Suuuuuuuuuuuさんの映画レビュー・感想・評価

Suuuuuuuuuuu

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

自分に降り注ぐ陽光を、全身で受け止めたのはいつ以来か。

生活環境の全てが整い、経済的に何不自由ない暮らしをしている、訳では決してない。正反対だ。しかし、誰がそれを気にするのか。平山にとって満たされた
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キャロル・キング ホーム・アゲイン ライブ・イン・セントラルパーク(2023年製作の映画)

4.9

心の底から大好きなシンガーソングライター。古い友達からの手紙のような、自分のことを振り返るきっかけをくれる曲たちを、この先もずっと大切に聴き続けたい。

50年前の1973年、ブルックリン生まれのキャ
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レナードの朝(1990年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

レナードが見せてくれる喜びの表現に、そして現実との直面に、幾度となく胸が熱くなり、涙がこみ上げた。本作が実話に基づいているということ、そして演技のリアルさとが相まって、起こる奇跡にも、その後の展開にも>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

2.0

この映画の存在意義は相当に大きいのだろう、評価されて然るべき作品だろう。それはものすごく理解しているつもり。なのに、なのにあのシーンだけは…あのシーンだけは絶対に許せない(個人的な感想。途中で冷めてし>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.0

「我関せず」と、見たくない現実からは目を背ける。都合の悪いことはひた隠しにする。いつしかそこには初めから何も存在しなかったかのように、誰も気にも留めなくなる。

知らないわけではないが、直視したくない
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星の子(2020年製作の映画)

3.0

現状の変えられなさ、周囲との違和感に傷つきながらも両親を受け入れたい思いと葛藤し、強く否定できない様子が丁寧に描かれている。そして多くの場合そうして共存し続けてきたのだろうかと思うと、少しやるせない気>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

人が誰かに何かを伝えようとして、それを相手が理解しようとする。すべてを理解できなかったとしても、そうしたいと互いが思うこと自体が尊い—。

夜の印象的なシーン、心をきゅーっとさせてきて涙がとまらなかっ
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もしも建物が話せたら(2014年製作の映画)

4.0

「わたしはここに建っている建物、ベルリンフィルハーモニー。うしろに見えるのはポツダム広場。…」

冒頭の(建物の)セリフ。
ベルリンフィルハーモニーを描いた作品の、建物のセリフがめちゃくちゃ好き。ほぼ
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はやぶさ/HAYABUSA(2011年製作の映画)

3.8

2010年6月に小惑星探査機「はやぶさ」が地球へ帰還したことを受け、映画製作会社3社が競うように映画化した。本作はその3作品のうちの一つ。竹内結子の好演が観られる。

パディントン(2014年製作の映画)

3.0

映画を観るのはこれが初めて。イギリス留学中にロンドンの土産店で小さなパディントンを見つけて「話題になってるし、かわいい」という理由だけで購入した。帰国後もずっと机に飾ってたんだけど、「おまえも、苦労し>>続きを読む

TOKYO!(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

3作品のオムニバス。東京をクールな街として描いていなくて安心した。面白かった。大晦日にこれを見て寝たら、夢で自分が2作目の怪人みたいにテロリストになってて、年明け早々すごくいやだった

ダブルフェイス 偽装警察編(2012年製作の映画)

4.0

潜入捜査編と合わせて視聴。主要キャストと音楽をMOZUと被せているかと思い勝手に熱くなっていたが、後で確認したら こちらの方が製作が古くて逆だった。闇組織で自分を偽って生きている「善人」と、警察組織で>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.0

前に観たときは3年前だったと思うんだけど、その時と比べて、今は随分といろいろなことに共感できるようになったと思う

アメリ(2001年製作の映画)

4.0

ずっと気になってた映画!
幼少期のアメリが最高。
空想のなかで勝手に恋して、勝手に失恋して落ち込むとか、すごくつっこみたくなるけど、可愛いんだよなあ

空想広がる女の子・感受性が高い女の子の話、けっこ
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

生まれながら自由が制限され、生きづらさをなかなか公表できない王室。
自分の幸せを優先した兄に代わって、押し付けられるように王位に就いた弟だが、自身から逃げずにちゃんと向き合う勇姿がとてもよかった。
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.0

季節柄と歳のせいで
愛の増幅というテーマに涙が止まらん

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.0

自分がその場で観察しているような撮り方いいな。一人の女の子が色々経験して、精神的にちょっとだけ強くなって帰ってくるような話が好きで、定期的に観たくなる。真白の実家のシーン本当によかったなあ。黒木華も綾>>続きを読む

FIVE SEASONS ガーデン・オブ・ピート・アウドルフ(2017年製作の映画)

5.0

オランダのガーデニングデザイナーの話。

写真が無いのが残念。イギリス「ハウザーワース」、ニューヨーク「ハイライン」で調べてみてください。

庭のイメージってバラとかチューリップとかを並べて、季節が来
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マイ・フーリッシュ・ハート(2018年製作の映画)

4.0

フィクションとはいえ衝撃的だった。ひとでなしの末路。色々な意見感想あるけど、チェットベイカーの死を捜査する刑事役って、結構重要だと思う。芸術家ゆえの孤独、とか宿命、とかで語られて終わりそうだけど、無関>>続きを読む

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.5

ブルーに生まれついて って全てを丸く納める表現だと思う。

取り憑かれたら最後、もとに戻れなくなる怖さ。ジャズ聴いている分にはお洒落で楽しいけど、演るほうで一旦のめり込むと、楽しいが膨らみ過ぎて段々
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アンナ(1966年製作の映画)

3.0

映像もフランス語も、歌も、ぽわぽわとしていて、際立った丸い黒縁メガネだけが浮遊しているような映画だった。あんなに目立つのに気が付かないなんてこの節穴(あな)!なんてね。

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

要所要所に『世界ふれあい街歩き』感あっていいね。私もパリの魔法にかけられたい。

ビル・エヴァンス タイム・リメンバード(2015年製作の映画)

4.0

映画館でエヴァンスを「観る」ことができました。印象派で均整のとれたジャズを追求したピアニストですが、その静かで壮絶な人生経験については知らなかったです。お兄さん、、、、

主戦場(2018年製作の映画)

4.0

様々な歴史学者や当事者たちへのインタビューを重ね、事実を映し、観客に考えさせる映画。監督のジャーナリズム精神が強く伝わってきました。私自身もこの問題をよく知らないまま生きてきた日本の若者の一人でしたが>>続きを読む

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.0

”We accept the love we think we deserve” がチクッと刺さったのは、この言葉が、自分がいま誰を受け入れることができて、受け入れられなかったときには自分の中の何がそ>>続きを読む

慶州(キョンジュ) ヒョンとユニ(2014年製作の映画)

4.0

終わりを見届けるまで散歩し続けるなら、途中で怖くなると思います あまり思いつめないほうがいいでしょう
韓国ののどかな街と人の営みが見れます、作品の雰囲気が好き〜。

きいろいゾウ(2012年製作の映画)

4.0

『パターソン』みたいに穏やかな日常と、宮﨑あおいの柔らかな三重弁とで好みのど真ん中な作品でした。内向的で若干頼りなさあるみたいな役が得意な向井理もハマってて満足です。二人の座高がほぼ同じでビビりました>>続きを読む

ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート(2012年製作の映画)

2.0

これを観たらここで買い物をしてみたくなるか?と言われるとわたしは残念ながらノー。この高級百貨店の魔法にかかる(ことができる)のはたぶん富裕層やセレブリティたちだけじゃないかな。出演者の面々が私でも知っ>>続きを読む

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