えすさんの映画レビュー・感想・評価

えす

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余韻を求めて。

映画(513)
ドラマ(20)

来る(2018年製作の映画)

2.9

一歩間違えると馬鹿馬鹿しいコメディになるような演出や脚本ですが、キャストの演技力で絶妙なラインを保ってた。中でも黒木華が頭一つ抜けてたんじゃないかな。
原作を改変したラストシーンは映像化ならではで中
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私が、生きる肌(2011年製作の映画)

3.6

生理的嫌悪感を抱く人もいるであろう変態映画ですが、不思議と上品な仕上がり。
心理描写が丁寧で歪んだ愛と狂気に釘付けになった。

ザ・ヴォイド 変異世界(2016年製作の映画)

2.7

クリーチャー目当てだったけど撮影が微妙すぎた。あの暗さは特殊メイクの粗を隠すためか?
内容はよく理解できず、鑑賞後に理解しようとする気も起きず。

へレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.4

映画史に残るであろう、狂気の顔芸と舌鳴らしを劇場で拝めてよかった。
例の事故シーンから、あの悲惨な描写が映し出されるまでの流れは完璧すぎた。
鑑賞後に恐怖や不快感が持続しなかったのでこのスコアです。

ブルー・マインド(2017年製作の映画)

3.5

描いていることは「RAW」とほとんど一緒だと思うけど、北欧らしい色使いと落ち着いた雰囲気で、また違った美しさがあった。

愛、アムール(2012年製作の映画)

3.8

ハネケの長回しには若干苦手意識があったが、本作では老夫婦の日常と重なって嫌味ない感じ。
無音と生活音の使い方が見事。
夫ジョルジュが妻のピアノを弾く姿を幻視するシーンにはグッときました。

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.1

不死鳥の騎士団以降のシリアスな作風。
路線変更後も魔法動物の見せ場が用意されているのが良かった。
そしてハリポタファンには嬉しい演出や、小道具の数々。特にちらっと映る賢者の石とボガートがナイス。
しか
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エンゼル・ハート(1987年製作の映画)

3.3

陰影の強調に滴る血が猟奇的で、なんとも湿度の高いオカルトサスペンス。
その特徴的な映像や、優れた脚本が後の映画に影響を与えたのは間違いないでしょう。
髭面デニーロの威圧感は半端ないね。
特にゆで卵を食
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.0

説明しすぎてないから考察が楽しい。
音に頼らずゾッとするカットの連続。
特にラストカットは完璧すぎでしょ。

ホワイト・ライズ(2004年製作の映画)

3.7

フランス産ラブサスペンスの傑作「アパートメント」のリメイク作品。
ラスト改変の為、蛇足に感じる部分が多々有り。正直オリジナルより脚本の質は低いし、人に勧めるならオリジナルの方です。
音楽、キャスト、撮
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.6

無名キャストを揃えた、非商業的な映画が日本で大ヒットするとは。
もうお見事としか言いようが無いですね。
映画業界の方は勿論のこと、沢山の人に可能性と日本映画の未来は明るいなと感じさせる作品だったと思
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インシディアス 最後の鍵(2018年製作の映画)

3.2

過去作に比べ、恐怖演出を削ってドラマ性を強くし、より家族愛が強調されている感じでした。
前作よりジャンプスケア控えめで、心臓に優しく自分好みでしたが、特別印象に残るような演出や悪霊デザインは無かったか
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あの日、欲望の大地で(2008年製作の映画)

3.6

イニャリトゥ作品同様、時間軸をバラバラにした構成が効いてる。ピースをはめていく感覚でつい見入ってしまう。
シャーリーズ・セロンは心に傷を負った女性を演じるのがほんとうまい。

イコライザー2(2018年製作の映画)

3.0

敵キャラ魅力皆無で、緊張感も感じられず平凡な印象。
しかしこのシリーズは普通のアクション映画と違い、非アクションの部分が良いんですよね。
社会問題に触れた日常のドラマ部分、嵐での戦闘シーンの撮影がgo
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ポゼッション(1981年製作の映画)

3.2

実に変態的だ…。(褒め言葉)
地下鉄での狂乱シーンには思わず笑みがこぼれる。
瞳孔ガン開きのイザベル・アジャーニによる狂気の体現、素敵です。

告発(1995年製作の映画)

3.5

非常に胸が痛む作品でした。
人間関係の描き方が丁寧で、法廷での心の叫びには圧倒されます。
この出来でアカデミー賞に絡んでないのは驚いた。

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.9

これは自分好みのSFスリラーでした。
何気ない会話シーンでも、ネイサンという魅力的なキャラクターのおかげで緊張感があります。
こういう作品を観るとAIが人間の脅威となるのも、そう遠くない未来な気がしち
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.2

カット割りが細かく、スタイリュッシュでサントラも良し。
コンピュータでのやりとりを可視化させる演出とかうまいです。
ただオチに関しては、騙された!というより「へぇ〜、納得。」って感じ。

ソウ5(2008年製作の映画)

3.1

シリーズ通してでは無く、単体で評価すると少し物足りない。繋ぎの作品の為しょうがないかもしれないが…。

告白(2010年製作の映画)

3.7

近年の邦画で屈指の作品。
小説映画化の成功例ではないでしょうか。
私は原作より好きです。

THE ROOM 閉ざされた森(2006年製作の映画)

3.8

すごく地味なんだけど演技と演出で一気に引き込まれた。
傑作と言えるほどではないけど、長く記憶に残りそうな作品です。
陰鬱な感じが好きな人にオススメ。

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.6

魅せるなぁ…。
この監督の作品は鑑賞後、時間経過と共に良くなっていく。それだけ味がある。

エレファント(2003年製作の映画)

3.5

そこにあるのは彼らの日常でしかない。
全く映画的じゃない映画。
構成は頬ずりしたくなるほど素晴らしく、解釈は観ている側に丸投げ。
こりゃ好き嫌い分かれる作品だ。

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.3

台詞を削ぎ落としたストーリーが、多くの解釈と余韻を生み出す。

目新しさなんて必要ない。
私には大切な1本となりそうです。

ブリムストーン(2016年製作の映画)

3.4

面白いんだけど、4つの章に分かれて区切りがあるせいか長く感じた。
映画の重苦しい感じに見合ったメッセージ性は全く感じられなかったかな。
鑑賞後に残るものは無いけど、割と好きな作品でした。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

キューブリック作品を彷彿させるシンメトリーな構図に不自然なカメラワーク、不安を増幅させる音の緩急、バリー・コーガンの怪演といい、良い意味で体温を感じられない作品だった。
どストライクな【不穏】と【不条
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ある優しき殺人者の記録(2014年製作の映画)

2.5

ワンカット風のモキュメンタリーだけど編集箇所が若干不自然なところがあったかな。
今まで観た白石監督作品の中では一番良かった。苦手な監督であることには変わりないけど。

ザ・リチュアル いけにえの儀式(2017年製作の映画)

3.2

森とホラーの相性は格別ですね。
脚本の粗は感じるけどとにかく雰囲気が良い作品。ノルウェーの森に儀式の痕跡という組み合わせが美しくも不気味。
特に終盤に出てくるあれのデザインとか惚れ惚れした。

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.0

映画全体の美術的で上品な感じが若干苦手で、視覚的に全く興味が湧かなかった。それでも衣装デザインへの強いこだわりを感じさせる美しいカメラワークだったと思います。
食卓シーンの不穏な感じがとても印象的。
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.7

荒廃と神秘が混在したような世界観が独特で興味深い。
不気味なビジュアル、入り乱れる回想シーン、考えさせられるエンディングと好みな点が多かった。

アンチクライスト(2009年製作の映画)

3.4

実に尖った映像感覚で、クレイジーさを通り越して美学を感じる。約5分のプロローグで完全に心を奪われた。
宗教的暗喩が盛り込まれている為、解釈が難しい。
ボカシの多さと若干のテンポの悪さは悪印象。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

2.7

どのカットも美しく、音楽は恋愛の切なさを感じられるのと同時に、北イタリアの風景にマッチしておりとても心地よい。
しかし、静かに淡々と進んでいく感じが私の好みとはかけ離れており、少々退屈。
今年公開した
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.0

不安定で躍動感あるカメラワークが暴動の様子をよりリアルに、より緊迫感あるものにしており、自分もその場にいるような感覚を味わえる。
ウィル・ポールターが役にハマりすぎて狂気すら感じるレベル。確実に彼の演
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