Shirenさんの映画レビュー・感想・評価

Shiren

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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.3

・物語がいきなり「マイティ・ソー バトルロイヤル」の続きから始まる一見さんお断り仕様。本作よりガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーが参戦してシリーズ内の伏線を回収していくのためMCUのほとんど>>続きを読む

いぬやしき(2018年製作の映画)

3.4

・原作既読。色々改変されているけれど中盤までの展開は比較的原作順守で終盤は映画版オリジナル。時間尺の都合で色々な説明に関して端折られている所が多いため、最初の事件の犯人特定要因とかやたら撃ちまくる警官>>続きを読む

ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.1

・実話ベースのインドの女子レスリング(プロレスじゃない方の)スポ根映画。ちょっと昔の週刊少年マンガのようなびっくりするくらい素直な展開で先が読める作品なのに面白くて感動する。すごい不思議。
・インド映
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.5

・重度のリューマチのため四肢がうまく動かせない女性画家モード・ルイスの生涯を描いた作品。夫になるエベレットの粗暴さが序盤から物凄く不快だが徐々にほんの僅かづつではあるがエベレットの言動に優しさが垣間見>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

5.0

・主に30代後半以上の映画・アニメ・ゲームオタクが心をがっつり掴まれるエンターテイメント映画。作品内に登場するオリジナルネタをリアルタイムで観ていた世代としてはもう本当にたまらない作品。全編オリジナル>>続きを読む

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.9

・監督が画面を通じて観客に精神的暴力を一方的に振るうことで有名な「ファニーゲーム」のハネケ監督が、日本で実際に起きた事件にインスパイアされて作った作品。完全に題名詐欺(褒めてる)。
・スマホ画面がメイ
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.4

・前作は割と丁寧に作られていた印象があったが今作はストーリー展開がかなり乱暴。刑務所に行きたくないなら軍へ復帰しろってどんな条件なんだよ。あと続編ならロン・パールマン出演させようよ。
・ストーリーはガ
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.6

・恋人を失ったトランスジェンダーの女性が遺族や公的機関から受ける理不尽な偏見と戦う作品ではあるが、遺族の中にも亡くなった恋人の弟のような理解者が存在するのが唯一の救い。ただし元妻や息子の立場からすれば>>続きを読む

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.2

・主人公が経験した実話の再現VTRのような映画なのでなんというか非常に独特のテンポで最初の30分を耐えれたらそこそこ楽しめる作品。押し寄せてくるコレジャナイ感も観てるうちに段々慣れてくるから不思議。>>続きを読む

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.8

・一応1995年のオリジナル作品の続編ではあるが、ストーリーに直接的な関連性が無いので前作を観ていなくても楽しめる。元々ボードゲームだったのに拾った人間が見向きもしないからという理由でゲームカセットに>>続きを読む

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.8

・序盤からロシア人役の俳優が全員ネイティブで英語を喋るため(というか全編を通じてロシア語を喋る俳優が一人しかでてこない)げんなりしながら鑑賞していたが、物語が進行するにつれそんな些末なことはどうでもよ>>続きを読む

5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

3.1

・実話をベースにした視覚障がいを抱えた主人公の奮闘をコメディタッチに仕上げたザ・ドイツ映画で登場人物がほぼほぼ全員善人。主人公がスリランカ移民の2世ハーフであるところもポイントになっている。多分これモ>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.8

・1971年に漏洩した国防総省の機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」のスクープ記事を巡って記事を差し止めようとする米国政府とメディアとの裁判闘争を元にした実話を再構成した作品。文章の入手過程がかなり怪し>>続きを読む

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.0

・リーアム・ニーソン主演のアクションサスペンス。アクションシーンを含むカメラワークが秀逸。最近よく見るガチャガチャ視点切替カメラワークではないので安心して鑑賞できる。アレほんと観てて疲れるからやめて欲>>続きを読む

ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.4

・久々のリュック・ベッソン監督SFスペースオペラ。基本的な作りとノリはフィフス・エレメントに近い感じで気軽に鑑賞できる。瞬時に変身しまくる異星人リアーナのダンスシーンだけでも一見の価値有り。
・小型の
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

3.8

・前作の「下の句」同様、「前回のあらすじ」とか一切ない構成なので、鑑賞するには「上の句」「下の句」を鑑賞済であることが条件。
・高校生最後のかるた大会の描写を団体戦一本に絞り、ドロドロしがちな恋愛部分
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アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

3.3

・リメンバー・ミーと同時上映の短編作品。アナと雪の女王のスピンオフ作品なので本編を鑑賞済であることが必須条件(ピクサー作品を映画館で観る人に本編を観ていない人はいないとは思うけれど)
・当然のようにク
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トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

3.2

・元々ゲームが原作のトゥームレイダーシリーズのリブート作品。オープニングでスクウェア・エニックスのロゴが表示されてちょっと驚く。本作はシリーズのビギニングとして製作されているが作品のテーマがまさかの古>>続きを読む

ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

3.6

・生まれてから何度も生死を彷徨う事故に遭ってきた少年が主人公のサスペンススリラー。ペットのハムスターの名前の意味が地味に恐ろしくてイヤすぎる。そして母親役のサラ・ガドンが美しすぎて反則。
・非常に賢い
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.2

・一年に一度亡くなった人が現世に帰ってくるとされる日本だとお盆にあたるラテンアメリカ特有のお祭り「死者の日」を題材にした作品。亡くなった人は全て化粧されたスケルトンキャラとして表現されているのが分かり>>続きを読む

去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.6

・原作既読。原作の記述トリックは上手く処理されて上質のサスペンス映画になっている。登場人物が原作から少々改変されているためラストのオチから完全性が失われているけれど、個人的にはこちらの終わり方が好み。>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.1

・2015年に発生した「タリス銃乱射事件」を題材にした作品だが、何がすごいって全編に渡って事件の当事者が本人役で再現しているというセミドキュメンタリー風映画になっちゃってるってこと。おかげで終盤に実際>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.8

・マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の一部ではあるが、他の作品とは今のところ関連性が薄いので今までMCUを観たことが無い人がいきなり鑑賞しても大丈夫な作品。
・本作はMCUの中でも一二を争
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.2

・監督がギレルモ・デル・トロだけにパンズ・ラビリンスのようなダークファンタジー作品かと思いきや、とてもとてもアダルトなファンタジー作品で冒頭の入浴シーンから度肝を抜かれる。ああレイティングが+15指定>>続きを読む

空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

3.3

・この作品を一言で例えるなら古代中国を舞台とした日中合作のヤングシャーロックホームズ。安史の乱の50年後に起こる怪奇事件をにホームズ役の空海とワトソン役の白楽天(白居易)が挑むファンタジー映画。出来れ>>続きを読む

はじめてのおもてなし(2016年製作の映画)

3.9

・社会貢献をしたい上流階級有閑主婦の気まぐれから始まるコメディだが、ドイツが現在抱えている難民受け入れ問題への風刺が効いていて相当面白い。政治風刺と笑いどころのバランスが絶妙。ただ、邦題をもうちょっと>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.6

・実在した興行師P・T・バーナムをモデルにして思いっきり美化したミュージカル映画。劇中音楽は当然の事ながらキレキレのダンスシーンがかなり素晴らしい。
・ただサーカス団創立の物語はいいとしても「ユニーク
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マンハント(2018年製作の映画)

2.6

・日本が舞台の中国製アクション映画。ジョン・ウー監督作品だけあってアクションシーンのかっこ良さは折り紙付きで刑事役の福山雅治は最初から最後までかっこいい。反面、斎藤工がチョイ役すぎて驚く。(役名が犯人>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.2

・オープニング映像が反則。夢に出そう。
・主人公の現状、前夫から送られてきた小説を映像化する劇中劇、主人公の回想の再現の3つのパートで構成されるドラマが秀逸。
・主人公が置かれている立場、送られてきた
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.0

・冒頭からホラーテイストで始まるスリラー映画。いややっぱりホラーなのかなこの作品。導入部のエピソードが一見全然関係ないように見えてかなり重要な伏線になっていたりする。
・全寮制の獣医学校の在校生が新入
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不能犯(2018年製作の映画)

3.0

・原作既読。元々一話完結のエピソードをいくつかつなぎ合わせてオリジナル展開させた劇場版だが後半の展開に多少の強引さはあるものの非常に判り易いストーリーに仕上がっている。なんか日本より海外でウケそうな感>>続きを読む

犬猿(2017年製作の映画)

3.9

・ヒメアノ~ルの吉田恵輔監督オリジナル脚本映画。性格、容姿、体力、学力なにもかもが真逆で無茶苦茶仲の悪い兄弟姉妹の物語。集客してくれそうな俳優のキャスティングありきの邦画とは一線を画すなかなかの秀作。>>続きを読む

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.9

・原作既読。阿部寛が演じる加賀恭一郎シリーズ最終作。前作を観ていなくても楽しめるが、完全に楽しむためにはTVシリーズの「新参者」と前作の「麒麟の翼」を鑑賞しておく事を推奨。
・導入部がまさかの字幕説明
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羊の木(2018年製作の映画)

3.7

・原作未読。法務省と過疎化が進む自治体との間で制定された非公開の実験的元殺人犯移住更生計画。元殺人犯っていう設定は極端だが世界のどこかでは実際にありそうな話。終盤からのジェットコースター状態に鳥肌。そ>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

・物語が自分の娘がレイプされて焼き殺されるという凄惨な事件が発端になっているだけに勝手にサスペンス映画だと思っていたら、完全に予測ができない展開のヒューマンドラマ。主人公のやりきれない怒りと後悔に溢れ>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

3.8

・50年前のデトロイト暴動中に発生した警官による黒人殺害事件の裁判資料と当事者の証言を基に再構成された映画ではあるが、画面から受ける情報をそっくりそのまま信じない方がいい作品。
・恐らくこの映画の監督
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