anzuさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

3.7

お仕事で知り合ったホラーマニアな人から教えてもらったのですが、台湾のホラーをお勧めされたことがなかったのでワクワクしながら鑑賞。笑

凄惨なイジメにあう主人公。
ある日、いじめっ子たちが怪物を見つけ
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ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

3.7

有名な橋の上で花火が打ち上がるシーンが凄まじく印象に残ったので記録。

今作は大学の授業で紹介されてからずっと観たくて、地元のTSUTAYAにもなく、やっと渋谷で巡り会え…数年温めすぎていた作品でした
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

4.0

"ウインド・リバー"では静かなる自然の残酷さを感じたが、今作ではとてつもないスピードで襲いかかる山火事の猛威を堪能できた。テイラー・シェリダン監督は自然の脅威を描くのが上手い。

一言でいうと軽めな高
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

"音"だけで、ここまで不安と孤独に駆られたことはなかった。待てずに観てしまったけど、絶対映画館で観るのが正解です笑

ドラマーが突然難聴となってしまう…あらすじとしては至ってシンプルだが、特徴的な音響
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めがね(2007年製作の映画)

4.0

夏に眺めたくなる作品。そう、観るというよりは、眺めるという表現がしっくりくる。

"かもめ食堂"は、邦画で1番と言っても良いくらい好きな作品ですが、萩上直子監督作品はどれも何度も観返したくなるような、
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ロアー(1981年製作の映画)

3.8

B級アニマルパニック系を見つけると気になってしまい、ワニやアナコンダ、ピラニアなど鑑賞してきましたが…今までのようなCGや作られた生き物ではなく、リアルな150頭のライオンや、トラ、ヒョウ、ジャガー、>>続きを読む

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.0

前半は純粋無垢な幼き男性が狂気に陥り、後半はジョーカーが「BORN TO KILL(=幼児性)」と「ピースサイン(=大人)」の境界線を彷徨う。

観た後、衝撃を受けるも難解で、色々な解説を読み漁りまし
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

3.8

躊躇いのないロシアンルーレットが頭から離れない。

戦争に行く前の青春時代から行った後の変わり果てた姿まで、183分で全てを描く。ここまで戦争によって残された傷を美化せずにとらえた作品に出会ったことが
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

3.7

ファイナルカット版で初鑑賞。(このジャケットカッコいい)

あの有名なコッポラ家、フランシス・フォード・コッポラ監督、多くの人が評価していますが、本当に音響の演出が素晴らしいです。
オープニングで、ヘ
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キカ(1993年製作の映画)

3.9

ここは暖色をふんだんに使った現代美術館なのか…と思うくらい映画の中が新しいデザインと芸術で溢れている。93年の作品とは驚く。

今作の見所は、主人公キカの奇想天外な性格だと思う。お喋りで、自由奔放で、
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マーターズ(2007年製作の映画)

3.8

今まで出逢った映画の中で1番しんどかったかもしれない。視覚的にも精神的にも追い込む。

フレンチホラー最恐だな。
冒頭、ホラー?サスペンス?何これ…と謎は深まるばかりだが、最後まで観ると辻褄の合わない
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海の上のピアニスト(1998年製作の映画)

4.3

"なにか良い物語があって、語る相手がいる限り、人生捨てたもんじゃない"

ニューシネマパラダイスを世に残すだけでも凄いのに、他にもこんな素敵な作品を生み出しているなんて…恐るべしジュゼッペ・トルナトー
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Summer of 85(2020年製作の映画)

4.2

「フランソワ・オゾン監督がすごいのは、普通の日常のことを、すばらしく良い映画に昇華するところ」ダヴィド役バンジャマン・ヴォワザンのインタビューから。

エイダン・チェンバーズの小説「Dance on
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華麗なるギャツビー(1974年製作の映画)

4.0

ラルフ・ローレンが衣装を手掛け、この作品をきっかけに有名になったと耳にして鑑賞。

13年の作品は、映画館で鑑賞したので光り輝く煌びやかさが結構印象に残っているのだが…今作も負けないくらいに美しかった
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.0

"ここで恋に落ちなければ動物になります。何が良いですか?"

"ロブスターで"

絶対に内容はコメディなはずなのに。ヨルゴス・ランティモスが映し出す無機質でお洒落な世界に、豪華キャストが立ち並ぶと品の
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ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)

3.8

風を切って全力疾走!
複雑な話なんていらない。
愛する人のためにひたすら走る!

こんな単純爽快な映画もあるのか。
真っ赤な髪型にグレーのタンクトップ、薄黄緑のパンツ。飾ってないのに色があるからかお洒
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キャリー(1976年製作の映画)

3.8

高校生の頃に劇場まで観に行ったリメイク版ではひたすらにクロエが可愛いと言う記憶止まりだったが、本作でずっと語り継がれているキャリーの魅力を感じることが出来た。

キャリーを演じたシシー・スペイセクは冒
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ハンガー(1983年製作の映画)

3.6

青が強く残るエッジの効いた今作。不安定な音響と特殊メイク、ネオンのギラつき、月明かりのような怪しげな光の入れ方…アート作品としてはかなりの高評価。

またカーテンやレースを多様して、映像の美しさを際立
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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

3.8

久しぶりに観たい衝動に駆られてDVD購入。
こういったクラシックなゴシック調作品にトム・クルーズにブラピ、若きキルスティン・ダンストとは豪華すぎる…!

今作に出会うまでトム・クルーズってアクション俳
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クール・ワールド(1992年製作の映画)

3.7

TSUTAYAで借りるか悩んでた作品がhuluに入ってきたので、すぐに鑑賞。

内容は微妙ですが、若かりしブラピがかっこいいのに加え、可愛いホリーを観ることができて満足。
特にホリーが人間になって歌う
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

4.2

何故今まで観てこなかったのか不思議。
ここまでアンニュイな雰囲気を漂わせている青年を観たことがないと衝撃を受けた。

今作も予備知識なく、ジャケットのタージオはてっきり女性だと思っていた。笑
そんな中
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.0

ディズニー実写化史上、最高にスタイリッシュでめっちゃ好きだった。
"マッドマックス〜怒りのデスロード〜"でアカデミー衣装デザイン賞を受賞している方が今作に携わってるということで公開前からずっと楽しみに
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オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

4.0

映像の美しさに関しては、ソフィア・コッポラは絶対に裏切らないので観る前から期待してました。

そして期待裏切らず、ローラの日常生活でさえも一枚一枚の描写が作品になりそうなくらい綺麗。メキシコでローラが
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軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)

3.8

フランス文学で一緒だった友人にオススメしていただき鑑賞。

軽い独身男性が、ひょんな事から男女の立場が入れ替わった世界に。
男女逆転の世界が自分が想像している以上に違和感があって、驚きと発見の連続。今
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トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

4.0

凄いマニアックな作品…ずっとハラハラさせられて魅入ってしまった。

昏睡状態の相手に想いを寄せる2人の男性の対比。一方は彼女がいつか目覚めたら想いが通じ合うかもしれないという希望に満ち溢れ、もう一方は
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.6

A24配給ということで応募させてもらい、前に試写会で鑑賞させてもらいました。

アメリカに移住してきた韓国人の家族。
農業での成功を夢に描く旦那と目の前の現実を見る妻との間に少しずつ入る亀裂。子供たち
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大いなる遺産(2012年製作の映画)

3.8

ディケンズ原作、イギリス文学の作品ということで期待を込めて鑑賞。

恥ずかしながら予備知識はなかったのですが、ゴシック調な雰囲気を漂わせた世界観がとても好みでした。
ヘレナ・ボナムカーター演じるミス・
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SAYURI(2005年製作の映画)

4.0

高校生ぶりに再鑑賞したけど、たまらなく好きです。

客観的に撮られた日本ってもどかしく感じるときもあるんだけど、今作は凄く美しく描かれていたように思う。
役者も日本人だけじゃないし、文化にも少し異国が
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GO(2001年製作の映画)

4.0

たまらなくかっこいい邦画に出逢ってしまった。
窪塚洋介さん好きです。

「名前ってなに?バラと呼んでいる花を別の名前にしても美しい香りはそのまま』
〜ロミオどジュリエット〜

"在日韓国人"である主
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

この美しい映像を映画館で観ることができて良かった。

「ノマド=遊牧民」
遊牧民、つまり家を持たずして生活すること。
主人公がノマドとしての生活を始めた1年間を四季を通して描かれている今作。シビアな側
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ドッグヴィル(2003年製作の映画)

4.6

ずっと観たくて、久しぶりにTSUTAYAまで足を運びました。
舞台である一つの村、床を黒板のようにしてチョークのような白線で家の敷地などが描かれている。障壁もなく、村の人達の生活も見渡せる中、3時間の
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.4

filmarksのオンライン試写会で鑑賞したので記録。ジャケットが可愛すぎて応募してしまいました!

何も考えずに軽く観るには丁度良い感じのアメリカンコメディ。カラッとした夏にお洒落なプール、周りに何
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.8

最近、ヨルゴス・ランティモスにどっぷりハマっていて、その中でも今作凄く好きだったので記録。(他の作品もどれも好き…フランケンシュタインも楽しみです。)

こんな完璧なホラー見たことないと思うぐらい、素
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ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(2019年製作の映画)

3.8

今作は帰還兵が平均年齢75歳?くらいのベテラン俳優が勢揃いで驚く。役者がここまで揃ってると深みのある作品になるはずだ。
ピーター・フォンダとクリストファー・プラマーに関しては遺作…個人的にはクリストフ
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.8

好きすぎてずっと書いてなかった!
父が大好きな作品で、小さい頃に大雨の日もレインコートを着て遊んでいたのは、今作の影響だと思う笑
アマプラで観れるけど、DVDもしっかり持ってます。

ジーン・ケリーの
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マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

3.8

すごく可愛いらしいフランス映画でした。人魚の涙を予告編で見たとき、ミシェル・ゴンドリーかと思った笑 ファンタジーな内容に合わせて撮り方にも遊び心があって、絵本の中に迷い込んだみたい。

最近観た人魚の
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