そーいちさんの映画レビュー・感想・評価

そーいち

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

日本人としては、観ていて辛くて苦しい映画だった。音響がとんでもなくて迫力を超えて恐怖に感じた。原爆を落とす会議があっさり終わっていたのがリアルだと思った。科学者は苦悩するけど、政治家はそうではないんだ>>続きを読む

マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説(2021年製作の映画)

3.6

日本では百貨店のイメージが強いマリクワ。こんな歴史があったなんて、とても勉強になった。

蟹工船(2009年製作の映画)

2.0

言いたいことはわかった。映像作品としては微妙!

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.5

ユダヤ人迫害っていう重い題材。でもそれを忘れてしまう位、グイドの言葉や振る舞いが最高。次はどんな面白いことを言うのかと、楽しみに観られた。ユーモアのある人生こそ美しい。だからこそ、ラストシーンで急に込>>続きを読む

潜水服は蝶の夢を見る(2007年製作の映画)

4.1

ハンディキャップ系映画によくあるお涙頂戴展開ではなく、映像美・芸術・ロマンスを描けている。さすがフランス映画といった美しい映画だった。それでいてリアル。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.5

ミュージカル特有の劇的展開、でも登場人物の心はリアルだった。表情だけで全てを物語る、俳優達の凄さをみた。いろんな感情が湧いてくるとても良い映画でした。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

映画になる2人のキャラ立ちが最高だった。ハーフの人とかがよく口にする"どっちでもない"ポジションって、どの人種でもあることなんだなーと思ったし、もっと普遍的に世界のどこにでも存在する孤独感にも近い。友>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ボンド、死んでる場合じゃないってーーーー!!!今までのボンドとは違う、なんともハートウォーミングな映画だった。あのボンドが子供を愛するとは…。予告編ではフラグなんか全く無かったのに…やられた。ただ、最>>続きを読む

望み(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

人間の醜い部分を細かく描いてある。とても同じ状況にはなりたくないし、攻撃し合うことも無意味だと感じる。ワイドショーとかメディアの怖さを感じるし、間違った情報に踊らされたく無い。っていうロジカルな感想と>>続きを読む

キネマの神様(2021年製作の映画)

3.0

大人ゴウさん(沢田研二)がクズ過ぎて、何とも感情移入が出来なかった。というか、若い頃と別人じゃないか!ゴウさんの才能についてのシーンが少ない印象で、よくある天才っぽく描かれてなかった。比較するのはあれ>>続きを読む

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

タイトルが全てを物語ってる。ラストシーン、口うるさいだけで、嫌われ者では無かったとわかって嬉しくなった。

時をかける少女(2006年製作の映画)

3.9

今の大切さがわかるいい作品。甘酸っぱい青春の香りがして、懐かしい気持ちになる。千昭も功介もいい男過ぎるでしょー。

ステップ(2020年製作の映画)

4.5

一言で書けない。登場人物全員の想いが詰まってて、魂が震える映画でした。

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

なんて複雑な気持ちになる映画だろう。映画的な批評をするなら、どこへ行って何をしたかにフォーカスしてロマンチックな場面が多かった割に、ウィルの心の中に迫った描写が少なく感じた。だからあまり感情移入出来な>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

通すべき仁義と守るべき家族。不器用な男の生き様。ヤクザはカッコいい、でも綺麗事だけじゃないリアルなヤクザ像があった。銭湯のシーンで出てきた刺青は、消せない過去と重なる。幸せになる権利は誰にでもあるけど>>続きを読む

メランコリック(2018年製作の映画)

3.6

知ってしまったら最後、もう元には戻れない。最後はハッピーエンドだったけど、これから先の事を考えると恐ろしい。刺激的な事ってテンション上がるし、自分が特別な何かになれた気がするけど、一時的なものなんだよ>>続きを読む

猫の恩返し(2002年製作の映画)

3.5

ゆるーい猫の物語。あんまり内容入ってこないけど、のんびりした気持ちになる。

音楽(2019年製作の映画)

4.0

ゆるい雰囲気だけど、ケンジと森田の衝動こそが音楽だ。音楽やりたくなった。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.7

幸せの形は自分が決められる。わかってるようで難しいことを考えさせられた。教育者がエゴを振りかざしてはいけない。でも、教育される者が自分の気持ちに向き合えないと、いい方向に向かわないのも事実。しかも育っ>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

これは付き合って別れたことある全員に響くものがあるなぁ。前半の胸キュンシーンの多さにちょっと胃もたれしたけども、有村架純可愛かった。こういう映画を観るたび、修正できるタイミングって気づけないもんなのか>>続きを読む

西の魔女が死んだ(2008年製作の映画)

4.6

言葉にならない、心の奥が温かくなるような映画。人の魂の行方とか、わからないこと、コントロールが難しいこと、おばあちゃんは何でも知ってた。心の在り方を考える事が出来るとてもいい映画だと思う。原作は確か実>>続きを読む

この世界に残されて(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

前情報ほぼ無しで鑑賞したけど、よかった。感情をどこかに置いてきたように無表情なアルドと、全てに噛み付いて感情のままに振る舞うクララ。正反対な2人を繋ぐのは、ホロコーストで家族を失った悲しみを背負ってい>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.6

すげー自分勝手な主人公なんだけど、なんか最後いい感じにまとまってるのはなんでだ…。オープニングで街のライトをぼかした演出は良かった。

パターソン(2016年製作の映画)

4.0

同じような毎日だけどちょっとずつ違う。展開がゆったりしていて、(いい意味で)眠くなる。代わり映えのない日常の中でのちょっとした変化を感じることができるのは、心が豊かな証拠なのかなと思う。成功とか名誉と>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.0

真白の破滅的なキャラクターって現実にはいないかもしれないけど、感受性が豊かな人ってあぁなるんだろうなーと思う。展開が目まぐるしくて頭が追いつかなかった。綾野剛に最後の挨拶をするときの七海、びっくりする>>続きを読む

舟を編む(2013年製作の映画)

4.5

何回目か忘れたけど、大好きな映画。馬締の間の取り方が好きで、この映画ののんびり感を作ってるような気がする。宮崎あおいと結ばれるシーン、何度も見返してしまう…。え、だけであんなにも表現できるのかと、松田>>続きを読む

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.0

物事の良し悪しを決めるのは自分だけど、それって簡単なことじゃ無いんだと思った。誰かやAIに勧められたり、受賞作品とかチャートにランクインしてたり、フィルターを通さずに入ってくる情報なんてたぶん無くて。>>続きを読む

パリに見出されたピアニスト(2018年製作の映画)

4.2

指導者は、指導を受けるものの才能を信じなければならない。それが全編から伝わってきて、ラストの演奏の前のシーンて2人の指導者がマチューに言ったセリフに集約されているなと思った。ラフマニノフのピアノ協奏曲>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

仕事に本気な父親はカッコいい。料理人としてのプライドを守るためにそれなりの犠牲は必要だけど、子供の経験・教育って点で最高な父親だと思う。あんな風に子供に正面からぶつかって、ダメなことはダメって教えられ>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.5

“希望は素晴らしい〟囚人だったからこそ言えるこのセリフ。シャバで生きる我々に同じことが言えるだろうか。こんなに自由なはずなのに、希望を失っていないか。日々生きているだけになりがちな自分には、やっぱりこ>>続きを読む

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