ベルサイユ製麺さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ベルサイユ製麺

ベルサイユ製麺

映画(854)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ヘイト・ユー・ギブ(2018年製作の映画)

3.4

見極めろ。
断ち切れ。
新たに繋げ。


主にアフロアメリカン達が暮らす街、ガーデンハイツ。都市部ほどではないが、それなりに危険でもあるようだ。主人公スターは幼い頃、親友の女の子が射殺されるのを目の
>>続きを読む

Z Inc. ゼット・インク(2017年製作の映画)

3.0

…で、出ましたよ、ピタリ賞!!
何がピタリかって、事前にパッケージやタイトルから想像された作品の方向性とクオリティが、実際の作品と完全一致しました!!…強いて予想外だった点を挙げると、Zとタイトルに冠
>>続きを読む

夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

3.2

ホン・サンスのレビューをする時の無力感よ…。
特筆すべきことの少なさというか、文章にする事の無意味さばかりが浮かび上がります。
とはいえ、《ホン・サンスが、キム・ミニを撮った映画》ですよ。大体の方向性
>>続きを読む

グースバンプス 呪われたハロウィーン(2018年製作の映画)

3.5

グースバンプス is Back!!!!

…自分を鼓舞しようと景気のいいフレーズから書き始めましたが、勿論そこまで好きな訳では有りません。前作は☆3.6をつけて、〈80’s SFXサイコー〉とか書きま
>>続きを読む

ルイスと不思議の時計(2018年製作の映画)

3.0

…アホっぽいホラーとかはまだしも、ネチネチした損壊描写のある悪趣味映画とかホント苦手なのですよ。なのでイーライ・ロスも初作『キャビン・フィーバー』はゲラゲラいいながら大いに楽しんだのですが、それ以降は>>続きを読む

かごの中の瞳(2016年製作の映画)

3.4

…パッケージのコピー(レンタル版ね)に“エロティック”て書いてある場合、「わーい!エロエロ」と喜び勇んで借りる人と、「け、けしからんわ」と躊躇する人はどっちが多いのでしょうね?個人的には“大変優れて哲>>続きを読む

ザ・プレデター(2018年製作の映画)

3.5

プレデターって、一本目の頃はスーパースター・シュワルツェネッガーのSFアクション映画のイチ敵役としてのみ想定されていたのではないかと思うのですけど、シリーズ化されるにあたって本来の主役のシュワルツェネ>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.3

このポジティブな響きのタイトルで間違いないのかい⁇
…だとしたら、今後易々とは“スター”の事を直視なんてできません。スターが眩く輝く為の、その後ろの暗闇が深すぎて…。


仕上げの一発をキメると、ス
>>続きを読む

グランピーキャットの最低で最高のクリスマス(2014年製作の映画)

2.6

ネコ映画とことん観るの刑。恩赦は結構。好きでやっとるんですわ。

それにしても、コレは…


グランピーという個性的なルックスの猫ちゃんと少女のドタバタのやつ。


ぐぬぬ、なんとご無体な…。
>>続きを読む

ピンカートンに会いに行く(2017年製作の映画)

3.1

冒頭のシークエンス。
…レストランのテーブルを囲む女の子たち。会話は無い。その中でも一際不機嫌そうな子が、徐にコーヒーに砂糖を入れようとすると…ベタな事に容器の蓋が取れ、砂糖がザアザアとコーヒーカップ
>>続きを読む

マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

3.5


冬のニューヨーク。大きなニット帽を被りチェック柄のコートを着た女の子が、剥き身の七面鳥を包んだストールを抱き抱え、マンションの一室に入っていく。
ここは父の親友であるセラピストのペトロフのオフィス
>>続きを読む

ラッキー(2017年製作の映画)

4.2

これは、…観るのちょっと早かった気がするよ。
年齢の問題じゃ無くて、自分の(希望する)残り時間から逆算すると…って話なんだけど。


荒野…。
朝日が昇り、乾いた大地が更にカラッカラにローストされる
>>続きを読む

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

4.4


気がつけば彼らはずっと先の方に行ってしまっていた。
ただ胸を掻き乱されながら見つめているだけの自分の足は、ただの一歩も踏み出せていないのだから当たり前だ。
後ろ姿がやたらと眩しい。地平線から、辺りを
>>続きを読む

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

4.0

やぁもう、面白いわぁ。

…もう感想これだけでいいんじゃないか?と思ってしまいますよ。
めっちゃ複雑に入り組んで絡み合うMCUワールドに於いて、珍しく他のヒーローの干渉なしで完結していて、なので無意味
>>続きを読む

テルマ(2017年製作の映画)

3.6

《注意》画面がめっちゃビカビカします!“忍者くん”の面クリアー時くらい!!

怪人ラース・フォン・トリアーの甥っ子という事で、どんなサタニックな作家なのかと思っていたのですが前作『母の残像』を観た限り
>>続きを読む

ビリオネア・ボーイズ・クラブ(2018年製作の映画)

3.3

うわ、苦手な“お金持ち自慢話”かよ!…と思ったら、大好物の“若者が愚か話”だった!!しかも実話!いただきまーす☺︎



80年代半ば、アメリカ・ロサンゼルス。(←この書き出しUFO特番感有りますね
>>続きを読む

振り向いたらそこに(2016年製作の映画)

2.6

台北のメトロ駅が有る街を舞台にした作品群の一本。(←説明を少しづつ短くしています)


冒頭、紙芝居タッチのイラストで語られるのは…

”その昔オデュッセウスは、10年に及ぶトロイア戦争からの帰路で様
>>続きを読む

最初で最後のキス(2016年製作の映画)

3.6

ごくごく稀に、借りた理由が全く思い出せない、なんなら(©︎最上もが)借りた時の記憶が無いという作品が有りますね。『ガタカ』に倣ってこれを“神のディスク”と呼んでいきたい。


イタリア、何にもなさそ
>>続きを読む

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。(2018年製作の映画)

2.4

これは、
これは…、
ええ?だって …ええ⁈

実話だってんなら、しょうがないけど、この手の話って貧困とか病気とか、何かしら避けがたい困難をユーモアで切り抜けるために…みたいのが普通じ
>>続きを読む

バスターズ(2012年製作の映画)

3.7

秀作ノワール『暗黒街』、そして続く『ボーダーライン ソルジャーズ・デイ』で一躍注目監督の座に躍り出たステファノ・ソッリマ監督の2012年の作品。
原題は『A.C.A.B: ALL COPS ARE
>>続きを読む

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.5

!!絶対的恐怖!!
…想像してください。傑作と誉れ高い作品の続編のバトンを、誰もが認める天才監督から渡される気持ちを…。怖〜。パッキャオに「1ラウンドだけやっといて」って言われるようなものだよ!

>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.3

自身の監督作、…ビジネスモードじゃないテイラー・シェリダンは更にソリッド!!


ウインドリバー先住民保留地。
雪原で羊たちを狙う狼。銃声と共に魂を抜かれたように倒れる。撃ったのは、スノーカモのアノ
>>続きを読む

タグ(2018年製作の映画)

3.3

“大人になっても子供の遊びを本気でやる”
…素敵やん、と思わず心の中の紳助が反社とよろしくやってしまいそうですが、勘違いは禁物!世の女性が口にする“大人になっても少年の心を忘れない”(※きょうびそんな
>>続きを読む

スウィンダラーズ(2017年製作の映画)

3.4

…なんなんですかね、ジャケ写の、この…池袋感!P’PARCO感と言っても良いかもしれない。…絶対ここに混ざりたく無い!!!ハイタッチ求めてくるんじゃないよ!
タイトルは“詐欺師”の複数形で、普段の韓国
>>続きを読む

ゴールデンスランバー(2017年製作の映画)

3.4

…あまりに有り触れていて、この広大で茫洋とした電子の海の中ではたちどころに紛れてしまいそうな言葉。それでも、ほかの言い方を知らないから、敢えて使うよ…。

《…オリジナルは…未見。》


日本版公開当
>>続きを読む

プロミス ~氷上の女神たち~(2016年製作の映画)

4.1

🇰🇷韓国映画のお家芸と言えば、
バイオレンス
御涙頂戴
ラブストーリー
…それからスポーツ物ですよ!
卓球やっても、ボウリングやっても、腕相撲でもまあハズレ無し!…ゴリラとか連れてこない限りは。
…あ
>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

3.7

やっと観た!
もう、「すごい!」「斬新!」と散々聞かされ続けたヤツだよ。…あんまりにも聞かされ続けたものだから、ねぇ。

“PCの画面上だけで完結する”作品でしかも“サスペンス”!ちょっと想像つかなか
>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.2

うわあん!やめろよバァカァ!怖いんだよぉ…。

対ホラー映画鑑賞策の、“早起きして観る”も、全然役に立ちません。日中に怖いシーン持ってくんなよ!!


長い闘病の末、病死したエレン・リー。
葬儀を終
>>続きを読む

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

4.0

白石監督怒涛の勢い。年間三本ペース!シライシノミクスと呼びたい!勿論一本づつ放つのである。

今作は、60年代初頭から2012年、不慮の事故死で最期を迎えるまで精力的に作品を発表し続けた、セックスとバ
>>続きを読む

ホテル・エルロワイヤル(2018年製作の映画)

3.9

なんつったって、みんな大好き『キャビン』の監督ドリュー・ゴダードの超待望の新作!!!
…が、何故かDVDストレートとは、果たして?ひょっとして『キャビン』一本で燃え尽きたのか⁈不安不安。



モー
>>続きを読む

オペレーション:レッド・シー(2018年製作の映画)

3.4

本当に知識不足も甚だしいのですが、ダンテ・ラムってひょっとして…?とか思ってたらリンゴ・ラム監督の方でした…。いずれにせよご冥福をお祈りします。
そんな思い違いをするくらいなので、勿論作品も飛び飛びに
>>続きを読む

SPL 狼たちの処刑台(2017年製作の映画)

3.7

本編開始前、…何個出るんだ会社のロゴ!!!

格闘アクションのレベルがレーダーチャートを突き抜ける超絶傑作『SPL /狼よ静かに死ね』に続き、“SPL”の名を冠した作品が作られたのは嬉しいことですが…
>>続きを読む

女々演(2017年製作の映画)

4.0

なんの情報も無くレンタルしたら、再生直後の画面に大きく“YOSHIMOTO”と出て気分がドンヨリしました…。
サカナとヤクザ。映画ビジネスとヨシモト。

無論、映画そのものには罪は無いです。仮に不出来
>>続きを読む

ローライフ(2017年製作の映画)

4.2

…《ロウライフ》と聞くと、今から15年程前に地下音楽愛好家達の間で密かな話題になっていた或るパーティを思い出します。
千葉のなーんにも無い空き地で、廃墟のビルで、窒息寸前になりながら、ビショビショでフ
>>続きを読む

大阪物語(1999年製作の映画)

4.3

今作なんでも初DVD化だそうで、自分はタイトルくらいしか知らなくて、「まあヤング池脇千鶴が拝めれば良いか」ぐらいの動機で借りたのですけど…。


あどけない表情で佇む少女、フイにこちらに視線を向けて
>>続きを読む

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.5

以前職場にいた男性。
アニメーションが好きで、特に百合に目がない。現実の女性との関わりを避ける。
FXに没頭する。会話に困ってFXの事を話題に出してみると「絶対やらない方がいいですよ」だってさ。…やら
>>続きを読む