すーのうずさんの映画レビュー・感想・評価

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親友かよ(2023年製作の映画)

4.5

もっと胡散臭いのかと思ったら、ちゃんと親友だった。
メインの2人だけでなく、それぞれの友情が素敵で「青春万歳‼︎」な映画。

冒頭からなんで?と思うシーンがいくつもあったが、話が進むうちに回収されてい
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父と僕の終わらない歌(2025年製作の映画)

4.5

アメ車と横須賀と寺尾聰の歌声が最高な映画。

鑑賞の動機は齋藤飛鳥が出演しているからなんだけど、彼女が出てくるまですっかり忘れてストーリーに没頭してしまった。

認知症って見守る家族も不安だけど、本人
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おばあちゃんと僕の約束(2024年製作の映画)

4.0

1週間前なら号泣していたかもしれない映画。

というのは3日前に母が血液の癌に罹っていることを宣告され、おばあちゃんの姿と母がかぶって見えてしまって泣くに泣けなかったのです。

おばあちゃんの家族に対
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

5.0

心洗われる映画。

「類は友を呼ぶ」とはよく言ったものだと常々思う。
優しい人の周りには優しい人が集まってくるし、ずるい人にはずるい人が寄ってくるのではないだろうか。
主人公のバジュランギおじさんは嘘
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海から来た娘たち/自由への旅立ち(1991年製作の映画)

4.0

1902年、アメリカ大西洋沖シー諸島のある島。長年住んだ島を離れ北への移住を決めた者と島に残ることを選択した者のある一族の物語。

全てが芸術的。
映像も音楽もこれから生まれてくる子供の語りや民族的な
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小さな心に祝福を(1984年製作の映画)

3.5

70年代のLAワッツ地区。失業中で職探し中の夫と幼い3人の子供、家事に忙殺される妻。夫の浮気が発覚し、妻の怒りが爆発する。

黒人一家あるあるが満載で、なんだかリアリティーショーを見ているような気分に
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ここではないどこかで(1982年製作の映画)

3.5

80年代初頭、NY。大学で哲学を教える主人公サラと画家の夫。
片やエクスタシーを研究し、片やエクスタシーを実践で行くタイプの違う二人。夫の浮気性からやけを起こし、生徒の自主制作映画に出演をし、今までと
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Flow(2024年製作の映画)

4.0

上映中聞こえてくるのは、動物達の鳴き声、水の音、そして風の音。
設定や起きてることの情報は目で見るものしかないから、いつも以上に想像力をフル回転。
ただずっと流されていて話に抑揚が無いので、寝不足で観
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バーラ先生の特別授業(2023年製作の映画)

5.0

「お金を稼ぐ方法はいろいろあるが、尊敬は教育でしか得られない」とかカースト差別に対する言葉など、バーラ先生が発する言葉が神がかっていて心を掴まれる。
ともすると説教くさい話になってしまいそうだが、そこ
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ムタフカズ(2016年製作の映画)

3.5

好きな映画館の上映予定作品一覧にあった絵に一目惚れして、イントロダクションを読んで興味を持った。
思ったよりも血やグロいシーンが多くて、アニメでもしんどいなと思ったけど、キャラのかわいさと背景とかヴィ
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シンシン/SING SING(2023年製作の映画)

4.0

刑務所が舞台なのに穏やかで、希望のあるラストが心地よい映画。

キャストの85%以上が実際にシンシン刑務所の元収監者であり、演劇プログラムの卒業生及び関係者たちで構成されているので、様々なバックグラウ
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ナヴァラサ(2005年製作の映画)

4.0

当時のmixiの投稿より


13歳の少女シュエータ。
初潮を迎えたその日から、大人の女性として周囲に扱われ、女であることに窮屈を感じる。
一方、性同一性障害に苦しむ叔父ガウタムは、古代叙事詩マハーバ
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300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

3.5

当時のmixiの投稿より


紀元前480年。
たった300人で100万人のペルシア軍と戦ったスパルタの男の物語。

凄く面白かったです!
映像が凄いです!
史実に基づいているので勉強にもなるし、衣装
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ブラック・スネーク・モーン(2006年製作の映画)

4.0

当時のmixiの投稿より

サミュエル・L・ジャクソンはなんとまぁブルースが似合う男なんでしょう!
アメリカの片田舎、畑仕事、場末のバーのカウンター、弟に妻を寝取られる。ハマり過ぎです。

そして、ち
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

4.0

旅に向かう飛行機の中で明るい気持ちになれそうな映画としてチョイス。

ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツが演じる元夫婦の子供じみた言い合いにちょっと疲れたけど、ちゃんと親してるところにじーん🥲と
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Brother ブラザー 富都(プドゥ)のふたり/アバンとアディ(2023年製作の映画)

4.5

マレーシアは多民族国家として上手く成立してしていると思っていた。私が訪れるクアラルンプールはとても洗練された街だし。
しかし、多民族国家であるが故の問題もあるのだ。
身分証明書(ID)を与えられず、普
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型破りな教室(2023年製作の映画)

5.0

2011年メキシコ、実話。
治安の悪い町の学力最底辺の小学校に赴任した教師が型破りな授業で子供たちの探究心を煽り、学ぶ楽しさを教えていくのですが、この先生、凄く人間くさくて良いのです。型破りなだけでな
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線路と娼婦とサッカーボール(2006年製作の映画)

4.0

グアテマラ・シティのリネア(線路)と呼ばれる貧民街の娼婦達がサッカーチームを結成して、差別を始めとする社会問題を提起していく実話。

娼婦というと「ふしだら」なんてイメージを持ってしまうけれど、この映
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ペルセポリス(2007年製作の映画)

4.0

イラン出身パリ在住のマルジャン・サトラピ監督自身による自伝的なグラフィック・ノベルの映画化。

1970〜90年代の混迷するイランを舞台に主人公マルジの半生と3代に渡る母娘の愛情を涙と笑いを散りばめな
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.5

鑑賞してから5年以上経っているのでストーリーはうろ覚えですが、まじ⁈これ実話なの⁈が感想だったかな。

25年振りくらいに映画館で観たスパイク・リーの映画。

キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

3.5

緊迫感が張り詰めていてずっと息を殺していたような気がする。
飛行機の中で観ていてこれだから、映画館のビッグスクリーンと音響で観ていたら血圧爆上がりだっただろう。

マルリナの明日/殺人者マルリナ(2017年製作の映画)

4.0

"ナシゴレン・ウエスタン"という言葉に惹かれて鑑賞。
映像が美しかった。普通目を背けたくなるような人を殺すようなシーンですら静かでキレイ。内容はハードなのですが。
主人公マルリナの口数の少なさが彼女の
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細い目(2004年製作の映画)

4.5

鑑賞してから5年以上経っているのでストーリーはうろ覚えですが、「タレンタイム」と同様優しい気持ちになれる映画。
民族や宗教が異なる二人の恋って儚い、切ない夏の陽射しのよう。

タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

4.5

鑑賞してからもう5年以上経っているのでストーリーはうろ覚えなのですが、見終わった後に温かい気持ちになれた映画。
マレーシアは、多宗教・多民族国家で寛容な人々ばかりかと思っていたが、個人レベルだとやっぱ
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

2008年、ムンバイの最高級ホテルで起きた無差別テロ。惨状と化した"楽園"を救ったホテルマンの五つ星の勇気の実話。

自分だったらどうするのか、人質になったり、ホテルマンになったり。緊張しっぱなしの1
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ラフィキ:ふたりの夢(2018年製作の映画)

4.0

いまだ同性愛が違法なケニアでふたりの女の子が恋に落ちる物語。

典型的なケニア人女性ではなくて、本物(something real)になろうと誓い合うふたりですが、周囲からは猛反対される。迫害も受ける
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.5

レバノンの首都ベイルート。わずか12歳で裁判を起こした少年ゼイン。訴えた相手は自分の両親。その罪は「僕を産んだこと」。

私たちの生活からは想像もつかないような環境で生きる登場人物たち。あまりにも過酷
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風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

4.0

2001年、アフリカのマラウイを襲った大干ばつ。図書館で見つけた一冊の本を元に電気を起こす風車で村を救った14歳の少年の奇跡の実話。

主人公と同世代の日本の子供や学校に行くことは義務だと思っている子
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水の影(2019年製作の映画)

2.5

若い男がガールフレンドを連れ出し、先輩格の男の運転する車でドライブに出るが…。
インドの女性問題を3人の登場人物に凝縮して描いた問題作。

衝撃が大き過ぎた。始まりからスリリングでいつまで見ていられる
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サイゴン・クチュール(2017年製作の映画)

4.0

1969年、サイゴン。アオザイ屋の娘が未来にタイムスリップしてしまう話。
もう5年も前に見たのでちょっとうろ覚えですが、ストーリーも面白くて、とにかくファッショナブル。

ブレッドウィナー/生きのびるために(2017年製作の映画)

5.0

タリバン政権下のカブールでは女性であるが故に理不尽な生活が強いられている。
そこで主人公パヴァーナは髪の毛を切って男の子の振りをして一家を支え、タリバンに捕まった父を助け出そうとする。なんとも力強く、
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映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

4.5

映像研がどうなってしまうのかハラハラするでしょ。
どんなアニメができるのかワクワクするでしょ。
個性的なキャラがバンバンでわちゃわちゃなのよ。

齋藤飛鳥は素晴らしい!

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

5.0

9歳の少年でもこんなに情熱的になれるんだ。田舎町に生まれても夢を追いかけていいんだと勇気をくれる映画。
光や風が心地よく、いい匂いがしてきそうな料理の描写も全てが美しい。