MikuOshikaさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

360(2011年製作の映画)

3.5

360°グルっと一周回って世間って狭いね。
主人公がつぎつぎと代わり
視点が変わるストーリー
いい意味でその都度の主人公を深追いしない出来事が絡み合っていくので
とても見やすい。
この人はどの人と関わ
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ポワゾン(2001年製作の映画)

3.5

ストーリーの大まかな流れが古めかしい
まぁ王道っちゃ王道といえる
どんでんラブストーリー。
アントニオバンデラスとアンジーのダブル主演ということもあり
華はたっぷりの濃厚すぎるカメラカット
最後まで肩
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タッチ・ミー・ノット~ローラと秘密のカウンセリング~(2018年製作の映画)

3.5

人間の身体だけではなく
ひとりひとりの心にも温もりにも
きちんと触れよう、向き合おうっていう事なのかな。
期待していただけに
着地点にしっくりこず、
伝えたい事とみせているものが理解出来なくなった。

血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

3.6

幼少期に父親から受けた人体実験の末
歪みに歪みきった変態的癖。
かわいそうでもあり恐怖。
死が迫る恐怖の瞬間そのものに囚われた主人公のゆく結末もなんだか悲しい人間にしか見えない。

SHORT PEACE ショート・ピース(2013年製作の映画)

3.7

カトキハジメ×大友克洋 最高。
パワードスーツといいテクニカルな変態さが抜群にでていて良い。
個人的にはシロクマGAMBO好き。
どこからかやってきた異生物(鬼)を
森の神のつかいであるシロクマさんが
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.7

フィンランド産ボディホラー。
みせかけは完璧な理想的な家族
フタをあければ家族はバラバラで
ヤケに執着している娘への厳しさと愛情
まさに自己顕示欲剥き出しの毒親。
そして美しくかわいい娘が拾ってきた卵
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ミザリー(1990年製作の映画)

3.8

「RUN」レビュー後に
フォロワーさんにレビューにチラホラとミザリーがあがっていたので
きっと大好物だとおもい初鑑賞!
ヒトコワの代名詞という事もあり
はいりから終わりまで
この!アニーめ!コイツ!と
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

-

これ、どういうお笑い。

これをどう評価するか....。
久々に、映画館行かんで良かったと思える内容の作品。
B級に振り切れたらもっと面白くおもえたのかもしれんけど。
父親の心理療法で起こった処置の方
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.8

清原果耶ちゃんが満点あげたいくらい良かった!涙の演出がすごく良い。
ジブリぐらいボロボロ流れる涙にジンとくる。
中盤からの、こういう流れのオチだろうなっていう良くも悪くも裏切らないストーリーとはいえ
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.7

「search」とはまた違った親子の形。
あの日チョコを探さなければ
ずっと疑うこともしなかったであろう事実が
どんどん深まり恐ろしいタネ明かし。
薬局での薬の正体が分かった瞬間から
恐怖がすぐそこま
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インヘリタンス(2020年製作の映画)

3.4

惜しい!あと一捻り!
わざわざコメディ俳優のサイモンペッグさん使ってサイコサスペンスぷんぷん放っているのにもったいない!
中盤あたりまで
グイグイ引き込まれる家族の裏の顔と
賄賂と愛人と隠ぺいされる過
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ロリータ(1997年製作の映画)

3.7

ジェレミーアイアンズの堕ちっぷり見応えあり。
過去に恋した人とロリータを重ね合わせ
拗らせて拗らせて拗らせすぎて
気持ち悪いおじさん。
恋に年齢は関係ないとはいえ
ここまで少女に翻弄されるおじさんはみ
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MEMORIES(1995年製作の映画)

3.7

大友克洋の短編3作品。
圧倒的に(個人的に)1作品目の
「彼女の想いで」が熱量からして抜群に良い
こちらもまたstudio4℃(3作品目の大砲の街もだけど)という奥行きと背景といい手の凝っているアニメ
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ブラック・マスク(1996年製作の映画)

3.7

洗脳と肉体改造手術をされた戦士たち特殊部隊“701部隊”
設定が厨二すぎて震える。
改造されたヤツらはもうもはやゾンビ。
このなんともいえない
しょーもない効果音としょーもないワイヤーアクションとしょ
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.5

studio4℃特有のアニメーションの美しさがよかった。
西加奈子さんらしい親子像の描き方を
みごとにアニメにした感じ。
実写じゃなくアニメにしたのが観やすかったのかもしれない。
ただ
肉子ちゃんとキ
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いつくしみふかき(2019年製作の映画)

3.8

渡辺いっけいさんの
はじめての主役映画作品。
名脇役としていっときでは見てない時がないくらい数あるドラマと映画に出演し
この映画の予告を観たときから
渡辺いっけいさんのその演技力と表情
危うさと優しさ
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.8

83分でここまで詰め込んで
それでも渋滞しないドタバタコメディ感と
フィリップラショーらしい
フィリップラショーにしかできないオマージュ?パロディ?良いです!
DCに寄せてくるんかmarvelに寄せて
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セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)

3.5

神のお告げを信じ抜いたモードのラストワンカットがエグい。

住み込みの看護師へ再就職できたモード
病状が日々悪くなってゆく患者の元ダンサーアマンダと日々を過ごして行くうちに
アマンダはモードへの信仰心
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ブロンド・ライフ(2002年製作の映画)

3.2

アンジーの吹き替えを除いて
最初で最後のコメディ。
ラブラブコメディ。
17歳のカルテよりもより煌めくブロンドヘアのアンジー、美しくて可憐で華のある姿がすごく素敵だった。
けどやっぱりアンジーはダーク
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ゼロの未来(2013年製作の映画)

3.5

ボブ(ルーカスヘッジズ)が
マネージメント(マットデイモン)の一人息子という設定に
あぁ似てるもんなってニヤっとしてしまった。
無秩序というカオスから
ゼロを生み出す定義、定理を分析するという脳内カオ
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ある男(2022年製作の映画)

3.8

頭から映し出される絵画“複製禁止”
がここまでラストのあのセリフまで効いてくるとは。
戸籍交換をしてまで
過去を全て消し去りたかったある男。
戸籍を書き換え
自分自身も“在日”というレッテルを外せれば
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ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界(2022年製作の映画)

3.7

ジェイクギレンホールがすごく良い!
サーチャーがジェイクにしか見えんくなってくるのも不思議。
父と子の関係性とものの価値観の違い
見える景色の見え方が
最初と最後でガラっと変わる物語
豊かな国アヴァロ
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.6

あの当時の庵野さんの成田愛を生かしたウルトラマンのデザインの裏話がジーンときた。
最初の設定では胸にランプのないヴィジュアルだったのに
勝手に視聴者(子供たち)にわかりやすくと
ギリギリにスーツに付け
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.5

この2chで広がった都市伝説
正味いまの年代で知ってる奴ほぼおらんし
なんで今更きさらぎ駅ぶり返したんだろ
と思っていたけど
韓国のあのPOV系のさくひんを作りたかっただけなんかなとか思ったり。
軸は
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.8

クレイジーボールという謎の遊びを庭で楽しむ兄妹。
罰ゲームの“生き埋め”準備のための穴掘り中に見つけた謎の箱と謎の光る石
それを奪い穴は埋めたものの翌日...
何世紀も前の太古から埋められていた箱は残
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.7

見終わった後の唖然とする恐怖感エグい。
幸せそうなフローレンスピューのべっぴん加減からの狂いはじめた日常へ堕ちていく表情が
あのミッドサマーを思い出す。
オリヴィアワイルド出とったんかいってなった事に
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映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022年製作の映画)

3.4

んんんんんんん........
ここの評価ほどハマれず。
忍者の子、珍蔵としんちゃんが入れ替わり
みさえとひろしと離れ離れになり
泣きながら眠るしんちゃんにはグっときた。
ものの、うえのきみこさん脚本
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AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

3.3

黒幕にコリンファレルを起用してるのも憎い!(いい意味で)
ただそこまで盛り上がるような展開がなく
いろんな事柄への動機が弱い。
流血しながら戦うチャスティンはカッコいい。

13人の命(2022年製作の映画)

4.0

タイのタムルアン洞窟という場所で実際に起きた事故
少年サッカーチーム12人とコーチ、合計13人の命を救おうとする救助隊。
まず数日間も酸素濃度ギリギリの状態で
なおかつ食事もとっていない少年たちが
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ストレンジ・アフェア(2019年製作の映画)

3.6

5年前不慮の事故で亡くなった兄の
当時付き合っていた恋人が
突然、妊娠したお腹で現れる。
お腹の子はお兄さんの子よ。というところからのサスペンス。
ありえん話だけど、医療の進化でありえるっちゃありえる
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PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

3.5

不幸依存症のイタイおじさん。
妻が不幸にも危篤状態となり
その事を好都合に人にかまってもらえる事で快感を覚え静かにかまってエスカレートしてくるおじさん。
妻の意識も戻り気にしてもらえなくなったおじさん
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雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

2.7

全てが小6じゃない。
これ年齢設定ミスな気がする。
映像は確かに綺麗だし
ストーリーの展開もなかなか
団地住みの自分からすると
めっちゃthe 団地スタイルは嫌いじゃない。
ただこれ小6の設定じゃなく
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恋人はアンバー(2020年製作の映画)

3.9

同性愛者同士が織りなす深い友情と
同じ同性愛者だからこそお互いに芽生える愛が良い!
若さ故の下品な仕草だったり
若さ故の男女の悩みだったり
ティーンエイジならではの感情の振り幅とか全部が青春で可愛い。
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ランディ・ローズ(2022年製作の映画)

3.7

初めてシネリーブルのスクリーン満席。
どこもかしこも
おじちゃんとおばちゃん夫婦ばっかり
ロン毛のおっきいおにいちゃん
チラホラとブラックサバスのTシャツきたおじちゃんとかとか。

ランディローズの活
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アイス・ロード(2021年製作の映画)

3.6

監督のジョナサンヘンズリーってみたことあるなと思ったら
ジュマンジ、ダイハード3、ネクストとか
最近ではジェミニマンの脚本に携わってた人なのか。ほぉー

肝心の中身といえば
中弛みMAX襲ってくるもの
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.2

黒沢清監督って味のある人使うのうまい
ただ映画のサブタイトル“偽りの隣人”
予想を裏切らない。
香川照之サイコに決まってるじゃん
(これはいい意味で)

なので中盤からの超失速感。
着地点も捻らずサク
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