されたのは、山田洋次。出ているメンバーも山田組なんで何とも言え>>続きを読む

鉄と鉛 STEEL & LEAD(1997年製作の映画)

3.0

きうちかずひろの監督作品。渡瀬恒彦主演というところがニクイ。前半の白鳥靖代と竹中直人が出番少ないわりに印象的だ。後半だれるがプログラムピクチャーとして面白かった。最近は、小説家として活躍しているのは、>>続きを読む

サイレンサー第4弾/破壊部隊(1968年製作の映画)

2.5

タランティーノ映画がなければ、まず見ない。007のバッタもんなんですけど、ユルユルのアクションとお色気。オープニングの女性だらけのシーンは、電話機のビキニや頭がライターの女と歌いながらイチャイチャする>>続きを読む

妻よ薔薇のやうに(1935年製作の映画)

2.8

なかなか見れなかった作品。国立フィルムセンターでも階段にポスターが貼ってある。戦前にニューヨークで上映されたのも有名。なるほどモダンな東京と田舎の対比があり海外でも興味がありそうな感じがするから上映さ>>続きを読む

徳川女系図(1968年製作の映画)

3.0

大手映画会社がポルノ映画撮ったとする1作目。東映であり石井輝男という東映ポルノ路線を確立していく。しかし、石井監督が成瀬己喜男の助監督で成瀬ぽい作品を会社に提出し続けていたというのは、驚きだ。しかし、>>続きを読む

銀座化粧(1951年製作の映画)

3.0

成瀬己喜男の映画は、何とも言えない情緒といやらしさが混在する。溝口健二が「うまいけど、金玉がない」というのは、言いえて妙だ。この映画も一人息子を育てながら銀座のバーに勤めるチーママを田中絹代、妹分を香>>続きを読む

今度は愛妻家(2009年製作の映画)

2.3

始まり方が、サイレントぽく、また、タイトルが行定監督が好きな成瀬ぽい。「妻よ薔薇のように」みたいかな。少し期待が高まるが、戯曲が原作だから自宅のリビングがほとんど演技の場所になってしまう。こういうのは>>続きを読む

もず(1961年製作の映画)

3.0

もしかしたら、初めて渋谷実作品を観る。知っているのに見ていない監督さん。弟子の川島雄三は見ているのに・・・師匠筋の牛原虚彦も観てない。(チャップリンのサーカスで撮影助手だったそうな。)成瀬、小津に助監>>続きを読む

女が階段を上る時(1960年製作の映画)

3.4

菊島隆三は、黒澤作品の脚本家というイメージが強いのですが、成瀬監督とコンビ。アメリカ版のDVDにて鑑賞。英名"When a Woman ascends the stairs"だと何となくかっこいい。ア>>続きを読む

乱反射(2018年製作の映画)

3.3

様々な人の無関心、そして保身、身勝手が一人息子が亡くなる事件に。妻夫木聡と井上真央の夫婦の悲しみと怒りが淡々と静かに描く、そして事件を追求していく新聞記者としてと親として関係者を追い詰めていく。後半復>>続きを読む

よこがお(2019年製作の映画)

4.0

宇多丸さんが本作を絶賛してたんで鑑賞。演技達者を集めて見事な脚本と編集があると世界レベルの普遍映画ができる。筒井真理子は、「アンチポルノ」でのヌードが衝撃的だった以来。池松壮亮は、「だれかの木琴」でも>>続きを読む

遠き落日(1992年製作の映画)

2.0

個人的には、仲代達矢主演TBSドラマドキュメンタリーの「光は東方より野口英世伝」を見て、ひっくり返るほど伝記と実態の違いに驚いた記憶がある。「遠き落日」を久しぶりに読み返したので映画もあったと思い鑑賞>>続きを読む

沈没家族 劇場版(2018年製作の映画)

2.3

母親がなかなかの感じで驚く。人に育児してもらうと言うサバイバル方法を編み出した母親と息子。監督は、その息子だ。メディアにもそのユニークさが受けてNHKが取材。その映像がやっぱり旨すぎる。監督の映像は、>>続きを読む

イメージの本(2018年製作の映画)

2.0

正直ゴダールでなきゃ観ない作品。なんか死ぬ前に見る走馬灯のような映画。遺言か?コラージュと引用の繰り返しによって世界の映像表現に多大な影響を与えたゴダール。何故こうなったかは、評論家先生がしてくれるの>>続きを読む

化石の森(1973年製作の映画)

2.0

オープニングがカッコイイ。武満徹の音楽と杉村春子って組み合わせが凄い。期待させたがなんだか途中からかなり辛気臭い。二宮さよ子が若い!「吉原炎上」の名取裕子とのレズシーンが世代的に記憶に残る。ショーケン>>続きを読む

ジンギスカン(1965年製作の映画)

1.8

珍品ですね。オマー・シャリフがジンギスカンやるわけだけど当たり前だが全くモンゴル人に見えない。山越えのシーンは、結構オッと思ったが草原での戦いは、平板で黒澤明の「乱」みたいで草原の戦いは、絵になり難い>>続きを読む

新選組始末記(1963年製作の映画)

3.5

時代劇チャンネルは、新選組まつり。市川雷蔵主演で山崎丞をフューチャーした本作を鑑賞。大映京都なんで京都の街が見事に描かれている。そして近藤勇に男惚れした山崎丞は、浪人生活から新選組に参加。次第に土方歳>>続きを読む

祭りの準備(1975年製作の映画)

4.3

再見して思うのは、協力した中村市は、本作を観てどう思っただろうか。内容は、生まれ故郷から出て行くまでの話でその故郷は、複雑な愛欲と愛憎関係そして貧しさが原因だ。協力した中村市は、多分怒っている。浜村純>>続きを読む

トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

3.9

黒沢清作品としては、ずいぶん分かりやすい作品だった。唐突なエピソードも多いが、何とも言えないユーモアが効いている。バラバラな家族が再生するかもとの暗示を示して終わる。津田寛治演ずるリストラ友達が脇でい>>続きを読む

ステキな金縛り(2010年製作の映画)

2.0

2時間を越えるコメディ?個人的にはノンノンな感じだ。ヒットもしたし、荒唐無稽な設定をどう笑わせてくれるのか興味がありすぎた。結果、西田敏行は、CG全盛でありながら、影も消されず、どたどた歩く。個人的に>>続きを読む

ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

3.0

抱腹絶倒というとこまでいかないのが、三谷監督の持ち味なのだろうか?抱腹絶倒に出来るシーンが多数散見され個人的には、かなり残念だ!とくに撃ち合いのシーンは、悶絶できるシーンにもかかわらず、平板。その後ボ>>続きを読む

犬神家の一族(2006年製作の映画)

2.0

大野雄二好きには、音響も良くなり、テーマ曲がクリアーになったとこは、良かった。出てきた、石坂浩二は、疲れたルー大柴のよう。どこを取っても前作とほぼ間違いなく同じ。その心は?ともかく、エロが少なくなり、>>続きを読む

THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

2.4

配役を見て思うのですが、三谷作品に出ていた人、好きな人を配置した「三谷君とその仲間」的映画という感じがする。東京にある一流ホテルらしいのに、セットが小さいため、地方のホテルのように見える。(それもあり>>続きを読む

清須会議(2013年製作の映画)

2.4

清州会議だけで映画にしようとする三谷幸喜は、えらいと思う。「12人の怒れる男たち」にインスパイアーされた舞台も書いているので、この作品は、むしろ舞台に向いている内容かもしれない。ある意味丁寧すぎて時間>>続きを読む

大空港2013(2013年製作の映画)

2.3

三谷幸喜によるオリジナルテレビドラマ。ワンシーンワンカットで100分やりきるんで舞台劇みたいだ。前回、「ショートカット」で倦怠期の夫婦が森に迷いこみながら言い合いする作品だった。正直成功しているとは思>>続きを読む

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.0

内田けんじの映画は、結構はずれがない。3年おきに映画を作るペースがいいのかもしれない。ジグソウパズルがラストに向かって昇華されるのと時折見せるコメディセンスが素晴らしい。あまり説明的でない台詞で笑わす>>続きを読む

short cut(2011年製作の映画)

2.0

WOWOW20周年記念ドラマで三谷幸喜初テレビドラマ監督作品。と冠がいっぱい付く作品。見たあとにNHK「プロフェッショナル」で三谷幸喜特集「ベッジ・パードン」とこの作品の舞台裏が紹介されていた。その中>>続きを読む

激動の1750日(1990年製作の映画)

2.4

山一抗争を題材にした映画。バブル期の日本映画で中島貞夫でやろうというのが不協和音な作品。中井貴一がとにかく若い。脇は、中条きよしや、渡瀬恒彦で中井貴一をやくざ映画スターにしようとする俊藤浩滋の気持ちは>>続きを読む

東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

2.8

相米監督作品。多分、アイドル映画が上手い監督だと思われているんだろう。時は、バブルの最中で奥山プロデューサーが金集めてなんとか映画作った感じだ。90年の雰囲気がよく出ている。中井貴一のコメディ・センス>>続きを読む

お引越し(1993年製作の映画)

4.3

傑作でした。相米作品の中でも素晴らしい。今まで観る機会がなかった。田畑智子がだんだん大人になっていくドキュメントのような作品でありながらラストの幻想シーンで見事な映画表現を駆使し観る者を圧倒する。タイ>>続きを読む

五番町夕霧楼(1980年製作の映画)

2.8

こんなに長い映画だとは思わなかった。とにかく松坂慶子が脱ぐだけで観に行った気がするが、今見ると最後にちょこっと脱ぐだけ。大変物足らない!!!当時、週刊プレイボーイの掲載されこの映画のスチールの方が鮮明>>続きを読む

四畳半襖の裏張り しのび肌(1974年製作の映画)

4.0

永井荷風原作の春本と言われる「四畳半襖の裏張り」が基。大島渚の「愛のコリーダ」製作するにあたって参考にしたとは知らなかったが、観てみると本筋と枝葉の部分が脈絡なく配置することで当時の世相と情欲に徹した>>続きを読む

津軽じょんがら節(1973年製作の映画)

3.5

斎藤耕一監督映画作品は、あまり観てない。冒頭とラストに出て来るイラストが不気味だ。なんかシュールな映画ではないかと予想、確かに変な映画でチンピラの話なんだけど当時のやり場のない若者、多分学生運動に敗れ>>続きを読む

新選組(1969年製作の映画)

2.3

三船プロ製作なんでキャストがやたら豪華。中村翫右衛門と中村梅之助の前進座親子、萬屋錦之介に中村嘉葎雄の東映時代劇兄弟そして三國連太郎に小林桂樹。おっと北大路欣也と出るは出るは主演クラス。話は、幕末で新>>続きを読む

サード(1978年製作の映画)

4.3

本作は、節目節目で見る事が多い作品。何回見てもオープニングのドキュメントぽい演出とモンタージュが最高だ。そして、他の作品は、どうも馴染めないが本作の寺山修司脚本は、個人的に最高だった。「ここは、九月の>>続きを読む

>|