Sooさんの映画レビュー・感想・評価

Soo

Soo

大長編 タローマン 万博大爆発(2025年製作の映画)

4.0

ぶっ刺さった。
独創的な世界観とトンデモなストーリー。
だけどこれが不思議と面白い。

まさにでたらめなエネルギーで溢れた作品。

岡本太郎の言葉がどれも外していないというか。ただただカッコよかった。
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

4.8

脳を揺さぶられるような音と映像の連続。

70年代独特の質感漂うB級映画。
けれど、フロアショーのフランクン・フルターの姿はB級映画の域をハッキリと出ていた。
あの瞬間だけは語り継がれるべき名作映画だ
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クラッシュ(2004年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ずっと胸糞悪い。

美しい物語なんか何処にもない。

だからこそ、目が釘付けにされてつい見入ってしまった。

いくらエンディングに向けて良い話風にまとめられてても、結局は胸糞悪いLAストーリー。

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田舎司祭の日記(1950年製作の映画)

3.9

主人公の顔。

とにかくつらい。
最初の辺りなんかは、観てる側がちょっとは笑ってあげても良いんじゃないかって位つらい。

でも段々と、笑える要素が削ぎ落とされていくかのように可哀想になってくる。

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キムズビデオ(2023年製作の映画)

3.9

映画愛だね。

所々で実際にある映画のワンシーンを使ってるんだけど、何処までわかるのかな。

この監督は実際かなりの量の映画を観てるよね。その証拠にこの作品が愛情に溢れたファンムービーなんだもん。
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アイム・スティル・ヒア(2024年製作の映画)

4.0

お母さんカッコいいよ。
実話だって言うんだから。

こういう家族ものは染みるよ。
涙脆くなっちゃったのかな。

第七の封印(1956年製作の映画)

4.1

信仰とは何なのか。
姿を現した身近にある死と、沈黙する神に求める救い。
一体なにを頼り信じるべきなのか。

死神のビジュアル堪らんな。
これ以降、死神のビジュアルを大きく決定付けてしまったのがこの作品
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スーパーマン(2025年製作の映画)

4.4

スーパーマンの人間宣言。

ザック・スナイダーが描いたのはスーパーマン神話。対照的にジェームズ・ガンのスーパーマンは我々のように悩み苦しむ存在。

彼にも救えない者はいる。それでもすべてを救うべく行動
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.9

ロードムービーが始まるまでの物語。

田舎出身には考えさせられる。
人生をどう歩むのか。
家族を支え一緒に暮らすことは良いことなんだけどどこか胸が痛む。
なぜならそこには進むべき先が無いから。
ストー
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第七天国(1927年製作の映画)

4.0

"Let me fill my eyes with you"
「瞳いっぱいに君の姿を焼きつけたい」

戦場へと旅立つ主人公が愛する妻を置いて家を出る瞬間に放ったセリフ。
なんて素敵な言い回しなんだろう
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戦国自衛隊(1979年製作の映画)

3.8

すげえもん観た。
エネルギーに溢れた作品。

男同士でイチャイチャ。
昭和ブロマンス。

戦場が炙り出したのは人間の本性か。
闘争本能に目覚める者や争いに怯え逃げ惑う者。

めちゃくちゃなプロットなん
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サンダーボルツ*(2025年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

堪らないくらいのアンチヒーロー感。
それぞれのダークサイドに向き合った作品。
DC的な方向に振り切り過ぎずマーベル味のある程よいポップさ加減だったかなと。

あとボブのキャラ好きだな。
程よくナードな
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.9

Hook的な要素は満遍なく散りばめられていて、前半はかなり興味を惹かれたけど、後半は話が掴みきれず全く理解できなかった。
元々ドラマ版で作る予定で1話だけプロットで作っていたものが前半部分であり、ここ
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.5

もやもやした終わりでいいんだよね。
理解不能なままでいいんだよ。
この馬鹿げた性格が彼女の個性であり魅力なんだから。


てか、スケルトンの受話器欲しい。

ニューヨーク・ニューヨーク(1977年製作の映画)

4.0

『ラ・ラ・ランド』の元ネタ。
ブラウンのスーツはライアンゴズリングのスーツと同じ色。
そして二人とも大都市に生き、夢を追いかけるミュージシャンという共通点。


夢に生きる者同士の恋愛。
刺激を与え続
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ミラノ、愛に生きる(2009年製作の映画)

3.9

ラストの畳み掛けるような展開に驚き。
ティルダスウィントンが、それまでの堅苦しさのある上流階級の生活を捨て、欲望を解き放つシーン。思い切りの良さにどこか清々しさを感じちゃった。

最後は全員が彼女を尊
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

4.0

脚本家であり道化師として生きた彼の人生とその矜持。

アル中であることはゆったりとした自殺であり、アル中で死ぬ位ならと晩年足掻いて見せたのがこの脚本の執筆であり、社会的自殺そのものだったのだろう。
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ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

3.8

終始不安で不気味。
ブラックで笑える箇所とのバランス。

ソウ(2004年製作の映画)

4.0

殺人鬼モノって超常現象は起きないから意外と怖くない。けどプロットはしっかりしててちゃんと面白い。

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

3.8

ティモシーかっこいいよね。
ニューヨーク映画としてグッドなムードに浸れる作品かなと。

ボブ・ディランの事は詳しく分からなかったって書かれてるけど、意外と世界的に売れて活躍するような人にそこまでアング
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エド・ウッド(1994年製作の映画)

4.5

ベラ・ルゴシいいよな。怪物は怪物でもやっぱりドラキュラは良いんだよな。色気があって惹きつけられるモンスターなんよ。

そしてジョニー・デップの色気よ。
定期的に来るジョニー・デップに成りたい期。

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クロウ/飛翔伝説(1994年製作の映画)

5.0

愛に溢れたジョーカー。

ギター持って窓から去るシーンが好き過ぎる。

ダークヒーローって良いよね。

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

4.0

かっけぇよニコラス・ケイジ。

ちょくちょく出演作観た気になってたけどまだまだ観るべき作品あるなと。

あとパディントン2気になり過ぎでしょ。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

視覚的に観ても面白い。
倫理的に考えても面白い。

どこまでいっても歪さを持った哀れなるもの達の映画。

常に微々たる不穏さを孕んでいて目が離せない、綱渡り的な面白さがあった。

エマ・ストーンの演技
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ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

4.3

すげぇよ。

最初から最後まで家族の映画。

『マイケル・コルレオーネの最後』って題名をしっかり裏切ってくる、それでいてこちらの心情にも訴えかけてくる演技力。
アル・パチーノ恐ろしや。

贖罪を求める
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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

4.0

観ててツラいシーンばかりだった。

アナキンの自分本意な行動には嫌気が差すが、
それもパルパティーンに唆されての事かと思うと胸が痛くなるものだった。