とーるさんしさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

とーるさんし

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死霊伝説 呪われた町(2024年製作の映画)

2.0

怪奇映画としては見せるタイミングもどこまで見せるかも全て間違っている。救いようが無い。

原作はキング長編2作目にしてモダンホラーの超絶大傑作なので、皆さん小説の方はぜひ読みましょう。

破墓/パミョ(2022年製作の映画)

3.4

カットが細かすぎたりアップに頼りがちでブラッシュアップの余地は多々あるが、改葬やお祓いにまつわる韓国流の儀式が見てて面白かったのと、あと『鬼火』の場面が割と良い。やはり何かを「見上げる」という行動には>>続きを読む

リトル・ワンダーズ(2023年製作の映画)

3.6

ウェス・アンダーソン(少しロウリーも入ってるかな)にもフォロワーが出てくる時代になったか。

16mmコダックフィルムの柔らかい画調には目が癒されるし、しっかり悪ガキしてる子役たちが結構良い。

スパイダー/増殖(2023年製作の映画)

2.9

シチュエーションは悪くないが「アラクノフォビア」ほどの遊び心は無い。あと、カット細切れすぎる上に画面が暗いから何が起こってるか分からんショットが多いのよ。

スーパー・マグナム(1985年製作の映画)

3.6

編集による語りの刈込み具合が前2作より遥かに早い。マンションの入り口に立ったと思ったら次のカットで部屋の窓から下を覗いてたり、悪党に追いつけず立ち止まったカットから別の場所での会話に繋げたり(ブロンソ>>続きを読む

彩り河(1984年製作の映画)

3.1

一見しただけでも相当とっ散らかってるんでちょっと調べてみると、やはりプリプロ段階から撮影中まで色々と問題が発生してかなりの難産だったらしい。

高速道路の料金所って仮眠室あるんだ。このオープニング、最
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ザ・ファーム/法律事務所(1993年製作の映画)

3.3

これだけのキャストなら会話してるのを観るだけで結構見応えあったりする さすがに長いが

90年代はこういう強い役者たちを一本の映画にまだ集められる時代だったなあと懐かしみつつ

ラッキー・レディ(1975年製作の映画)

3.2

フィルターをかけているのか、この靄がかった画面が"正しい"とはとても思えず。ハックマンとレイノルズにミネリで男二人女一人の組み合わせは期待したんだけどなあ。

レベル・リッジ(2024年製作の映画)

3.8

予想外に面白くて驚いた。会話場面のカット尻に電車を通過させたり、Uターンする車に合わせて電灯を付けたり(多少これ見よがしだが)、主人公視点でのサイドミラーにフレームインするパトカーを見せて、位置関係を>>続きを読む

フォールガイ(2024年製作の映画)

3.2

ハリウッドのスタントマンを描いた映画なら、ハル・ニーダム「グレートスタントマン」という偉大な先達が既にある上、クライマックスのシチュエーションまで酷似しているのでどうしても比較してしまう。

そうやっ
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ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

2.8

シャマラン親父はそもそもこんなにカメラ動かさないのよ、決めるところはフィックスが多いし、動かす時は理由がある。まず落ち着いて撮るように娘に教えてやれよ。

ドライブアウェイ・ドールズ(2023年製作の映画)

2.0

コーエンブラザーズがそもそも新しかった試しなど無いのだが、それにしても「ビッグ・リボウスキ」とかの頃とやってることが変わらなくて悲しくなったわ

トラップ(2024年製作の映画)

3.3

殺人鬼視点での、犯人とバレるかバレないかのサスペンスという観点だけ抜き出すと、ヒッチコックの偉大な「フレンジー」の中盤を思わせる。

映画全体を通して視点が殺人鬼→歌手→妻→殺人鬼と移り変わっていくわ
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