しげるさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

しげる

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戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

4.0

映画の全てを兼ね備えた映画
やはり映画はモンタージュの芸術なのだ
未だに頂点極めてると思う

細雪 ささめゆき(1983年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

・原作との相違点は数あれど、2時間に上手くまとめたなという印象。
・原作びいきからすると、鶴子と雪子がちょっと感情的すぎるんじゃないかという気はしました。原作のままのぼんやりしたキャラクターだと話がな
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竹取物語(1987年製作の映画)

2.0

迷作すぎてびっくりしたw
かぐや姫役の沢口靖子より、お母さん役の若尾文子の方が綺麗で物語の説得力が崩壊してて笑いました
エンディングが唐突な洋楽なのも笑いました

かぐや姫の映画化としては高畑勲の『か
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.2

一作目のデ・パルマとは全然違って、完全にジョン・ウー映画になってたのでびっくりした笑
味付け濃いけどこれはこれで面白い

一作目のレビューで「これはエンタメであってゲージュツではない」と言いましたが、
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.6

スカーフェイスやアンタッチャブルのデ・パルマが好きで、ミッション:インポッシブルはなんか軽薄そうだからという理由で長年スルーしていた。
結果、もっと早く観ていればよかった。
映画小僧デ・パルマの演出に
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

1.5

本当にキャラクターが描けない人なんだなと思った
だから無駄な芝居が多い
作画とレイアウトに敬意を表して1.5点加点

二人の銀座(1967年製作の映画)

3.0

67年の映画にしては古臭く感じるが、
演出的には市川崑や渋谷実の系譜というのかしら、なかなかオシャレで格好いい。
山内賢らバンドメンバーが可愛らしくて、彼らがメジャーデビューするまでのスポ根ものを観た
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.0

戦争映画の名作たちと比べて、特に心を打たれる映画ではないけども、
これが撮れるなんて凄い時代だった。
坂本龍一綺麗だったなぁ。。

台風クラブ(1985年製作の映画)

3.8

いやーよかった。
70年代から続く不良青少年映画の系譜かと思い、初めはあぁハイハイという感じで観ていたが、むしろそれを批判する内容とも受け取れた。
わらべとか犬神家パロディとかも、時代を戯画的に描いて
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幽幻道士(キョンシーズ)(1985年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

何このオチ笑
続編ありきなのかしら?
面白いお話だったけど、後半は何が起きてるのかよくわからなかった。
(サブスクの画質が悪かったせいもあるのかも)
親方が生き返ることを期待してたけど、それは無理なの
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地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

5.0

最高最高最高
70年代のB級ホラーみたいでずっと楽しい
サントラ、フィリップ・サルドかと思った
アラン・シャバの何もしなさが一番ホラー

デリシュ!(2021年製作の映画)

3.0

料理人のおじさんがレストラン経営を始めて大成功!おいしい楽しい!
を期待してたら、肩透かし食らいます。
革命前夜を舞台に、貴族の横暴さを皮肉ろうというのがメインテーマのようです。やはりフランス映画です
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.3

公開当時、周囲での評判がよくなかったので避けていたが、私はとても楽しめた。
脚本がよく練られているし、カメラも地味な話を魅力的に見せていて素晴らしい。

ただ後半ちょっと展開を焦ったように見えたのが残
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戦場にかける橋(1957年製作の映画)

3.6

うわぁ難しい話だなぁ……
捕虜のヒューマニズムVS軍隊の規律、どちらが優先されるか(作中で言うとmadnessなのか)ハラハラして観てましたが……こうなっちゃうのかぁ……。
複雑ですが問題提起としては
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ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン(2011年製作の映画)

3.7

ジャド・アパトープロデュース好き。
これも脚本力のある一本。
完成度でいったら『40歳の童貞男』や『童貞ウォーズ』の方がやや上回るが、「結婚できない」ことよりも「変化を受け入れられない」ことを主軸に置
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カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

3.7

まずオープニングがかっちょよすぎ。
広場の人の流れを俯瞰して捉えたカメラがどんどん地上に近づいていき、遂に一台の車の中へ入り込む興奮感。
一体誰が主役なんだ?どういう状況なんだ?とぐいぐい引き込まれま
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ゲームの規則(1939年製作の映画)

3.0

『ベター・コール・ソウル』のピーター・グールドが好きな映画と聞いて。
前半は中身のない会話の応酬についていけず、兎狩りのシーン(本物)も残酷でどうしようかと思ったが……。
クライマックスまで観ると非常
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結婚演出家(2006年製作の映画)

-

うーん無理かも。
半分までしか観れてない。
なんか変なのは伝わってくるけど、観ていてしんどい。

エルミタージュ幻想(2002年製作の映画)

4.4

前半、ヨーロッパに対する巨大なコンプレックス
屈折しすぎててびっくりした
後半、革命前夜の人びと
やり切れない…

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

3.1

導入は衝撃的な面白さだったのに、謎の三角?四角?関係始まってから失速した。
SF設定も期待していたよりユルく、
後半は「早くおわんねえかな〜」と思いながら観てしまった。
7 1/2階が気持ち悪くて良い
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ジャッカルの日(1973年製作の映画)

4.0

仕事人おじさんを描かせたら右に出るものはいないフレッド・ジンネマン監督。
今作も地味なおじさんたちがひたすら仕事する。
派手なアクションもラブロマンスも友情も何一つないが、ディテールが豊かで飽きさせな
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ゲーム(1997年製作の映画)

-

フィンチャーは映画というよりドラマ作家。
ずっとマイケル・ダグラスがアタフタしてて可愛い。
最後のパーティのシーン「そうはならんやろ」って爆笑。
ニッコーホテルが出てきますよ。時代ですね……

恐怖の岬/ケープ・フィアー(1962年製作の映画)

3.0

格好いいけど62年にしては古臭い。
悪役ロバート・ミッチャムが飄々として魅力的で、主役のグレゴリー・ペックの方が鼻に付く嫌なやつに見えた。
だからケイディが8年服役してたのは免罪だったのか?とも思った
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ディーバ(1981年製作の映画)

-

古びない、未だにセンセーショナルだと思う
でも物凄く疲れる

3つの鍵(2021年製作の映画)

3.5

カンヌが好きそうな映画〜。
オフビートなミステリーで、キアロスタミの『ライク・サムワン・イン・ラブ』に似た雰囲気。
撮り方はとてもシンプルで好感持てた。
一方、肝心のラストをまとめきれずグシャッとなっ
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親愛なる日記 レストア版(1993年製作の映画)

-

エッセイの苦手な私には結構つらかった。
監督本人の好きなものとか病気とかどうでもよくて……。
第2章『島めぐり』は比較的フィクションっぽくてよかった。
イタリアの島々の個性が分かるし、テレビ好きすぎる
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孤独な天使たち(2012年製作の映画)

3.3

前半はベルトリッチらしくなくて新鮮で面白かったけど、後半はいつものエロス映画。
でも遺作というのに老いや衰えを感じさせないし、むしろ若々しいエネルギーがある。ベルトリッチの、そのように「見られたい」と
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マックスとリリー/はめる/狙われた獲物(1971年製作の映画)

-

良かった!
『夕なぎ』と全然毛色の違うサスペンスもので驚いた。職人監督だ。
終始のんびりとした空気(ナンテールってこんな雰囲気なのかな)で、サスペンスらしい緊張感は皆無。
ただただシアン色の画面とロミ
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